2015年4月6日
行雲の時事川柳
「粛々(しゅくしゅく)と 造るぞ基地を 強引に」
昨日、那覇市のホテルで、翁長知事と菅官房長官の初めての会談が行われた。
約一時間にわたる会談は、平行線をたどったまま。
その主要な点は、下記の通り。
菅官房長官は、「辺野古への基地移設の断念は、普天間基地の固定化につながる。法令に基づき基地建設工事を、粛々と進める」と述べた。
これに対して、昨年十一月の知事選にふれ、「辺野古基地に反対という沖縄県民の圧倒的な考えが示された」と反論した。
また、菅官房長官が、繰り返しと使う「粛々と」という表現に対し、「粛々という言葉には問答無用という姿勢が感じられる。上から目線の粛々という言葉を使えば使うほど、県民の心は離れて怒りは増幅される。絶対に建設することができないという確信を持っている」と伝えた。
「粛粛」を『広辞苑』を引くと、次の説明がある。
①つつしむさま ②静かにひっそりしたさま ③ひきしまったさま ④おごそかなさま
反対する住民を弾圧し、逮捕者まで出しておいて、なにが「粛粛」だ。いい加減にしろ!