岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2015年 09月 02日 ( 3 )


2015年 09月 02日

憲法便り#1275:70年前の今日、昭和20年9月2日 ミズーリ号艦上で降伏文書に調印

2015年9月2日(水)(憲法千話)

憲法便り#1275:70年前の今日、昭和20年9月2日 ミズーリ号艦上で降伏文書に調印

外務省編纂『終戦史録』の「太平洋戦争日歴」より、今回が最終回です。

昭和20年9月2日(日)

[日本]
ミズーリ号艦上で降伏文書に調印。(岩田注1)
言論報国会解散。

[外国]
米国陸海軍戦時通信機関終止


「無条件降伏」と明記された降伏文書全文

降伏文書の調印は、1945年9月2日、東京湾の米戦艦ミズーリ号艦上で行われた。
日本側は、重光葵、梅津美治郎の両全権が調印。

下記の文書は、外務省編纂『終戦史録』「第五十九篇 その後における連合国側との折衝経緯」の798~800頁からの引用です。
旧字体の漢字を新字体に改めました。

「降伏文書」(訳文)

下名は茲に合衆国、中華民国(岩田注1)及び「グレート・ブリテン」国の政府の首班が千九百四十五年七月二十六日「ポツダム」於て発し後に「ソヴィエト」社会主義共和国連邦が参加したる宣言の条項を日本国天皇、日本国政府及び日本帝国大本営の命により且之に代り受諾す右四国は以下之を連合国と称す

下名は茲に日本帝国大本営並に何れの位置に在るを問わず一切の日本国軍隊及日本国の支配下に在る一切の軍隊の連合国に対する無条件降伏を布告す

下名は茲に何れの位置に在るを問わず一切の日本国軍隊及日本臣民(岩田注2)に対し敵対行為を直に終止すること、一切の船舶、航空機並に軍用及非軍用財産を保存し之が毀損を防止すること及連合国最高司令官又は其の指示に基き日本国政府の諸機関の課すべき一切の要求に応ずることを命ず

下名は茲に日本帝国大本営が何れの位置に在るを問わず一切の日本国軍隊及日本国の支配下に在る一切の軍隊の指揮官に対し自身及其の支配下に在る一切の軍隊が無条件に降伏すべき旨の命令を直に発することを命ず

下名は茲に一切の官庁、陸軍及海軍の職員に対し連合国最高司令官が本降伏実施の為適当なりと認めて自ら発し又は其の委任に基き発せしむる一切の布告、命令及指示を遵守し且之を施行することを命じ並に右職員が連合国最高司令官に依り又は其の委任に基き特に任務を解かれざる限り各自の地位に留り且引続き各自の非戦闘的任務を行うことを命ず

下名は茲に「ポツダム」宣言の条項を誠実に履行すること並に右宣言を実施するため連合国最高司令官又は其の他特定の連合国代表者が要求することあるべき一切の命令を発し且斯る一切の措置を執ることを天皇、日本国政府及其の後継者の為に約す

下名は茲に日本帝国政府及日本帝国大本営に対し現に日本国の支配下に在る一切の連合国俘虜及被抑留者を直に解放すること並に保護、手当、給養及指示せられたる場所への即時輸送の為の措置を執ることを命ず

天皇及日本国政府の国家統治の権限は本降伏条項を実施する為適当と認むる措置を執る連合国最高司令官の制限の下に置かるるものとす(岩田注3)

千九百四十五年九月二日午前九時四分日本国東京湾上にて署名す

大日本帝国天皇陛下及日本国政府の命に依り且其の名に於て
                      重 光  葵
日本帝国大本営の命に依り且其の名に於て
                      梅津 美治郎

千九百四十五年九月二日午前九時八分日本国東京湾上に於て合衆国、中華民国、連合王国及「ソヴィエト」社会主義共和国連邦の為に並に日本国と戦争状態に在る他の連合諸国家の利益の為に受諾す

連合国最高司令官               ダグラス・マッカーサー
合衆国代表                    シー・ダブリュー・ミニッツ
中華民国代表者                 徐  永 昌
連合王国代表                   ブルーフ・フレーザ
「ソヴィエト」社会主義共和国連邦代表者 クズマ・エヌ・ヂレヴィヤンコ
「オーストラリア」連邦代表者         ティー・ユー・ブレーミー
「カナダ」代表者                  エル・コスグレーヴ
「フランス」国代表者               ジァック・ル・クレルク
「オランダ」国代表者               シェルフ・ヘルフリッヒ
「ニュージーランド」代表者           エス・エム・イシット


(岩田注1)「ポツダム」宣言の訳文では、「米、英、支三国」とし、中華民国に対しては差別的表現をしているが、降伏文書で初めて「中華民国」と正式名称を記している。

(岩田注2)国民ではなく、「臣民」としている。この「臣民」という呼び方は、昭和20年10月25日に発足した政府の松本国務大臣を責任者とする「憲法問題調査委員会」(通称「松本委員会」)の憲法改正論議の文書の中でも、引き続き用いられている。

