岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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カテゴリ:憲法千話・公布記念行事( 24 )


2016年 03月 31日

憲法便り#1644:【カテゴリ】憲法千話・公布記念行事 ( 21件 )

2016年3月31日(木)(憲法千話)

憲法便り#1644:【カテゴリ】憲法千話・公布記念行事 ( 21件 )

憲法便り#919:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.19:富山編(第二回)』(こちらへ
[ 2015-05-01 15:22 ]
憲法便り#918:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.18: 富山篇』(第一回)(こちらへ
[ 2015-05-01 14:50 ]
憲法便り#917: 『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.17 : 新潟篇』(こちらへ
[ 2015-04-30 17:12 ]
憲法便り#916:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.16 : 長野篇』(こちらへ
[ 2015-04-30 17:05 ]
憲法便り#915:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.15: 山梨篇』(5月1日増補版)(こちらへ
[ 2015-04-30 16:55 ]
憲法便り#914:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.14: 神奈川篇』(こちらへ
[ 2015-04-30 14:45 ]
憲法便り#913:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.13: 千葉篇』(こちらへ
[ 2015-04-30 14:30 ]
憲法便り#912:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.12: 埼玉篇』(こちらへ
[ 2015-04-30 14:18 ]
憲法便り#911:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.11: 群馬篇』(こちらへ
[ 2015-04-29 22:55 ]
憲法便り#910:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.10:栃木篇』(増補・改訂版)(こちらへ
[ 2015-04-29 22:30 ]
憲法便り#909:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.9: 茨城篇』(こちらへ
[ 2015-04-29 22:10 ]
昭和21年11月3日の日本国憲法公布記念行事No.3:青森篇(?)
[ 2015-04-29 21:13 ]
昭和21年11月3日の日本国憲法公布記念行事No.5: 宮城篇(?)
[ 2015-04-29 20:49 ]
憲法便り#908:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.8: 福島篇』(5月5日加筆)(こちらへ
[ 2015-04-29 08:40 ]
憲法便り#906:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.6: 秋田篇』(5月14日改訂版)(こちらへ)
[ 2015-04-29 07:38 ]
憲法便り#907:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.7: 山形篇』(5月9日補訂版)(こちらへ
[ 2015-04-29 07:22 ]
憲法便り#905:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.5: 宮城篇』(5月15日増補・改訂)(こちらへ
[ 2015-04-28 22:35 ]
憲法便り#904:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.4: 岩手篇』(こちらへ)
[ 2015-04-28 22:16 ]
憲法便り#903:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.3: 青森篇』(こちらへ
[ 2015-04-28 22:05 ]
憲法便り#902:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.2: 北海道篇』(5月6日増補版)(こちらへ)
[ 2015-04-28 19:44 ]
憲法便り#901:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.1:はじめに』(こちらへ)
[ 2015-04-28 19:41 ]
昭和21年11月3日の日本国憲法公布記念行事No.2:北海道篇(こちらへ
[ 2015-04-26 22:38 ]
昭和21年11月3日の日本国憲法公布記念行事No.1:はじめに(こちらへ
[ 2015-04-26 22:08 ]
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by kenpou-dayori | 2016-03-31 04:40 | 憲法千話・公布記念行事
2015年 05月 01日

憲法便り#919:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.19:富山編(第二回)』

2015年5月1日(金)(憲法千話)

憲法便り#919:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.19:富山編』(第二回)』
リストに戻るのは、こちら

2013年5月3日にブログを開設した直後に、富山県に関して、下記の3件の記事を掲載しています。
内容的に重複している部分もありますが、違ったニュースもありますので、今回のシリーズの企画に収録します。

それぞれに、『憲法便り』の新たな番号を与え、三回にわたって掲載します。

憲法便り#17 憲法公布記念シリーズ(第8回)「当時の富山県では」『北日本新聞』編 その1
[ 2013-05-22 07:00 ]
憲法便り#18 憲法公布記念シリーズ(第9回)「当時の富山県では」『北日本新聞』編 その2
[ 2013-05-23 07:00 ]
憲法便り#19 憲法公布記念シリーズ(第10回)「当時の富山県では」 『北日本新聞』編 その3
[ 2013-05-24 07:00 ]

【 再録 】
憲法便り#17 憲法公布記念シリーズ(第8回)「当時の富山県では」『北日本新聞』編 その1
[ 2013-05-22 07:00 ]

「お祝の人文字も」

富山県では『北日本新聞』と『富山新聞』(昭和21年3月11日創刊)の二紙がありますが、『北日本新聞』の紙面は、『富山新聞』との比較のみならず、全国各紙の報道と比較しても、当時の世相を最もよく、広範に伝えています。
したがいまして、『北日本新聞』に基き、今日から3回にわたって富山県を特集します。

今日は、昭和21年11月3日付一面を、上下ふたつに分けて紹介します。

はじめは、昭和21年11月3日付一面の上半分です。
最上段の右から左に『祝 シンケンポウ』とありますが、これは次のように紹介されています。「よき日を祝う人文字」「新憲法公布―富山市安野屋校ではこの佳き日を祝い、全校のヨイ子たちの感激を人文字でと、先生もヨイ子も共々に『祝、シンケンポウ』の文字を鮮やかにえがきだした。」
一面トップの記事は「新憲法けふ公布 国家再建へ世紀の祝典」、左側の論説は「新憲法公布を祝ふ」です。

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ふたつ目は、11月3日付一面の下半分です。
下段に「築□□ 民主国日本 新憲法公布」の祝賀広告があり、そこには、次の言葉が書かれています。

戦争の放棄を宣言して世界平和と民主化への大道を定めた新日本憲法は今日公布された。
然して、今回の新憲法は、悲惨なる敗戦に伴う祖国再建の基本構想をあますところなく定め、国家と国民の向かうべき大道を明かにした、正に画期的な法典である。
今や我れら国民のすべては、諸国民との協和と自由の恵澤とを確保し、再び戦争の惨禍を繰返さないと固く決意し、此の憲法を自らのものとし、廃墟と窮乏の中から起ち上がって、新しい民主主義国家を建設すべき責務を銘感せねばならない。

