岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2017年 09月 03日 ( 18 )


2017年 09月 03日

憲法便り#2164:安倍政権による改憲阻止のため、日本国憲法施行時の、全国各紙の社説を掲載します!

2017年9月3日(日)(憲法千話)

憲法便り#2164:安倍政権による改憲阻止のため、日本国憲法施行時の、全国各紙の社説を掲載します!


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※平和憲法を守る闘いに寄与するため、2014年5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
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闘いは、まだこれからも続きます。「押し付け憲法」論、自主憲法制定論に対する闘いに、是非とも本書を活用していただきたい。
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美和書店 電 話03-3402-4146  FAX 03-3402-4147

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by kenpou-dayori | 2017-09-03 16:57 | 日本国憲法施行日の社説
2017年 09月 03日

憲法便り#2163:ふたたび公然とナチス礼讃発言をした麻生太郎副総理を罷免せよ!

2017年9月3日(日)(憲法千話)

憲法便り#2163:ふたたび公然とナチス礼讃発言をした麻生太郎副総理を罷免せよ!

安倍内閣は、異常である。
ナチス礼讃発言をしたアホウ太郎(私は敢えてこう呼ぶ)を副総理にしておくなど、もってのほかだ。

ナチスの手口は、民主主義、人権の破壊、そして大量殺戮の連続であった。
見習うべきこと、礼讃すべきことは何もない。

彼の発言が大問題にならないこの国は、本当に民主主義国家と言えるのか。
勿論、言えない。

抗議の意志を込めて、以下に、これまでナチスにふれた記事全件のリストを掲載する。

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by kenpou-dayori | 2017-09-03 16:27 | ナチス
2017年 09月 03日

憲法便り#2162:シリーズ『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では・・・』北海道から鹿児島まで、全51件一覧リスト一挙掲載!

2017年9月3日(日)(憲法千話)

憲法便り#2162:シリーズ『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では・・・』北海道から鹿児島まで、全51件一覧リスト一挙掲載!

国民が平和憲法を歓迎した様子、生き生きとした表情を伝えるため、全国で発行されていた地方紙の記事を一挙掲載しました。

「押し付け憲法」の嘘を暴き、憲法改悪阻止の運動を広めます。

安倍政権による憲法改悪を阻止するため、講演を含め、私なりに出来る努力を続けます。


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『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
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(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
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by kenpou-dayori | 2017-09-03 14:54 | 日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では
2017年 09月 03日

憲法便り#2161:シリーズ『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では、No.51: 沖縄篇』

2017年9月3日(日)(憲法千話)

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憲法便り#2161:シリーズ『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では、No.51: 沖縄篇』


沖縄については、北海道から鹿児島まで、各地で発行されていた地方紙の記事を辿ってきた内容とは、まったく違った記事を考えています。
 
当時の『琉球新報】は、現在と違い、米軍の機関紙の日本語訳で、それも週一回刊でした。
したがいまして、本土で進行している憲法論議は、伝えられていませんでした。

しかしながら、ここで、何も伝えることが出来ないのは、何とも淋しいし、悔しい。
したがいまして、ニュースを掘り起こすことが出来た場合に、書き込むことが出来るように、
『憲法便り#951』を、「No.沖縄篇」として、設定しておくことにしました。

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※平和憲法を守る闘いに寄与するため、2014年5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
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by kenpou-dayori | 2017-09-03 14:27 | 日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では
2017年 09月 03日

憲法便り#2160:シリーズ『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では、No.50: 鹿児島篇』

2017年9月3日(日)(憲法千話)

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憲法便り#2160:シリーズ『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では、No.50: 鹿児島篇』

以下の記事は、大まかすぎるので、『心踊る平和憲法誕生の時代』、および同書の改題・補訂第二版『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』の第四部には含めませんでしたが、ここで、各都市の中で、該当する部分を紹介しておきます。
【西日本新聞】公布記念(十一月三日付三面より)
「花電車や仮装行列 絢爛 西日本に展く慶祝プロ」
「歓喜沸く新しき出発」 
「平和日本のかどで、民主憲法公布のきょう三日ー西日本各地はいま新しき”くにのあゆみ”に寄する慶祝と歓喜にはち切れそうだ。この日各県各地とも奉祝式典のあとをうけ、それぞれ秘策の慶祝プロにうつり、忍従と屈辱の歴史をかなぐりすてる。
花電車や花トラックが飛び出し、仮装行列が歓喜の街々(まちまち)をねり歩き、きょう西日本の秋空はうちあげられる慶祝の花火にこだまし続けて、久方振りにみる灯の波、旗の波の復活だ。いま各地から洩れきこえる興奮の慶祝プロを綴っておくる。
(以下、[福岡] [佐賀] [大分] [熊本] [長崎] [鹿児島]と各県の行事予定が簡単に紹介されていますが、ここでは、「鹿児島」の部分を掲載します。)
【鹿児島県】
鹿児島市長前、高見馬場、西駅前に大アーチと装飾塔が立ち、花電車二台が動きだす。
また、早朝から祝賀煙火(はなび)をうちあげ、市内各神社からお神輿(みこし)を繰り出し、官庁、会社、工場組合などから仮装行列数十組がどっと街頭へねり出し、祝賀絵巻を展(ひろ)げる。

   * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

以下は、岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』第四部より

【南日本新聞】公布記念(十一月四日付二面より)
「新憲法に湧きたつ佳節」新憲法公布の三日、鹿児島、宮崎両県下でも再建日本の門出を慶祝するいろいろの記念行事で賑わった。この日、風はあったが、前日の曇り模様を吹ッ飛ばして快晴、混迷の淵から立ち上がり、祖国の前途に輝かしい希望をみいだしたひとびとの面もはればれしく、両県下各官公署、学校、団体方面では午前九時を期して祝賀式典を挙行したのち、それぞれの記念行事にうつり、この日を厳粛なうちに南日本を慶祝一色の□□に塗りつぶした。
「南日本にえがく慶祝一色の朗景 各地歓びの行事に賑わう」[鹿児島市]この日、鹿児島市では本社と鹿児島市共催の祝賀行事で十八万市民を熱狂歓喜させた。まづ午前六時から本社屋上で“打上げ花火”を炸裂させて祝賀気分をあおり、同十一時から市庁前広場で祝賀式典が行われた。
勝目市長の開会挨拶についで、重成知事(代理中尾内務部長)、若松市連合青年団長、執印女連本部長らが祝辞を述べ、寺師本社取締役の閉会挨拶、岩元商議所設立準備委員長の発声で万歳を三唱して閉会。
引きつづき特設舞台で公開の芸能プログラムが繰りひろげられ、門鉄西工機部の『スクラム楽団』が調子を出したころ、東方電車道路から威勢のよい歌声をどよめかせながら、本社先導の仮装行列がやって来た。
一団は、鹿児島貨物自動車、名山掘自由市場、鹿児島青果、新上橋自由市場その他で、参加人員は約五百。色とりどりの仮装や山車、花車、“ワッショイワッショイ……”はずむ歌と踊りで、たちまちのうちに群衆の視聴を集め、特設舞台の人気をかッさらった形となり、おりからひッきりなしに紺碧の秋空に轟きわたる打上げ花火にまじって、アドバルーンがこれも本社屋上から舞いあがり、附近は黒山の人垣がつくられ、交通整理の警察官がサイドカーで混雑防止にあたっていた。なお、街頭演芸は、市庁のほか、照国神社、松原神社、文化劇場の四か所でも公開されて、これまた人気をよんだ。(写真は市庁庭の賑わいと、本社屋上からあげられたお祝いのアドバルーン)
昭和21年11月4日付『南日本新聞』二面
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(画像の典拠は、国立国会図書館所蔵マイクロ資料:請求記号YBー152)

[鹿屋市]
鹿屋市では、新憲法公布記念祝賀式を三日午前九時から挙行。田平助役が開式の挨拶を述べ、君が代合唱、永田市長の挨拶あって閉式。つづいて祝宴と祝賀運動会をひらき、民主日本の発足を祝福した。
[伊集院]
伊集院地方では地方事務所をはじめ中学校、青年学校、国民学校、その他諸官公署ともに今日のよろこびを永久に記念する心からの式典を挙げ、終って運動会その他いろいろの催しがあった。
[伊佐郡]
伊佐郡六ヶ町村では三日、記念式を挙行し、祝賀運動会などを催した。大口町でも青年学校で青年団主催の奉祝運動会が町民総出で行われた。また、大口中学、大口高女、伊佐農林、地方事務所などでも記念式を行ったが、□生工業大口製作所では四日、大口校で祝賀運動会を催す。

