岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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カテゴリ:今日の話題( 165 )


2017年 05月 16日

憲法便り#2008:平和憲法を歌う感動的な渋谷区立千駄ヶ谷小学校校歌

2017年5月16日(火)(憲法千話)

憲法便り#2008:平和憲法を歌う感動的な渋谷区立千駄ヶ谷小学校校歌

かなり前のことになるが、拙著『検証・憲法第九条の誕生』を贈呈したことへのお礼として、日本共産党国会対策委員長で衆議院議員の穀田恵二さんから、我が家に、お電話と、FAXをいただいたことがあります。


そのFAXには、ご友人から聞いたこことして、渋谷区立千駄ヶ谷小学校の校歌の歌詞が書かれていました。


私は、その歌詞に感激して、憲法講演の中で、胸をつまらせながら、何回か紹介したことがあります。

以前は、千駄ヶ谷小学校のホームページに、作詞、作曲をなさったかたのお名前や、歌詞全体そして楽譜も掲載されていたように記憶しているのですが、最近は見当たらなくなり、残念に思っています。


FAXがかなり薄くなってしまいましたが、3番の歌詞は覚えていますので、紹介します。


3.世界の国に さきがけて

  戦争棄てた 憲法の

  こころ忘れず 取り持って

  平和日本の民となる

  これが我等の将来だ

  これが我等の将来だ 


一度、聞かせていただきたいと思っているのですが・・・・・


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by kenpou-dayori | 2017-05-16 19:59 | 今日の話題
2017年 05月 03日

憲法便り#1999:昨日、国立公文書館の特別展『誕生 日本国憲法』を再び見てきました!

2017年5月3日(水)憲法記念日特集

憲法便り#1999:昨日、国立公文書館の特別展『誕生 日本国憲法』を再び見てきました!

TBSの報道特集が取り上げたこともあって、今回は、来場者がかなり増えていました。

初回には、疲れていたため、かなり見過ごしていたことがありました。
NHKの憲法特集は、この特別展を先取りして取材し、番組制作をしていたことも、鮮明に分かりました。その評価については、改めてふれることにしますが、5月7日(日)まで開催中です。ぜひとも、おすすめします。
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以下に、4月25日(火)に掲載した、『憲法便り#1988』を再録します。

憲法便り#1988:国立公文書館『平成20年春の特別展 誕生 日本国憲法』

編集 | 削除

2017年4月25日(火)(憲法千話)

憲法便り#1988:国立公文書館『平成29年春の特別展 誕生 日本国憲法誕生』

再開第2回目は、地下鉄東西線竹橋駅から徒歩5分のところにある、国立公文書館で開催中の『平成29年春の特別展 誕生 日本国憲法誕生』の紹介です。

日本国憲法に関連した展示は、これまでいくつか見たことがありますが、今回の展示は出色です。

日本国憲法の原本を初めとして、展示されている60点は、すべて原資料です。
これだけまとまった形で展示されることは、今後、またあるかどうか判りませんので、是非とも閲覧なさることをお勧めします。

入場は、無料です!

5月7日(日)まで、土日、祝日も含めて無休で開館していますので、連休中に訪問することも可能です。

また、展示品の写真と解説をまとめた資料集が素晴らしい。第一級の資料集です。
A4判、本篇70ページ、主要人物紹介・用語解説、関係年表、展示資料一覧7ページ、主要文献等一覧1ページの構成で、カラー印刷。

これが500円で販売されているいので、是非ともご購入なさることをお勧めします。

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by kenpou-dayori | 2017-05-03 11:34 | 今日の話題
2017年 05月 01日

憲法便り#1995:第88回中央メーデーに参加してきました!

2017年5月1日(月)(憲法千話)

憲法便り#1995:第88回中央メーデーに参加してきました!

11時の開会に少し遅れましたが、12時半の閉会まで参加してきました。参加者は3万人。

原宿駅を出ると、自由法曹団の多数の方々が共謀罪に反対する呼びかけと共に、
2017年春夏 特集『これが共謀罪です!あなたも逮捕されるかも 共謀罪って、一般の人は関係ないんじゃないの!?』と題するリーフレットを配布していました。
お祭り気分ではなく、緊張感が走ります。

連帯あいさつの後に行われた被災地からの訴え。
政府による、支援打ち切りの冷たい仕打ち。
「まだ道半ばです。声に耳を傾けて下さい。どうぞ忘れないで下さい。』との訴えが、胸を打ちます。

団体決意表明の中で、出版労連の代表は、共謀罪の危険性について、横浜事件に詳しくふれ、憲法第21条を具体的に引用し、共謀罪に強く反対。そして闘う決意を表明しました。
第21条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
 検閲は、これをしてはならない、通信の秘密は、これを侵してはならない。
この条文を、帰宅してから、もう一度読み返しました。

会場近くに、土建関係を中心に、宣伝カーがずらりと並んでいましたが、小型トラックに積まれたデコレーションは、なかなかの力作がそろっていました。カメラを持たずに出かけたのは、失敗でした。
メモをたくさん取ったのですが、疲れているので、二つだけ紹介します。

