カテゴリ:名著・名文・名言紹介( 28 )


2017年 01月 21日

憲法便り#1938:心の文章『この時はいつか私にも誰にでも』

2017年1月21日(土)

憲法便り#1938:心の文章『この時はいつか私にも誰にでも』

殺伐としたニュースが多い昨今ですが、聖母病院でいただいた『外来広報誌 ほほえみ』に、胸を打たれる文章がありましたので、ご了解を得て、紹介します。
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by kenpou-dayori | 2017-01-21 19:40 | 名著・名文・名言紹介
2016年 11月 30日

憲法便り#1864:畑田重夫著『わが憲法人生 七十年』のご紹介

2016年11月30日(水)(憲法千話)

憲法便り#1864:畑田重夫著『わが憲法人生 七十年』のご紹介

私が尊敬してやまない、畑田重夫先生のご著書が評判になっています。
畑田先生は、私の研究活動に対して、いつも励ましと応援をして下さっていますので、とても感謝しています。
今回もご著書の29ページから30ページにかけて、拙著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』と、私の研究活動について、言及して下さっています。

明日、12月1日午後、「出版を祝う会』が予定されており、私も出席を致します。
93歳の畑田先生の熱いメッセージに、じかに触れることが出来ることを楽しみにしています。

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by kenpou-dayori | 2016-11-30 22:55 | 名著・名文・名言紹介
2016年 11月 28日

憲法便り#1862:むのたけじさんの言葉「始めに戦え 終わり笑え」

2016年11月28日(月)

憲法便り#1862:むのたけじさんの言葉「始めに戦え 終わり笑え」

ジャーナリスト・むのたけじさんは、2016年8月21日、101歳で逝去された。
9月24日に、早稲田大学大隈記念講堂大講堂で、シンポジウム「ジャーナリスト・むのたけじの魂を継承する~むのたけじさんをしのぶ」が、早稲田大学 大学院政治学研究科 ジャーナリズムコースの主催で開催された。共催は、「むのたけじさんを偲ぶ会」実行委員会。

新聞報道で、「葬儀をやるくらいなら、自分の書いたものでも読んで勉強してくれ」という、むのさんの言葉を知り、出席するつもりはなかった。

しかしながら、むのさんの姪にあたる知人が親族として参加することを聞いて、会場まで足を運んで、記帳を済ませ、会場入口に展示されていた、色紙や著書、そして車椅子をしばらくのあいだ見ていた。

色紙の中で、一番気に入った言葉は、「始めに戦え 終わり笑え」であった。
そして、読んでみたいと思った著書は、『99歳一日一言』。

わたしは、会場には入らず、高田馬場駅前の向かい、『99歳一日一言』(岩波新書)を購入した。

はじめに、「著者の願い」が、つぎの書き出し始まっていた。

「この本を受けとめて下さったあなたは、もちろん私の友です。この本をあなたの親友にして下さい。この本の居場所に本棚はふさわしくありません。普段着のポケット、労働着や学生服のポケット、生活現場のどこかの一隅などがふさわしい居場所です。著者の私が敢えて言いますが、この本の中には、これこそ人生の真実、歴史の証言と言える言葉があると確信します。」

このあとは、ご自分で、書店か図書館で、確かめて下さい。

素晴らしい言葉がぎっしりと詰まっていますので、それらの中から、
今後、少しずつ紹介をしたいと思っています。




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by kenpou-dayori | 2016-11-28 21:03 | 名著・名文・名言紹介
2016年 07月 26日

憲法便り#1790:あなたは、『日本国憲法』を読んだことがありますか?

2016年7月26日(火)(憲法千話)

憲法便り#1790:あなたは、『日本国憲法』を読んだことがありますか?

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1982年4月20日付で、小学館から、『写楽』編集部による『日本国憲法』が刊行された。

大きな活字を使い、漢字にはすべてかながふられている。

そして、29枚のカラー写真が使われている。写真と条文の直接的関係はない。

解説はないが、脚注に言葉の意味が説明されている。

第九条の場合:
正義、
秩序、
基調、
希求、
国権、
発動、
武力、
威嚇、
行使、
永久、
放棄、
交戦権、

とにかく丁寧である。

中学生にも分かりやすいということで、「憲法書」としては驚異的な
30万部をこえるベストセラーとなった。

中学校で、授業の時に、ひとクラスの全生徒が使えるように、50冊単位で購入するところもあった。
これは、2014年の歴史教育者協議会の大会に参加した時に、憲法分科会で直接聞いた話である。
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by kenpou-dayori | 2016-07-26 21:31 | 名著・名文・名言紹介
2016年 07月 09日

憲法便り#1742:浜矩子さんにならって、私も完全に崩壊したアベノミクスを、アホノミクスと呼ぶ!

