岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2015年 06月 26日

憲法便り#1026朝日新聞編集委員上丸氏への協力中止の真相⑪「朝日新聞を助けて下さい」と拡張員が

2015年6月26日(金)(憲法千話)
2015年6月27日(土)加筆:末尾の部分

憲法便り#1026朝日新聞編集委員上丸氏への協力中止の真相⑪「朝日新聞を助けて下さい」と拡張員

我が家へ、「朝日新聞を助けて下さい」と拡張員が

パーティの8日後、10月19日(日)の午後一時半から、「世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!」と題して講演を行いました。
会場の「藁科障害学習センター」は、静岡駅から車で15分から20分ほどのところにあるので、藁科九条の会のSさんとMさんが、車で送り迎えをして下さいました。
静岡駅から5分も走ると、東京育ち、新宿住まいの私からすると、家並が少なくなり、こうした地域でのビラまき、人集めは、本当に大変だろうと感じました。

当日は、様々な行事が重なったということで、参加者は、「竜爪山(りゅうそうざん)九条の会」から2名の参加を含め、30名。

講演終了後、妻の手伝いで、「九条マジック」を披露。
1時間45分間の講演で緊張していたご参加の皆さんの表情がほころんだとき、私もほっとしました。

講演前の一週間、体調管理のため、ビールを飲んでいませんでしたので、帰りの新幹線を待つ間に飲んだビールの美味かったこと。

その後、私は、文字通り病と闘うことになる。

左胸に痛みが続くため、10月27日、およそ2年ぶりに、かかりつけの専門医で、心臓の検査を受けた。
診断は、カテーテル検査で、場合によっては、ステント挿入の措置が必要になるとのこと。

二年前と違って、悲壮感はなく、翌28日に入院。
結果的には、手術の必要はなさそうとのことで、即日退院。

しかしながら、12月に、「名医」と言われる医師から、 加齢黄斑変性、白内障に関しては、手術は困難と告げられ、問題を抱えたまま正月を越した。

パーティ以後、上丸氏からは、何の連絡もなかった。

国立国会図書館で、我が師・堀内寛雄さんとお目にかかっても、お世話になったまま何もお伝えすることが出来ず、心苦しく思っていた。

「上丸さんはどうしているのでしょうね?」
「まだ、大変な状況が続いているのかもしれませんね」
これが、彼に関する会話のすべてであった。

そんな一月だったと思う。
夕食も済んだ時間に、不意の訪問者があった。

近所の知人の可能性もあるので、
玄関で、ドア越しに「どなたですか?」と、問いかけると若い男性の声がした。

「朝日新聞を助けてください!」と、叫ぶように言ったので、
「寒いから、まあ、中に入りなさい」と言ってドアーを開けた。

彼は、「落合地区の朝日新聞の販売所は、3ヶ所あったのが、1ヶ所になってしまったので、助けて下さい」と
懇願した。

そして、「腰痛なので」と、狭い玄関に座り込んでしまった。
さらに彼は、「是非、この書類にサインして下さい」と言い出した。

そう言えば、早稲田地区の販売所は、2ヶ所あったのが、1ヶ所になっている。廃業の原因は、火災だったとのことだが、早稲田と落合地区で、5ヶ所から2ヶ所に減ってしまっているのは、予想外だった。

私は、朝日新聞を応援するために、近々定期購読を申し込むことも考えていたが、
余りにも強引な態度にあって、申し込みはやめた。

そして言った。
「キミねえ。私は、朝日新聞に助けられたことはないし、助ける義理はないよ。」
「それに、そんなやり方は、朝日新聞の品位を汚すんじゃないの。」

我が家の近くに朝日新聞の販売所があり、その店の責任者らしい従業員に質問したことがある。
「この前、若い拡張員の男性が来て、「助けて下さい」と言われたけれど、そんなに減っているのですか?」

彼は、うなずいて、「減っています。強く文句を言われることもあります。でも私たちには、どうすることも出来ません」

そんなことがあったあと、二月に、私は、三井記念病院の名医赤星先生の診察を受け、三月に白内障の手術を受けることにした。

相変わらず、上丸氏からは何の連絡もなかったが、
私は、『朝日新聞』への「側面支援」を続けていた。

以下に紹介するのは、2015年3月10日付の『憲法便り』である。

*********************************************

名文紹介:昭和22年5月5日付『朝日新聞』の社説「国会図書館への期待」

不勉強な安倍首相と中谷防衛大臣に送る名文!
国会図書館は、国会議事堂のす隣りにある。首相官邸からも、
すぐ近くである。
立法考査局、憲法関係や占領期の資料を集めた憲政資料室、議会の議事録等を集めた議会官庁資料室、新聞のバックナンバーも集めている新聞資料室など、専門性の高い部局が揃っていて、その気になれば、生まれる前のことをいくらでも遡って調べることが出来る。
それをやらずに、しらないことを平気で口走るのは、本人の怠慢と、秘書たちの怠慢である。
(旧漢字、旧仮名遣いは改めた。)