軍事パレードを思わせるミサイルの模型がありましたが、「ミサイル上げるな、賃金上げろ!」の文字。

意表を突いたのは、これが500億円原寸大と書かれた、大きな立方体。その側面に「みんなんで内部留保を切り崩そう」「大企業の内部留保はこの6000倍、300兆円」

このメモを取っている時、「岩田さん」と声をかけられました。
振り返ると、4月13日にインタビューを受けた、連合通信編集長の伊藤篤さんです。
嬉しい出会いでした。



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by kenpou-dayori | 2017-05-01 21:36 | 今日の話題
2017年 04月 30日

憲法便り#1993:9・11直後のアメリカを振り返り、現在と比較してみました!

2017年4月30日(日)(憲法千話)

憲法便り#1993:9・11直後のアメリカを振り返り、現在と比較してみました!

去る4月20日(金)に国立国会図書館内で、偶然、弁護士の河内謙策さんに会いました。およそ20年ぶりです。
その時、すぐに思い出したことがあります。
あの忌まわしい9・11の当時、彼がアメリカに滞在していたこと、そして、彼が書いた手紙が当時所属していた城北法律事務所の新年の挨拶のニュースに載っていたことです。

憲法便り#318(2013年9月21日)、
憲法便り#324(2013年9月24日)、
憲法便り#328(2013年9月25日)、
憲法便り#330(2013年9月26日)に収録した文章を手がかりに、現在のアメリカと日本を考えてみました。
状況があまりにも酷似しており、さらに悪化しています。

【2013年9月21日付 憲法便り#318の再録】
今日は、12年前の9・11の直後に書いた、私の誌を掲載します。
正式なタイトルは、「『アメリカの友へ』―二〇〇一年十一月十八日の手紙」。
同人誌『ひろば 190号』(2002年2月)に掲載されたものです。
当時は、イラク戦争の前夜でした。
現在は、シリアへのアメリカの軍事行動が当面は阻止された状況ですが、予断は許しません。
こういう時こそ、世論の力が戦争をくいとめる、そう信じます。
イギリスでは、世論がイギリス政府の手を縛りました。

いま、改めてこの詩を読んでみると、日本は本当に変わってきていると思います。
しかしながら、私は諦めません。
いかなる戦争も反対です。

9・11事件当時、私は、「来日ロシア人研究会」がその研究活動の一環として、2001年10月6日に、早稲田大学において開催を予定していた国際会議「日本におけるロシア文化の受容<過去から未来へ>」で研究発表をするために、原稿の仕上げの段階にありました。テーマは、「エマヌイル・シュテインの亡命ロシア人詩集コレクションについて」。
エマヌイル・シュテインは1934年ポーランド生まれのユダヤ人で、5歳のときに第二次世界大戦が勃発して以降、数奇な運命を辿り、1968年に不本意ながらアメリカに亡命している。彼は、残念ながら1999年にこの世を去っており、アメリカで刊行された「シュテイン・コレクション目録」および彼の経歴については、オリガ夫人と手紙のやりとりで、情報を提供していただいていました。ところが9・11以降、アメリカでは手紙が果たして届くかどうか判らない、高い警戒レベルになり、友人の協力を得てメールのやり取りをしました。エマヌイル・シュテインの運命については、改めて紹介したいと思います。

前段が長くなりましたが、詩とともに投稿した文章がありますので、その中から詩を書いた経緯についての部分をここに再録します。

「『アメリカの友へ』は、「高校生の平和のつどい」、「世界の子どもの平和像を東京に」、「報復戦争反対、平和を求める高校生一万人署名」などの運動を続けている高校生たちへの激励の気持ちを込めて書いた散文詩です。
 最近の世界情勢と私の戦争体験、ベトナム戦争後に南北が統一する前の北ベトナムを訪問して来た体験、そしてユーゴスラヴィア空爆の時にはNATO軍に基地を提供しているイタリアに滞在していた経験を重ねあわせました。
 私の中にはもっと書きたいこと、もっと大きな怒りがありますが、いろいろな人に読んでもらうために表現を抑え、問いかける手紙の形式をとりました。
 昨年(2001年)十月六日に早稲田大学を会場にして来日ロシア人研究会が開催した国際シンポジウムで『エマヌイル・シュテインの亡命ロシア人詩集コレクションについて』と題する研究発表をするために、アメリカ在住のオリガ・シュテインさんと昨年(2001年)の九月末から十月にかけてメールのやりとりをしたこともきっかけになっています。
 「高校生の平和の集い」の実行委員宛てに激励の手紙とこの詩を送ったところ、顧問の先生からお礼の手紙が届きました。「平和の集い」実行委員の反省会で顧問の先生が私の手紙を読み上げ、高校生の皆さんでこの詩を輪読して下さったそうです。そして、歴史について改めて話し合うきっかけにして下さったとのことでした。
 『アメリカの友へ』は(二〇〇二年)一月十八日に新宿平和委員会をはじめとする新宿区内の平和五団体により開催される「アフガンは今―パキスタン現状報告・二〇〇二年新春平和の集い」でも朗読されることになりました。」