〔編集中記⑩〕
講演などで訪れた地名を見ると、懐かしく思う。だが、ここではカサブランカについて述べたい。私は小学二年の頃から小遣いを貯めては、一人で洋画を見に行くほど映画が好きだった。『カサブランカ』を見てからは、いつかこの町に行ってみたいと思うようになっていた。その夢は、一九七八年の夏に実現した。当時はまだ健在だったイタリア共産党が主催する「海のウニタ祭」に家族三人で参加したのである。フィレンツェで妻・登美子の二十余年来のペンフレンドであるフランチェスカ一家との初対面を果し、ソ連船籍のタラス・シェフチェンコ号でジェノヴァを出港し、アルジェ、ジブラルタル海峡、タンジールを経て憧れのカサブランカに到着。早速下船してタクシーで町中を走りまわったが、見覚えのある景色がない。それもその筈で、この映画は第二次世界大戦中にアメリカで作られ作品だったのだ。
また『カサブランカ』を見た。ドイツ軍から逃れてアメリカ大陸に渡ろうとする人たちが多数いたが、中継点リスボンには簡単には入れない。そのため仏領カサブランカに辿り着き、運よく金でリスボンへの出国ビザが入手出来るのを待った。レジスタンス活動も行われている。日本が急速に右傾化している今、この映画を見ていると、ラブ・ストーリーというよりは、私自身がレジスタンスの活動家の一員のような錯覚をおぼえる。
だが、一九四七年五月に憲法施行記念観賞会でこの映画を見た徳島の人たちは、解放感を味わっていたことと思う。全編に流れる「時の過ぎゆくまま」は好きな曲だが、私が最も気に入っているのは、主人公リックが永遠の恋人イルザに向かって言う次のせりふである。
「君の瞳に乾杯!」

▲「日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では」シリーズの道府県めぐりは、これで一応の完結です。
  ただし、適宜、補訂記事を追加する予定です。。
▲▲沖縄については、No.51の枠をとり、これまでの内容とは、まったく違った記事を考えています。

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以下は、【再録】の記事です。

2013年5月29日
憲法便り#24 憲法公布記念シリーズ(第13回)「当時の鹿児島県では」

「歓呼の嵐に迎えられて けふ新憲法公布さる」「世紀の黎明!」

今日は、『南日本新聞』昭和21年11月3日付および4日付の紙面から、四点を紹介します。

ひとつ目は、11月3日付一面の下半分に掲載された、祝賀広告の素晴らしい文章です。
鹿児島県と鹿児島市が共同で出したものです。文章は、右から左へ書かれています。

まずは、見出し。
世紀の黎明!」「歓呼の嵐に迎えられて けふ新憲法公布さる

次に、下記の四行の文章です。
*新日本建設の国民的念願による日本国憲法は茲(ここ)に公布された‼
*われわれは平和と文化を熱望する自覚と責任を深めなければならない
*新生日本の暁鐘は高らかに耳朶(じだ)に響く!
*いざわれら この新憲法の基盤の上に新日本を正しく強く築かん!

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ふたつ目は、11月3日付二面の下半分に掲載された「祝 恒久平和の新憲法公布」の祝賀広告。
高山町、東串良町、鹿屋市、鹿児島市にある企業・団体、そして個人では衆議院議員、弁護士、鹿屋市長が名を連ねています。
二階堂進衆議院議員の名前もあります
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三つ目は、11月4日付二面の上半分。
「新憲法に湧きたつ佳節」「南日本にえがく慶祝一色の朗景 各地 歓びの行事に賑わう」の見出し。
そして、鹿児島市、鹿屋市、宮崎市、都城市、延岡市の様子が報じられている。
写真には、「市庁庭の賑わいと、南日本新聞社本社屋上からあげられたお祝いのアドバルーン」と説明されています。
アドバルーンの下には、「祝 新憲法公布」の文字があります。
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四つ目は、11月4日付二面の下半分。
「祝 新憲法公布 復興は貯蓄から!」
これは、鹿児島の銀行7行が共同で出した祝賀広告です。

その斜め下に、黒沢明監督作品『わが青春に悔なし』の広告が掲載されています。
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                                  上に、黒沢明監督作品『わが青春に悔なし』の広告
以上は、【再録】の記事です。
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※平和憲法を守る闘いに寄与するため、2014年5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
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闘いは、まだこれからも続きます。「押し付け憲法」論、自主憲法制定論に対する闘いに、是非とも本書を活用していただきたい。
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by kenpou-dayori | 2017-09-03 14:22 | 日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では
2017年 09月 03日

憲法便り#2159:シリーズ『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では、No.49: 宮崎篇』

2017年9月3日(日)(憲法千話)

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憲法便り#2159:シリーズ『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では、No.49: 宮崎篇』

以下の記事は、大まかすぎるので、『心踊る平和憲法誕生の時代』、および同書の改題・補訂第二版『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』の第四部には含めませんでしたが、ここで、各都市の中で、該当する部分を紹介しておきます。
【西日本新聞】公布記念(十一月三日付三面より)
「花電車や仮装行列 絢爛 西日本に展く慶祝プロ」
「歓喜沸く新しき出発」 
「平和日本のかどで、民主憲法公布のきょう三日ー西日本各地はいま新しき”くにのあゆみ”に寄する慶祝と歓喜にはち切れそうだ。この日各県各地とも奉祝式典のあとをうけ、それぞれ秘策の慶祝プロにうつり、忍従と屈辱の歴史をかなぐりすてる。
花電車や花トラックが飛び出し、仮装行列が歓喜の街々(まちまち)をねり歩き、きょう西日本の秋空はうちあげられる慶祝の花火にこだまし続けて、久方振りにみる灯の波、旗の波の復活だ。いま各地から洩れきこえる興奮の慶祝プロを綴っておくる。
(以下、[福岡] [佐賀] [大分] [熊本] [長崎] [鹿児島]と各県の行事予定が簡単に紹介されていますが、、「宮崎」については、報道がありませんでした。)

  * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

以下は、岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』第四部より

【日向日日新聞】公布記念(十一月四日付三面より)
「憲法を祝福して」
[宮崎県庁]
宮崎県庁では三日午前九時から安中知事以下庁員多数が出席し憲法公布記念式典を行った。
[宮崎市役所]
一方、宮崎市役所でも同時刻市長代理森助役ほか百五十名が集まり、式典を行った。また市内各学校も、それぞれ新憲法公布式を行い、この日を意義あらしめた。一方、市内は二日の舞踊コンクールに続いて同大会の参加メンバー(一行分不明)ポケット新聞社主催の仮装行列には、宮田町の一組九名が出場して人気を集めた。なお、宮崎マーケット階上の復興住宅展覧会には、前日に引続き参観者は多く、そのほか野球大会、競技大会など晴天に恵まれ、意義深い新憲法公布記念日は賑わった。
[都城市]
市役所では、午前十時から市公会堂で市長代理瀬戸山助役、山下市会議長ほか(一行分不明)挙行。市長代理瀬戸山助役の式辞、山下市会議長の祝辞あり、同十一時閉式した。また、警察署でも宮地署長以下全員出席の下に、祝賀式を挙行。宮地署長より新憲法に対する講話を行った。なお、明道、今町、五十市、祝吉の各国民学校ではこの日を祝し、盛大なる運動会を催した。
[延岡市]
「二千の仮装隊」延岡市では、憲法公布を祝う仮装行列(一行分不明)賑わいを呈した。旭化成ベンベルグ工場約二千名の仮装行列は正午に工場を出発、女工さんの曳く屋台を先頭に京人形の憲法公布人生展覧会を繰り出し、続いて『新憲法は平和の基礎』『新憲法は楽土の地固め』などと書いた憲法御輿を担いで市内を練りまわり、折から開催中のレーヨン部運動会場に入り込んで踊りに踊り勤労者の喜びと感激を爆発させた。また、延岡署主催の接客業者千二百名(一行分不明)午前九時半から延岡国民校で開かれ、ものすごい賑わいであった。
[富島町]
富島町役場では、三日午前八時から新憲法公布記念式を挙行したが、富農校で開催の富島署主催輸送業体育会は、あたかも記念式日であり、一層盛大に挙行された。
[日向日日新聞社の祝賀式]新憲法公布を祝って、本社では三日正午松下社長外全社員が一堂に会して、祝賀式を挙行した。

