2015年 09月 23日

憲法便り#1397:昭和20年9月20日の新聞報道に見る戦後日本民主化の過程【再録】

2015年9月23日(水)(憲法千話)

憲法便り#1397:昭和20年9月20日の新聞報道に見る戦後日本民主化の過程【再録】

以下は、【再録】です。

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2013年 09月 20日
憲法便り#311 昭和20年9月20日「日本の民主化、憲法民主化の日歴」

『朝日新聞』縮刷版には昭和20年9月20日付紙面は、発行停止命令により掲載されていません。
今日は、昭和20年9月20日付『讀賣報知』および『新潟日報』に基づいています。
注記がない記事は、『讀賣報知』。

昭和20年9月20日(木)

[社説]
『新潟日報』「女子の知的水準を高めよ」
『讀賣報知』「平和主義の経済的基礎」(『憲法便り#312』に全文掲載します)

[日本国内]
首相宮、連合国記者団と会見:憲法改正も研究(岩田注1)、軍国主義日本再現せず。
終戦処理・応機の緊急勅令:既存法規改廃(岩田注2)、制定。差当り軍票行使に措置。
俘虜虐待調査委員会、陸軍省内に設置。
町村の合併も認可。内務省、禁止措置を廃止。
積極的食糧増産。土地開発と未利用資源活用等、緊急措置要領決る(新潟日報)。
日華親善建設に謝罪使特派(新潟日報)。

日本タイムス発行停止処分。
朝日新聞に二日間発行停止命令。(新潟新聞)
(マッカーサー最高司令官の停止命令は、十八日午後四時から二十日午後四時までの四十八時間。従って、9月19日、20日は欠号。)

[国外の日本軍]
上海の日本憲兵隊全員拘禁【ワシントン十八日発SF】(同盟)

[外国]
兵力の削減結構。米大統領、マ元帥の方針支持。
日本を二十年間占領、ウエーンライト大将主張。

(岩田注1)記事では、「憲法の改正研究:政府は現在連合軍の進駐を迎えてこれが円滑に進捗うるよう努力しており、今までこれに触れる暇はなかったが、何れは研究したい。」となっている。
したがって、憲法改正研究の積極的意思は表明されておらず、新聞によって見出しの取り方は違う。むしろ、『新潟日報』が憲法改正への期待を込めた見出しを付け、突出している。

(岩田注2)「終戦一年間の重要法令」の改廃については、『憲法便り#124』を参照。
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by kenpou-dayori | 2015-09-23 14:10 | 戦後日本と憲法民主化報道


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