2016年7月9日(土)(憲法千話)

憲法便り#1742:浜矩子さんにならって、私も完全に崩壊したアベノミクスを、アホノミクスと呼ぶ!

「アホノミクスは富国強兵」と題する、浜矩子さんの見解は、簡潔明瞭、まさに名文です。

支離滅裂な答弁を繰り返す安倍首相とは、対照的です。

まさに「月とすっぽん」、「提灯と釣鐘」。
「すっぽん」そして「提灯」は、もちろん安倍首相のこと。

2016年7月9日付『しんぶん赤旗』三面の記事を引用

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by kenpou-dayori | 2016-07-09 16:10 | 名著・名文・名言紹介
2016年 03月 29日

憲法便り#1628:与謝野晶子作「君死にたもうことなかれ」ーすべての自衛官とそのご家族に送る詩!

2016年3月29日(火)(憲法千話)

憲法便り#1628:与謝野晶子作「君死にたもうことなかれ」ーすべての自衛官とそのご家族に送る詩!

いつものように、朝が来た
いつもとちがう朝が来た

今日から、「戦争法」が施行される
平和憲法の下で、施行される

だが、私たちは「戦争法」に反対する
国会前で、駅頭で、広場で行動する

与論の力で、政府の行動を縛ろう
与論の力で、自衛隊の行動を縛ろう

自衛官も本当は死にたくない
自衛官も本当は殺したくない

すべての自衛官にこのうたを届けよう
自衛官の両親にこのうたを届けよう

    2016年3月29日   岩田行雄


「君死にたもうことなかれ」ー旅順口包囲軍の中に在る弟を歎きて

ああおとうとよ 君を泣く
君死にたもうことなかれ
末に生まれし君なれば
親のなさけはまさりしも
親は刃(やいば)をにぎらせて
人を殺せとおしえしや
人を殺して死ねよとて
二十四までをそだてしや

堺(さかい)の街のあきびとの
旧家をほこるあるじにて
親の名を継ぐ君なれば
君死にたもうことなかれ
旅順(りょじゅん)の城はほろぶとも
ほろびずとても 何事ぞ
君は知らじな あきびとの
家のおきてに無かりけり

君死にたもうことなかれ
すめらみことは 戦いに
おおみずからは出でまさね
かたみに人の血を流し
獣(けもの)の道に死ねよとは
死ぬるを人のほまれとは
大みこころの深ければ
もとよりいかで思(おぼ)されん

ああおとうとよ 戦いに
君死にたもうことなかれ
すぎにし秋を父ぎみに
おくれたまえる母ぎみは
なげきの中に いたましく
わが子を召され 家を守(も)り
安しと聞ける大御代(おおみよ)も
母のしら髪(が)はまさりぬる

暖簾(のれん)のかげに伏して泣く
あえかにわかき新妻(にいづま)を
君わするるや 思えるや
十月(とつき)も添(そ)わでわかれたる
少女(おとめ)ごころを思いみよ
この世ひとりの君ならで
ああまた誰をたのむべき
君死にたもうことなかれ
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by kenpou-dayori | 2016-03-29 07:00 | 名著・名文・名言紹介
2016年 03月 13日

憲法便り#1596:痛快!マーティン・ファクラー著『安倍政権にひれ伏す日本のメディア』

2016年3月13日(日)(憲法千話)
2016年3月22日(火)末尾に、目次のコピー4頁追加

憲法便り#1596:痛快!マーティン・ファクラー著『安倍政権にひれ伏す日本のメディア』
c0295254_1713076.jpg読み出すと止まらない!
とにかく、痛快である。
ジャーナリズム本来のあり方の、お手本のような著作である。
どんな権威にもへつらわない。

著者は、ニューヨーク・タイムス前東京支局長。
日頃、私が思っていたこと、あるいは『憲法便り』で指摘してきたことが書いてある。

昨夜、夕食後、買い物がてら散歩に出かけた際に、書店で、この本に気が付いた。
本体価格1,000円+税=1,080円。
是非ともお薦めしたい。
本を買わない主義の人には、身近な公立図書館に購入希望を出すことをお薦めしたい。

本書の構成は、次の通り。(下に、目次のコピーあり)
はじめに
第1章 安倍政権のメディア・コントロール
第2章 メディアの自壊
第3章 ネット右翼と安倍政権
第4章 権力vs調査報道
第5章 失われる自由
第6章 不確かな未来
おわりに