昭和22年5月5日付『朝日新聞』「社説」

国民の代表であり、国の最高機関である国会議員は、知的にも国民の最高水準に立つものでなくてはならぬ。しかるに、国策を論議し法案を起草するに当って、依然として属僚の知識に頼らなくてはならぬようでは、総合的に事物の大局をつかみ、客観的に妥当な見地に立って、その職責を完うすることは困難だといわなければならない。
国会法がこの点に着眼し、議員の調査研究に資するため国会図書館を設置し、同時にこれを一般の利用に供せしめることを規定したのは、図書その他内外の資料を収集して、大規模な調査研究機関とし、何よりもまず議員の知的源泉たらしめようとする趣旨にほかならないのである。わが議会制度上画期的なことであり、新憲法下の議会の内容を豊富ならしめるもっとも喜ぶべき企てだというべきである。アメリカの議会図書館に範をとった、この国会図書館の具体的構想について、その道の権威者や民間団体が、いち早く活発な反応を示し、熱心に意見の交換を行っているのは、文化国家日本の建設のため歓迎すいべき現象である。
国会図書館は、国策樹立役立つあらゆる内外図書はもちろん、統計、広報など、あらゆる資料文献を丹念に収集整理し、これに確固たる体系を与えて完備した調査研究機関たらしめ、併せて一般国民の文化向上に資することを眼目としなくてはならない。従って既存資料の収集については、経費をおしまず零細な断片に至るまで、これを網羅する十分の努力が払わるべきであり、また終戦後の出版物については、納本制の廃止に伴い、徒らに貴重な資料を散逸するに任せている現状が、速かに改められねばならぬ。従来のような内務省への納本制を非とするならば、アメリカのように、国会図書館に出版書類を登録せしめるなり、あるいは国会図書館の経費をもって、すべての文献を買上げるなり、必要資料集大成の線に沿って、十全の努力がおしまれてはならない。
 一定の図書館への貴重な古文書類の集中、一般民衆の教養機関としての公私立図書館の整備、文部官僚式の図書館行政の是正、技術的には図書資料分類法の全国的統一など、図書館一般について要望されるところは二、三にとどまらないが、少くともまず国会図書館が活きた資料の集大成として確立され、ひいては、雄大な文化日本建設の基礎としての図書館再建完備のさきがけとなることを期待してやまないのである。」
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(新宿区立中央図書館所蔵縮刷版より)

以下、2015年6月27日加筆部分。
ところで、私が2015年2月付で掲載した記事は、次の一件のみ。
『憲法便り#711 安倍首相の一ヶ月間の行動』

だが、これは、次の事情がある。

私は、2月上旬には、3月後半に、左眼、右眼を2回に分けて白内障の手術を受けることを決めていたが、
一方、戦後70年の憲法記念日を迎えるにあたって、「憲法千話」と題して、「切れ目なく」、出来るだけ多くの記事を掲載する準備をしていた。

