岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2016年 05月 14日

憲法便り#1726:能代第二中学校の先生たちが教材として作った「新憲法漫画いろは歌留多(かるた)」

2016年5月14日(土)(憲法千話)

憲法便り#1726:能代第二中学校の先生たちが教材として作った「新憲法漫画いろは歌留多(かるた)」

湯沢で講演を行った帰りに、5月になってからの『秋田魁新報』に、能代二中で作った「新憲法かるた」を紹介する記事が載っていたと、教えていただいた。

昨日、国立国会図書館で調査した結果、次のことが判明した。

2016年5月3日付『秋田魁新報』一面コラム「北斗星」より
「日本國憲法が施行された1947年は、新制の小・中学校(いわゆる六三制)が発足した年でもある。
同年創立の能代第二中学校は、憲法教育の教材として当時使った「新憲法漫画いろは歌留多(かるた)」を大切に保管している。
▼読み札の文句は先生たちが考え、取り札の絵は生徒の親で能代に疎開していた漫画家が描いた。
基本的人権の尊重や国民主権、三権分立、平和主義など、憲法の精神を分かりやすく伝えようという先生たちの思いが伝わってくる。
▼例えば
〈あなたも僕も こぞって投票〉、
〈男と女 権利は同じ〉、
〈独立司法の役目は重し〉、
〈類まれなる戦争放棄〉。

熱心な取り組みは校歌にも表れており、
「国ひらく憲法の こころ身につけて」
の歌詞がある。
▼きょう5月3日は憲法施行を記念して制定された憲法記念日。
新憲法は能代二中だけでなく、多くの国民から希望をもって歓迎された。
当時の小紙は「新日本の誕生日」との見出しを掲げ、吉田首相の談話を紹介した。
▼施行から69年となる今年は、憲法論議が熱く交わされることになる。
改憲を目指す安倍晋三首相は夏の参院選で改憲勢力の拡大を図ると語り、
警戒感を強める野党勢力は本県選挙区をはじめ各地で候補者を一本化して
対抗しようとしているからだ。
▼かるたで遊んだ中学生はもう80代だが、後の世代nとっても、憲法は生きる規範だろう。
議論するのであれば、個別の条文より先に、憲法の精神をどうしたいのかーから説き起こしてほしい。」
〈2016・5・3〉

貴重な時代の証言である。
いま、この歌留多のことについて、能代第二中学校に手紙を書きたいと考えているところである。
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by kenpou-dayori | 2016-05-14 21:52 | 今日の話題


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