この格調高い文章に続いて、次の人々の名前が掲載されています。
富山県知事、
富山市役所 市長、
高岡市長、
富山県会議員(議長、副議長、議員25名)。

その左上に、北陸配電株式会社の「祝新憲法公布」と書いた祝賀広告には、次の言葉があります。
「パッと明るく楽しく 平和日本の大道へ‼」

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『北日本新聞』と『富山新聞』も、3.11大震災直後の時点では国立国会図書館が所蔵していなかったため、富山県立図書館で調査した資料です。

開館と同時に入館し、マイクロリーダーの席を確保するために、自宅を六時前に出発して富山駅着。そして、富山駅からはタクシーで千数百円の距離にある、小高い山の中にある富山県立図書館へ。

この図書館で一番困ったことは、マイクロフィルムがネガフィルムのため、黒い画面にある白い文字を読まなければならなかったことです。かなり苦労した上に、コピー代は、公立図書館としては最も高い一枚50円でした。でも、コピー代を支払った時には、一万円でお釣りが少しあった程度でしたが、苦労が実ったという充実感がありました。

この富山訪問は、私にとっては2回目のことでした。
初めての訪問は、2006年9月2日(私の64歳の誕生日)に開催された「富山医療生協 2006年度通信教育会開講式記念講演」に招かれた時。この日程は、9月1日から3日まで開催される「風の盆」と重なっているため、富山市内のホテルは満杯で、高岡市内のビジネスホテルをとっていただきました。その結果、思いがけない勉強をすることになりました。

富山市は、戦争中に米軍機の激しい爆撃により壊滅的な打撃を受けましたが、高岡市は爆撃を受けなかったため、古い街並みと、昔からのたたずまいが残っていたのです。
私が講演に招かれたところでは、「非戦災地」というのは少ないので、高岡の町並みは印象的でした。

講演会は勿論成功しましたが、この講演のきっかけを作って下さったのは、映画監督本木克英さんのお母さんでした。彼女は、富山県母親大会や、富山医療生協で活発な活動をなさっており、拙著『検証・憲法第九条の誕生』を注文して下さったことがきっかけで知り合いました。

本木克英監督のことは、丹波哲郎が天狗堂という富山の製薬会社の会長を演じた『釣りバカ日誌』で知りましたが、彼は、山田洋次監督流の浜ちゃんの「裸踊り」を拒否して、自分なりの作品を作り上げた、信念の方です。
映画『おかえり、はやぶさ』で、日本中の感動を呼んだことは、納得がいく結果です。」
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by kenpou-dayori | 2015-05-01 15:22 | 憲法千話・公布記念行事
2015年 05月 01日

憲法便り#918:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.18: 富山篇』(第一回)

2015年5月1日(金)(憲法千話)
(リストに戻るのは、こちらへ
岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』第四部より

【憲法便り#918 : 『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.18 : 富山篇』(第一回)】

【富山県】
富山県内の諸行事に関しては、『北日本新聞』及び『富山新聞』の両紙の記事で紹介する。

【北日本新聞】公布記念(十一月四日付二面より)

「くにのあゆみの第一日」“くにのあゆみ”に新しく第一頁日本国憲法公布のこの朝、前夜来の雨模様のため大地はしっとりと濡れて開け始めたが、朝のラジオ・ニュースをアナウンスする放送員の声は、ひと際晴々と新生日本の発足を謳っていた。この日はまた明治節の佳き日でもあり、県庁では午前十時から記念式が挙行されたのをはじめ市町村、学校での記念式、記念講演や各種団体の音楽会、獅子舞、運動会、マラソン競争など思い思いの多彩な催し物が繰りひろげられて、全県は祝賀一色に塗りつぶされ、一般家庭でも新しい家族制度の第一歩を印し、特配の酒と煙草、学童と幼稚園児らには甘い甘いお菓子の特配もあって、一家団欒、和やかなうちに暮れて行った。
「永劫に記念して 県下は祝賀の一色」人類永遠の平和確立の先駆として、日本国憲法は十一月三日菊の佳節を卜(ぼく)して公布されたが、この歴史的な日を迎えた本県ではこの慶びを永劫に記念するため、各官署、学校、銀行、会社、各種団体でもそれぞれ明治節の遥拝式と新憲法公布の記念式を行い、輝く自由の感激にひたり、再建日本の決意を新たにし、この佳き日を祝い新憲法を謳う各種様々の余興で全県下は祝典一色に塗りつぶされた。