(岩田注3)8月12日付「憲法便り#191」ですでに紹介した通り、昭和20年8月12日にラジオで聴取した連合国からの回答文を、外務省がsubject to(連合国最高司令官に「従属する」)を敢えて「制限の下にあり」と誤訳し、それをそのまま使っている。この表現は、原文を読まないであろう軍部を騙すために考えられた「意訳」であったが、国民や憲法学者も騙されている。
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by kenpou-dayori | 2015-09-02 20:51 | 太平洋戦争日歴
2015年 09月 02日

憲法便り#1274:「早稲田から止める!戦争法案 安保関連法案に反対する早稲田大学全学集会」9・6

2015年9月2日(水)(憲法千話)
同日:太字部分を加筆

憲法便り#1274:「早稲田から止める!戦争法案 安保関連法案に反対する早稲田大学全学集会」9・6

昨年6月に、憲法講演を受けて以来、ご連絡をいただくことがある 「早稲田9条の会」から、昨日、下記のメールが送られてきました。

集会に賛同し、激励するために、『憲法便り』の記事として掲載します。

体調が良ければ、私も参加したいと思っています。

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以下のメ-ルが浦田賢治先生(早稲田大学名誉教授)から転送されてきましたの転送します。

早稲田9条の会も 旗を持って参加します。

早稲田9条の会 藤田

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Subject: 9月6日・安保関連法案の廃案を求める早大集会など

浦田先生

 先日は、早大教職員9条の会でご講演くださり、ありがとうございました。
 その後、世話人会で相談を進めまして、下記の集会を開催することとしました。可能でしたら、地域の「早稲田9条の会」会員の皆様などにお知らせくださるよう、お願い申し上げます。

  9月1日(火) 岡田正則(早稲田大学)
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「早稲田から止める!戦争法案 安保関連法案に反対する早稲田大学全学集会」9・6
http://www.waseda9.org/
こちらをクリックすると、美しい画面に詳しい情報が掲載されていますので、是非、ご覧下さい。
なお、背景に使われている大隈講堂は、耐震のため、取り壊されることになりました。

日時:9月6日(日)13:00~15:00 (終了後、大隈講堂〜高田馬場駅までデモ行進!)
場所:早稲田大学・早稲田キャンパス14号館1階101教室
講演:水島朝穂氏(早稲田大学法学学術院教授)
講演タイトル『立憲主義の「存立危機事態」にいかに向き合うか ――安保関連法案は廃案以外に選択肢はない―― 』
応援挨拶:白井聡氏(政治経済学部卒、現在、京都精華大学専任講師)
連帯の挨拶  川島堅二氏(恵泉女学園大学学長)
       小原隆一氏(早稲田政経有志の会)
       田村智子氏(参議院議員、一文卒)
各界卒業生からのメッセージ
       道浦母都子氏(歌人、一文卒)の歌
       澤地久枝氏(作家、二文卒)
       辻元清美氏(衆議院議員、教育卒)
       やくみつる氏(漫画家、商卒)(予定)
       吉永小百合氏(俳優、二文卒)
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by kenpou-dayori | 2015-09-02 08:40 | 戦争法反対行動・声明
2015年 09月 02日

憲法便り#1273:『憲法便り』への、9月1日のアクセス・ベストテン

2015年9月2日(水)(憲法千話)

憲法便り#1273:『憲法便り』への、9月1日のアクセス・ベストテン

1.憲法便り#1184:朝日新聞編集委員上丸氏への協力中止の真相(15)研究の盗用に到る経過②(第二版)

2.憲法便り#1109:朝日新聞社内で、私の抗議文の情報がどこまで共有化されているのか、連絡を督促

3.憲法便り#1164 「天皇陛下「深い反省」初言及。終戦70年 追悼式でお言葉」

4.憲法便り#1097:朝日新聞社編集委員上丸洋一氏による研究無断使用、即ち盗用についての抗議文

5.憲法便り#1100 朝日新聞編集委員上丸氏への協力中止の真相(14)研究の盗用に到る経過①(画像付)

6.憲法便り#1271: 必見!8・30大行動に関する、全国各紙の報道(北海道、東北、関東篇)

7.憲法便り#1034朝日新聞編集委員上丸氏への協力中止の真相(13)上から目線と開き直り(画像)

8.憲法便り#855:ドキュメント・朝日新聞上丸洋一編集委員への憲法研究協力とその中止について(第六回)

9.憲法便り#1030 朝日新聞編集委員上丸氏への協力中止の真相(12)態度豹変(画像あり)

10.憲法便り#897ドキュメント・朝日新聞上丸洋一編集委員への憲法研究協力とその中止について(第十回)
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by kenpou-dayori | 2015-09-02 08:12 | アクセス・ベストテン