岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2017年 11月 13日

憲法便り#2225:憲法第九条に違反した米日合同演習に抗議する!

2017年11月13日(月)(憲法千話)

憲法便り#2225:憲法第九条に違反した米日合同演習に抗議する!

報道によれば、昨日、日本海において、米海軍の原子力空母三隻、ロナルド・レーガン、ミニッツ、セオドル・ルーズベルトを主体とする米日合同演習が行われた。

日米と書かずに、敢えて米日と記したのは、大規模な原子力空母を、日本の護衛艦がおまけのように参加していたことに拠る。

これは戦争法の地ならし、国民慣らしの軍事行動であり、「実績作り」である。

安倍政権の最も危険な行動である。

日本国憲法は、第九条第一項において次のように定めている。

「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

安倍首相は、誠実にこれを実行しなければならない。
憲法は最高放棄であり、他の法律をその上位においてはならないのである。

日本国民は、戦争屋の安倍首相に、戦争につながるいかなる行動も、全権委任していない。

トランプ政権は、北朝鮮に対する核使用を排除していない。
このような危険極まりないトランプの尻馬に乗って戦争への危険な道をひた走る、安倍政権に断固抗議する!

安倍政権は、北朝鮮との話し合いによる問題解決の実現のため「誠実」に努力せよ!




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# by kenpou-dayori | 2017-11-13 22:22 | 安倍首相への抗議・反論・批判
2017年 11月 12日

憲法便り#2224:「行雄も歩けば、ニュースに当たる!」

2017年11月12日(日)(憲法千話)

憲法便り#2224:「行雄も歩けば、ニュースに当たる!」

いろはカルタに、「犬も歩けば 棒に当たる」という言葉がある。
私も忙しく動き回っている時には、思いがけないことに出会うことがある。

今回は、大したニュースではないが、一応書きとどめておきたい。

11月10日は、午前中から国立国会図書館の憲政資料室で知らべ物をした。
調査の要点は把握したので、昼食をとるために、憲政記念館にあるレストラン「霞ガーデン」に向かった。

憲政記念館には、憲政の父と呼ばれた尾崎行雄の記念財団があり、尾崎行雄に関するものもいろいろとあるので、好きな場所である。

この日、憲政記念館の講堂の入り口に、「希望の党両院議員総会」と書かれていた。
495名が定員の講堂の入り口は開け放されているので、中の論議も聞こえるし、眺めることは出来たが、それよりも昼食をとることの方が大事なことなので、素通りしてレストランに入った。この日のランチは「おこぜのフライ」。これは初めての味。陳腐な政党のことよりも、お知らの方が興味が惹かれる。

食事が終わって、また講堂の入り口を通りかかると、共同代表に選出された玉木議員が記者会見を行っていた。

最後の質問で、カジノについて聞かれ、まだ方針が決まっていないと答えたところだけは見たが、それだけ。

この日は天気が良かったので、皇居のお堀に沿って歩き、竹橋にある国立公文書館で調べ物を続ける。大きな成果!その内容については、いづれ整理が終わったところで発表する予定。

午後6時からは、南大塚ホールで開催された「芸人九条の会」に!

この会は、特筆すべき素晴らしい会だったので、明日、改めて詳しく書く予定。

忙しいけれど、充実した一日。


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# by kenpou-dayori | 2017-11-12 22:44 | 希望の党、小池百合子
2017年 11月 12日

2225

2225
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# by kenpou-dayori | 2017-11-12 22:20
2017年 11月 12日

憲法便り#2223:安倍首相がバンカーで転倒したことよりも、トランプというバンカーに首まで埋まっていることの方が大問題である!

2017年11月12日(日)(憲法千話)

憲法便り#2223:安倍首相がバンカーで転倒したことよりも、トランプというバンカーに首まで埋まったままでいることの方が大問題である!

トランプ大統領が来日して以降、トランプ大統領、安倍首相、文韓国大統領、習近平国家主席の動きを見守ってきた。
韓国と中国は、トランプの言いなりにはなっていない。
だが、日本は主体性がまったく何もない。

トランプ大統領はまるで「死の商人」そのものであり、安倍首相は、完全に彼の言いなりである。
武器購入のみならず、トランプ大統領が表明した「軍事的行動を含むあらゆる選択肢」という対北朝鮮政策についても、完全な一致を公言した。
単なる一致のみならず、対話ではなく、独自にさらに制裁を強化し、圧力を最大限に強める道を突き進んでいる。

危険極まりない行動である。

軍事行動、武力衝突など、どう言い換えようが、戦争は戦争である。
戦争には絶対に反対である!