ここで、「はじめに」の全文を紹介しておこう。(年号は、15年→2015年のように補足)
「2015年9月19日未明、参議院で安全保障関連法案(安保法案)が成立した。国会を大幅延長して論戦を繰り広げ、最後は野党議員から激しい怒号が飛び交う中での強行採決だった。安保法案が成立すると、安倍晋三首相は9月26日から10月2日にかけて颯爽と外遊に繰り出し、ニューヨークの国連総会に出席している。
 帰国前の9月29日、ニューヨークで開かれた安倍首相の「内外記者会見」で事件は起きた。安倍首相による冒頭発言のあと、NHK、ロイター通信、共同通信、NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)の4人の記者が順番に質問をしている。
 日本の総理大臣がこの種の記者会見を開くとき、官邸は指名を予定している記者に「事前に質問項目を出してください」と要求する。だから記者クラブメディア質問する総理大臣の記者会見では多くの場合、予定調和の想定問答のようなやり取りがなされるわけだ。
 この日、一番手に指名されたNHKの記者は予定通りの質問を棒読みした。安倍首相は準備してきたかのように、よどみなく回答した。続いてロイター通信のブラントロム記者が、まず事前に官邸に提出しておいた「アベノミクス2・0」についての質問をしている。ここで、イレギュラーが起きる。ブラントロム記者が、予定にはない質問項目をその場で次のように付け足したのだ。

〈シリアの難民については、日本は新しいお金をイラクにも出すとのことだが、日本が難民を受け入れるという可能性についてはどう考えるか。〉(首相官邸の議事録より)

 思わぬ質問に、安倍首相はあわてたように見えた。アドリブで以下のように答えた。

〈今回の難民に対する問題であります。これはまさに国際社会で連携して取り組まなければいけない課題であろうと思います。人口問題として申し上げれば、我々はいわば移民を受け入れるよりも前にやるべきことがあり、それは女性の活躍であり、あるいは高齢者の活躍であり、そして出生率を上げていくにはまだまだ打つべき手があるということでもあります。同時にこの難民の問題については、日本は日本としての責任をいきたいと考えておりまして、それはまさに難民を生み出す土壌そのものを変えていくために、日本としては貢献をしていきたいと考えております〉(同)
 
 ブラントロム記者は「refugees」について質問しているのに、安倍首相は「難民」と「移民」をごちゃ混ぜにして答えている。移民が頭から離れなかったためか、「女性の活躍」「高齢者の活躍」「出生率」というシリアの難民とはまったく関係ない国内問題について語り始め、非常に間が抜けた発言になってしまった。
 安倍首相が難民問題について日頃きちんと考えていないことが、ニューヨークを舞台にした記者会見で明るみになった。

 アドリブで追加の質問項目を盛りこんだブラントロム記者は、官邸から「事前に質問項目を出して下さい」と言われて「バカバカしい」と思ったのだろう。
 一国のリーダーが想定問答のような記者会見を開くなど、民主主義国家では考えられない。アメリカの大統領が記者会見を開くときには、質問事項など誰も事前には提出しない。記者はあらゆる角度から実にさまざまな質問を投げかけ、なかには大統領にとって相当にタフなやり取りもある。政権に批判的な質問もあるのは当然だ。
 日本では官邸が記者クラブメディアをがっちりコントロールしており、記者会見では「想定外の質問が飛んでくる」という緊張感は生れない。「不規則発言」が民主主義国家の記者会見では当たり前なのだが、日本ではそんなことをすれば、「オマエは何を勝手なことをやっているのだ」と怒られてしまうのだ。官邸の記者たちは、権力側からの管理によってあまりにも縛られ、またそのことに慣れすぎている。
 あの記者会見のおかしさと滑稽さについて、日本の主要なメディアがきちんと報道しないことも私には驚きだった。質問事項を事前に提出するよう官邸が記者に迫り、記者はその指示に従順に従う。国際社会で最も緊急性が高い難民対策というホットイシューについて、誰も質問しようとしない。このおかしさを指摘する日本の大手メディアは皆無に等しかった。
 政府から得る情報でなければ、報道する価値はない。外務省が発表しないニュースは、ノータッチで済ませてしまう。メディアが政府から完全にコントロールされている現在の日本のジャーナリズムは、およそ健全ではない。

