岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2017年 09月 01日

憲法便り#2140:シリーズ『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では、No.30: 京都篇』

2017年9月1日(金)(憲法千話)
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憲法便り#2140:シリーズ『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では、No.30: 京都篇』

岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』第四部より

【京都新聞】公布記念(十一月三日付二面より)
「新生日本の聖典を胸に けふ、京では輝やく式典」紅葉の京に日章旗が燦と翻るきょう三日、国民慶祝の新憲法が公布される。この日、民主国家として新生する明日の日本を祝福して、府下一斉に多彩な式典行事が展開される。

[京都市]
京都市においては、午後一時から府一高女の講堂で府、市共催の記念式典を挙行、府、市会議員、官公署、新聞、教育各関係者を始め一般市民千三百余名が参集、式は憲法普及委員白石本社社長の開会の辞に続き、委員長牧野同志社総長の式辞があって、新憲法前文を木村知事が朗読、府、市会議長祝辞、白石委員の閉会挨拶で終るが、引続き午後二時から同講堂で京大恒藤恭教授(注・『産業経済新聞』十一月四日付三面では、大阪商大学長)の「改正憲法の革命的意義に就いて」と題する講演会を催す。
[舞鶴市]
午後一時から西公会堂で委員会、市共催の盛大な行事。
[福知山市]
午後一時から市公会堂で委員会、市共催の盛大な行事を実施する。
[その他]
町内会、部落会等に至るまで新憲法の普及を図って十一月中は各地方事務所の所在地及び舞鶴市で指導者たる各種団体代表者を対象として講習会を開き、また要請に応じて市、町、村各種団体主催の集会等に講師派遣の斡旋、移動映画、紙芝居、パンフレット頒布等の諸運動がなされる。

(以下、山城版十一月三日付二面より)
[北山城]
北山城地方事務所では憲法公布記念日の三日を祝福するため同日午前十時から記念式を挙行する。
[相楽郡木津町]
憲法公布日の記念行事として木津町では、三日午前九時から同町国民学校で在町の官公署、各種団体等の参加に依り体育大会を開催する。

【施行記念】(一九四七年五月三日付第二面より)
[京都]
「平和の鐘は鳴る」「今日円山で記念祝典」平和日本の建設を約する、新憲法施行の歴史的祝典は、きょう三日午後一時から、憲法普及会府支部主催、府市共催のもとに薫風そよぐ円山音楽堂で行われる。この日式典挙行に先立ち午前十時から府下各寺院から鳴らされる「平和の鐘」の響く中を、空からは飛行機による普及宣伝のビラがまかれ、百八十万府民の祝意はこの一場に集結(?)される。(以下、式典は略)

昭和21年11月3日付『京都新聞』二面
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昭和21年11月3日付『京都新聞』(山城版)二面
同じ昭和21年11月付『京都新聞』の二面でも、(山城版)は、見出しも内容も違っている。
珍しいケースなので、比較する意味で、紹介する。
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(画像の典拠は、国立国会図書館所蔵マイクロ資料:請求記号YBー40)

*次回は、大阪篇。

※平和憲法を守る闘いに寄与するため、2014年5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
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闘いは、まだこれからも続きます。「押し付け憲法」論、自主憲法制定論に対する闘いに、是非とも本書を活用していただきたい。
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by kenpou-dayori | 2017-09-01 22:25 | 日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では


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