【施行記念 】(『日向日日新聞』昭和二十二年五月四日二面より)
三日午前八時半から県グランドで県民大会、憲法普及会県支部主催新憲法普及の論文、小説、歌詞、標語、ポスター諸作品入選者への賞品授与式、新憲法記念歌発表会並びに歌唱指導、一日から開かれた憲法施行記念体育大会三日目は午前九時から県グランドで、市内各学校生徒による集団体操、宮師女子部のダンス、宮師男子の器械体操、宮崎OB対宮農専の模範ラグビー戦、陸上競技、
[佐土原]
九時から南(?)小学校で記念式、町主催の合同運動会。」

*次回は、鹿児島篇。

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以下は、【再録】の記事です。

2013年5月21日
憲法便り#16 憲法公布記念シリーズ(第7回)「当時の宮崎県では」

「歴史的新憲法公布」

今日は、『日向日日新聞』から、ふたつの紙面を紹介します。

ひとつは、昭和21年11月4日付一面の下段に掲載された祝賀広告。

企業五社による大見出しは、
「歴史的新憲法公布 民主日本再建」
昭和21年11月4日付『宮崎日日新聞』一面
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(画像の典拠は、国立国会図書館所蔵マイクロ資料:請求記号YB-1791)

もうひとつは、11月4日付三面の下段に掲載された広告です。
「宮崎市復興祭」に続けて、「民主日本建設」の言葉。

二つの広告をあわせると、「新憲法公布」「民主日本再建」、「民主日本建設」と、この時代を象徴する言葉が並んでいます。

同じようなことは、『長崎新聞』や『佐賀新聞』など、他の新聞でも見かけます。
敗戦後の復興は、単なる経済的な復興ではなく、民主主義を基盤とする復興こそが、国民の思いでした。

昭和21年11月4日付『宮崎日日新聞』三面
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(画像の典拠は、国立国会図書館所蔵マイクロ資料:請求記号YB-1791)
宮崎には、2004年10月23日に開催される、「宮崎革新懇・県労連・県学習協」共催の講演に招かれて、初めて訪問しました。

前日の昼前に宮崎空港に到着すると、講演会責任者の黒木利忠さんが出迎えて下さいました。
昼食を御馳走になったあとは、彼の愛車で宮崎の観光名所巡りです。
青島、
長く続く日南海岸、
途中の絶景ポイントでの写真撮影、
飫肥城めぐり。

陽が西に傾き始めたころ、黒木さんが「岩田さんは、寅さんの映画、お好きですか」と、私に問いかけました。
私が「大好きです」と答えると、彼は、宮崎への帰り道とは反対方向に、さらに南へと向かいました。
着いた所は、堀川という町。堀川運河が流れています。

ここで、『男はつらいよシリーズ』の第45作「寅次郎の青春」が撮影されました。
マドンナ役は、風吹ジュン。彼女が演じる女性が、小さな床屋を営んでいた町です。
私は『男はつらいよシリーズ』の全作品を見ていますが、第45作を見てすぐに思ったのは、「私がこの町を訪れることは、一生、ないだろうな」ということでした。

その町に連れて行ってもらったのですから、本当に感激でした。夕暮れが迫る町の風景は、あの作品の印象とぴったり重なるもので、こうして書いている今も、鮮やかに蘇ります。

翌日、「婦人会館」で行われた講演会は大成功でした。事前に宣伝カーを市内に走らせ、市民の皆さんへのお知らせもしていて下さったと伺いました。」

以上は、【再録】の記事です。
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※平和憲法を守る闘いに寄与するため、2014年5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
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闘いは、まだこれからも続きます。「押し付け憲法」論、自主憲法制定論に対する闘いに、是非とも本書を活用していただきたい。
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by kenpou-dayori | 2017-09-03 14:17 | 日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では
2017年 09月 03日

憲法便り#2158:シリーズ『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では、No.48: 大分篇』

2017年9月3日(日)(憲法千話)

(一覧リストに戻る)

憲法便り#2158:シリーズ『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では、No.48: 大分篇』

以下の記事は、大まかすぎるので、『心踊る平和憲法誕生の時代』、および同書の改題・補訂第二版『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』の第四部には含めませんでしたが、ここで、各都市の中で、該当する部分を紹介しておきます。
【西日本新聞】公布記念(十一月三日付三面より)
「花電車や仮装行列 絢爛 西日本に展く慶祝プロ」
「歓喜沸く新しき出発」 
「平和日本のかどで、民主憲法公布のきょう三日ー西日本各地はいま新しき”くにのあゆみ”に寄する慶祝と歓喜にはち切れそうだ。この日各県各地とも奉祝式典のあとをうけ、それぞれ秘策の慶祝プロにうつり、忍従と屈辱の歴史をかなぐりすてる。
花電車や花トラックが飛び出し、仮装行列が歓喜の街々(まちまち)をねり歩き、きょう西日本の秋空はうちあげられる慶祝の花火にこだまし続けて、久方振りにみる灯の波、旗の波の復活だ。いま各地から洩れきこえる興奮の慶祝プロを綴っておくる。
(以下、[福岡] [佐賀] [大分] [熊本] [長崎] [鹿児島]と各県の行事予定が簡単に紹介されていますが、ここでは、「大分」の部分を掲載します。)
【大分県】
「各官公署毎に記念植樹が行われ、県警察部では四日から一週間”民主警察強調週間”を実施、
晴れの門出をつかんでこれが徹底と実行をねらう。」
 
       * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

以下は、岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』第四部より

【大分合同新聞】公布記念(十一月四日付二面より)
「菊薫る日新憲法誕生 歓喜二豊の天地に満つ」主権在国民、戦争の放棄、基本的人権の享有、勤労大衆の生活保障を闡明した待望の日本新憲法は、菊花薫る明治節、三日をもって公布された。
百二十万県民の祝福が豊穣の黄金色に輝く一豊の天地をこめた、戦火の洗礼に打ちのめされた敗戦後の混迷から、黎明の日本を迎えた県民の感激はあまりにも大きく深い。
この日、前日来のどんよりした暗雲は刻々晴れ渡り、翻る国旗の下、新憲法によって更生する祖国の姿を朗に象徴した。
先ず県及び市町村では、それぞれ記念式を挙げて官、公吏としての新憲法に対する祝意と決意を披歴し、また国民学校では明治節遥拝式に引続いて記念式を行い、ボクたち、わたしたちの憲法に双手を挙げて祝福し、小さな魂は「平和愛好」にしっかり結びつかれた。
また、生活を保障された勤労大衆は歓呼に溢れ、各地の工場、鉱山などの従業員組合は、運動会、音楽会、演芸会などに慶祝気分を横溢させ、一般家庭では特配の酒、煙草に祝い合うなど、歴史的なこの日を意義深く過し、新憲法に対する国民としての義務を果たすことを固く誓った。