対話を始める努力を続けよ!







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# by kenpou-dayori | 2017-11-12 21:56 | 安倍首相への抗議・反論・批判
2017年 11月 09日

憲法便り#2222:トランプ政権の言いなりになっている安倍首相をはじめ日本政府の皆さんが読んで欲しい、峠三吉の原爆詩集『序』(にんげんをかえせ)

2017年11月9日(木)(憲法千話)

憲法便り#2222:トランプ政権の言いなりになっている安倍首相をはじめ日本政府の皆さんが読んで欲しい、峠三吉の原爆詩集『序』(にんげんをかえせ)

日本政府は、国連での核兵器禁止条約の本質的な論議からも、採決の場からも逃げ出したことは記憶に新しい。
世界で唯一の戦争被爆国として、果たすべき役割を放棄し、世界各国の失望を招いた。

だが、今からでも、国内での検討と論議は出来る。
北朝鮮への核攻撃も辞さないトランプ政権と一体化し、戦争への危険な道を歩んでいる安倍首相とその取り巻き、そして日本政府の皆さんに、頭を冷やして、この誌を読んで欲しい。

私は、すでに、昨年4月に、『憲法便り#1650』でこの詩を、下記のように紹介した。
昨日、もっとも多いアクセスがあったのは、この詩であった。

したがって、以下に再録をする。
*********************************************************

2016年4月2日(土)(憲法千話)

憲法便り#1650:G7外相会議の参加者が読んで欲しい、峠三吉の原爆詩集『序』(にんげんをかえせ)

G7外相会議が広島で開催されることになった。
原爆を投下した当事国の、アメリカのケリー国務長官も出席するという。
この作品を、是非とも、日本の岸田外務大臣を含め、全員が読んで欲しい。

そして、あらゆる戦争をやめ、核兵器廃絶に向けての決意を固めるよう、強く求めるものである。

なお、この記事は、次の二つにリンクしています。

①大木正夫作曲、英語の対訳付きは、こちらへ

②峠三吉著「人間をかえせ」
 入力出来る字数に制限がありますので、以下に、最初の部分のみを紹介します。
 作品全体は、こちらへ
 かなり長い作品であり、つらい内容ですから、時間と、気持ちに余裕がある時に、一気にお読みなることをお勧めします。
 以下に、この作品の準備をなさった皆さんに敬意を表し、紹介します。

底本:「新編 原爆詩集」青木書店
   1995(平成7)年7月7日第1版第1刷発行
入力:広島に文学館を! 市民の会、福田真紀子さん
校正:LUNA CAT
2004年7月11日作成
2012年3月24日修正
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。


峠三吉



+目次

[#ページの左右中央]


――一九四五年八月六日、広島に、九日、長崎に投下された原子爆弾によって命を奪われた人、また現在にいたるまで死の恐怖と苦痛にさいなまれつつある人、そして生きている限り憂悶と悲しみを消すよしもない人、さらに全世界の原子爆弾を憎悪する人々に捧ぐ。


[#改丁]



ちちをかえせ ははをかえせ
としよりをかえせ
こどもをかえせ

わたしをかえせ わたしにつながる
にんげんをかえせ

にんげんの にんげんのよのあるかぎり
くずれぬへいわを
へいわをかえせ
[#改ページ]

八月六日

あの閃光が忘れえようか
瞬時に街頭の三万は消え
圧おしつぶされた暗闇の底で
五万の悲鳴は絶え

渦巻くきいろい煙がうすれると
ビルディングは裂さけ、橋は崩くずれ
満員電車はそのまま焦こげ
涯しない瓦礫がれきと燃えさしの堆積たいせきであった広島
やがてボロ切れのような皮膚を垂れた
両手を胸に
くずれた脳漿のうしょうを踏み
焼け焦こげた布を腰にまとって
泣きながら群れ歩いた裸体の行列

石地蔵のように散乱した練兵場の屍体
つながれた筏いかだへ這はいより折り重った河岸の群も
灼やけつく日ざしの下でしだいに屍体とかわり
夕空をつく火光かこうの中に
下敷きのまま生きていた母や弟の町のあたりも
焼けうつり

兵器廠へいきしょうの床の糞尿ふんにょうのうえに
のがれ横たわった女学生らの
太鼓腹の、片眼つぶれの、半身あかむけの、丸坊主の
誰がたれとも分らぬ一群の上に朝日がさせば
すでに動くものもなく
異臭いしゅうのよどんだなかで
金かなダライにとぶ蠅の羽音だけ

