今日は、昭和20年9月27日付『朝日新聞』に基づいています。
昭和20年9月27日(木)
[社説]
「安易を思う勿れ」
[日本に関係するアメリカの動向および世論]
米紙論評:封建勢力粉砕、対日管理政策の眼目【ニューヨーク二十五日発SF=同盟】
[日本国内]
〔連合軍司令部の動き〕
最高司令官、処分を命令:軍需品、破壊ののち返還。米軍作戦用、記念品を除く。
〔経済・産業〕
戦後経済再建と財閥の動向。
大資本、解体命令に:転換策に全力、見逃せぬ国内輿論の硬化。
許される対外貿易、経済関係命令、外務省の見解。
證券市場を再開、来月一日から全国に(広島を除く)。
東京都商工経済会、進駐軍慰安バザー。
〔社会・生活事情〕
姿消す無茶な闇値、新宿に正札付き露天商組合。
冬を控え毛布、布団を戦災者達に配給。受配認定は地方長官に一任。
早くも深刻な就職風景:どっと求職者の群、八割は旧軍需工場職員。
計画は樹てたものの、心細い都の手持ち燃料。
軍旗奉焼式。
〔教育〕
体育会・学振を解散、純民間団体に切換え。
校友会として活動、生れ替る学校報国会。
理科偏重を是正、高校理科生の文科転科を認む。
〔文化・スポーツ〕
日本出版会を解散、新団体を結成。
〔進駐軍の動向〕
弘前、八戸両市へ。
[外国]
ヒットラー生存説【ロンドン二十五日発SF=同盟】
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