2015年 03月 15日

憲法千話・憲法施行に際しての社説No.3:昭和22年5月3日『毎日新聞』東京版と大阪版の比較

2015年5月15日(憲法千話)

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憲法千話・憲法施行に際しての社説No.3:昭和22年5月3日『毎日新聞』東京版と大阪版の比較

『朝日新聞』に続き、今回は『毎日新聞』の東京版と大阪版を掲載し、比較していただく。

紙面の構成、見出しの違いは、一目瞭然。その中で、「社説」の見出しの違いもある。
東京版は、「民主憲法の実施に当りて」、大阪版は「民主憲法の実施」。c0295254_11234281.jpgc0295254_11204471.jpgc0295254_8191413.jpg

五月三日一面の一番下に、出版社による「祝民主憲法実施」の祝賀広告があるので参照して下さい。(東京版にも同じ位置に同じ祝賀広告あり)

「社説」は、より鮮明な大阪版の方を紹介するが、冒頭の一節を、文字起こしをして強調しておきたい。(旧字体の漢字を、新字体に改めた)

社説「民主憲法の実施」
「昭和二十二年五月三日、きょうこそ民主憲法下の日本として出発するわが国歴史の上に不滅の一ページを加える日が訪れた。かえりみれば、明治の欽定憲法が制定されてから、すでに半世紀余りになる。この間、年とともに誤びゅうと矛盾とが累積されて来た結果として、すでに国家の基本法である憲法そのものに、根本的なメスを加えねばならぬ時期が来ていたのである。それは決して敗戦の結果として甘受せねばならないものではなくして、もしもわれわれが真に歴史の流れにさおさし、人類不断の向上を求めてやまぬ真理と正義を愛するものである限り、自ら進んで根本的改正を行うべきものであった。ここに新憲法制定にも等しい憲法改正の必然性があったのである。またかかる認識があってこそ、新日本建設の礎石としての、民主憲法の発足に対する正しい理解と、これが運用の最善を期する決意と努力が生れるのである。」
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(以上、国立国会図書館所蔵マイクロ資料より)
「真理がわれらを自由にする」(これは、国立国会図書館本館二階のカウンター上に掲げられた名句である)
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by kenpou-dayori | 2015-03-15 06:55 | 憲法千話・憲法施行に関する社説


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