なお当時、私は、「報復戦争反対、平和を求める高校生一万人署名」に協力するため、友人・知人に署名用紙を郵送して、五百筆を大きく超える署名を届けたことを付記しておきます。
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※本書『心踊る平和憲法誕生の時代』の注文については、こちらから


憲法便り#324 『9・11直後のアメリカ論(1):アメリカは狂っている?』

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9月21日付の『憲法便り#318』で、『「国際平和デー」に寄せて:9・11直後に書いた散文詩「アメリカの友へ」』と題して、12年前の9・11の直後に書いた、私の誌を掲載しました。正式なタイトルは、「『アメリカの友へ』―二〇〇一年十一月十八日の手紙」。
同人誌『ひろば 190号』(2002年2月)に掲載されたものです。

私は、この詩の投稿をした際に、9・11の直後に書いた「アメリカ」論も同時に寄稿しています。
いま読み返して見ても、当時の問題点だけではなく、現在の問題にも踏み込んで書いています。
『アメリカの友へ』と同時に、是非読んでいただきたい文章なので、全3回に亘って掲載します。
「戦争の世紀」と呼ばれた20世紀に別れを告げ、戦争のない平和な世紀が期待された21世紀への希望と夢は、9・11によって打ち砕かれました。
 あれから12年。通信技術や軍事技術は進歩したが、歴史に進歩はあったのか、人類に進歩はあったのかを改めて問いかけたいと思います。


同人誌『ひろば 190号』(2002年2月)より

新年(2002年)に届いた池袋の城北法律事務所ニュース第四十六号の中に、私も以前からよく存じ上げている河内謙策弁護士が書いた「今、アメリカで……」という文章がありました。アメリカの現状が非常によく表されているので、その全文を紹介します。
「二〇〇二年明けましておめでとうございます。
 私は昨年の四月に渡米し、現在、ハーバード大学ライシャワー研究所の客員研究員としてボストンで暮らしています。皆様に十分連絡もとらずにアメリカに来てしまった失礼をお許し下さい。
 最近のアメリカの状況を一言でいえば、アメリカは狂い始めているのではないかと思っています。アメリカの支配的なエリートの言動は、我々の常識をはるかに超えています。九月十一日事件直後にブッシュが先頭に立って戦争を言い始めた時にもぞっとしましたが、現在は、アフガニスタンの後はイラクだとかソマリアだとかいう議論が盛んです。信じられない感覚です。ハーバード大学の学長は、クリントンの時に財務長官だったサマーズですが、彼は、大学は死を覚悟している軍人たちを支持する義務があるなどと言い始めました。気が狂っているとしか言いようが有りません。
 狂い始めているのは支配的エリートだけではなく、アメリカ国民もそうです。九月十一日以後、多くのリベラルと言われている人たちが転向しました。ブッシュを85%とか90%が支持しているというのは、異常としか言いようがありません。
 アメリカ国民はだまされていると言う見方もあるかも知れませんが、私はアメリカに来て、そのような見方は、あまりにも素朴だと思うようになりました。根は深いのです。
 この様な中で今回の戦争に異議を唱えた人たちには、救われる思いがします。愛国青年だけでなく、反戦青年も増えています。ボストンで今回の戦争に反対している最も有力な集団の一つが、キリスト教の一分派とも言えるクエーカー教徒たちです。クエーカーは、十七世紀以来、平和のために闘い、弾圧に耐えてきた徹底した非暴力の平和主義者で、リーダーのジョセフ・ガーソンは本当に尊敬出来る人です。」
(第2回:「キューバ危機とケネディ」に続く)

《追加のひと言》
1956年製作、1957年に公開されたアメリカ映画『友情ある説得』は、南北戦争時代のクエーカー教の牧師一家の愛と喜びと悲しみを描いた名作です。
製作・監督は、ウイリアム・ワイラー。『ローマの休日』、『大いなる西部』、『ベン・ハー』など数々の名作を残した名監督です。
主演は、名優ゲイリー・クーパー。『真昼の決闘』はあまりにも有名です。
牧師の妻役は、ドロシー・マクガイア。

