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岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2016年 03月 21日

憲法便り#1605:秘密保護法がなかったから可能だった憲法研究(『#1604』講演資料に関して)

2016年3月21日(月)(憲法千話)

憲法便り#1605:秘密保護法がなかったから可能だった憲法研究(『#1604』講演資料に関して)

『憲法便り#1604:4月22日の憲法講演の主な参考文献と資料リストと若干の解説』の冒頭の部分で、次のように述べました。

下記は、講演会当日に配布予定のレジュメ18頁に解説を加えたものです。

このリストには、現在閲覧可能な資料の主要なものを網羅しています。
特に、◎印を付けた4件は重要です。

秘密保護法の施行により、このような史料の保存、公開が妨げられる恐れが出てきているので、秘密保護法は絶対に廃止すベきです。

〔追加資料〕講演の主な参考文献と資料

【原資料全般】
☆国立国会図書館のホームページ・電子展示会『日本国憲法の誕生 資料と解説』
(注)2003年公開、2005年改訂。インターネット上での、この資料公開により、ほとんどの原資料が閲覧可能になった。

【帝国議会議事録】・・・本会議、憲法改正案委員会、同小委員会、この三段階の論議の全容。
①『帝国議会衆議院議事速記録82 第90回議会・上』『同83 第90回議会・下』(1985、東大出版会)
 衆議院本会議の議事速記録。当時は、翌日の官報に掲載された。
②『帝国議会衆議院委員会議録昭和篇161 第90回議会 昭和21年』『同162』(2000、東大出版会)
 衆議院委員会議事録。これも、翌日の官報に掲載された。
☆③衆議院事務局編『第90回帝国議会衆議院 帝国憲法改正案委員小委員会速記録』(1995、大蔵省印刷局)
(注):小委員会議事録は50年間非公開で、1995年にようやく公開された。

【外務省外交史料】
☆①『外務省外交記録』(国立国会図書館憲政資料室所蔵マイクロフィルム版)
(注)30年公開の原則に従い、極秘文書も公開されている。外務省では,1976(昭和51年)以降,自主的措置として30年を経過した外交記録を外務省外交史料館にて公開してきている。国立国会図書館所蔵のマイクロフィルムの複製である。
☆②外務省編纂『終戦史録』(1952、新聞月鑑社);文庫版は(1977、北洋社)
☆③外務省編纂『日本外交文書 太平洋戦争』(全3冊)(2000、外務省)

4月22日(金)の講演会の詳細は、こちらへ

by kenpou-dayori | 2016-03-21 13:56 | 講演資料


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