[大分市]
「県市の輝く記念式」大分市では、午前十時県庁主催の記念式が荷揚町国民学校で行われ、知事代理持永内政部長の訓示があった。また大分師範学校では、午後一時半から同校講堂で同校の音楽発表会を催し、男女学生、付属国民学校の音楽発表の慶祝気分をそえ、また豊州女学校では運動会を催し、方形行進、レッドウイングなどに賑わい、各工場でも多彩な祝福行事が展開された。好晴に恵まれて野に山に颯爽たるハイキングの姿も頼もしかった。
[別府市]
▲三日の別府市は、午前九時市公会堂で記念祝賀会が挙げられ、一般市民約千名が集まり、市から駕海助役以下男女全吏員出席、助役、岡市会議長、山越連合町内会長らの祝辞あって、万歳を三唱閉式した。引続いて市連合青年団主催の演芸大会を催し、各学校区青年団から男女三十名出場、スター、ダンスホールバンドの特別出演で歌に踊りに軽音楽に、盛り沢山なプログラム二十八組を上演した。
▲また別府市婦人会では午前十時半市会議事堂で会員三百名が集って同様祝賀会を挙げた。
▲その他市町内会の運動会が各所で行われ、夜は立花ダンスホールで祝賀仮装舞踏会の催しがあり、最終日の競馬はいよいよ景気をあおり、いたるところ祝賀気分に終日賑わった。道行く人々は婦人会が売り出した菊花の記念マークを胸に飾り、満面に民主日本の新発足を寿ぐ喜びが溢れていた。
▲別府市朝見町内会の祝賀運動会は、町内会家族総親和のもとに朝見神社運動場で午前十時から華々しく開催された。一同神前に新建日本の前途を寿ぎ、町内会長はじめ隣組長、婦人会、青年会、少年団の各代表が民主的に一席弁じたのち、少女組の「平和の使者」を皮切りに、新日本建設、天皇と国民、武装解除、男女平等、衆議院、参議院など新憲法の香り豊かな競技が十数番、興味深く繰りひろげられた。最後に総踊りの賑やかなところを見せて閉会、出場の少年少女全部に賞品を贈るなど、幼い者を中心の極めて穏やかな集いであった。
[中津市]
よろこびの三日、中津市は秋晴れの好天気に恵まれ、明治節、日曜とかさなったため、近隣の町村から映画と劇場に押し寄せる人の波でごったがえした。市内の慶祝行事は庁舎での記念祝賀式のほか、扇城高女における中津体連主催の排球・籠球大会が遠来の日出、四日市高女を交えて熱戦を展開したのをはじめ、午後一時から公園地能楽堂で文連主催の演能会が開かれ、舞囃子(加茂、屋島、羽衣)、連鼓、鞍馬天狗、能頼政、仕舞十七番、舞囃子紅葉狩、柳川などが豊かな菊の香りをこめて久しぶりに演じられ、工場街も鐘紡が運動会を催せば、富士紡が同好会大会と演芸大会を開いて終日賑わい抜く、憲法公布を寿ぐ中津市民の歓喜が秋空一杯に繰りひろげられた。
[東国東地方事務所]
日本憲法公布の日を迎え、東国東地方事務所は、午前九時祝賀記念式を挙げ、森所長から新憲法の精神に則る吏道刷新の訓示があった。郡内各学校では、十時からそれぞれ記念式を行い、校長の訓示が行われた。一般農家は、目下刈り取りの最盛期で仕事は休まなかったが、新憲法の民主精神をシッカリ心に抱いて、増産に熱汗を流した。また各町村や諸団体では記念造林などの事業を行っている。
[鶴崎町]鶴崎町内の各中等学校と国民学校では、三日午前九時から新憲法公布の記念式を挙げ、校長の訓話があって閉式。鶴崎中学校は引続き校庭で体育会を催したが、各校とも四日から九日まで農繁休暇をする。
[高田村]
大分郡高田村では、新憲法公布の三日午前六時各戸から一名が参加して村国民学校に集まって記念式を挙げ、新憲法の朗読に次いで、学校長、駐在巡査、村会議員代表の祝辞があり、万歳を奉唱して散会した。」

次回は、宮崎篇。
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以下は、【再録】の記事です。

2013年5月30日付
憲法便り#25 憲法公布記念シリーズ(第14回)「当時の大分県では」


「神話と伝説よ 左様なら」

今日は、『大分合同新聞』昭和21年11月3日付から四つの紙面を紹介します。

ひとつ目は、11月3日付二面の下半分に掲載されたふたつの祝賀広告。

民主日本の暁鐘 祝 新憲法公布」
この広告を出したのは、馬車、牛車、荷車の大量製作をしている大分市内の大分車輛工業株式会社。
平和国家建設 祝 新憲法公布」
これは、同じく大分市内にある大分鉄工株式会社による広告。

民主日本と平和国家建設が謳われています。

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ふたつ目は、11月3日付三面の上半分に掲載された「新憲法 けふ華々しく公布」の記事。

神話と伝説よ 左様なら」「晴がまし 主権在民 よろこび胸に、けふの言葉」と題して、県民13人の顔写真入りで、談話を報じています。13人のうち、9人は女性です。これは、全国的にみても、当時としては珍しい紙面構成です。その女性たちの談話の見出しとお名前を紹介しましょう。この紙面は下半分まで続いており、皆さん、とても意欲的です。

「私ども婦人の夜明け」大分市婦人会長 山上アヤ子さん
「再建に微力を捧げる」大分市船頭町内第三班 井村ヨネさん
「希望に生き抜こう」第一高女教諭 藤沼恵さん
「権利の裏に義務あり」明星美容専門女塾長 貝沼梅子さん
「男性依存にお別れ」大分管理部 原口幸子さん
「多年の努力の成果」大分師範女子部本科二年 吉富シズ子さん
「忠実な実行者たろう」第一高女五年 吉原澄江さん
「はかり知れぬ慶びあり」豊州高女四年 安部八重子さん
「仲よく手をつないで」大分市春日町校六年 玉繁満池子さん

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三つ目は、11月3日付三面の下半分。
「祝 民主日本の新憲法公布」と題した祝賀広告。
国立大分病院、国立別府病院、国立亀川病院と、三つの国立病院が揃っての意思表示です。

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四つ目は、11月3日付四面下半分の祝賀広告です。

「祝 民主日本の新憲法公布」と題した、24の企業・団体・個人の祝賀広告がありますが、
これに目を奪われて見逃してはいけない祝賀広告が、最下段の右隅にあります。

「新憲法公布記念 祝賀 仮装大舞踏会
「余興沢山あり、オールダンサー仮装でお相手!」
「お客様の仮装歓迎!」
これは、別府・北浜の「立花ダンスホール」が、11月3日夜に開催したもの。
庶民は、したたかです。

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(画像の典拠は、4点とも、国立国会図書館所蔵マイクロ資料:請求記号YB-1796)

大分県には、湯布院や国東半島など訪ねてみたいところがありますが、まだその機会をもっていません。
大分県平和委員会の方からは何回もご注文をいただいたことはありますが、その他には、なかなか接点ができませんでした。
ところが、つい先日、いつもお世話になっている郵便局の局員の方のひとりが、大分県のご出身であることがわかりました。
このおかげで、大分県が、ぐっと身近かになったような気がしています。

以上は、【再録】の記事です。
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『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
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by kenpou-dayori | 2017-09-03 14:05 | 日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では
2017年 09月 03日

憲法便り#2157:シリーズ『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では、No.47: 熊本篇』

2017年9月3日(日)(憲法千話)

(一覧リストに戻る)

憲法便り#2157:シリーズ『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では、No.47: 熊本篇』

以下の記事は、大まかすぎるので、『心踊る平和憲法誕生の時代』、および同書の改題・補訂第二版『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』の第四部には含めませんでしたが、ここで、各都市の中で、該当する部分を紹介しておきます。
【西日本新聞】公布記念(十一月三日付三面より)
「花電車や仮装行列 絢爛 西日本に展く慶祝プロ」
「歓喜沸く新しき出発」 
「平和日本のかどで、民主憲法公布のきょう三日ー西日本各地はいま新しき”くにのあゆみ”に寄する慶祝と歓喜にはち切れそうだ。この日各県各地とも奉祝式典のあとをうけ、それぞれ秘策の慶祝プロにうつり、忍従と屈辱の歴史をかなぐりすてる。
花電車や花トラックが飛び出し、仮装行列が歓喜の街々(まちまち)をねり歩き、きょう西日本の秋空はうちあげられる慶祝の花火にこだまし続けて、久方振りにみる灯の波、旗の波の復活だ。いま各地から洩れきこえる興奮の慶祝プロを綴っておくる。
(以下、[福岡] [佐賀] [大分] [熊本] [長崎] [鹿児島]と各県の行事予定が簡単に紹介されていますが、ここでは、「熊本」の部分を掲載します。)
【熊本】
三日午前十時から県立第一高女で催す本社主催の舞踊歌謡曲大会をはじめとして、第二高女では午後二時から県民大会ひらかれ、文化祭、能楽大会、GKの希望音楽会その他絢爛たるプロが準備されている。また熊本市の連合町内会の運動会、八代、人吉両市の市民体育大会もこのよき日の朝からはじまられる。」

    * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

以下は、岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』第四部より

【熊本日日新聞】公布記念(十一月三日付三面より)
「鳴る・民主日本の暁鐘」「打ち樹つ盤石の礎 実践の責・祝福も各人へ」
日いづる国、新しき日本の太陽は上った。菊花かおる明治の佳節、きょうここに我々の憲法は公布され、新生国家盤石の基礎は打ち樹てられたのである。かくて侵略主義軍国の血に色どられ、官僚どもの封建かつ独善主義に歪曲されて来た明治憲法は、その穢れと膿汁悪弊を振り棄てて真の国民憲法へと生まれ変わり、主権は我々国民の手にかえり、民主国家の黎明は訪れたのだ。国政史上、画期的曠古の転換に際会し、きょうこの喜びの感激に浸りうる国民の栄光こそ、過ぐる日の戦禍の悪夢を払掃し、祖国復興の大業に邁進する絶大な精力剤となろう。
いま東京市ヶ谷の法廷では、戦争犯罪人が裁かれている。かつての戦場からは、彼らの犠牲者である白木の箱が続々と故山へ悲しき帰還を急ぎつつある。着のみ着のままの引揚者、住むに家なき戦災者、皆ひとしく戦争の犠牲者である。戦争は決して儲かるものではないことを教えられ、そして戦争がいかに悲惨なものであるかを体験させられた我々日本人に、新憲法は戦争の永久放棄を規定している。平和国家の道行きを示し、文化日本の再建を道標し、人権尊重、自由、平等を認め、生存の意味を高く唱導する新憲法こそ国家のみならず、国民の新生をもたらした狂喜絶叫するに値する一大快事である。
俺達がもたらしたと議会人が自惚れることも、新憲法の精神は認めない。全国民により新しい国家をつくろうとする国民の意思によって齎された憲法だから、勿論、実践の責任も一人一人にあり、祝福する愉快さも一人一人にある。きょうこの盛典の一日は、祝典の意味ならどんな馬鹿騒ぎも官僚どもにたしなめられる気づかいもなく、新日本の門出にふさわしい慶祝行事が国民の歓喜を爆発させて、各地で盛大に展開されよう。民主日本夜明けの鐘は、けさ八千万国民の頭上に大音響をあげて打ち鳴らされた。世界に呼びかける平和日本の門出の鐘でもある。

[祝賀行事]
*四日の記事に紹介されていない熊本市内の行事のみ。
▲熊本地方専売局=午前九時から第一高女で職員、家族合同祝賀運動会を開く
▲大蔵省政務講習所熊本支所=午前十時から九州中学校庭で運動会開催
▲国立熊本病院=午前十時から同病院内で運動競技会、午後一時から職員、患者合同大演説会開催
▲熊本医大=午前九時から同校庭で運動会
▲済々□=午後八時半から同校庭で運動会
▲尚絅高女=午前九時から同校庭で運動会
▲記念講演会「新憲法と国民生活」九大教授菊池勇夫=八日午後二時(建極会)。

[憲法精神普及講演会]
憲法公布祝賀に引続き、県では新憲法の精神を広く全県民に普及徹底させるため、九大から河村、林田両教授を招き、次の日程で講演会を開く。
▲四日第二高女(熊本市、飽託郡)
▲五日玉名公会堂(荒尾市、玉名郡)
▲六日山鹿国民学校(鹿本郡)
▲七日隈府高女(菊池郡)
▲八日宮地国民学校(阿蘇郡)
▲九日御船国民学校(上益城郡)=以上河村教授
▲十一日松橋高女(宇土、下益城郡)
▲十二日八代高女(八代市、郡)
▲十三日佐敷国民学校(芦北郡)
▲十四日人吉東国民学校(人吉市、球磨郡)
▲十六日本渡北国民学校(天草郡)=以上林田教授(何れも午前九時から)

(四日付二面より)
「民主一色に県民の祭り」好天に恵まれた県下の新憲法公布記念の式典や意義あらしめようと企画された各種の催しは、その所を得て随所に盛大に行われたが、この盛んな行事に籠められた「民主」の色彩は、今後さらに輝きを増し、真の民主日本の建設へ―の印象を深く祝福する人々の心に植えつけたのであった。(写真上は県連合の新憲法公布記念式、下は盛況の野外音楽会=熊本市)

昭和21年11月4日付『熊本日日新聞』二面
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(画像の典拠は、国立国会図書館所蔵マイクロ資料:請求記号YBー59)

[県]
「向上への契機」新日本晴れの門出を祝福する県連合の新憲法公布記念式典は、三日午後二時から第二高女講堂で挙行、ピーターセン熊本軍政官の祝辞、松枝県会議長の憲法前文朗読についで櫻井知事は、めでたい憲法公布を契機として、県民各位は一層平和日本国民としての資質向上に努められたい旨の式辞を述べ、引続き福(?)田市長、松枝県会議長、佐藤市会議長、山口裁判所長、松井検事正などのそれぞれ式辞があり、貴衆両院議員代表林田代議士、脇村町村長会長、伊豆熊本日日新聞社長らがそれぞれ祝辞を述べ、続いてつぎのような決議を行い、天皇陛下の万歳を三唱、午後四時散会。(決議文省略)
[熊本市]
「明るい朝の表情 あふる新憲法景気」きのう三日の熊本の表情は、新しい歴史の夜明けを寿ぐ、市民の明るい顔が街一杯に溢れた。この佳き日を祝う本社の記念行事の数々は、水前寺競技場の「市民総合運動会」でまづその幕を切って落としたが爽やかな秋晴れの一日を老いも若きも楽しく祝った。また、午後四時からは新市街記念碑前に数千の観衆を集めたフレッシュマンバンドが「祝賀青空演奏会」を開き、一方「総合美術展」も数千の美術ファンを迎えて開幕以来の記録を作った。
また新市街から上通りにかけてのアベニューは、喜びに胸をふくらませた市民の軽やかな足どりで夜更けまで賑わった。なお、新しき国生みの喜び票壽を捉える「撮影競技会」もこの日一日県下各所に鋭いカメラの眼を向けて傑作を追った。
[天草郡]
新憲法公布のよろこびに湧く天草郡本渡町では、郡教育会、同体育会並びに本社共同主催の体育祭は、三日午前十時から天中グランドで挙行。選手の入場式あり、木原大会委員長、名誉会長小山地方事務所長の祝辞、会長伊豆本社長(代理)の挨拶に次いで審判長の競技上の注意あって、百メートル予選を皮切りに競技開始。郡内各町村の選手達は、郷土の興望に応えんと熱戦を展開。また、趣向を凝らした応援団は、鉦や太鼓の伴奏にそれぞれ力いっぱいの応援戦を行って大会気分をそそり、同郡初の盛大な催しだけに早朝から押しかけた数千の人の波がグランドを埋め尽くし、苓州一円は体育絵巻一色に塗りつぶされたかの観を呈した。
[八代市]
躍進日本の発足を裏づける新憲法公布記念日に贈る本社並びに八代市体育会主催の「八代市体育大会」
は秋晴れの三日、八代全市を運動一色に塗りつぶし盛大に挙行。憲法公布祝賀並びに教化市指定記念式は、午前十時から代陽校講堂で開催。町内会五カ年勤続者、篤行者、納税成績優良者、方面委員、供出成績優良者を表彰、坂田市長の憲法解説等あって十一時半終了。
一方、体育大会は陸上(八中)、学童相撲(代陽校)、弓道(武徳館)の三会場で、青少年の溌剌たる体育絵巻を展開。就中(なかんずく)、弓道では昨年度県女子中等学校弓道大会優勝者竹田和子(八代高女卒)の紅一点が古豪に混じって堂々の戦を演じたのは、本大会の白眉であった。なお、本社賞は各競技団体優勝者に贈呈されたが、第二日目の四日は排球(八中)、籠球(同)、野球(代陽校)でそれぞれ開催される。
[荒尾市]
荒尾市、同体育会、並びに本社共同主催の新憲法公布を祝う体育大会は、三日午後一時から同市第一国民学校グランドにて盛大に挙行された。誂え向きの体育日和に数千の観衆場内を埋むる裡に、定刻会長中嶋市長の挨拶、吉田荒尾署長の祝辞、北野大会委員長の競技上の注意あり直ちに競技に移り、国民学校女子六十米の予選を皮切りに二十数種に亘り展開。就中、青年団、学校職員、官署、職種別団体の紳士駅伝競走は有明、八幡、府本、平井部落間約六キロを一時間足らずで走破し、第二会場四ッ山炭坑グランドでは野球が開催され、参加チームは四ッ山、万田、の炭坑が何れもABの二組、管財局の五チームが接戦を演じて観衆の喝采を浴びた。
[人吉市]
人吉市及び本社共催の体育祭は、憲法公布の佳日を迎え三日午前十時より城内グランドで華々しく開催。山本市長の挨拶あって直ちに体育会のプログラムをあけたが、市民の平和を象徴するいろいろのプラカードは秋陽を浴びて城内を美しく染め、祝日を楽しむ数万の群衆を前に、国民学校児童の音楽遊戯、町内会の年齢別リレー、女子青年の美しい平和音頭或いは鯛釣り競争、各種対抗リレー等、大人も子供もおばあさんも、娘さんも今日許りは嬉しそうに踊り、走り、本社寄贈の優勝旗並びに盛り沢山の賞品をめぐって、熱戦を展開し、午後六時終了した。
[阿蘇郡]
阿蘇郡内における三日の新憲法公布記念祭典は阿蘇神社、内牧菅原神社の記念大祭をはじめ全郡民を挙げて各町村毎に記念祝賀行事を展開した。
▲宮地町では町民大会を開き、引続き宮地体育協会主催の町民大運動会を開催。
▲内牧町では、同役場主催で内牧体育大会を国民校で開き、老若男女挙げて参加し大盛況。
▲なお、本社内牧通信部では、新憲法全文及び解釈を印刷して、一般町民に配布する。」