[富山市]
▲この日県庁では午前十時五十分から正庁で全庁員が参列、まず明治節の遥拝式を挙行、一旦式を閉じ、引きつづき県議場で石丸知事以下各部課長、全県会議員、各学校長代表、各種団体代表等百六十名参列のうえ、新憲法公布記念式を挙行。式典の後、清水富山高等学校長の新憲法に関する講演があり、終って第一食堂で佳き日を寿ぎ乾杯して新憲法の喜びを共にした。
▲また、富山市では三日午後一時から総曲輪西別院で、新しく選任された四三五名の町会長全員が出席して石坂市長司会のもと町内会長大会を開いた。祝辞のあと清水富山高等学校長の「新憲法と国民の協力」と題する講演を聞き、各町内会長の意見発表などがあり同四時すぎ散会した。
▲なお、本社主催の新憲法公布記念県民大会は、三日午後一時から県庁南玄関で開く予定であったが、折柄の降雨のため中止した。
[高岡市]「おじいさんも体育祭に 高岡古城公園の朗らか風景」高岡市の新憲法公布慶祝記念式典は古城公園広場で全市町内会、各官公署、及び会社、工場代表、国民学校並びに幼稚園生徒等が集まり、定刻午前九時堀市長及び島田市会議長の新憲法祝賀の辞が述べられ、終って引続き慶祝市民体育祭に移った。
[写真説明・街のニコニコ風景]
①お祝いのお菓子特配にニコニコ(富山市呉羽国民学校にて)
②新湊町の山車…中町の曳き山 
③可愛い祝賀おどり『京の四季』二日夜県会議場での舞踊と音楽の会
④高岡市中を練り歩く仮装行列 ⑤大和高岡店前で舞う獅子。
▲「よき日に“オギャー”「憲」の字が引張り凧」男児では「義憲」、女児では「憲子」。
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[北日本新聞社主催の新憲法公布記念行事]
▲富山市・北日本新聞社共催「富山市学童野球大会」参加十八校(五日‐七日、不二越グランド)
▲県立富山高女同窓会・北日本新聞社共催「秋の芸術祭」(九日昼一時、夜六時 高岡歌舞伎座、十日 同上 富山 富山座)弦楽四重奏団 近衛秀麿氏、日本舞踊 花柳壽美女史、洋舞バレー団 石井小波女史。
▲富山柔道振興会・北日本新聞社共催「県下柔道選手権大会」(十一日午後一時、富山座)。
[人文字]
(十一月三日付一面より)富山市安野屋校の先生と生徒による「祝シンケンポウ」の人文字(上空から撮影した写真)。
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【富山新聞】公布記念(十一月四日付二面より)

「お獅子も舞うて 街に村にお祝い絵巻」新民主日本の第一歩を踏み出す新憲法公布の三日は、しとしと降りだした雨も間もなく晴れ上がり、喜びにひたる県民の祝賀催しは、県下各方面で挙行されたが、以下は街にひろう祝賀風景……

[高岡]
▲この日、高岡市では二上百姓町など十余の獅子舞、若い衆の笛太鼓や仮装行列など、終日街を練り廻ったほか、野球、競馬、市民体育祭などの催し物に人気が集中、高岡駅の乗降客は六万人を数え、一般乗客は平日の五割程度の増加で、とくに支線関係が混雑し、バスも近郊からの人出で満員、市内四映画館は午前十時半から五回の上映だったが、観覧者は平日の二割程度の増加だった。
▲定塚町の中村はんこ店では祝賀の記念スタンプを店頭に出し、道行く人々の手帳に記念の捺印が押されて行った。末広町ヴィーナスでは高岡軽音楽団の協力で大衆の演奏会を開き、大和百貨店前に射水郡塚原青年団員の海外同胞援護資金募集運動も、傷手から立ち上る日本の逞しい姿として、道行く人の目に触れた。
▲各町内会応援団の打ち振る旗、とどろく太鼓の音、高岡市主催の新憲法公布慶祝の市民体育祭が午前十時から古城公園本丸広場で開催。老幼男女ら全市から集まった家族、青年団、児童らを幼年組、青年組、壮年組、中年組と四組に分け、幼年組の仲良し競争、男女青年の男女同権混合リレー、各組の市民皆投票競争など全員一体の盛り沢山な競技が次から次と行われ、午後四時ごろ終了した。
▲「留置者もお祝い」藤井高岡署長は、三日新憲法の祝典に際し、同署の留置人四名に魚と果物を贈って慰めた。
[記念の特売]
大和高岡店「憲法公布記念 全店特別大奉仕:屋上にて高岡軽音楽団演奏会」(十一月五日―七日)

[富山]
「新生へ町内会長の大会」富山市町内会長大会はこの日午後一時から同市西別院で開催。石坂市長の開会挨拶、石丸知事(代理)尾山市会議長の祝辞があり、続いて清水富山高等学校長の「新憲法について」と題する講演があり、さらに各校下連合町内会長から「町内会長としての市への希望」「今後の町内会長の覚悟」などの意見発表があった。
▲「各所で多彩に」一方市内各国民学校、工場では祝賀式ののち講演会、演芸会、体育大会などを行って意義ある日を祝福、また市内の自由市場をはじめ商店街は平常の人通りの約三倍も出て大賑いであった。
[記念の特売]
「祝新憲法公布記念特売 新生の商店街 金なべマーケット全店一割引き」(十一月四日、五日、場所 金なべ料亭跡 総曲輪商店街)
[優良乳幼児顕彰会]
「参加の子に全部お土産」乳幼児の保育の徹底を期すため、本社、県共催、県下保健所後援の新憲法公布記念「優良乳幼児選彰会」はいよいよ七日、魚津、新湊両保健所を皮切りに、各保健所ごとに第一次予選に入るが、これに先立ち二日高岡市羽衣県立婦人病院で、大会審査長福田県衛生課長はじめ各保健所長らが出席し、審査方法、申し込み締切日その他を打ち合わせた。なお、本大会に参加する乳幼児に対しては、参加記念としてもれなく甘味品を贈る。
[写真説明]「明るい顔・顔」写真は上から高岡市内を練り歩く獅子舞、中右は繰り出した新湊の曳山、左は奉祝菓子を配給(志賀野幼稚園)、下右は高岡市民奉祝大会、左は孫に手をとられながら奉祝スタンプを捺すお婆さん。
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(画像の典拠は、富山県立図書館所蔵マイクロ資料

*次回は、富山篇(第二回)。

※平和憲法を守る闘いに寄与するため、昨年5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
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by kenpou-dayori | 2015-05-01 14:50 | 憲法千話・公布記念行事
2015年 04月 30日

憲法便り#917: 『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.17 : 新潟篇』

2015年4月30日(木)(憲法千話)
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岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』第四部より

憲法便り#917: 『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.17 : 新潟篇』

【新潟日報】公布記念(十一月三日付二面より)

「繰展げる記念行事」一年有余にわたって進められた日本民主化の諸施策はここに凝集、新憲法はいよいよ今三日公布される。菊花薫るこの日こそ新生日本国民が新建設へ再発足する契機の日である。豊かな稔りも収穫され、二百万県民はあげて心から祝福する。

