2016年 04月 13日

憲法便り#1690:憲法便り#1690:九条俳句訴訟」応援の俳句。

2016年4月13日(水)(憲法千話)

憲法便り#1690:九条俳句訴訟」応援の俳句。

これは、俳優座『反応工程』成功させる会 平和俳句応募作品です。

予想通り、選外でしたが、すでにお知らせしたように、
審査結果が発表になりましたので、勢いで詠んだ俳句を、
前回と同様、「九条俳句訴訟」応援のため掲載します。

定型、季語ということにこだわらず、次々と頭に浮かんだものを、書き連ねました。

六十句を超えましたので、大まかに、テーマ毎に分けてみました。

【戦時中および疎開体験】

①忘れない 爆撃された あの夏を
②爆撃で 燃えさかる家 母と見た
③空爆で すべて失くした 疎開先
④夏の夜の 艦砲射撃 小名浜で
 *戦争映画の一シーンのように、今でもよく覚えています。
⑤熊の胃を 泣いて嫌がる 疎開先
⑥ウサギまで軍 用食に 駆り出され
⑦靖国に 馬、犬、鳩も 祀られて
⑧「転進」と 言って退却 大本営
⑨竹槍で 勝てるわけなし 戦争に

【敗戦後の生活】
①青空に 敵機はいない 今日からは 
②名月を 見上げる夜空 敵機なし
③戦(いくさ)明け 産声上げる 妹が
④戦(いくさ)止み 爆撃穴で あそぶ子ら
 *市川国府台は、桜の名所ですが、高射砲陣地があったので、爆撃の直径十メートル以上の大きな穴がありました。
⑤閑(ひま)になり 防火用水 メダカ池
⑥さつまいも 母と買い出し 松戸まで 
⑦カラス見て B29を 思い出し
⑧停電に 燈火管制 思い出し 
⑨復員の 父に「だあれ?」と 幼子が
⑩墨塗りの 教科書使う 新時代
⑪主戦派の 軍人たちは 自決せり
⑫配給に 並んでゲット フスマパン
⑬チリ紙で こより作りが 上手くなり
⑭どこまでも 果てをしらない 焼け野原
⑮いつまでも 食糧難を 忘れない
⑯総懺悔 国民にせまる 無責任
⑰すいとんも 代用食も 死語になり

【平和と民主化】
①お花見や 「桜と錨」 すでになく
②わが町に 平和通りと 平和橋
③葛飾に 平和通りと 平和橋
④国じゅうを 民主化の風 駆け抜ける
⑤鳥居さん 一本足で 立ち続け
⑥警察も 「オイ、コラ」やめて 民主化だ
⑦角界の 民主化に起つ 双葉山
⑧校庭で 映画を見てる 平和な夜
⑨筆折った 論客たちが 復活し

【新憲法の歓び】
①秋晴れだ 新憲法だ お祭りだ
②平和だな 祭りだ神輿だ 復興だ
③憲法だ 祭りだ神輿だ 復興だ
④うれしいな 憲法発布 秋祭り
⑤憲法の 戦争ホウキで 武器を掃き
⑥新憲法 平和日本だ 今日からは
⑦嬉しいな 徴兵制が 無くなった
⑧今日からは 臣民じゃなく 国民だ
⑨世界から 戦争なくす 先頭に
⑩憲法を 祝って酒が 振る舞われ
 *全国各地で、酒の配給がありました。
⑪憲法で 主権在民 高らかに
⑫新憲法 民主日本の 黎明だ

【新憲法―各地の祝い】
①新憲法 花火で祝う 白河は(福島)
②京の町 祝いの鐘を 全寺社が(京都)
③船たちも 汽笛で祝う 新憲法(大阪港)
④新憲法 祝う赤飯 留置所も(秋田)
⑤蛇踊りで 復興祝う 長崎は
⑥徳島じゃ 憲法祝って 阿波踊り
⑦元禄の 御所車出る 鯨波(山梨)
⑧お祝だ 新憲法の 人文字で(富山)
⑨長崎の 復興祭り おくんちで
⑩港には 満艦飾の 漁船たち
⑪芝能も 新憲法の 祝い舞い(奈良)
 *芝能は、芝の上で舞う、珍しいお能
⑫祝賀会 旅の一座も 飛び入りで
 

「九条俳句訴訟」への応援の俳句

(以下は、2016年3月17日(木)、岩田行雄のブログ『憲法便り#1599』に掲載した六句。

①空襲が 弥生の空を 焼き続け
②忘れない 爆撃受けた 八月を
③玉音を 聴く六日前 家焼かれ
④家焼かれ 母立ちつくす 蝉しぐれ
⑤玉音を 聴く母の目に 泪なし
⑥年明けて 現人神は 「人」になり
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by kenpou-dayori | 2016-04-13 11:42 | 川柳・俳句・短歌


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