三十万の全市をしめた
あの静寂が忘れえようか
そのしずけさの中で
帰らなかった妻や子のしろい眼窩がんかが
俺たちの心魂をたち割って
込めたねがいを
忘れえようか!
[#改ページ]




泣き叫ぶ耳の奥の声
音もなく膨ふくれあがり
とびかかってきた
烈しい異状さの空間
たち罩こめた塵煙じんえんの
きなくさいはためきの間を
走り狂う影
〈あ
にげら
れる〉
はね起きる腰から
崩れ散る煉瓦屑の
からだが
燃えている
背中から突き倒した
熱風が
袖で肩で
火になって
煙のなかにつかむ
水槽のコンクリー角
水の中に
もう頭
水をかける衣服が
焦こげ散って
ない
電線材木釘硝子片
波打つ瓦の壁
爪が燃え
踵かかとがとれ
せなかに貼はりついた鉛の溶鈑ようばん
〈う・う・う・う〉
すでに火
くろく
電柱も壁土も
われた頭に噴ふきこむ
火と煙
の渦
〈ヒロちゃん ヒロちゃん〉
抑える乳が
あ 血綿けつめんの穴
倒れたまま
――おまえおまえおまえはどこ
腹這いいざる煙の中に
どこから現れたか
手と手をつなぎ
盆踊りのぐるぐる廻りをつづける
裸のむすめたち
つまずき仆たおれる環の
瓦の下から
またも肩
髪のない老婆の
熱気にあぶり出され
のたうつ癇高かんだかいさけび
もうゆれる炎の道ばた
タイコの腹をふくらせ
唇までめくれた
あかい肉塊たち
足首をつかむ
ずるりと剥むけた手
ころがった眼で叫ぶ
白く煮えた首
手で踏んだ毛髪、脳漿のうしょう
むしこめる煙、ぶっつかる火の風
はじける火の粉の闇で
金いろの子供の瞳
燃える体
灼やける咽喉のど
どっと崩折くずおれて

めりこんで

おお もう
すすめぬ
暗いひとりの底
こめかみの轟音が急に遠のき
ああ
どうしたこと
どうしてわたしは
道ばたのこんなところで
おまえからもはなれ
し、死な
ねば

らぬ

[#改ページ]



衝つき当った天蓋てんがいの
まくれ拡がった死被しひの
垂れこめた雲の
薄闇の地上から
煙をはねのけ
歯がみし
おどりあがり
合体して
黒い あかい 蒼あおい炎は
煌きらめく火の粉を吹き散らしながら
いまや全市のうえに
立ちあがった。

藻ものように ゆれゆれ
つきすすむ炎の群列。
屠殺場とさつじょうへ曳ひかれていた牛の群は
河岸をなだれ墜おち
灰いろの鳩が一羽
羽根をちぢめて橋のうえにころがる。
ぴょこ ぴょこ
噴煙のしたから這い出て
火にのまれゆくのは
四足の
無数の人間。
噴き崩れた余燼よじんのかさなりに
髪をかきむしったまま
硬直こうちょくした
呪いが燻くすぶる

濃縮のうしゅくされ
爆発した時間のあと
灼熱しゃくねつの憎悪だけが
ばくばくと拡がって。
空間に堆積たいせきする
無韻むいんの沈黙

太陽をおしのけた
ウラニューム熱線は
処女の背肉に
羅衣うすぎぬの花模様を焼きつけ
司祭の黒衣を
瞬間 燃えあがらせ
1945, Aug. 6
まひるの中の真夜
人間が神に加えた
たしかな火刑。
この一夜
ひろしまの火光は
人類の寝床に映り
歴史はやがて
すべての神に似るものを
待ち伏せる。
[#改ページ]

盲目

河岸におしつぶされた
産院の堆積たいせきの底から
妻に付き添っていた男ら
手脚をひきずり
石崖の伝馬てんまにあつまる

胸から顔を硝子片に襲われたくら闇のなか
干潟ひがたの伝馬は火の粉にぬりこめられ
熱に追われた盲めしい
河原に降りてよろめき
よろめく脚を
泥土に奪われ

仆たおれた群に
寂漠せきばくとひろしまは燃え
燃えくずれ
はや くれ方のみち汐しお

河原に汐はよせ
汐は満ち
手が浸り脚が浸り
むすうの傷穴から海水がしみ入りつつ
動かぬものら
顫ふるえる意識の暗黒で
喪うしなわれたものをまさぐる神経が
閃光の爆幕に突きあたり
もう一度
燃尽しょうじんする