[新潟]
県都新潟市における県市共催の記念式と祝賀会を始め、町に村に記念の行事が繰り展げられる。即ち官公署、学校、会社、工場、町内会、部落会、各種団体は記念式典のほか各種表彰式、記念の講演会、体育大会、音楽会などを開催。また、久しぶりに軒毎に国旗も掲揚されようし、花火の打ち上げや旗行列など、敗戦以来初めての絢爛たる祝賀行事が行われる。
△なお本社では、「文化祭新潟美術展」を始め、「音楽と舞踊の会」、「新潟市内選抜野球大会」、「国際事情講演会」、「県相撲大会」、「県職域対抗陸上競技大会」、公会堂記念式典終了後の東大教授横田喜三郎氏記念講演など盛り沢山の記念行事を行って民主日本の新発足を慶祝する。
△「本社主催美術展 踡欄文化の華開く けふから大和百貨店に開催」本社主催第二回文化祭美術展は、いよいよ今日から十日まで新潟市大和百貨店四階及び六階の二会場で幕を開ける。あたかも新憲法公布の歴史的記念日を初日として美術の秋におくられるこの豪華な催しは、各方面の関心を集めている。審査評にも見られたように、入選作品はいわゆる地方美術展の水準を遥かに抜き、中央に出しても引けを取らない佳作揃いとは審査員の一致した意見で、前日の昨二日も審査員総出で作品の配列の手伝いをするなど熱の入れ方は大変なもの。中央からの賛助出品作品も二日初めて包装を解いたが、地方美術展には出品した事のない山口蓬莱春画伯の作品をはじめ、約三十点という豪華な賛助出品を誇っている。
[柏崎]
柏崎市の憲法公布記念式は午前十時から柏崎女子商業講堂で挙行、永年勤続者の表彰式等も行う。なお各学校、諸団体は記念音楽会や運動会を行い、柏崎市連合女子青年団の結成式も柏崎国民学校西運動場で行う。

(十一月四日付三面より)
「新潟の賑わい」
▲新憲法公布の三日、県都新潟市では朝から祝賀花火が打揚げられ、全市は久し振りに戸毎に日の丸の旗が微風にはためいた。喜びに溢れた街にはモーニング、紋付姿も見られ、人々の歩みも軽く午後からの細雨もものかは、夥しい人出。商店街はウインドウに奉祝衣裳や小旗が飾られ、さながら歓喜一色である。
▲民主日本の門出ともいうべきこの日、次代を背負って立つ可愛い幼児の記念式を西大畑二葉幼稚園でみると、紅白のお菓子を貰って嬉しい園児たちは「オメデトウゴザイマス」と口々に可愛い挨拶をするなど、童心の世界には又違った佳き日の喜びが溢れ、微笑ましい情景を見せていた。
▲公会堂、市立高女講堂、白山、医大グランド等、市の主なる集会場では音楽舞踊の会、運動会など多彩な行事が繰りひろげられ、何処もかしこも慶祝一色。ジープで通る進駐軍の兵隊さんも、物珍しそうに振り袖姿の少女たちの集いを見て車を止め、新生日本少国民の幸を祝ってくれた。また夜は、絢爛たる花火が打揚げられるなど、新日本成長第一歩の佳き日はこうして多彩な行事と雑踏で暮れた。」

昭和21年11月4日付『新潟日報』一面
社説は、『新憲法と国民の自覚』。
下段に、出版社合同での『祝 民主憲法発布』の祝賀広告。
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(画像の典拠は、国立国会図書館所蔵マイクロ資料:請求記号YB-28)

*次回は、富山篇。

※平和憲法を守る闘いに寄与するため、昨年5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
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by kenpou-dayori | 2015-04-30 17:12 | 憲法千話・公布記念行事
2015年 04月 30日

憲法便り#916:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.16 : 長野篇』

2015年4月30日(木)(憲法千話)
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岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』第四部より

憲法便り#916 :『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.16 : 長野篇』

【信濃毎日新聞】公布記念(十一月四日付四面より)

「『新生日本』を祝賀 各地で賑やかな催し」

[長野]
憲法祝典の三日は、六市をはじめ全県的に記念式と行事を行った。県庁では物部知事以下全職員一千名が参列して午前九時より祝賀式を挙げ、十一時から貴族院中継の憲法公布記念式典の放送を聞いた。長野市でも市役所をはじめ各専門、中等、国民学校ごとに記念式や運動会を開いて、それぞれ新日本の船出を祝った。
(写真「新憲法公布に湧く 長野市立中学の記念運動会」)。

[上田市]
上田市は午前九時から市役所で記念式、学校、工場は記念運動会を催した。
[篠ノ井町]
篠ノ井町では全町民が通明国民学校に参集し式典を挙げ同校及び高女では記念体育大会を開催した。
[松本]
松本市は午前九時市役所で祝賀式を挙行、各学校は記念運動会を催し、意義深い一日を祝った。
なお、松本市連合青年団では、信濃毎日新聞社松本支社後援の下に、五日午後六時より市公会堂で、新憲法公布記念雄弁大会を開催する。出演者は八分団より選抜の男女各二名の計十六名で、個人賞のほか団体賞を競う八分団の熱弁を闘わすはず。一般市民の来聴も歓迎する。
[岡谷市]
岡谷市は市役所前と駅前にアーチつくり、午前十時から記念式、午後は靑年団の諏訪名物「長持ち行列」と旗行列が市中を練り廻り、祝賀気分に包まれた。
[飯田]
飯田市は午前九時半から市役所会議室に市議、区長、各種団体長、民生協議会長らが参集して記念祝賀式を挙げ、各村でも同様の式を挙げた。学校方面は飯田中学の記念運動会をはじめ、今宮公園など町内総出の運動会で賑わった。
[伊那]
伊那警察署では同署の留置人十人に対し昼食で赤飯を給食した。今年の春以来署員三十一名が水田二反三畝の耕作に努力し、その水田からとれたものを給食したもの。
[諏訪]
諏訪町村長会では、三日永年勤続吏員の表彰式を行った。書記時代を通算二十四年の中洲村長伊東一氏ほか六十四名で、女子の最古参は七年勤続の中洲村役場古河ミヤ子さん。

