2016年3月18日(金)(憲法千話)
憲法便り#1601:才之助の時事川柳「いやならば 日本出てけと 言(ゆ)うたろう」(田中ゆうたろう)
昨3月17日付『東京新聞』夕刊は、8面に、『「日本死ね」は 便所の落書き』、という見出しの囲み記事が掲載さしている。
その全文を紹介しよう。
「東京都杉並区の田中裕太郎区議(40)がインターネットの自身のブログに、
『保育園落ちた 日本死ね』とつづった匿名ブログについて「便所の落書き」と書き込んでいることが分かった。
田中区議は、「事情はどうあれ、『日本死ね』なんて暴言は許されない」と話している。
田中区議は13日、「震災犠牲者に恥じない日本を」と題した文章を掲載。
「『日本死ね』などと書き込む不心得者や、そんな便所の落書きをおだてる愚かなマスコミ、便所の落書きにいちいち振り回される愚かな政治家があとをたちません」などと書いた。
田中区議は取材に「東日本大震災では生きたくても生きられなかった人が何万人もいる。
ブラグで書くのは自由だが、倫理観が問われる」と指摘した。ネットではこの書き込みに批判も出ているが、削除などはしないという。」
東京新聞は、取材に基づいて、この愚かな区議の言い分を、節度をもって「客観報道」している。
これも、ひとつのあり方だろう。
だが、才之助の時事川柳は、もっとはっきりと、意見を表明する。
「こんな区議 すぐに辞めろと 言うたろう!」