2015年 03月 16日

憲法千話・憲法施行に際しての社説No.4:昭和22年5月3日付『讀賣報知』

2015年3月16日(憲法千話)

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憲法千話・憲法施行に際しての社説No.4:昭和22年5月3日付『讀賣報知』 c0295254_208487.jpg

社説「新憲法の実施に際して」もさることながら、
「民主日本の輝く日」という大きな見出しが、目を引く。以下に、文字起こしをしておこう。

「民主日本の輝く日」
「世界にとっても日本にとってもきょう五月三日はなんという輝やかしき日であろうか。この日こそ人類最大の理想〝戦争の放棄”を国民主権の名において宣言し、あくなき〝人権の自由”を求めてやまぬ新しい「日本国憲法」が五十八年にわたる明治憲法の旧殻を脱ぎ捨て実施される日なのである。明治二十二年君主憲法にかわって、国民の一人一人が主権者として自らを解放し、永遠なる自由と平和に象徴される香わしき文化国家建設への大任を背負った史上未曾有の感激的な一瞬である。
世界注視の中にこの空前の憲法を立派にはぐくむべき使命をになったわれら八千万日本民族はこの日午前十時半から天皇、皇后両陛下の御出席を仰ぎ憲法普及会主催のもと宮城前広場に新国会議員、内閣、各官庁代表および思い新たなる民間代表多数を集め、民主日本の再出発を寿(ことほ)ぐとともにこれよりは自由と平和の選士たらんことを世界に誇示する多彩にして厳かな歴史的祝典をくりひろげるのである。
新憲法誕生はポツダム宣言の受諾に端を発したとはいうものの永い封建的没人格の中に苦しんだ日本民族なればこそなお熾烈な自由平和へのあこがれによって推進され、敗戦の苦しみをものともせず、さる第九十臨時議会、百余日の審議のるつぼの中から生れ来った理想の金字塔なのだ。風も光るこの日、いまぞ自由の鐘は鳴る。行け勇気とともに!」
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(以上は、国立国会図書館所蔵『讀賣報知縮刷版』より)
いま、日本の主権者である我々一人一人に、「造り出された危機的「現実」を前にして理想を捨てるのか、それとも理想を実現するために「現実」を変える努力を続けるのか?」が、鋭く問われている。
私は、現実を変える努力を続ける!
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by kenpou-dayori | 2015-03-16 06:54 | 憲法千話・憲法施行に関する社説


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