(十一月三日付二面より)
「新憲法を寿ぐ 佳節に賑わう 善光寺菊花展」今年の豊作で待望の二合五勺も実現され、また画期的新改正憲法が制定発布せられた菊薫る明治の佳節、白菊の大輪も紅瀧の県崖も、ふと歩み寄った人々は、何か今迄忘れていた美術品をハッと想い出したかの如く、じっと瞳をこらす。参詣者の顔は明るく輝く。」

昭和21年11月4日付『信濃毎日新聞』一面
「民主日本茲(ここ)に誕生 希望溢れる記念式典」の見出し。
下段に、出版社合同での「祝 民主憲法発布」の祝賀広告。
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(画像の典拠は、国立国会図書館所蔵マイクロ資料:請求記号Z81-46)

*次回は、新潟篇。

※平和憲法を守る闘いに寄与するため、昨年5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
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by kenpou-dayori | 2015-04-30 17:05 | 憲法千話・公布記念行事
2015年 04月 30日

憲法便り#915:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.15: 山梨篇』(5月1日増補版)

2015年4月30日(木)(憲法千話)
2015年5月1日(金)【再録】部分を加筆
ブログを開設した直後の記事、2013年5月13日付『憲法便り#15』 憲法公布記念シリーズ(第6回)「当時の山梨県では」を加筆しました。
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岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』第四部より

憲法便り#915 : 『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.15 : 山梨篇』

【山梨県】
山梨県内の記念行事に関しては、当時発行されていた二紙『山梨日日新聞』、『山梨時事新聞』の報じ方にかなりの違いがあるので、両紙の記事を紹介する。

【山梨日日新聞】公布記念(十一月四日付四面より)
「巷に笑顔の氾濫 新生吉日にあやかる「高砂ヤー」 獄舎にも歓声 祝賀一色の県下」清々しい秋空に早朝から打ち上がる煙火の爆音。菊の佳節に重なる喜びの新憲法公布の日、駅頭に飾られた緑のアーチから吐き出される人波を受けて、甲府の町は相好を崩した格好。△県庁屋上には赤い幔幕が張り巡らされ、お役人や議員さんたちの笑顔が見える。その目と鼻の先、武徳殿がこれまたその名に相応しくない「花柳□吉新作発表会」の看板を掲げて、金糸銀糸の昔懐かしいウルシの羽織もきらびやかに着飾った美しい女性の列をあとから後から吸い込む。軍政部のために設けられた招待席にはこの日の喜びを共にする軍政部将校の姿もかい間見える。街の中心へ中心へと□集する人波は、各映画館へ長蛇の列。一部はこの日入賞者への賞状授与式を行った山梨美術展(明月堂屋上)と、同胞援護書画展(議事堂)へ。そして方向を変えての御嶽へ□那へのハイカー客も多く、思い思いの行楽の姿である。この日を記念する催しは全県下各所で行われた。武田神社の記念祭、金手町の甲斐那神社の復興祭を兼ねての演芸会、仮装行列、御輿渡御と盛り沢山のお祝い。若松町では記念運動会。変わった方面では特赦の声も明るい甲府刑務所での記念運動会と演芸会。一方郡部では吉田、谷村、大月、上野原と各町主催の記念式典に、次いで村の運動会、野球戦などが賑やかに展開され、紅葉狩りを兼ねてこの日を祝福しようとする人々は、五湖の各湖畔に群れ集い、殊に三日の払暁、民主日本への第一歩を印象とする祖国の前途を三ツ峠頂上に祈ろうとする登山者の数が約三千を数えられた。それにこの日こそを至上の吉日とばかり結婚式典の数も多く、各所に花嫁姿も見受けられて、さすがに女権の秋。思いなしか街を歩く御婦人の足取りも軽くーかくて暖い陽光をうけての一日は祝日の色濃く暮れていった。

昭和21年11月3日付『山梨日日新聞』一面
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(画像の典拠は、山梨県立図書館所蔵マイクロ資料より)

【山梨時事新聞】公布記念(十一月二日付二面より)
「裸みこしや仮装行列 元禄の御所車も出る 町から村から喜びの鯨波」『わが国が世界的にスタートの日であり新憲法公布の日だ。我々の心構えはよいか、今こそ日本人の一人一人が本当の日本精神を堅持して、正しき世界観に立脚し、堂々建設への道を邁進すべきである』
これは峡南鰍沢町青年団の手で町内十余か所へ貼り出された憲法発布の日を迎える心構えの檄文の一部だが、県民の全部がこんな気持で明日の憲法発布の日を迎えるだろうか。新憲法への是非論は色々あるだろうが、とにかくポツダム宣言の線に沿う憲法なのだ。国民大多数の要望とあれば変えることも出来る天皇制の問題も、國體護持の問題も国民大多数の要望とあれば変えられるのだ。
欽定憲法では天皇御一人が首を横に振ればどうにもならなかったのが、新憲法では大衆の意思でどうにでもなるのだ。まさに民主大革命といえる民定憲法だ。だからこの憲法発布を祝う声が、明日は甲斐の山野をこだまする。県では午前九時から記念式を行い、その後で知事と県会議長の主催で民間と官庁が合同の祝賀会を開くが、この日は各地とも明治節にあわせて最終の秋祭とあって、山車も出る、神輿も出る、花かざり、万国旗も飾られるなど、近年にない盛大な奉祝絵巻が繰り広げられる。