巨大な崩壊を潜くぐりこえた本能が
手脚の浮動にちぎれ
河中に転落する黒焦くろこげの梁木はりぎに
ゆらめく生の残像

(嬰児えいじと共の 妻のほほえみ
  透明な産室の 窓ぎわの朝餉あさげ)

そして
硝子にえぐられた双眼が
血膿ちうみと泥と
雲煙の裂け間
山上の
暮映ぼえいを溜ため
[#改ページ]

仮繃帯所にて

あなたたち
泣いても涙のでどころのない
わめいても言葉になる唇のない
もがこうにもつかむ手指の皮膚のない
あなたたち

血とあぶら汗と淋巴液リンパえきとにまみれた四肢ししをばたつかせ
糸のように塞ふさいだ眼をしろく光らせ
あおぶくれた腹にわずかに下着のゴム紐だけをとどめ
恥しいところさえはじることをできなくさせられたあなたたちが
ああみんなさきほどまでは愛らしい
女学生だったことを
たれがほんとうと思えよう

焼け爛ただれたヒロシマの
うす暗くゆらめく焔のなかから
あなたでなくなったあなたたちが
つぎつぎととび出し這い出し
この草地にたどりついて
ちりちりのラカン頭を苦悶くもんの埃ほこりに埋める

何故こんな目に遭あわねばならぬのか
なぜこんなめにあわねばならぬのか
何の為に
なんのために
そしてあなたたちは
すでに自分がどんなすがたで
にんげんから遠いものにされはてて
しまっているかを知らない

ただ思っている
あなたたちはおもっている
今朝がたまでの父を母を弟を妹を
(いま逢ったってたれがあなたとしりえよう)
そして眠り起きごはんをたべた家のことを
(一瞬に垣根の花はちぎれいまは灰の跡さえわからない)

おもっているおもっている
つぎつぎと動かなくなる同類のあいだにはさまって
おもっている
かつて娘だった
にんげんのむすめだった日を
[#改ページ]



みしらぬ貌かおがこっちを視みている
いつの世の
いつの時かわからぬ暗い倉庫のなか
歪ゆがんだ格子窓から、夜でもない昼でもないひかりが落ち
るいるいと重ったかつて顔だった貌。あたまの前側だった貌。
にんげんの頂部ちょうぶにあって生活のよろこびやかなしみを
ゆらめく水のように映していたかお。
ああ、今は眼だけで炎えるじゅくじゅくと腐った肉塊
もげ落ちたにんげんの印形いんぎょう
コンクリートの床にガックリ転がったまま
なにかの力で圧しつけられてこゆるぎもしないその
蒼あおぶくれてぶよつく重いまるみの物体は
亀裂きれつした肉のあいだからしろい光りだけを移動させ
おれのゆく一歩一歩をみつめている。
俺の背中を肩を腕をべったりとひっついて離れぬ眼。
なぜそんなに視みるのだ
あとからあとから追っかけまわりからかこんで、ほそくしろい視線を射かける
眼、め、メ、
あんなにとおい正面から、あの暗い陰から、この足もとからも
あ、あ、あ
ともかく額が皮膚をつけ鼻がまっすぐ隆起し
服を着けて立った俺という人間があるいてゆくのを
じいっと、さしつらぬいてはなれぬ眼。
熱気のつたわる床ゆかから
息づまる壁から、がらんどうの天井てんじょうを支える頑丈な柱の角から
現れ、あらわれ、消えることのない眼。
ああ、けさはまだ俺の妹だった人間のひとりをさがして
この闇に踏みこんだおれの背中から胸へ、腋わきから肩へ
べたべた貼りついて永劫えいごうきえぬ
眼!
コンクリートの上の、筵むしろの藁わらの、どこからか尿のしみ出す編目に埋めた
崩れそうな頬の
塗薬とやくと、分泌物ぶんぴぶつと、血と、焼け灰のぬらつく死に貌がおのかげで
や、や、
うごいた眼が、ほろりと透明な液をこぼし
めくれた唇で
血泡けっほうの歯が
おれの名を、噛むように呼んでいる。
[#改ページ]

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# by kenpou-dayori | 2017-11-09 10:54 | 戦争体験・戦跡・慰霊碑