岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2013年 12月 20日

憲法便り#506 岩田行雄編著『検証・憲法第九条の誕生』増補・改訂第四版へのあとがき

2013年 12月 20日
憲法便り#506 岩田行雄編著『検証・憲法第九条の誕生』増補・改訂第四版へのあとがき

【増補・改訂第四版へのあとがき】
本書は、多くの方々のおかげで、第三版までの一万八千冊が完売となり、北海道から沖縄まで全国各地での講演も好評で、六月には九十回に及びます。しかしながら、安倍首相は「改憲」を参院選の争点と宣言し、事態は急を告げています。彼らのやりたい放題を許しては、主権者の一分(いちぶん)がたちません。
負けられないこの闘い、私がいま最大限に出来ることは何かと考えた末、本書の第四版を一冊二百円で刊行、発売することを決意しました。全国各地を訪れ、地方経済の冷え込み、拡大する格差を実感しての決断です。人生に悔いを残したくありません。
赤字覚悟の出版ですが、この闘いに勝てば、私の「人生の決算」は充分に黒字です。
発行日は、私達の三十九回目の結婚記念日にあたる三月三十一日としました。
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経費を節減するため、憲法全文、一九四七年の教育基本法全文、全国各地での講演会の記録、二版第二刷のあとがきで9条連について紹介した二頁を削除しました。
第四版は当初一五九頁で刊行する予定でしたが、憲法改正案委員会の修正案に対する各党の賛否の討論、投票結果の全議員名、映画『日本の青空』で大きな話題になり始めた憲法研究会の『憲法草案要綱』全文、『新しい憲法 明るい生活』の一部分を収録したことにより一七五頁になりました。その他に、ご指摘をいただいた振り仮名の誤りや、誤植の訂正を行いました。
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最後に、一九四六年八月二十四日に行われた衆議院本会議において決議された、日本国憲法への附帯決議四項目より、第四項目を紹介します。
「四.憲法改正案は、基本的人権を尊重して、民主的国家機構を確立し、文化国家として国民の道義的水準を昂揚し、進んで地球表面より一切の戦争を駆逐せんとする高遠な理想を表明したものである。然し新しき世界の進運に適応する如く民衆の思想、感情を涵養し、前記の理想を達成するためには、国を挙げて絶大の努力をなさなければならぬ。吾等は政府が国民の総意を体し熱情と精力を傾倒して、祖国再建と独立完成のために邁進せんことを希望するものである。」
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 二〇〇七年三月十五日
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by kenpou-dayori | 2013-12-20 17:04 | 自著及び文献紹介


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