[身延]
「『身中』に『記念農場』」県立身延中学校では記念式終了後、校庭に記念植樹として金木犀二本を植えるほか、身延山久遠寺と交渉していた田地二町歩を譲り受け記念農園を設置、生徒側では校友会記念号を発行する。なお、強行遠足も予定しているが、時間とコースは当日決定する。
[甲府市]
「奇抜な仮装行列」甲府市金平町男女青年団では復興祭を兼ねて二、三日に尊躰寺境内で国民学校児童の習字、作文、図画、手工品、裁縫などの作品展を開いて優秀者に賞品を贈り、三日には同町甲斐那神社の神輿と男女青年の仮装行列が町を練り歩く。
[東八代郡]
官公署二十ヶ所は二日午後一時から石和国民学校で運動会、[穂坂村]国民学校で農業会主催の農産物品評会、また国民学校では児童に分かり易い講演後、体育大会。
[西八代郡市川大門町]
「漫画と生花の街頭展」同町朗話会は山梨時事新聞社後援のもと、山梨ユーモリストクラブ及び千家古流□山一能社中と提携、「漫画と生花の街頭展」を同町四丁目県道上で開催。また、九時から町と野球連盟共催のもとに町内六チームの対抗野球大会も開く。
[西八代郡落居村]
落居村では記念式終了後、全村民の体育祭を開く。
[中巨摩郡小笠原町]
「川柳の連掛大会」『ひさご吟社』が「平和、再建」の兼題で川柳連掛大会を町内で開く。
[南巨摩郡穂積村]
穂積村では村民体育大会を開き、青年団は新憲法公布について研究討論会を開く。また、村内相撲部青年が締込み一つの真っ裸で神輿を練り歩く。
[南巨摩郡鰍沢町]
「繰広ぐ『元禄模様』」鰍沢町では青年団を中心に同町が誇る元禄時代の物で今なお保存されている御所車型の山車を十余年振りで各町内に引き出し、また各町で余興御輿を練り歩く。この日は戦前の秋大祭に負けぬ賑やかさが予想されており、国民学校でも記念祝賀学童相撲大会を挙行する。
[東山梨郡]
△加納岩町青年団は新憲法発布記念競歩大会を行う。
△日下部町=同町体育協会では当日会員の行進。」

昭和21年11月2日付『山梨時事新聞』二面
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(画像の典拠は、山梨県立図書館所蔵マイクロ資料より)

*次回は、長野篇。

***********************************

以下は、【 再録です 】
【憲法便り#15 憲法公布記念シリーズ(第6回)「当時の山梨県では」】


「元禄御所車も」

今日は、『山梨時事新聞』と『山梨日日新聞』から二つの紙面を紹介します。

はじめは、『山梨時事新聞』昭和21年11月2日二面から。
「民主憲法あす発布」
「裸みこしや仮装行列」
「元禄の御所車も出る」
「町から村から 喜びの鯨波」

こうした見出しのもとに、県内各地での催しを伝えています。

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二つ目は、『山梨日日新聞』昭和21年11月4日二面から。
「巷に笑顔の氾濫」
「新生吉日にあやかる『高砂ャー』」
「獄舎でも歓声」
「祝賀一色の県下」

やはり、これらの見出しで県民の喜びの様子を伝えています。

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ふたつの紙面を比べると、『山梨時事新聞』の方が具体例が豊富です。しかし、残念ながら『山梨時事新聞』は、現在は発行されていません。

この二つの新聞は、2011年4月の時点では国立国会図書館が所蔵していなかったため、甲府の山梨県立図書館で調査したものです。

当時の山梨県立図書館は築40年で、老朽化が進んでいたため、3.11大震災の時、棚から落ちた本は少なかったのですが、「壁の亀裂が大きくなりました」とのことでした。

同館の入り口には「地震を感じたら、直ちに館外に避難して下さい」と書いてありました。
ですから、とても不安な気持ちでマイクロフィルムを読み、プリント・アウトの作業をしたのですが、機械の動きが何と遅く感じられたことか。

当時、建築中だった新図書館は甲府駅に隣接した立派な建物になり、とても便利だそうです。

山梨県内では、下記の講演に招かれています。
山梨九条の会(2005年4月2日、甲府)
身延町九条の会準備会(2006年4月2日、身延町)
塩山九条の会(2006年9月9日、塩山)
八ヶ岳九条の会(2007年2月25日、長坂)

それぞれの会で、思い出深い出会いがありましたが、ここでは、八ヶ岳九条の会での出会いを紹介します。

講演が終了したあと、出口でご参加の皆さんを見送っていたところ、若い女性と彼女のお母さんが、『検証・憲法第九条の誕生』5冊を購入して下さいました。

その後、お礼の手紙や電話での会話から、彼女のお父さんが北杜市白州町に大きな道場を持つ有名な剣術家であることが判りました。

お父さんは、自分の娘を「さくら」と名付けるほど、山田洋次監督の大ファン。
実は、山田洋次監督の時代劇、主人公の剣術指南をしたのは、さくらさんのお父さんとのことです。

殺陣の指南役ではなく、あくまでも主人公の本物の「剣術」の型の指導です。
ですから、指導を受けた「キムタク」の演技は、かなり高い評価を受けました。

こうした出会いがあると、人生が何倍も楽しく感じられます。」

以上は、再録部分です。
***********************************

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『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
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by kenpou-dayori | 2015-04-30 16:55 | 憲法千話・公布記念行事
2015年 04月 30日

憲法便り#914:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.14: 神奈川篇』

2015年4月30日(木)(憲法千話)
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岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』第四部より

憲法便り#914 : 『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.14 : 神奈川篇』

【神奈川新聞】公布記念(十一月三日付一面より)