 私はアメリカの大学でジャーナリズムを学んだのち、1996年からブルームバーグ東京支局で仕事をしてきた。それからAP通信に移り、ウォール・ストリート・ジャーナル東京支局を経て、2005年からはニューヨーク・タイムズ東京支局で記者の仕事をしている。2009年2月から2015年7月まで、約6年半にわたって東京支局長を務めてきた。

 私の母語は英語だが、読み書きインタビューすべてを含めて日本語でも取材をしている。日本で仕事を初めてから20年近くが過ぎ、日本の記者たちのおかしな取材は数知れず目にしてきた。日本ならではの不思議な報道、記者クラブメディアの特殊さを間近で見てきた。
 ジャーナリズムは政治権力のウオッチ・ドッグ(番犬)であるべき存在だが、記者クラブメディアはまるで政権のポチのようにシッポを振ってきた。第二次安倍政権が成立して以降、その傾向はますます加速している。
 なぜ日本のメディアは安倍政権に「伏せ」をするような態度で仕事をするのか。メディアに対する「Political pressure」(政権からのプレッシャー)とメディアの「Self-censorship」(自己検閲、自主規制)は、どこまで進んでいるのか。
 日本にも優れたジャーナリストはいる。だが、第二次安倍政権の誕生以降、彼ら彼女らの取材環境はますます厳しいものとなっている。
 果たして今、日本のメディアに何が起きているのか。
 本書を読みながら、読者の皆さんにその判断をしていただきたい。

  ニューヨーク・タイムズ前東京支局長 マーティン・ファクラ―」

 本文には、事実に基づく豊富な事例が記されている。
驚くような事例も、多数書かれている。 
 その中の一つだけ簡単にふれると、第1章に「国際報道官から要求された念書の提出」(30頁から34頁)という項目がある。首相官邸の国際報道官からの要求である。麻生政権末期に、ニューヨーク・タイムズ東京支局長に就任し、新任の挨拶に訪れた時の話である。
 部分的に引用すると誤解を生じる恐れがあるので、あとはご自分で読んでほしい。

 彼は、今後、各地での講演会に、ひっぱりダコになること間違いない。
 近い将来、彼の話を聞く機会があることを、今から楽しみにしている。

今日は、取りあえず、表紙のみをコピーで紹介したい。

 目次の細目も、コピーで紹介したいが、著作権の問題がある。
今日は双葉社が休みなので、明日電話で了解を得られれば、コピーによる紹介を追加したい。
ご了解を得ましたので、目次のコピーを追加します。(2016年3月22日)

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by kenpou-dayori | 2016-03-13 17:11 | 名著・名文・名言紹介
2016年 02月 06日

憲法便り#1579:娘の高木敏子さんとの偶然の出会いをきっかけに、『ガラスのうさぎ』を読みました!

2016年2月6日(土)(憲法千話)

憲法便り#1579:娘の高木敏子さんとの偶然の出会いをきっかけに、『ガラスのうさぎ』を読みました!


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昨日、娘が東京駅で、名著『ガラスのうさぎ』の著者・高木敏子さんと偶然の出会いをした。
出会った場所は、東京駅構内。

品の良い感じの年配の女性が、どちらに行ったら良いのか、迷っているご様子。
それに気がついた娘は、すぐに声をかけた。

『どちらにいらっしゃるのですか?』
『丸の内北口』に行きたいんですけれども』

最近の東京駅は、行く度に様子が変わっているので、
生まれた時から、東京にずっと暮らしている私でも、迷うことがある。

その女性も、東京生まれで、東京育ち、そして今も東京で暮らしているという。
とにかく、情報が多すぎるのだ!