憲法便り#328 『9・11直後のアメリカ論(2):キューバ危機とケネディ、二大政党制の危険性』

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「河内氏の文中で使われている「気が狂う」という表現は妥当ではなく、好きではありません。しかし、その点を除けば全体として肯んぜられるもので、彼が日頃感じていることがひしひしと伝わってきます。
私は河内氏がふれている「根の深さ」は、言い換えればアメリカにおける民主主義の「根の浅さ」、脆弱性に起因していると考えています。
 九月十一日に引き起こされた同時多発テロのショッキングな映像を見ながら、世界経済の先行き不安と同時に、私の脳裏をよぎったのは河内氏が書いているようなアメリカ社会の急激な変化の予見でした。その根拠となったのは、まだ早稲田大学の一年生だった一九六七年に聴いた服部辨之助先生の「政治学」の鮮明な記憶です。彼はソ連がキューバにミサイルを持ち込もうとして一触即発の事態となった一九六二年の「キューバ危機」の時、アメリカに留学中でした。当時のアメリカ大統領はケネディで、彼が一九六〇年の大統領選挙で獲得した選挙人の数こそ共和党のニクソン候補を三〇三票対二一九票と引き離しましたが、全米の一般投票総数では六八〇〇万票のうちわずか十一万八千票の僅差でした。彼は「キューバ危機」の時まで必ずしも評判はよくなく、論敵や政敵も多数存在していました。しかしながら、「キューバ危機」で核戦争も辞さない構えを取り、キューバを海上封鎖したケネディの支持率は急上昇し、アメリカ全体が戦争モードに一変しました。服部先生の友人で、前日までケネディを批判していたインテリ達も一斉にケネディ支持者に変わりました。
 なぜ、アメリカ社会ではこのように歯止めが利かない事態が簡単に起きてしまうのだろうか? それには、基本的政策の九〇パーセントが共通している民主、共和両党しか選択肢がない、二大政党制によるアメリカの政治構造の「根の浅さ」が指摘できると思います。
 ひるがえって日本の政治状況を見ると、元自民党員の鳩山由紀夫氏が民主党と自民党による二大政党制を盛んに主張しています。これが現実のものとなった場合には、日本でも同根の政党間での地滑り的移動が簡単に起こり得ると思います。現に、改憲論議において鳩山氏は「鷹派」の本性を表しています。」
(第3回『アメリカ民主主義の「根の浅さ」と問題の「根の深さ」』に続く)

〔追加のひと言〕日本の国民が目の当たりにしている通り、マスコミも加わって二大政党制、内容抜きの政権交代が煽られ、私の予見は不幸にも現実のものとなりました。

憲法便り#330 『9・11直後のアメリカ論(3):「根の浅さ」と「根の深さ」』

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「アメリカ民主主義の「根の浅さ」、そして問題の「根の深さ」は戦後のアメリカ社会史を見ても明瞭です。
 一九四九年秋から五年間にわたって政府活動特別委員会を舞台にして共和党上院議員マッカーシーのイニシアチブにより吹き荒れた、いわゆる、「マッカーシー旋風」は、赤狩りと思想弾圧でアメリカの真の民主主義を思想の自由を根底から覆しました。
 一九五五年からキング牧師を指導者として始められた人種差別バス・ボイコット運動を契機に南部各地に広がった黒人の運動は、一九六五年に新公民権法を制定させました。しかし、実際に差別撤廃を克ち取るまでには、キング牧師暗殺を含む多くの犠牲を伴い、長い苦難な道のりを経なければなりませんでした。キュー・クラックス・クランと名乗る人種差別主義者の秘密結社による暴力のみならず、白人の差別意識が厳然たる壁として立ちはだかっていました。今も人種差別は存在しています。
 アメリカはもうひとつ根深い問題を抱えています。「銃規制」を今も解決出来ないでいることは、アメリカ民主主義の限界であり、銃の力でアメリカ原住民から奪い取って作り上げられたアメリカ社会が内包している根本的な問題です。これは暴力によって他を支配するという発想の温床になっており、「力の論理」「強者の論理」「殺す側の論理」に連なっています。
 テキサス州の石油産業と軍事産業をバックに登場したブッシュ大統領は、アメリカ社会の行き詰まりを打開するためにテロ事件を最大限に利用し、軍事行動をつづけています。その有効性が疑問視されているミサイル防衛網構想にも、テロ事件直後に大幅な予算が承認されました。テキサス州一州だけでフランス一国と同量の炭酸ガスを排出しているアメリカは、ブッシュ大統領の登場後にいち早く「京都議定書」批准を拒否しました。アフガニスタン空爆による市民の死者の数は、すでにテロ事件の犠牲者の数を上回っています。本当の「ならず者国家」は、やりたい放題を続けているアメリカだと断言できます。
 国際世論はこの状態をながくは容認しないでしょう。声をあげ続けることが必す力になると思います。
 私は理性の勝利を信じて、これからもペンによる闘いを続けます。」

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by kenpou-dayori | 2017-04-30 22:30 | 今日の話題
2016年 08月 10日

憲法便り#1834:コンビニのアルバイト青年にビラを渡したら「講談って、何ですか」ときかれました!

2016年8月10日(水)(憲法千話)

憲法便り#1834:コンビニのアルバイト青年にビラを渡したら「講談って、何ですか」ときかれました!


講談『日本国憲法誕生秘話・第二弾/外務大臣官邸の場』で出演する、8月19日(金)に迫った「第10回憲法フォーク・ジャンポリー』

行きつけのコンビニのアルバイト青年にビラを渡したら「講談って、何ですか」ときかれた!