「平和日本の大道をひらく きょう新憲法を公布」『人民の憲法』が菊薫るきょうの明治節に公布される。この憲法に新しい文化日本の生命を打ち込むものは、これを運用する八千万日本国民である。『主権在民』のこの新憲法が世界に類例のない戦争放棄を規定した理想的なものであるだけに、また文化的民主主義国家を作り上げるのに役立つ条章で成っているものであるだけに、これが運用の真髄を発揮するのは、もとより一朝一夕のことではない。この新憲法を最大に生かして、日本を民主世界の模範国家に仕立て上げるのには、並大抵の努力では難しいことを県民も覚らねばならない。きょうのこの『人民の新憲法』公布に二百万県民は大きな感激と希望に燃えて『国民のより大いなる幸福』のため、その完全な達成を心から誓い合っている。(以下は、新憲法の精神を県民に徹底させる啓蒙運動の遅れについての、県当局、県知事に対する厳しい指摘だが、省略する)

「奉祝も民主的に 学童にはお菓子を特配」民主日本の法的裏付けとなる新憲法は、いよいよ明治節のきょう三日公布されるが、この日を祝福して次の如く県下各地に民主的な奉祝行事が展開される。

[県]
県立第一高女で行われる運動会で、玉音放送時間に一時中止して全庁員が拝聴、知事より訓示を行い、運動会終了後同校講堂で記念式典を行う。
[各学校]
午前中に記念式典を行い、校長より新憲法につき訓話を行う。
[地方]
各市町村ごとに自主的に奉祝行事を行う。
[配給]
三日までに酒、タバコなどの特配を行うほか、県下全国民学校児童にゼリー(金玉糖)、幼児、老人にビスケットの特配を行う。また、大衆食堂には奉祝餅十万食を特別に販売する。
[記念乗車券を発売]
横浜市交通局では三日の新憲法公布を記念して、特に三、四、五の三日間電車・バス共通記念乗車券二十万枚を車内で発売し、記念日を祝福することになった。記念乗車券は、中央に議事堂と平和の鳩を描き、上には菊花をあしらった四色の美麗なもので、乗車賃は三十銭の同額で、降車のとき左端の乗車券を切り取って渡し、意匠の部分は交付することになっている。

[横浜市]
「祝賀文を議定 菊花大会開く」横浜市では三日の新憲法公布記念行事を次のように行うが、新生日本の基盤を確立する祝賀日の式典としては、七十万市民と共に奉祝行事が盛られていないのは、市の記念行事として、余りにも心さびしいものがある。当日、午前九時から華々しく菊花大会が行われ、同時刻Y校グランドに市議、功労者を招待し労をねぎらうと共に、全市吏員に対して半井市長から新憲法について講話があり、終って全職員の体育大会が繰り展げられる。午前十時から臨時市会を召集し、吉田首相に送る新憲法公布の祝賀文の議定があって、記念式典の幕を閉じる。なお、港北区中部連合町内会(上山、中山、寺山、台村町)では三日午後二時から、中山駅前広場で憲法公布祝賀大会を開催、余興に劇団東宝舞踊隊、加賀のぼる楽劇隊の二十名が出演、ほか同区池辺町では青年会の主催で午後一時から素人相撲大会を開く。
[川崎市]
「相次ぐ豪華版 焼跡に祝い提灯」川崎市の復興祭は民間の主催で三日に行われるが、憲法公布記念日のこの日をめざして各方面の催しも重なり、豪華なお祭り騒ぎとなる。△当日呼び物の市民仮装行列は午後一時小川町映画街を出発し、駅前―小美屋―市役所―東田通り―新川通―旧国道―疎開道路を経て、出発点に戻り、一時間余を練り歩くことになっているが、懸賞金付き団体四等まで、個人三等まで、各新聞支局長、市出身漫画家森比呂志氏らが審査員になっている。△また、町内会方面でも慰安会や素人芸能コンクール等の催しがあり、久し振りに祝い提灯が焼跡に復興した住宅、商店の軒に掲げられて、夜を彩ることになる。
[藤澤市]
「藤澤では体育祭」藤澤市の憲法公布記念式典は、三日午前九時半から湘南中学講堂で挙げる。同校運動場では午前九時から市民体育祭を催し、学童対抗リレー、町内会対抗の野球、籠球、卓球、リレー、綱引きなど多彩な競技を繰り展げる。
[鎌倉市]
三日、新憲法公布の佳き日は、鎌倉市にとってあたかも市政施行記念に当っているので、市当局並びに関係者の協力により二日、三日の両日に多彩な市民祭を繰展げるが、三日午前九時から市役所楼上で鎌倉市に功労のあった人たち二十数名を表彰する。

(以下、十一月四日付一面より)
[小田原]
「花車繰り出す」憲法公布記念日を迎えた小田原市街には、久方ぶりに日の丸が掲揚され、市主催の記念式典が終る頃には花柳界の底抜け屋台や、魚河岸の魚型屋台、花車数台が繰り出され、その間を二十数台の子供神輿が練り回り、仮装行列、連合町内会対抗リレー、男女青年の演芸会など盛り沢山の行事に、慶祝気分はいよいよ全市に漲った。
[藤澤]
「大人も童心で スポーツ気分」藤沢市の憲法公布記念行事は、三日湘南中学校で祝賀式典と市民体育祭が盛大に行われた。午前九時男女青年ばかりではなく、親子連れやら町内会の代表選手やら明るい顔にりりしい姿が運動場につめかけ、藤高生の新ラジオ体操に体育祭の幕を開き一人一脚競争、籠球さては町内会対抗の綱引きと次々と繰り展げられるゲームに応援団は絶叫し、この日ばかりは大人も童心にかえって大はしゃぎ、朗らかなスポーツ気分を満喫して夕頃成功裡に閉幕した。また式典は午前十時から講堂で厳粛に行われた。 
[横須賀市]
「演劇大会で祝意」新憲法公布のきのう横須賀市では軒毎に国旗を掲げ、官公署、学校ではそれぞれ記念式を挙行。また各町内会では隣組運動会、演芸大会などを開いて祝意を表したが、市としての記念行事は後日開催されることになっている。
「賀市で漆器製作の実演」横須賀市山王町の土産品商マルニ商会では憲法公布記念事業として、四日から七日まで毎日午前十時から午後四時まで、深田町馬淵会館二階で美術日本漆器実演と展示会を開催、会津塗、鎌倉彫の名人を招聘して進駐軍将兵に日本美術の奥義を公開する。
[横浜市]
「盛大な芸能祭開く」戸塚区汲沢町の桑島土建会社では、三日午前十時から同社構内で新憲法公布の奉祝を兼ね、従業員と家族慰安の芸能祭を開催したが、大辻司郎、古川ロッパ、柳家金語楼、藤山一郎など芸能界の名人十数人が出演して盛況であった。なお、夜は緑川嘉信楽団の大演奏会や映画会があった。「従業員の運動会」戸塚区上倉田町の東洋電機戸塚製作所が旧競馬場阿部組グランドで従業員と家族の憲法公布奉祝大運動会を開催。」

