2016年 04月 28日

憲法便り#1703:安倍首相は熊本大地震の政治利用を止めよ!遅きに失した激甚災害指定!

2016年4月23日(土)(憲法千話)
2016年4月24日(日)加筆
4月24日アクセス・ベストテン一覧に戻るのは、こちらをクリック

憲法便り#1703:安倍首相は熊本大地震の政治利用を止めよ!遅きに失した激甚災害指定!

このところの天候不順で、風邪気味が続いたため、昨22日午後6時半から午後9時までの憲法講演で力を使い果たして夕方から寝てしまい、就寝時間を過ぎたこの時間にようやくパソコンにむかっている。

今日、午前中に準備をしていたのは、安倍内閣が言を左右にして激甚災害指定を遅らせていることへの抗議であった。

かつて経験したことのない「震度7」二回を含む、熊本から大分にまたがる大地震に対して、気象庁は、「大」の字をつけず「熊本地震としてきたし、HNKがi一日中流しているテレビ画面フチ取りの文字も「熊本地震 関連情報」のままである。

東日本大震災の翌日には激甚災害指定は、出された。

今回もすぐに出されるべきであった。
4月14日の前震のあと、遅くとも、4月16日に発生した本震の直後には出すべきであった。
自治体からも、激甚災害しての要望が政府に寄せられていたし、国会の論議でも取り上げられていた。
だが、もったいぶって、その判断をしなかった。

だが、あの河野太郎大臣までもが「どれ位かかるのか、検討している」と言って、直ちに激甚災害指定の明言を避けていた。

それどころか、菅官房長官は、東日本大震災ほどの大地震ではないと言い切り、消費税増税路線を予定通り突き進むことを言明した。

今回の大地震を小さく見せる理由は、規定の政治路線を継続するためであることは、明らかであった。
川内原発の稼働停止に関して、安全を強調している。
その他の原発も、再稼働の路線を進めようとしている。
「死神委員長」とあだ名される「規制委員会」田中委員長は、科学者の良心をかなぐり捨てて、「安全」を連発している。

その一方で、安倍首相は、安全性に不安がある、オスプレイを救援物資輸送に投入する事をいち早く決めた。
経済的には、予備費からわずか23億円の支出を決めたことを、得意げに語り、熊本への前倒しでの予算執行ということで、お茶を濁してきた。
そして、今日、ようやく熊本の被災者の見舞いに足を運び、その現場において,、25日(月)に閣議において「激甚災害指定」を決定することを表明した。
紺色の防災服と帽子を身にまとい、実行力、行動力がある総理大臣を演出したのである。
彼は、この場面が映像化され、放映されることを目的として現地入りしたことは、目に見えている。
あまりにも見え透いた、古びた手法だ。

党利党略、私利私略。

「激甚災害指定」を閣議決定したあとも、政府の行動に厳しいチェックが必要である。
なぜなら、彼らは、保険会社が査定の際に、いろいろな理由をつけて支払いを拒み、あるいは、最小限の金額にとどめるように、予算執行の段階で、意地の悪い措置を講ずるおそれがあるからだ。
要するに、格好よくパフォーマンスはするが、実質的な中身の保証はない。
だから、厳しい監視が必要なのだ。

安倍首相は、五月には、多少の日程短縮はしたけれども予定通り「外遊」をする。
そこには、彼の好きな宴会が待っている。

私が首相ならば、この緊急事態の下での海外出張は、行わない。
相手国も理解し、了解してくれる。

安倍首相の一日も早い退陣を求める!

過去5年間の激甚災害指定についての内閣府・防災情報ページは、こちらへ。

『「激震災害指定」は遅い?被害者支援に必要な法制度を解説』は、こちらへ。

『ゲスい! 安倍首相が選挙対策で直前に視察&激甚災害指定! 北海道では自民党が熊本地震を選挙広告に利用』は、こちらへ。

『<熊本地震>原発報道「公式発表で」…NHK会長が指示:識者「独自取材、萎縮させる」』の記事は、こちらへ。

『安倍首相が「改憲は緊急事態条項から」。阪神、東日本大震災などの災害弁護士たちは不要だと言っています。』はこちらへ
[PR]

by kenpou-dayori | 2016-04-28 22:54


<< 憲法便り#1706:明日をきめ...      憲法便り#1705:『憲法便り... >>