*次回は、大分篇。


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by kenpou-dayori | 2017-09-03 13:58 | 日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では
2017年 09月 03日

憲法便り#2156:シリーズ『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では、No.46: 長崎篇』

2017年9月3日(日)(憲法千話)

(一覧リストに戻る)

憲法便り#2156:シリーズ『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では、No.46: 長崎篇』

以下の記事は、大まかすぎるので、『心踊る平和憲法誕生の時代』、および同書の改題・補訂第二版『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』の第四部には含めませんでしたが、ここで、各都市の中で、該当する部分を紹介しておきます。
【西日本新聞】公布記念(十一月三日付三面より)
「花電車や仮装行列 絢爛 西日本に展く慶祝プロ」
「歓喜沸く新しき出発」 
「平和日本のかどえ、民主憲法公布のきょう三日ー西日本各地はいま新しき”くにのあゆみ”に寄する慶祝と歓喜にはち切れそうだ。この日各県各地とも奉祝式典のあとをうけ、それぞれ秘策の慶祝プロにうつり、忍従と屈辱の歴史をかなぐりすてる。
花電車や花トラックが飛び出し、仮装行列が歓喜の街々(まちまち)をねり歩き、きょう西日本の秋空はうちあげられる慶祝の花火にこだまし続けて、久方振りにみる灯の波、旗の波の復活だ。いま各地から洩れきこえる興奮の慶祝プロを綴っておくる。
(以下、[福岡] [佐賀] [大分] [熊本] [長崎] [鹿児島]と各県の行事予定が簡単に紹介されていますが、ここでは、「長崎」の部分を掲載します。)
恰(あたか)も復興祭第二日と重なる長崎市は市民大会のあとをうけて名物の蛇踊りや、獅子踊りなどの郷土芸能大会で賑(にぎわ)い、また諫早市でも名物浮立や笹踊りを繰りひろげることになっている。」

以下は、岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』第四部より

【長崎新聞】公布記念(十一月四日付三頁より)マイクロフィルムの状態が悪いため判読出来る範囲でまとめた。
[県庁]
「新時代の黎明 憲法公布の歓び湧く 各地で厳かに祝賀式典」新憲法公布記念式は、三日午前十一時から長崎商工会議所で杉山知事はじめ全職員、県会議長はじめ各県会議員が参列、祝辞があって閉式した。引続いて県庁知事室で祝賀会を開催、万歳三唱、乾杯ののち閉宴、意義深く記念行事を終了した。
[長崎市]
久しぶりの”蛇踊” 昔懐かし“モッテコイ モッテコイ”の連続」「復興祭三日目」圧政と屈辱よおさらば!自由と平等の新国家建設をめざした歴史の朝あけが、復興に燃ゆる十八万市民待望のうちに訪れた。三日午前十時新憲法公布記念式典が、市主催で本大工町市民運動場に於いて、長崎軍政府司令デルノーア中佐、杉山長崎県知事、中部長崎商工会議所会頭はじめ各階層代表並び市民千余名が参集の下に挙行(以下、復興市民大会の式次第は省略。復興祭の余興については、概略次の通り。)
午後一時から余興として豊年踊り、獅子舞、長崎市芸能保存会メンバーの舞踊などが終れば、本籠町の蛇踊がミナト長崎再建に秋天にのびよと、絢爛たる異国情緒をただよわせて、踊れば、“モッテコイ モッテコイ”のアンコールが続き、暮色にかげる四時すぎ、ようやく余興の幕を閉じた。(「蛇踊り爆心地で乱舞」の説明文と写真)(注・長崎市では十一月一日から十日まで長崎市主催・復興協賛会後援の「長崎市復興祭」を挙行した)
[佐世保市]
佐世保市では□□の憲法公布祭典を寿ぎ、午前十一時から戦災の跡未だに整わぬ市会議場で記念式典を挙行、中田市長、中野市会副議長外、各市議、部課長、終戦連絡事務局県出張所員、市吏員多数参列、中田市庁より民主主義日本再建へ邁進せんの力強い式辞があり、宮城遥拝ののち閉式した。引続いて冷酒でささやかな祝杯、新生日本創造の決意を新たにして十一時半終了。
▲佐世保復員局では憲法発布記念日の三日、午前九時十五分から大和町の庁舎で記念式を挙行、一宮局長が訓話を行い、運行、経理、造修、補給の独立各部課でもそれぞれ厳かに式典を行った。
▲佐世保署では憲法公布記念式を三日午後十一時より、署訓示室で内田署長以下参列、厳粛に挙行した。
▲佐世保市各国民学校、青年学校では三日午前九時からそれぞれ明治祭並びに新憲法公布祝賀会を開催。各校長先生から各児童へお話があり、難しい言葉は判らないながら、平和国家の出発を童心に固く誓った。
▲早岐署では、新憲法公布記念行事として、三日午前九時から管内署員、及び家族の大運動会を開催、その他警防団を始め各種団体が参加、競技に入り、盛会を極めた。
[島原市]
島原市の新憲法公布記念式典は、三日午前九時から□島海岸県民修錬所において挙行、片岡市長、全市会議員、連合町内会長、商工会議所、農業会、漁業会、その他各界代表者多数参加の下に開式、市長式辞、来賓祝辞などあって式典を終了。その後祝賀宴に移り片岡市長の発声で万歳を三唱し、新日本の将来を寿ぎて記念行事は終った。この日、在市各官署は午前九時からそれぞれの在所に於いて祝賀記念式を開催した。なお、各学校は午前九時一斉に記念式を挙行し、新憲法発布の意義深きことを訓示に、講演に、或いは弁論会の開催によって、徹底を図った。その他行事として弁論会、相撲、青年弁論会、講演会、音楽会、展覧会等
[大村市]
憲法発布記念の清酒特配に、終戦以来初めて取り戻した明朗な祭日気分に、市中の各戸では、久し振りで見る日の丸、さては街頭に立つ制服にも新生日本の生気が溢れている。この日、大村市では準備期間がなかったため全市民の祝賀式や街頭行動は行われなかったが、官署、各団体、町内会等はそれぞれ演芸会、運動会などにこの意義ある一日を費やした。大村警察署は、午前九時から署員の演芸会を公開、志方署長以下各主任達も今日は階級を抜きにして得意の隠し芸を披露し、笑いの一日を過ごした。主なる催し左の通り。
▲市役所祝賀会、十時より会議室で
▲大村警察署演奏会、午前九時から武徳殿で
▲大村郵便局式典、午前九時から局長室で、なお土俵出来上がり次第、近く憲法公布記念相撲大会 △竹松青年団主催町内会慰安演芸会、竹松劇場で
▲西大村青年団結団式、午前十時、西大村国民学校で、なお午後六時から慰安演芸会
▲大村市松並青年団祝賀演芸会、同本部にて
▲大村高女運動会、午前八時半より、同校庭で
▲大村大工労働組合記念総会、午前十時本経寺
▲諏訪住宅第二区町内会記念総会、午前九時より同所にて。」

