2015年9月12日(土)(憲法千話)
憲法便り#1320:「視覚障害者九条の会」の皆さんが、高田馬場で、戦争法案反対の宣伝と署名活動!
今日、9月12日午後、高田馬場駅前広場で、「視覚障害者九条の会」会員の皆さんが、ハンドマイクで「戦争法案反対」を訴え、署名活動を行っていました。私が通りかかった時の参加者は10人、そして盲導犬が1頭。
彼らを見て、頭が下がる思いでした。
私も、激励のため、署名をしたあと、点字入りの名刺を差し出して、「どなたか点字をお読みになる方にお渡しください」と伝えました。最近は、糖尿病などが原因で中途失明の方が多く、また、様々な補助器具が開発されているため、点字を覚えない人が多いと聞いているからです。
でも、私が名刺をお渡しした方は、すぐに、点字をなぞり、「憲法研究者、岩田行雄、そして電話番号」を読み取り、確認をして下さいました。
私は、「電話をいただければ、いつでも、講師料なしで学習会、講演会等にうかがいます。」と伝えました。
そして、「戦争という事態になれば、最もつらい目にあうのは、障害者の方々ですからね」と、戦争法案反対の意向を伝え、さらにもう一つの話をしました。
「数日前に訪ねた寺の、先代のご住職は、徴兵されていたので、とても辛い思いをなさったこと、さらに、他の寺のご住職は、20代という若さで戦死したことを聞きました。」
どんなに、立派な大義名分を掲げても、それは結局、馬鹿な指導者の「やりたい放題」に過ぎません。
今日は、どうしても、三軒茶屋に行かなければならない予定があり、高田馬場をあとにしましたが、三軒茶屋に到着すると、「戦争法案反対」の声が聞こえて来ました。
妻の親友からは、「いま、国会前にいます」とのメールが入るなど、「戦争法案阻止」の力強い行動が、どこでも取り組まれていることを実感した一日です。
私は、ご注文をいただきながら、なかなか発送できない、拙著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』の発送準備を、まとめて行っている次第。
9月14日には、国会前集会に出かける予定です!必ず!!