彼の年齢をきいたところ、23歳とのこと。

この反応にめげず、簡単な説明をしたが、情報の伝達のありようで、考えさせられた。

あとで、ほぼ同年齢の、その他のアルバイト店員2人にも「講談」という言葉を知っているかを尋ねたところ、
ふたりとも知らないという。

これから会う人には、このことも話題としながら、ビラを渡そうと思う。

みなさんは、実際に講談を聴いたことがありますか?

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*岩田才之助は、祖父の実名で、講談を演じる時の芸名にしています
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by kenpou-dayori | 2016-08-10 19:00 | 今日の話題
2016年 08月 07日

憲法便り#1818:インターネットでみる稲田朋美新防衛大臣の危険な正体と、諸外国の評価

2016年8月7日(日)(憲法千話)

憲法便り#1818:インターネットでみる稲田朋美新防衛大臣の危険な正体と、諸外国の評価


稲田朋美新防衛大臣は、その言動を見ると、あまりにも節操がなく、危険である。

経歴を見ると、早稲田大学法学部卒とある。

早稲田大学卒業生には、「稲門会」という同窓会があるが、私は、こうした組織は好きではない。

こんなとんでもない人物とひとくくりにされるのは、御免蒙りたい。

ところで、彼女について、かなりよくまとまったインターネット上の情報があるので、紹介したい。

その名称は、sukiyakisongの日記。(リンク先はこちらへ)
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by kenpou-dayori | 2016-08-07 21:36 | 今日の話題
2016年 08月 07日

憲法便り#1816:長野講演で、若い母親たちは、安倍改憲の危険性に気づいてしまった!

2016年8月7日(日)(憲法千話)

憲法便り#1816:長野講演で、若い母親たちは、安倍改憲の危険性に気づいてしまった!


8月4日長野市内で、下記のレジュメ及び5枚の資料をもとに、憲法講演を行った。

すでに憲法便りでお知らせしたが、今回は、若いお母さんたちを対象とした。

初めての試み、夏休み中、さらには、講演会当日に会場変更ということが重なって、参加者は8名と少人数であったが、個人宅でのアットホームな感じで行われ、会は好評のうちに終わった。

お母さんたちは、子供連れであった。子供の「参加者」は6人。
ちょうど、会場となったお宅のに小学生のお孫さんが遊びにきていて、そのお嬢さんが、別室で子供たちの世話をかって出てくれた。

質問タイムになって、参加したお母さんがたから、最近、インターネット情報をもとに、5~10人で憲法学習会を始めていること、7月に映画「不思議なクニの憲法」の上映会を開催したところ、30人の参加があったことが話された。

そして、今回のような、歴史的事実に基づく学習会をしたいので、最近出来れば、近いうちにまた来てほしいという要望が語られた。

また、このお母さんが、若者のことばで、「私たちは気づいてしまった!」と感想を述べていたことが、印象的であった。

【レジュメ】
2016年8月4日
安茂里九条の会主催・憲法講演会『憲法と子どもたちの未来』レジュメ
                           岩田行雄
【 講演のポイント 】
〔はじめに〕 ちょっと質問。
      「とと姉ちゃん」が、「戸主(こしゅ)」になった意味は?      
      明治憲法下の民法の「戸主」と、新憲法下の民法の「世帯主」の根本的な違い。
①憲法とは何か・・・家に例えれば、設計図。
 世界で最初の憲法は、「マリー・アントワネット」の時代にフランスで作られた。
②日本国憲法が、「平和憲法」と呼ばれるのは? →戦争への深い反省から生まれた。

③今の憲法を変えて良いのか? →改憲の狙いは第九条を変えて、戦争を復活する。
④「お試し改憲」とは? →最大の狙いは隠して、やり易いことで国民を慣らす。
⑤改憲の「国民投票」とは? →衆参両院それぞれの3分の2以上の議員で発議。
  今回の参院選で、改憲勢力が3分の2以上を占めたことの意味。

⑥自民党の『日本国憲法改正草案』(平成24年4月27日決定)
 草案の現物に基づいて説明。
⑦「徴兵制」とは何か? →「自衛隊」は応募だが、「徴兵制」は全国民への強制。
⑧「立憲主義」とは何か? →民定憲法(国民が政府を縛る憲法)に基づく政治。
 *その反対は、欽定憲法(政府が国民を縛る憲法)に基づく政治。
      
⑨日本国憲法 第九条の条文 →この条文があるので、日本は戦争が出来ない!
「第二章 戦争の放棄
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
前項の目的を達成するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」