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以下は、【再録】の記事です。

2013年5月28日付
憲法便り#23 憲法公布記念シリーズ(第12回)「当時の長崎県では」

「蛇踊りも」

今日は、『長崎新聞』昭和21年11月3日付と4日付の紙面からふたつ紹介します。

ひとつは、11月3日付二面の下半分に掲載された祝賀広告です。

「新憲法公布 明るく躍る佐世保商工界 平和な楽しい郷土建設
この祝賀広告にある言葉が、すべてを表わしていると思います。

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ふたつ目は、11月4日付三面の上半分の記事。

新時代の黎明 憲法公布の歓び湧く 各地で厳かに祝賀式典」
この見出しの下に、長崎、佐世保、島原、大村など各地の行事を伝えています。

その記事の隣には、「復興祭三日」の記事があります。見出しは、
「久しぶりの“蛇踊”」「昔懐かし“モッテコイ モッテコイ”の連続」とあります。
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原爆で壊滅的な打撃を受けた長崎の人々の、復興に立ち向かう姿です。」

(画像の典拠は、2点とも、国立国会図書館所蔵マイクロ資料:請求記号YB-1928)

以上は、【再録】の記事です。
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*次回は、熊本篇。

※平和憲法を守る闘いに寄与するため、2014年5月に下記の新著を緊急出版しました。
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―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
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闘いは、まだこれからも続きます。「押し付け憲法」論、自主憲法制定論に対する闘いに、是非とも本書を活用していただきたい。
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by kenpou-dayori | 2017-09-03 13:52 | 日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では
2017年 09月 03日

憲法便り#2155:シリーズ『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では、No.45: 佐賀篇』

2017年9月3日(日)(憲法千話)

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憲法便り#2155:シリーズ『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では、No.45: 佐賀篇』

以下の記事は、大まかすぎるので、『心踊る平和憲法誕生の時代』、および同書の改題・補訂第二版『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』の第四部には含めませんでしたが、ここで、各都市の中で、該当する部分を紹介しておきます。
【西日本新聞】公布記念(十一月三日付三面より)
「花電車や仮装行列 絢爛 西日本に展く慶祝プロ」
「歓喜沸く新しき出発」 
「平和日本のかどで、民主憲法公布のきょう三日ー西日本各地はいま新しき”くにのあゆみ”に寄する慶祝と歓喜にはち切れそうだ。この日各県各地とも奉祝式典のあとをうけ、それぞれ秘策の慶祝プロにうつり、忍従と屈辱の歴史をかなぐりすてる。
花電車や花トラックが飛び出し、仮装行列が歓喜の街々(まちまち)をねり歩き、きょう西日本の秋空はうちあげられる慶祝の花火にこだまし続けて、久方振りにみる灯の波、旗の波の復活だ。いま各地から洩れきこえる興奮の慶祝プロを綴っておくる。
(以下、[福岡] [佐賀] [大分] [熊本] [長崎] [鹿児島]と各県の行事予定が簡単に紹介されていますが、ここでは、「佐賀」の部分を掲載します。)
【佐賀県】
「この佳き日に自治功労者百三十名を表彰するほか各地とも運動会、秋祭りを織込んで多彩な行事をおくる。また県ではまる一ヶ月米なし生活を送った消費者層にこの喜びをわかつため、県下の生産農家に新米の早期供出を懇請、二日中に一日一人二合宛の慶祝新米配給を開始する。」


以下は、岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』第四部より

【佐賀新聞】公布記念(十一月四日付二面より)
「街も村も慶祝と歓喜に溢る」新憲法公布のきのう三日、日本民主化に画期的な巨歩を踏み出すこの佳き日を讃頌す。慶祝記念行事は県下一圓を歓喜の色に塗りつぶして絢爛、華麗の絵巻を繰り展げた。佐賀駅前、県庁前に建てられたみどりの大奉祝アーチは、菊花とともにその喜びを表徴するかのようにクッキリと秋空に映え、全県津々浦々に至るまでそれぞれ趣巧を凝らし式典に、スポーツに、講演会に九十万県民はあげて明るい希望と歓喜に湧いた。
[佳日に晴れの表彰 地方自治功労者その他]地方自治功労者永年勤続勤労者、県政功労者表彰式は三日午前九時から県議事堂で行われたが、永年に亘り県政に関する報道に貢献した本社記者金子政吉氏、西日本新聞大石今朝六氏も県政功労者として表彰を受けた。受賞者は次の通り(氏名は省略)〔地方自治功労者〕佐賀郡十二名、神埼郡四名、三養基郡七名、小城郡十三名、東松浦郡十六名、西松浦郡十三名、杵島郡十一名、藤津郡十一名、佐賀市二名、唐津市二名 〔永年勤続者〕三十名 〔県政功労者〕七名 〔勤労献功彰伝達〕一名。

