2015年9月1日(火)
憲法便り#1272:なんと、国会前の「学生ハンスト」は、続行中!再び、激励してきました。
今日、研究資料のコピーのため、国立国会図書館、行って来ました。
8・30大集会の時とは全く違い、ほとんど人通りはありません。
目的の資料のコピーはすぐに終わり、ハンストのことが気がかりだったので、参院議員会館前の方を見ると、うちわ太鼓の音がきこえてきます。
一瞬、「宗教団体の座り込み?」と思いましたが、横断歩道を渡って近づいて見ると、「学生ハンスト」の学生さんたちでした。ちょうど、午後5時のこと。
実行委員会のスタッフに話しかけると、8月29日(土)に、直接激励の言葉を伝えた嶋根健二君(専修大学4年)と、木本将太郎君(早稲田大学1年)の二人は、100時間で「ドクターストップ」ということだった。
ところが、井田敬君(上智大学2年)と、元木大介君(専修大学4年)の二人は「ハンスト続行中」とのこと。
ふたりとも、細身で、省エネタイプなのか、ハンスト開始からちょうど125時間を経過したが、元気そうなので激励の言葉をかけた。
井田君には「ハンストだから、食べ物の差し入れは出来ないので、無事終了したら、四人に食事をご馳走したいと思う」と伝えた。
さらに、「前回、四人に私の本をプレゼントとして届け、まとめて嶋根君に渡したが、受け取って貰えましたか」と訊くと、まだ受け取っていないという。
「その件は、島根君に確かめて欲しい」と、元木くんに頼んだ。
元木くんには、前回、嶋根君に話した、私と専修大学の関係を話したところ、大変興味を持ってくれた。
そして、私がこれまで、全国各地、そして韓国でも憲法講演を行ってきたことを話し、勉強会などでの要望があれば、いつでも講演料なしで、協力することを伝えた。
そして、その場で、彼が持っているスマホで、私の『憲法便り』、特に、彼らを激励に来た時の『#1359』を見てもらった。
彼は、近々、専修大学の学生たちに呼びかけて、有志の会を立ち上げようと思っていること、出来ればひと月か、ふた月に一回、勉強会を開きたいと考えているとのことであった。
「本当に、電話をしてもいいですか」と聞かれたので、
「もちろん、いつでもどうぞ」と答えた。
電話がかかってくるのが楽しみである。
帰宅して、元木君の名刺をよく見ると、「沖縄・辺野古ゼミ」とあった。
私は、2005年6月に、名護市で憲法講演を行っており、今も、その時の責任者岸本聖さんとの人間関係が続いているし、
この時以外にも、2回、辺野古を訪問している。
それだけではない。
私は、『名護六百年史』に基づいて、下記のような記事も掲載している。
憲法便り#456 沖縄と連帯のために:『名護六百年史』(1985年、第二版)に学ぶ(第1回)
[ 2013-11-28 06:45 ]
憲法便り#458 沖縄と連帯のために:『名護六百年史』(1985年、第二版)に学ぶ(第2回)
[ 2013-11-29 07:12 ]
憲法便り#467 琉球王国は、鹿児島の侵略を受ける前は、中国貿易で、平和的に巨利を得ていた
[ 2013-12-06 22:00 ]
憲法便り468 「かつて琉球国は、国土保全のため、自然を大事にし、非開墾主義を堅持していた」
[ 2013-12-06 22:00 ]
今度会ったら、そんな話も出来そうだ。
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以下は、【再録】ですが、本日加筆した部分があります。
2015年8月29日(土)(憲法千話)
2015年9月1日(火)加筆:贈呈した著作の贈呈先について
憲法便り#1356:昨日、国会前で、ハンストを続けている、学生たちを激励してきました。
まず、その際に受け取った、ハンストの開始と声明文が掲載された、「学生ハンスト実行委員会」のチラシを紹介します。
声明文の下に、【呼びかけ人】および、ハンスト実行者の氏名と大学名・学年が記載されています。
そのまま紹介しても良いのかどうか考えましたが、実行委員会がインターネット上で、自ら公表していますので、『憲法便り』でも、紹介することにしました。
ハンストの現場では、専修大学の嶋根君、早稲田大学の木本君と直接話し、激励の言葉を伝えることができました。
専修大学の嶋根君には、私が以前、専修大学法学部の内藤光博教授からの依頼で、法学部二部の特殊講義で、年間ひとコマだけだが、四年間続けて講義を行ったことを伝えたところ、とても喜んでくれ、固い握手を交わしました。
また、早稲田大学の木本君には、私が早稲田の出身であることを伝え、これまた固い握手を交わしました。
ハンスト中ですから、食料の差し入れはできませんので、拙著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』を、四人に贈呈し、若干のカンパも致しました。
これまでに『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』を、個人に対して贈呈したのは、次の三人のみ。
第一は、『心踊る平和憲法誕生の時代』(『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』の初版)を刊行する際に、故吉田茂首相の著作を収録することを快く了承してくださった、著作権継承者・吉田暁子さん。
第二は、2006年5月に、秋田県の「横手九条の会」主催の講演会に招かれた際、講演をお聞きくださったうえ、懇親会にご参加くださった「百歳のジャーナリスト・むのたけじさん」。
第三は、いつも、私の著作を評価し、広めてくださっている、国際政治学者・畑田重夫先生。
ですから、ハンストを続けている4人の学生さんたちに、私は最大限の敬意を表したつもりです。
出来れば、今度会うのは、「憲法学習会の場で」と、考えているところです。
※岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!(『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版)の注文については、
こちらから