⑩「憲法改正案委員小委員会での検討点…字句上の問題、漢字制限との関係での問題、規定の性格の問題
1.「主権の発動たる戦争」→「国権の発動たる戦争」(p.107)
2.全然何もやっていない時に抛棄というのはおかしい→これは戦争権の抛棄(p.110)
3.「戦争の抛棄」か、「戦争の否認」か(p.108~)→「否認」は少数意見(p.115)
4.漢字制限との関係で「抛棄」は「放棄」に。「ホウキ」「ホウ棄」はどうか(p.110)
5.平和を愛好するということよりは、世界平和の維持に努力する、協力する(p.113)
6.「永久に」を削る(原夫次郎委員・日本進歩党)(p.113)
7.「他國との間の紛爭の解決の手段」→「国際紛争を解決する手段」(p.115)
8.「保持してはならない」→「保持せず」か、「保持しない」か(p.115~)
9.「國の交戰權は、これを認めない」を「国の交戦権を否認することを声明する」に。
→これでは「禁止規定」が「宣言規定」に変り、弱くなった印象をうける。(p.121)
 10.「声明する」「宣言する」という表現が必要か、不必要か(p.116~)
11.第九条を削除して、憲法前文に入れる(林平馬委員・協同民主党)(p.119)
12.「陸海空軍その他の戰力は、これを保持してはならない」…将来これを読む度毎に、
    国民の誰もが如何にも他力的な情けなさを感ずるような気がする。(p.133)     

〔おわりに〕教科書問題・・・子どもたちを戦争に導く、「公民」教科書の採択の増加。
 育鵬社の「公民」教科書の内容。現物に基づいて説明。  
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by kenpou-dayori | 2016-08-07 16:45 | 今日の話題
2016年 08月 02日

憲法便り#1807:小池新都知事は、全国のお豆腐屋さんに対して、謝罪すべきである。

憲法便り#1807:全国のお豆腐屋さんに対して、謝罪すべきである。

東京オリンピック招致は、既存の施設を利用することにより、当初、経費を約3,000億円と見込んでの計画だった。
ところが、IOCの決定が出るやいなや、それが、7,000億円に膨らみ、現在では、2兆円から3兆円と、とんでもない金額にふくれ上がって、とどまるところを知らない。

小池新都知事には、公約通り、オリンピック関連予算の見直しと、利権問題の追及を、妥協せずに取り組んで欲しいと思う。

ところで、都知事選の最中に、小池候補は街頭演説で、この膨らむ一方の「オリンピック」関連予算のことにふれて、「お豆腐屋さん状態」と言っていた。

これは、早朝から真面目に働いているお豆腐やさんに対して、大変失礼な話である。

全国のお豆腐屋さんに対して、謝罪すべきである。

こういう無神経な発言を放置しておくことは、大きな問題の温床になるので、あえて指摘しておく。

権力の座についた者は、石原、猪瀬、舛添知事のように、本質が現れ、すぐに尊大になるからである。
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by kenpou-dayori | 2016-08-02 10:01 | 今日の話題
2016年 08月 02日

憲法便り#1806:「小さく産んで大きく育てる」、これ出産の話でではなく、オリンピック予算の話です!

2016年8月2日(火)(憲法千話)

憲法便り#1806:「小さく産んで大きく育てる」、これ出産の話でではなく、オリンピック予算の話です!

出産に関して、「小さく産んで大きく育てる」という考え方が、医学的な観点から、いろいろと論議されている。

だが、ここで論じるのは、オリンピック関連予算のこと。

東京オリンピック招致は、既存の施設を利用することにより、当初、経費を約3,000億円と見込んでの計画だった。
ところが、IOCの決定が出るやいなや、それが、7,000億円に膨らみ、現在では、2兆円から3兆円と、とんでもない金額にふくれ上がって、とどまるところを知らない。

小池新都知事には、公約通り、オリンピック関連予算の見直しと、利権問題の追及を、妥協せずに取り組んで欲しいと思う。

ところで、都知事選の最中に、小池候補は街頭演説で、この膨らむ一方の「オリンピック」関連予算のことにふれて、「お豆腐屋さん状態」と言っていた。

これは、早朝から真面目に働いているお豆腐やさんに対して、大変失礼な話である。

全国のお豆腐屋さんに対して、謝罪すべきである。
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by kenpou-dayori | 2016-08-02 09:41 | 今日の話題
2016年 07月 27日

憲法便り#1792:【再録】9歳のアメリカ少年ローレンツ・ルイス君が被団協に託した安倍総理への手紙

2016年7月27日(水)(憲法千話)

憲法便り#1792:【再録】9歳のアメリカ少年ローレンツ・ルイス君が被団協に託した安倍総理への手紙

昨年、大好評だったローレンツ・ルイス少年の手紙の再録です。


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2015年6月11日(木)(憲法千話)
2015年6月12日改題

憲法便り#854 アメリカの9歳の少年ローレンツ・ルイス君が、被団協の方に託した安倍総理への手紙
改題①、憲法便り#854:感動!9歳のアメリカ少年ローレンツ・ルイス君が、被団協に託した安倍総理への手紙
改題②、憲法便り#854スクープ!『9歳の米少年ローレンツ・ルイス君が、被団協に託した安倍総理への手紙』
今夕6時半から、6・11国会前集会に、4週連続で、参加してきました。
その詳細は、『憲法便り#856』でお伝えします。

ここでは、今日の政党代表の挨拶で、
日本共産党衆院議員藤野保史(ふじの やすふみ)さんが読み上げた、
アメリカの9歳の少年ローレンツ・ルイス君の手紙を紹介します。

