オバマは、広島で演説をした際、広島のことを繰り返し、「ハイロシマ」と発音していた。
失礼なことだ!
原爆投下の犠牲者についても、約十万人と言っていた。
失礼なことだ。
献花はしたが、謝罪はしなかった。
傲慢であった!
謝罪がなくても、来てくれたことだけで、
十分という人たちがいた。
大統領退任後の活動に
期待する人たちもいた。
だが、オバマは、「核先制不使用」に反対し、
国連が進めていた核廃絶の提案についても反対した。
最大の力が発揮できる現職の大統領として、こんな重要なことに反対した人物が、
大統領の任期が切れたあとで出来ることなど、たかが知れている。
安倍首相もこれに追随した。
被爆国の首相として恥ずかしいことだ。
戦争屋のふたりが、平和を口にしても、
それはまやかしであり、白々しい限りだ。
このふたりのハワイでの会談とスピーチを、大々的に取り上げ、
「歴史にひと区切り」と報じるマスコミは、あまりにも勉強不足だ。
敗戦直後に東久邇宮首相が言っていたこととどこが違う?
本質的には、全く変わり無い、進歩もしていない!
私が、以前、『憲法便り#625』に掲載した記事を、以下に、そのまま再録しておこう。
2014年8月5日<div><br>
</div>
<div>憲法便り#625:東久邇宮首相の手紙:米国民よ、真珠湾を忘れては下さらないか、我々日本人も原子爆弾による惨禍を忘れよう、そして全く新しい、平和的国家として出発しよう<br>
<br clear="all"><br>
今年も、原水爆禁止世界大会が開催されている。<br>
世の中には、忘れて良いことと、決して忘れてはならないことがある。<br>
広島、長崎への原爆投下による惨禍は、決して、忘れてはならないことである。<br>
<br>
だが、昭和20年9月16日付けの『朝日新聞』一面で報道された、米人記者からの質問に応えた東久邇宮首相の手紙は、無責任極まりないものであった。<br>
ここに、紙面そのものを紹介する。<br>
赤で傍線を記した9行は次の通り。<br>
「米国民よ、どうか真珠湾を忘れて下さらないか、われわれ日本人も原子爆弾による惨禍をわすれよう、そして全く新しい、平和的国家として出発しよう、米国は勝ち日本は敗けた、戦争は終った、互いににくしみを去ろう、これは私の組閣当初からの主張である」<br>