岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

kenpouq.exblog.jp
ブログトップ
2017年 09月 01日

憲法便り#2136:シリーズ『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では、No.26: 愛知篇』

2017年9月1日(金)(憲法千話)
(一覧リストに戻る)

憲法便り#2136:シリーズ『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では、No.26: 愛知篇』

岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』第四部より

【中部日本新聞】公布記念(十一月三日付四面より)
「民主日本の夜明け “祝”の花輪、アーチに賑う」新憲法の公布される佳き日、十一月三日は新しい日本の第一歩だ。国民の一人ひとりの胸に明るい希望と喜びの輝きがみなぎり、全国一斉にこの菊かおる三日を寿ぐ行事が繰りひろげられる。街にも村にも“新憲法公布”の文字が彩られて市民の足を浮き立たせ、高く澄んだ碧空に折目のついた日の丸が、街に村に久濶を叙し、百貨店には“祝”の字を囲んだ花輪やアーチが飾られて、平和日本への門出を祝福した。

今日の記念行事
[名古屋]
名古屋市では市会を開き劈頭公布の記念式典を挙行、商店街復興連盟ではこの日を中心に五日間百貨店、マーケットをはじめ大須新天地、内田橋、弁天通りの各繁華街が一斉に店頭装飾と記念大売り出しを行い、名商工会議所でも記念百貨大見本市を開く。
[学校]
県下の各学校で県の指令に基いてこの日朝八時の公布の時間に、校舎、講堂に集まり、憲法の意義についてそれぞれ講話があり、中等学校以上の学校では質問
座談会、討論会、国民学校ではこの日を卜して祝賀式後、記念大運動会を校庭に繰展げる。
[動物園]
東山動物園ではきょう三日に限り、子供入園料を半額の十銭に割引きし、東邦商業のブラスバンドや教育局島田おじさんの童話などがある。【写真説明】中日新聞本社の屋上から「明く輝け民主日本」「平和の光新憲法」の垂れ幕。(前一六一頁上段に写真あり)

(以下、十一月四日付二面より)
「この日を印象 催し晴れやか」
[名古屋]
明治節と重なるこの日、名古屋市では各戸に国旗を掲げ歓喜を謳い、市会の記念式典、県会議事堂で官民合同記念式、熱田神宮の記念大祭をはじめ、各官公署、学校ではそれぞれ祝賀式を行い、新憲法の意義について講話が行われ、曇天の下に記念大運動会も繰りひろげられ、百貨店、マーケットや大須新天地、内田橋、弁天通りの各繁華街では一斉に記念大売り出し、名商工会議所でも記念百貨大見本市を開いた。東山動物園では特に子供入園料を半額(十銭)に割引き、名鉄電車ではアーチをかかげ、夜は八勝館で占領軍軍政部を招き祝賀会など、明るい日本の進路を示す感激の日を祝った。
[各地方]
このほか各地方でも、児童の旗行列、相撲大会、運動会、芸能大会、広告行列、山車、花火など多彩な記念行事が賑やかに繰りひろげられた。その他に、
[中日文化賞制定]
十一月三日 中部日本新聞社」

昭和21年11月3日付『中部日本新聞』四面
【写真は、中部日本新聞社本社前の飾り付】
「平和の光新憲法」「明く築け民主日本」
c0295254_1851174.jpg


昭和21年11月4日付『中部日本新聞』二面
c0295254_1863046.jpg


(画像の典拠は、国立国会図書館所蔵マイクロ資料:請求記号


*次回は、三重篇。

※平和憲法を守る闘いに寄与するため、2014年5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
c0295254_2152425.jpg


闘いは、まだこれからも続きます。「押し付け憲法」論、自主憲法制定論に対する闘いに、是非とも本書を活用していただきたい。
ご注文は、下記の書店へ
美和書店 電 話03-3402-4146  FAX 03-3402-4147

[PR]

by kenpou-dayori | 2017-09-01 21:57 | 日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では


<< 憲法便り#2137:シリーズ『...      憲法便り#2135:シリーズ『... >>