9歳、4年生の少年の文章です。

藤野議員が挨拶を終えて、お帰りになる際に、私から声をかけて握手をし、
「お読みになった手紙は、どこかに掲載されていたものですか?」と訊ねると、
「今日、被団協の方から受け取ったばかりです。」との返事。

この手紙は、訪米していた被団協の方に、ローレンツ・ルイス君が託したもので、
全体は13ページありますが、それを被団協の方が、要約したものということです。

お読みになったコピーをいただきましたので、
その画像も併せて掲載します。

『赤旗』には、FAXを送ったとのことなので、明日以降に紹介されるかも知れませんが、
『岩田行雄の憲法便り』による、ちょっとしたスクープです。

そして、もう一つ、*********線の下に、別の情報も掲載しましたので、ご覧下さい。

大いに拡散していただきたいと思います。

安倍総理へ

僕の名前はローレンツ ルイスです。
9歳です。

ニューヨークのマンハッタンに住んでいます。
土曜日は日本語の補習校に通っています。

安倍総理が、日本の自衛隊を戦争に参加出来るように法律を変えようとしていると聞きました。僕は「そんなの絶対にウソだ!」と言ったら、お母さんは日本のニュースを見せてくれました。ウソではありませんでした。僕は本当に信じられませんでした。

70年前、広島や長崎の人たちは虫を殺すように殺されました。僕は虫も殺せないのに。僕たちの平和な未来のために死にました。戦争がどんなに恐ろしいのかを証明して死にました。

日本の自衛隊が戦争に参加する事になったら、何のために戦争でたくさんの人が苦しんで死んだの?何で同じことを繰り返すの?

日本は原爆を落とされた唯一の国だから、「戦争は絶対にいけない!」と世界のみんなに言い続けていくリーダーの国です。もし日本が戦争に参加したら世界のみんなは「日本も戦争に参加しているし、僕たちの国も戦争をしてもいい」と思ってしまいます。

それは世界に「戦争をする事は悪い事ではなくて良い事です。人を殺すのは良い事です」と言っているのと同じです。そして日本が戦争に参加することになったら、世界中の国がどんどん戦争をはじめて、地球は戦争の世界になってしまう。

そして地球はなくなります。

世界平和のために、日本は絶対に戦争に参加してはいけない国なのです。

戦争は人を殺す事です。全てのものをこわします。戦争は何の問題も解決しません。それどころか戦争はとても大きな問題を作るだけです。

世界中の子供達は 原爆や戦争の怖さを知りません。でも本当の怖さを知っているのは日本人だけです。そして世界が平和になるために、戦争の本当の怖さを伝えるのも日本人しかできません。日本はいつまでも世界のお手本でいなくてはいけません。

日本人が平和の大切さを訴えることは世界で一番影響力があります。
安部総理が世界のリーダーになって『戦争のない世界、国と国がお友達になる平和な世界』を訴えてくれる一番力のある人だと思います。

戦争で死んだ罪のないたくさんの民間人や兵士の死を無駄にしたくないから僕は戦争の怖さをにんなに伝えたいし、もう二度とこんなことが起きないように戦争は絶対にいけないことをアメリカで伝えます。

でも、僕の力はとても小さいです。

安倍総理、どうか僕の願いをかなえてください。お願いします。

ローレンツ ルイス  9歳 小学4年生

藤野議員からいただいたコピー。
囲んである四ヶ所が読み上げて紹介した部分。
下にある書き込みは、藤野議員によるもので、ご挨拶の締めくくりの言葉。
c0295254_22423133.jpg


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以下は、
『mixiユーザー(id:5889301)』を引用
2015年06月10日17:5337 view


広島・長崎原爆投下の現実を知ったアメリカの9歳の少年が、安倍総理に最近宛てたお願いの手紙

安倍総理へ

僕の名前はローレンツ ルイスです。

9歳です。

ニューヨークのマンハッタンに住んでいます。

土曜日は日本語の補習校に通っています。

僕は7歳のとき、ワシントンDCにあるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)記念博物館に行きました。そこで第二次世界大戦中のユダヤ人の悲しい歴史を知りました。僕はどうしてこんなひどい事が起きたのか知りたくて 勉強していくうちに、広島と長崎に原爆が落ちたことを知りました。僕は原爆の事を知りたくて、お母さんに原爆の本を買ってもらいました。

その本には原爆の種類と広島と長崎に原爆を落として戦争が終わったとしか書いてありませんでした。

もっと知りたかったので、僕が8歳の時に広島に連れて行ってもらいました。

そして広島平和記念資料館に行きました。僕は怖かったけどしっかり見ないと本当のことがわからないので勇気を出して見ました。

とても恐ろしい写真がたくさんありました。こんな事が本当に69年前にあったのか信じられませんでした。
そして原爆よりも 250倍も大きな力がある核のことも知り、その核爆弾は世界にたくさんある事も知りました。

