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岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2015年 07月 04日

憲法便り#1038:視覚障害者の方への応援俳句「見えずとも 真実の眼で 見る平和」行雲 作(季語なし)

2015年7月4日(土)(憲法千話)

憲法便り#1038:視覚障害者の方への応援俳句「見えずとも 真実の眼で 見る平和」行雲 作(季語なし)

以前から、私自身も視力に不安があり、視力障害者の方々が置かれている現状は、他人事ではないと思っています。

これからも、事あるごとに、視覚障害者と憲法、平和運動についても、記事を掲載したい。

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以下は、【再録】です。

2015年6月26日(金)(憲法千話)
2015年6月29日(月)加筆:末尾の俳句

憲法便り#898 昨夕6・25国会前集会に参加、視覚障害者の方との新たな出会いがありました。

6月24日の国会包囲大集会には、当日午後、新宿区教育委員会への教科書採択に関する要請書の提出、およびその後の教科書閲覧で疲れて体調不良のため 残念ながら、参加出来ませんでした。
しかし、昨夕の6・25国会前集会には、体調を整えて、参加してきました。

前日の大集会で3万人もの参加があったので、「今日は少ないのでは」と予想しながら参加。
やはり参加者は、少なかったが、会場で貴重な出会いがありましたので、紹介します。

いつも通り「新宿」の旗を目指して進んでいると、視覚障害者の方が
「なくそう核兵器 生かそう平和憲法」と書かれた、体の幅に収まる縦長の旗を
首から下げて立っているのに気付き、声をかけた。

「新宿区内に住んでいる憲法研究者の岩田行雄と申します。」と自己紹介し、点字入りの名刺を差し出すと、
「点字はあまり読めないんです。」とのこと。

「それでは、どなたか得意な方に、読んでもらって下さい」と伝え、
「どなたかとご一緒においでになったのですか?」と質問した。

彼は、新宿区内在住で、いつも一人で来ており、
今日も一人で来たという。

そして、前日の3万人大集会にも、視覚障害者の仲間10人と一緒に参加したとのこと。
その話を聞いて、私は、「それはご苦労様でした。昨日は、他の用件を済ませたあと、疲れて体調が思わしくなく、参加できませんでした。」と、述べた。

そして、ご要望があれば、視覚障害者の方々の学習会に、いつでもボランティアで協力することを申し出た。
2014年12月30日付『東京新聞』に、板橋区の西台で、視覚障害者の女性が、身近な視覚障害者たちと、憲法の勉強会を始めたことを読み、ずっと気になっていたからである。

以前、日本点字図書館の協力により、昭和22年5月3日に憲法普及会が全世帯に配布した『新しい憲法 明るい生活』を、全国に80箇所ある点字図書館に寄贈したこと、視覚障害者のための「サピエ図書館」に、同書を含めて3点の著作のデータを提供済みであることも伝えた。

サピエ図書館では、岩田行雄編・著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』もすでにアップされていることも併せて伝えた。

その後、彼が語るには、今年の夏の平和行進で、武甲トンネルから新宿までのコースに申し込んで、歩いてみたいと思っているとのことであった。

お名前はうかがっているが、了承を得るのを忘れてしまったので、Aさんとしておくが、
彼は、とにかく積極的である。。

年齢は、私と同じくらいにお見受けした。

私も、さらに、頑張ろうと思った次第。

皆さん、戦争法案を廃案に追い込むまで、力を併せて頑張りましょう!

最後に一句。
「見えずとも 真実の目で 見る平和」(季語なし)

by kenpou-dayori | 2015-07-04 09:49 | サピエ図書館・点字・視覚障害


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