2015年 04月 28日

憲法便り#901:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.1:はじめに』

2015年4月29日(水)(憲法千話)
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『憲法便り』の連続番号は、とびますが、
『#901』から、日本国憲法公布記念行事のシリーズを連続番号で、掲載します。

憲法便り#901:『憲法公布、その時、あなたの故郷ではNo.1:はじめに』

このシリーズは、岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
の第四部に基いています。

第四部は、本書の三分の一を占める、重要な部分です。
頁数の制約で、原著には掲載出来なかった画像を、適宜そえて掲載します。

【はじめに】

「十一月三日は新憲法公布の日だ、新日本の黎明だ、平和だ、友好だ、豊年じゃ、満作じゃ、みんなで祝う、阿波踊りが許された、踊りおどるなら華やかに踊ろう」

この喜び溢れる言葉は、一九四六年十一月一日付『徳島民報』一面に掲載された《新憲法祝賀おどり》の広告の文章である。日時は、十一月三日朝九時から夜十一時まで、会場は市役所前。主催者は徳島商工会議所と徳島民報社。本書の初版の題名『心踊る・・・』はこの広告の文章に因んで付けたものである。
「映画「カサブランカ」観賞会。一九四七年五月一日―五月三日。午前八時から午後六時まで六回連続上映。東新町名画劇場にて」。これも、徳島民報社主催、徳島芸能記者クラブ、徳島クルツール協会後援の「新憲法を讃う記念行事」の広告である。
こうした記念行事の報道と同時に、新憲法祝賀広告が紙面を飾っており、『徳島新聞』及び『徳島民報』の紙面には、衆議院議員三木武夫の名も見える。
当時、全国各地において十一月三日の新憲法公布、五月三日の新憲法施行を祝って地方色豊かな諸行事が取り組まれ、ほとんどの新聞にはその報道と同時に、祝賀広告が掲載された。
 第四部では、一九四六年十一月三日に焦点を当て、地方各紙の報道を元に、北海道から鹿児島県までの各地の表情を伝える。「各地」には、道府県庁所在地や大都市だけではなく、市町村や部落のレベルまでが含まれる。
対象を十一月三日としたのは、国家予算を伴う憲法普及会発足以前に、各自治体、学校、企業・商店、団体、新聞社等によって取り組まれた諸行事の主体性を、より高く評価してのことである。
十一月三日、東京では午前十一時から貴族院で新憲法公布記念式典、午後二時から皇居前広場で東京都議会主催「新憲法公布記念祝賀都民大会」(参加十万人)があり、東京の各紙は十一月四日付第一面において、次の見出しのもとに報じた。
『朝日新聞』「歴史の日・新憲法公布」「平和新生へ道開く」
『毎日新聞』「新憲法・いまぞ国民と共にあり」
『讀賣新聞』「新しき日本の首途!歴史の式典」「永遠平和の礎ここに」
『東京新聞』「新日本誕生へ世紀の祭典 自由と平和に沸き立つ八千万民主の歓び」
『時事新報』「新憲法公布の式典挙行 永遠の平和実現希ふ」「自由・民主・平和の新日本誕生」
 以下、地方各紙の記事の趣きを残しながら簡潔にまとめ、全国各地の人々の生き生きとした表情を伝える。」

下は、文中で引用した昭和21年11月1日付『徳島民報』一面です。
上段の左上に、「原子力戦争禁止 ソ連外相 世界軍縮を提唱」の記事、
下段の中程に「新憲法祝賀おどり」の広告。
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次回は、北海道篇。

※平和憲法を守る闘いに寄与するため、昨年5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
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闘いは、まだこれからも続きます。「押し付け憲法」論、自主憲法制定論に対する闘いに、是非とも本書を活用していただきたい。
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by kenpou-dayori | 2015-04-28 19:41 | 憲法千話・公布記念行事


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