娘は、その女性が分かるところまで、案内することにした。
その女性は、今日、読書感想文コンクールの表彰式があって、その会場に向かうところだとのこと。

「入賞なさったのですか?」と尋ねると、
「私は、著者なんです」との答え。

そこで、初めて、彼女が『ガラスのうさぎ』の著者、高木敏子さんであることを、娘は知った。
歩きながら、高木さんは次の話をなさった。

高齢なので、最初は、出席しないつもりでいた。
しかし、『ガラスのうさぎ』の感想文で入賞した小学生が、両親と共に、栃木県から上京することを聞いた。

「その子にとっては、一生に一度あるか、ないかの、晴れの舞台ですから、
それを考えて、出席することを決めました」との話。

一緒に歩いたのはほんの少しだが、高木さんが、「ここまで来れば、後は判ります」とおっしゃったので、
彼女を見送り、娘は、すぐに「丸善」に向かった。

そして、高木さんに敬意を表して、新版『ガラスのうさぎ』を買い求めた。
この話を聞いて、さすが、私の娘だと思った。

12時前に、娘と会った時、
彼女は開口一番、言った。

「お父さん、高木敏子さんのこの本は、すごいよ。
憲法第九条、戦争放棄で結んでいるんだよ。」

私は、娘が買いたての本を借りた。
そして、昨日のうちに、一気に読み終えた。

母親と二人の妹が東京大空襲で亡くなり、
父親は、米軍機の機銃掃射で、自分の目の前で犠牲になった、想像を絶する、悲惨な戦争体験。

所要で、銀座に向かう地下鉄の中で、読み始めると、
1943年、17歳で特攻隊に志願した兄のことが書かれていた。

兄の名前は、私と同じ「行雄」。
何という奇遇。

「行雄」という名前を見たとたん、どっと涙が溢れた。
そして、涙を流しながら、読み続けた。

心臓が悪い母親の姿、5歳年下の妹(敏子さん)との会話。
似ていることが多い。

私が、1943年に17歳だったら、
特攻隊に志願していたかもしれない。

***********************************

安倍晋三首相が、戦争法を強行裁決し、
さらに、「憲法改正」、九条改悪を、連日声高に叫んでいる。

戦争の愚を、二度と繰り返させないため、
私は、知恵と力の限りを尽くしたい。
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by kenpou-dayori | 2016-02-06 11:19 | 名著・名文・名言紹介
2016年 02月 04日

憲法便り#1575:名著、末弘厳太郎著『嘘の効用』の効用(その①読書量、集中力の回復)(画像入り)

2016年2月4日(木)(憲法千話)

憲法便り#1575:名著、末弘厳太郎著『嘘の効用』の効用(その①読書量、集中力の回復)

昔、「嘘も、休み休み言え!」という言い方があった。

だが、いま、日本では、政治の世界、食品流通の世界、建築の世界で、大きな嘘が、相次いで暴露されている。

バレなければ、何をやっても構わないという、ひどい世の中だ。末期的症状である。

前置きは、ここまでにして、『嘘の効用』に関する話に進もう。(下に画像)

この著作は、法社会学の草分け、末弘厳太郎(すえひろ・いずたろう)が、専門的な話ではなく、
一般の読者を対象に書いたエッセー『嘘の効用』を標題にした、エッセー集である。

その中で、最も私の興味を惹いたのは、「役人の頭」というエッセーの冒頭の部分、赤字で示した部分である。

「一、子供の時からのくせで新聞を読むことが変に好きです。外国にいたときなど、無論語学のまづい為でもあるが、どうかすると半日ぐらい新聞読みに時を費やしたことがあります。嘗て高等学校にいたときドイツ語の教科書としてヒルティーという人の『幸福論』なる本を読まされていたことがあります。
その中に新聞を読んではいけない、殊に朝一番頭のいい時に新聞のような雑駁(ざっぱく)な且つ平易なものを読むと一日中の仕事欲を害する、ということが書いてありました。
非常に感心して同室者一同――私の部屋には変に頑強な男がそろっていたのですが――と申し合わせて、何でも半年位新聞の購読を中止したことがありました。
それでも新聞を読むことの好きな私にはどうも我慢ができないのでそっと図書館で読んでいるところを同室者に見つかってヒドクおこられたことなどがありました。そんなことを思い出して見ると、私の新聞好きも随分古いものです」

最近、あまりにも下らない、腹立たしいニュースが多いので、
赤字で示した部分と、私の心境とは、全く一緒なのである。

私は、朝、新聞を読むのを止めた。
その結果、どうなったか?

朝から、読書に取りかかる。
そのため、読書量が格段に増えたのである。

前日読み始めた本を、翌日、または二日後には読み終える勢い、集中力を、私は取り戻している。

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by kenpou-dayori | 2016-02-04 15:37 | 名著・名文・名言紹介
2016年 01月 01日

憲法便り#1515:秋田の風間幸蔵さんの「益川敏英著『科学者は戦争で何をしたか』を読んで」を紹介。

2016年1月1日(金)(憲法千話)

憲法便り#1515:秋田の風間幸蔵さんの「益川敏英著『科学者は戦争で何をしたか』を読んで」を紹介。

秋田県平和委員会顧問・風間幸蔵さんから届いた「益川敏英著『科学者は戦争で何をしたか』を読んで」を紹介します。この掲載に関しては、直接電話で話をして、ご了解を得ています。c0295254_21242075.jpg
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by kenpou-dayori | 2016-01-01 21:25 | 名著・名文・名言紹介