[県庁]
「躍り出た仮装行列 記念祝典や庁員運動会」菊花香るこの日の喜びを胸にふるわせながら、まず午前八時から庁員全部の記念祝典が議事堂で行われたのを皮切りに、九時半から同じく議事堂で県政功労者、自治功労者、永年勤続者百三十余名の表彰式を挙行、武下知事代理の挨拶、中尾本社会長の祝辞等行われ、午前十時半閉式、一方庁員運動会は早くも午前八時から秋陽をグランドいっぱいに浴びた成美高女で開催され、日頃の繁忙な事務を頭から忘れ去って男女職員総出場、百足競争、スプーンレース、抽籤競争等……なかでも呼び物は各課秘策の仮装行列に珍装、珍芸で多数の見物人を爆笑の渦に巻き込んだ。なお、この日を祝って心づくしの白米二合と祝賀酒が配給され、県下は挙げて祝賀一色に塗りつぶされた。
[佐賀市]
「茶樹を植えて 記念式典や講演会」菊かおる佳き日を迎えて、佐賀市の県庁、市役所、警察署、学校はじめ各官公署はそれぞれ午前九時から記念式典を挙行したが、市主催の記念式典は三日午前九時から公会堂で市職員、市会議員、町内会長、警防団長、学校長など市政関係者をはじめ、一般市民多数参列して詔書奉読、万歳三唱したのち、引続き佐高教官糸川勇次郎氏の記念講演会を聞いた。市当局ではこの佳き日を永久に記念するために、玄関前に金木犀、庁舎西に茶樹の植樹を行ったほか、この日本社主催市内青年団体育祭(循誘)、全九州高校陸上競技(九時から、佐高)、県庁職員運動会(成美)など各種スポーツが花と咲いた。
[復興体育祭]
「熱と意気の敢闘譜 賑わった復興体育祭」本社並びに佐賀市連合青年団共催の復興体育祭は、秋晴れの天気に恵まれ、三日午前八時から佐賀市循誘国民学校グランドに市内男女一万余の団員が参集して華々しく開幕。佳き日を寿ぐ若人たちは青空のもと清澄な秋の大気を胸一杯に吸ってそれぞれの力の限りを尽して、熱と意気の敢闘譜を繰りひろげた。(開会式と競技成績は略)
[藤津郡]
鹿島町では午前十一時から役場で記念式を挙行、続いて記念植樹を行った。各家庭でも記念に柿、蜜柑、茶などを植えた。また、鹿島中学では創立五十周年を兼ね記念体育会を午前八時半から行った。記念講演は四日午前十時から行う。
[小城町]
町役場では午前九時から全吏員参集して記念式を挙行、城島主事の解説等あり、その後桜岡国民学校で町民体育大会を開き、町内各種会社、団体継走リレー、青年団の仮装行列など多彩なプログラムで賑わった。一方、青年学校では佐賀師範首藤教官を迎えて新憲法講演会、そのほか小城町役場では記念事業として天山山麓に本年度四町歩、来年度二十町歩の植林を行う。農家では今日あたり稲刈りの最盛期であるため、特別行事はなかったが、午前九時を期して田園から祝福して、供米完遂の力強い表現が見られた。
[東松浦]
「山笠も繰出す」
▲東松浦郡有浦村では三日午後二時から同役場階上会議室で記念式を行い、引続き村民一同の祝賀会を催した。
▲呼子町では午前十時から同町国民学校で記念式典を挙行、つづいて正午から各町内区に飾られた山笠を繰り出し、全町を挙げてこの佳き日を奉祝併せて、豊作豊漁を祝福した。
▲相知町は町民記念祝典を午前九時から町内公会堂に挙行、一般農家は供米の完遂こそ何よりの祝だと、刈り取りに励みながら、同時刻を期して心からなる祝をした。
▲長(?)島岩屋炭鉱は、三日の新憲法公布記念日は第三十四回創立記念日にあたるので、当日午前九時から山神社の秋祭に引続き、岩屋国民学校で記念祝典勤続者表彰式を行い、午後は鉱内対抗相撲大会などの記念行事を催した。
[唐津]
「体育絵巻繰り展ぐ」唐津市はこの佳き日を記念するため、奉祝絵巻を繰り展げた。
▲松浦体育協会では、陸の祭典として本社唐津支社後援のもとに、第一回陸上競技選手権大会を唐津青年学校で午前九時から体育絵巻を展開したが、出場選手は初中学校、一般など約二百名で盛会を極めた。
▲一方市役所では、午前八時半から唐津国民学校郊外運動場に市吏員参集し式典を挙げ、引続き十時から吏員の体育大会を開いた。なお、初中等学校は明治節祭と新憲法発布を兼ねて、午前八時から各校一斉に全生徒に対し憲法発布についての講演を行い、終って松浦体協主催の第一回陸上競技選手権大会にのぞんだ。
▲さらに唐津文化□は、午後一時から武徳殿で青年男女の弁論大会を開き、このほか官公署、会社、一般市民は民主日本再建の首途を祝って、明朗な喜色を市内一圓に漂わせた。
[西松浦]
「体育大会や演芸会で賑わう」△西松浦地方事務所では、午前十時から官民多数参列の下に記念式を挙行するとともに、伊万里第一国民学校で午前十時から佐賀師範中野効四郎氏を招き講演会を開いた。
▲伊万里中学では、午前八時から記念体育大会を開き、陸上競技のほか、伊万里川でボートレースを催し、伊万里高女でも運動会を開いた。
▲また、民間では小岩炭鉱、同出(?)炭鉱、国見炭鉱等で復興祭をかねて、演芸大会を催すなど、各方面でそれぞれ民主日本の新しい首途を祝福する行事を行った。
[杵島]
▲武雄町の憲法発布祝賀式典は自治功労者の表彰式を兼ね、三日午前九時半から武雄国民学校講堂で挙行、式後佐高和仁教官から憲法問題について講演があった。なお、自治功労者として表彰者されたのは二十二名(氏名は省略)。
▲北方町西杵炭鉱では、復興祭を兼ね、三日午前九時から祝賀行事を挙行、午前九時から運動場で相撲、午後一時から仮設会館で演芸を催したほか、武雄まで往復の駅伝競走、鉱員倶楽部における書、画、生花の展覧会などがあった。また武雄中学校でも、午前九時から体育大会を挙行した。
[神埼]
「学校で講演会」
▲神崎町では、午前十時から国民学校講堂で式典を挙行ののち、県教学課納富視学官の“新憲法について”の講演会を開いた。
▲神埼農学校では午前九時から挙式、田淵校長の話についで、青木教官の新憲法についての講演があった。なお、校庭に記念植樹を行った。
▲神埼高女では、午前九時挙式、森川校長の話があって吉村教官の憲法と時代精神と題する講演があり、生徒の演説に移り、乙女の意気と喜びを発表した。
▲神埼郡下の各国民学校では午前九時からそれぞれ挙式、学校長やその他の先生の話があり、記念植樹を行った。」

*次回は、長崎篇。

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以下は、【再録】です。

2013年5月27日付
憲法便り#22 憲法公布記念シリーズ(第11回)「当時の佐賀県では」

今日は、『佐賀新聞』昭和21年11月3日から三つ、11月4日からひとつの紙面を紹介します。

『佐賀新聞』を調べる以前は、佐賀県との関連で思い出すのは、
早稲田大学創設者大隈重信さんの出身県、
唐津港、
伊万里焼、
吉野ヶ里遺跡、
熱気球大会、
と限られたものでした。

しかしながら、昭和21年11月3日の憲法公布記念日前後を調べているうちに、印象は一変しました。

公布当日、県内各地での記念行事は、とても活発でした。
憲法公布祝賀広告にも、各界からの平和日本再建、民主日本再建、復興への意欲が明確に打ち出されています。

それらを、以下の四つの紙面で紹介します。

ひとつ目は、昭和21年11月3日一面下の祝賀広告です。
「祝 新憲法発布 平和日本再建」の見出しの下に、各官署、学校等の名称が列記されています。

佐賀県庁、
佐賀市役所 職員一同、
佐賀地方裁判所長、
佐賀地方裁判所検事正、
佐賀高等学校長、
内務省佐賀国道改良事務所長・兼 鳥栖国道改良事務所長、
農林省 佐賀食糧事務所長、
佐賀警察署長、
佐賀郵便局長、
佐賀専売局長、
佐賀少年刑務所長、
佐賀県町村会長一同、
佐賀郡市中等学校 校長会、
佐賀市会議員一同。
個人名は省略しましたが、実にさまざまな人たちが意思表示をしています。

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ふたつ目は、昭和21年11月3日二面に掲載された、浦崎造船所単独での祝賀広告です。
「祝 憲法発布」「生産再開へ 一路驀進」という言葉の他に、船を建造中のイラストがあります。

「造船従業員 大募集」「採用人員 二〇〇名」とありますが、職種が興味深い。
木型工、鋳型工、熔解工、混砂工、旋盤工、
組立工、管工、製罐工、罫書工、撓鉄工、
電気瓦斯溶接工、組合工、取付工、船台木工、
鋲打工、鍛工、仕上工、銅工、塗装工、
船具工、木工、穿孔工。
船の建造が、多くの技術の共同作業であったことが判ります。

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三つ目は、昭和21年11月3日四面の、光り輝く国会議事堂と鳳凰のイラストを配した、「新憲法制定 民主日本再建」の祝賀広告です。
唐津市と東松浦郡の企業、および唐津市会議員30人の名前が連なっています。
それらの中に、時代を感じさせる「貝島炭礦株式会社 岩屋炭礦」の名前があります。
「唐津酒造界 東ノ木屋、古屋、酒井屋」とあるのも、日本酒ファンの私には気になるところです。

上の段には、「歌劇座、蓬莱座、大正座」が連名で出した「新憲法発布記念大興行」の広告。
祝賀広告とはなっていないが、その右隣に、「大日本相撲協会 東京大相撲 羽黒山、照国一行 百五十名一挙来演」とあり、さらに隣には、昭和館跡「平和劇場」の広告。この時代、各地の道路や橋、公園などにも「平和」という名称が付けられていました。

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四つ目は、昭和21年11月4日一面下の、佐賀県農業会による祝賀広告。
左に国会議事堂、右に鳩を配し、会長および4名の理事、常任監事、部長および室長11名の
名前が列記されています。

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(画像の典拠は、4点とも国立国会図書館所蔵マイクロ資料:請求記号YB-68)
佐賀県のみなさーん、私は、鳥取県と徳島県同様、佐賀県からもご注文をいただいたことがありません。よろしくお願いします。

明日は、長崎県です。

以上は、【再録】部分です。
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※平和憲法を守る闘いに寄与するため、2014年5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
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by kenpou-dayori | 2017-09-03 13:47 | 日本国憲法公布、その日、あなたの故郷では