ニューヨークに帰って来て、こんなにひどいことがあった事を知っているかクラスのみんなに聞きました。
でも誰も知りませんでした。

僕のクラスメートの半分はアメリカ人で半分はヨーロッパから来ています。

みんなが知らないという事は、世界中の子供達は原爆の事を知らないかもしれないと思ったら、とても悲しくなりました。

僕はあまり話すのが上手ではないので、どうやったらみんなに広島や長崎のことを知ってもらえるか考えました。

考えた結果、子供にも分かりやすいように原爆を説明して、僕の願っている『戦争のない世界、核のない世界、国と国とがお友達になる平和な世界』を伝える本を書きたいと思いました。

そしてその本を買ってくれたお金で、広島と長崎の本を買って世界中の小学校に寄付しようと思いました。

勉強していくうちに分からない事がでてきたことと、本当にこんな事があったのか確認するために、ニューヨークの国連に来ている被爆者と、被爆者の心の治療をしてきたお医者さんに会いました。

どのくらい熱かったのか聞きました。

鉄は3秒で溶けました。

人の皮膚や肉も3秒で溶けました。

魚を焼いて魚の皮が黒くなるまでに3分はかかります。3分は180秒なのでどのくらい原爆が熱いのか分かります。しかもいくら魚を焼いても肉は溶けません。

どんなに痛かったのかも聞きました。

痛みと感じる限界を超えていたそうです。

被爆者の谷口さんは、傷が治っても痛みで70年間1日もきちんと眠れた事がありません。

谷口さんは、傷口にハエが何百も卵を産んで、あっという間に卵からウジ虫が出て来て、そのウジ虫が自分の体の中に入っていくのも見えたし、 腐った肉を食べられている痛みも感じました。

僕は、動けばハエも逃げるのにどうして動かなかったのか聞きました。

「痛すぎて1ミリも動けなかったし、そんなことを考えられる気持ちもなかった」と答えてくれました。

もし僕の体を虫が食べていたら、気持ち悪いしとてもこわいです 。そんなことも考えられないというのはどんな状態なのか僕には想像が出来ません。

やけどでボコボコになっている背中や、骨が腐って変形している胸や、 腐った骨と骨との間に食い込んで動いている心臓を見せてもらいました。

僕はそれを見て怖くて近づけませんでした。

谷口さんは何も悪い事をしてないのに、どうしてこんなにつらい人生を送らなければいけなかったのかとても悲しくなりました。

被爆者の心の治療をしているお医者さんは、 「被爆者達が今話している事は本当にあった事の10%しか話していないんだよ 。あまりにもひどすぎる経験をしているから全部は話せないんだよ」と教えてくれました。僕はこれが10%なら、もし100%の話を聞いたらどんなに恐ろしい話になるのか怖くなりました。

国連に行った次の日(4月28日)、クラスのみんなに国連で被爆者に会ったことを発表しました。

はじめに「広島と長崎の原爆を知っている人はいますか?」とクラスのみんなに聞いたとき、誰も知っている人がいなくて、悲しくなってきて目に涙がたまってきて声がふるえてしまいました 。

5月7日にもう1回クラスのみんなに発表する時間を作ってもらいました。

僕は、今度は原爆の本当のことを伝えるつもりでした。

でも途中で校長先生に止められてしまいました。

それでも最後に「僕は戦争のない平和な世界にしたいです」とみんなに伝えました。まだ話したかった事の5%しか話していなかったので、最後まで発表したかったです。

安倍総理が、日本の自衛隊を戦争に参加出来るように法律を変えようとしていると聞きました。僕は「そんなの絶対にウソだ!」と言ったら、お母さんは日本のニュースを見せてくれました。ウソではありませんでした。僕は本当に信じられませんでした。

70年前、広島や長崎の人たちは虫を殺すように殺されました。僕は虫も殺せないのに。僕たちの平和な未来のために死にました。戦争がどんなに恐ろしいのかを証明して死にました。

日本の自衛隊が戦争に参加する事になったら、何のために戦争でたくさんの人が苦しんで死んだの?何で同じことを繰り返すの?

日本は原爆を落とされた唯一の国だから、「戦争は絶対にいけない!」と世界のみんなに言い続けていくリーダーの国です。もし日本が戦争に参加したら世界のみんなは「日本も戦争に参加しているし、僕たちの国も戦争をしてもいい」と思ってしまいます。

それは世界に「戦争をする事は悪い事ではなくて良い事です。人を殺すのは良い事です」と言っているのと同じです。そして日本が戦争に参加することになったら、世界中の国がどんどん戦争をはじめて、地球は戦争の世界になってしまう。

そして地球はなくなります。

世界平和のために、日本は絶対に戦争に参加してはいけない国なのです。

戦争は人を殺す事です。全てのものをこわします。戦争は何の問題も解決しません。それどころか戦争はとても大きな問題を作るだけです。

世界中の子供達は 原爆や戦争の怖さを知りません。でも本当の怖さを知っているのは日本人だけです。そして世界が平和になるために、戦争の本当の怖さを伝えるのも日本人しかできません。日本はいつまでも世界のお手本でいなくてはいけません。
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by kenpou-dayori | 2016-07-27 14:00 | 今日の話題