そこで、一計を案じ、予約投稿のシステムを利用して、入院直前も、入院中も、手術の当日も、手術後も、掲載が「切れ目なく」続くように、入力を続けた。

この事情は、妻以外には、誰にも知らせていないから、『憲法便り』による外見上は、すこぶる元気なのである。

2015年3月の掲載は、既に紹介した3月10日付の『憲法便り』名文紹介:昭和22年5月5日付『朝日新聞』の社説「国会図書館への期待」を含め、次の通りである。

2015年 03月 ( 42 ) >この月の画像一覧

日本国憲法施行日の社説No.19:『新潟日報』5月3日社説「新憲法を生かすもの」
[ 2015-03-31 06:30 ]
憲法便り#715 行雲の時事川柳 「花丸を 貰いにゆくぞ アメリカへ」
[ 2015-03-30 17:06 ]
憲法便り#714 岩田行雄の時事川柳「米軍に 取って代わるぞ ”わが軍が”」
[ 2015-03-30 17:00 ]
日本国憲法施行日の社説No.18:『埼玉新聞』5月3日一面社説「歓喜と義務」
[ 2015-03-30 06:39 ]
70年前の「平和国家」論の社説No.3:昭和20年9月5日付『神戸新聞』社説「平和への努力」
[ 2015-03-29 21:16 ]
日本国憲法施行日の社説No.17:『上毛新聞』5月3日一面社説「新憲法実施」
[ 2015-03-29 06:03 ]
70年前の「平和国家」論の社説No.2:昭和20年9月5日付『朝日新聞』社説「平和国家」
[ 2015-03-28 09:06 ]
70年前の「平和国家」論の社説No.1:昭和20年9月3日付『福島民報』社説「平和建設への強力な拍車」
[ 2015-03-28 08:00 ]
憲法千話・憲法施行に際しての社説No.16:昭和22年5月3日『下野新聞』社説「新憲法の実施」
[ 2015-03-28 06:47 ]
憲法千話・憲法施行に際しての社説No.15:昭和22年5月5日『福島民友』社説「新生日本の発足」
[ 2015-03-27 06:18 ]
憲法千話・憲法施行に際しての社説No.14:『福島民報』5月4日付の民報評論「新憲法と婦人の立場」
[ 2015-03-26 06:32 ]
憲法千話・憲法施行に際しての社説No.13:昭和22年5月3日『山形新聞』社説「新憲法の出発」
[ 2015-03-25 06:50 ]
憲法千話・憲法施行に際しての社説No.12:『秋田魁新報』5月3日付の社説「新憲法と民主化の創造」
[ 2015-03-24 06:26 ]
憲法千話・憲法施行に際しての社説No.11:昭和22年5月3日および5月4日の『河北新報』社説
[ 2015-03-23 06:01 ]
憲法千話・憲法施行に際しての社説No.10:昭和22年5月3日『新岩手日報』社説「新憲法の施行と県政」
[ 2015-03-22 06:21 ]
憲法千話・憲法施行に際しての社説No.9:昭和22年5月3日『東奥日報』社説「民主憲法施行」
[ 2015-03-21 06:08 ]
憲法千話・憲法施行に際しての社説No.8:昭和22年5月3日『北海道新聞』(札幌版)
[ 2015-03-20 06:27 ]
憲法千話・憲法施行に際しての社説No.7:昭和22年5月3日『日本経済新聞』社説「新しい憲法とともに」
[ 2015-03-19 06:16 ]
憲法千話・憲法施行に際しての社説No.6:昭和22年5月3日『時事新報』社説「憲法を守護する者」
[ 2015-03-18 06:26 ]
憲法千話・憲法施行に際しての社説No.5:『東京新聞』社説「新しい憲法 明るい生活」
[ 2015-03-17 06:55 ]
憲法千話・憲法施行に際しての社説No.4:昭和22年5月3日付『讀賣報知』
[ 2015-03-16 06:54 ]
憲法千話・憲法施行に際しての社説No.3:昭和22年5月3日『毎日新聞』東京版と大阪版の比較
[ 2015-03-15 06:55 ]
憲法千話・憲法施行に際しての社説No.2:昭和22年5月3日朝日新聞東京版と大阪版の紙面比較
[ 2015-03-14 09:06 ]
憲法千話・憲法施行に際しての社説No.1:朝日新聞(東京)「新しい日本出発」
[ 2015-03-13 12:48 ]
憲法千話・3月6日政府案の全文報道および社説No.5:昭和21年3月8日付『讀賣報知』一面
[ 2015-03-12 17:07 ]
憲法千話・3月6日政府案の全文報道および社説No.4:昭和21年3月7日付『讀賣報知』一面
[ 2015-03-12 16:37 ]
憲法千話・3月6日政府案の全文報道および社説No.3:昭和21年3月7日付『毎日新聞』一面
[ 2015-03-12 13:35 ]
憲法千話・3月6日政府案の全文報道および社説No.2:昭和21年3月8日付『朝日新聞』一面
[ 2015-03-12 10:09 ]
憲法千話・3月6日政府案の全文報道および社説No.1:昭和21年3月7日付『朝日新聞』一面
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憲法便り#713 本日3・11「法要とコンサート 復幸 共に祈りを」
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憲法千話・憲法クイズNo.2:日本国憲法の付帯決議は何項目でしょうか?
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憲法千話・憲法クイズNo.1:日本国憲法の正文は、①日本語 ②英語 ③日本語と英語の両方のどれ
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憲法千話・岩田所蔵出版物No.1:『世界画報』8号 特集「ファシズムの根をたとう!」
[ 2015-03-10 15:45 ]
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憲法千話・概要と目次No.6:「憲法民主化」を求める世論
[ 2015-03-08 20:05 ]
憲法千話・概要と目次No.5:「平和国家」論の社説
[ 2015-03-08 19:23 ]
憲法千話・概要と目次No.4:憲法施行に関する社説
[ 2015-03-08 09:21 ]
憲法千話・概要と目次No.3:憲法公布に関する社説
[ 2015-03-08 06:53 ]
憲法千話・概要と目次No.2:構想全体の説明
[ 2015-03-07 20:35 ]
憲法千話・概要と目次No.1:岩田行雄所蔵憲法関連刊行物一覧 昭和20年敗戦~昭和22年末
[ 2015-03-06 20:35 ]
憲法便り#712 「憲法千話」に挑戦します! 明日が第一話です。

加筆部分は、ここまで。

(明日掲載の第十二回へと続く)(目が痛むので、今日はこれで終了します。)
明日の標題は、『朝日新聞編集委員上丸氏への協力中止の真相⑫態度豹変』で、具体的な資料を含みます。
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by kenpou-dayori | 2015-06-26 21:23 | 朝日新聞ドキュメント


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