昭和21年11月3日付『神奈川新聞』一面
「平和に本の大道ひらく」の見出し。
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(画像の典拠は、国立国会図書館所蔵マイクロ資料:請求記号YBー150)

*次回は、 山梨篇。

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by kenpou-dayori | 2015-04-30 14:45 | 憲法千話・公布記念行事
2015年 04月 30日

憲法便り#913:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.13: 千葉篇』

2015年4月30日(木)(憲法千話)
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岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』第四部より


憲法便り#913:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.13: 千葉篇』【千葉新聞】公布記念(十一月三日付一面より)

「きょう新憲法公布さる」主権在民、戦争放棄による平和国家建設を二大眼目とする新憲法はきょう三日公布され、七千万国民は、今こそ世界平和の先駆者として雄々しく立ち上がることとなった。この日中央においては午前十一時を期し、貴族院で新憲法公布式典を挙行、その状況はラジオにより放送されるので、これを中心として県下各地の記念行事も展開され、特配の一級酒を飲み交わし、祝賀の気分を漲らすこととなった。平和へのスタート、民主政治への第一歩を堅く踏みしめて、我々は広くそして遠い再建の理想に邁進せねばならぬ。
「国家再建への誓い 各地で多彩な記念行事」

[県庁]
午前十時五十分から県会議事堂で記念式典を挙行するが、参会者は県会議員全員、県郡町村会長、報道代表、庁員代表(知事、部課長)等で、宮城遥拝ののち十一時中央の新憲法公布式典の状況をラジオで聴取、引続き小野知事の式辞、県民代表として戸坂県会議長の祝辞、万歳三唱を以て閉式、議員控室で冷酒を酌み交わして祝意を表する。
[千葉市
午前十時五十分から市役所会議室で市内各町内会長及び市吏員一同参集し、記念式典を挙行するが、当日は職員組合では本町国民学校で、家族招待の運動会を開催。秋深き佳日にスポーツ絵巻を繰り広げる。

【毎日新聞(千葉版)】
市民体育大会が千葉中運動場で、また師範男子部付属国民学校で午後一時から県児童文化協会主催の「こども祭」が開かれる。プログラムは付属校児童や湊保育園児の童謡、石井清子さんの新舞踊、松美佐雄、中原克史両氏の童話、紙芝居など盛り沢山。更に千葉医大大学祭の運動会もあり、続いて四、五両日には市体育会主催の奉祝野球大会も医大球場で挙行される。
[銚子市]
△祝賀式典=午前十時から清水校講堂で市民各層代表参集、式典を挙行。正午祝宴余興として、清水校児童の舞踊、
△芸能大会=三日午後一時から清水校講堂でアマチュアのノド自慢芸能大会を一般に公開、
△学童陸上競技大会=四日午前九時から市営運動場で挙行、学級対抗で競う、
△一般相撲大会=四日午前十時から市営相撲場で挙行、全市民出場する、
△映画演劇無料公開=市内三常設映画館及び共栄館で、四日正午から二時まで一般無料公開。
[市川市]
市で午前十時に祝賀式が開かれるが、真間国民学校に十年祭が開かれ、東大宮澤教授の憲法解説の講演会がある。また各町内会でそれぞれ講演会、運動会、菊花大会等が開かれ、新憲法の発足の日を寿ぐ。
[木更津]
木更津第一国民学校では、十一月三日午前九時から明治節奉祝と木更津市政施行記念を祝して、市内七校児童対抗運動会を催す。
[館山市]
【毎日新聞(千葉版)】市制七周年記念を兼ね午前十時五十分市役所で奉祝式典を挙行。各学校では展覧会、各町内会では山車を出して奉祝祭を行う。
[成田町]
成田町では憲法公布記念日の三日、国民学校で式典を挙行後、永年勤続者、町内会長、隣組長の表彰式を行う。/【毎日(千葉版)】十日に町内会対抗運動会。
[東金町]
地方事務所はじめ各官署、学校で祝賀式が行われ、新憲法の公布の趣旨が宣揚されるが、岩崎区はじめ各町内ではそれぞれ町民運動会が催される。
[八日市場町]
八日市場町の三日憲法発布式典は、八時から国民校で挙式、終って町民体育大会を開催、四日正午から子供神輿十基が行列を作って町練りを、その他余興を催す。
[千倉町]祝賀式は午前十時五十分から朝夷国民学校に名誉職、各種団体長等を招待して盛大に挙行される。式次第は、開会、宮城遥拝、ラジオに依る発布式状況聴取、小西町長挨拶、町民代表祝辞、祝宴、万歳奉唱、閉会。
[大多喜町]
大多喜署では十一月三日午前九時より憲法発布の式典を挙行、終って旧服装の返納式を行う。
[市原郡]

【毎日新聞(千葉版)】
△牛久町=町民運動会、
△高滝村=高滝神社で記念句会
[八街町]
各区対抗野球大会が八街球場で開かれ、七チームが参加するほか、各区思い思いの行事が行われ、八街音頭の発表会が八街劇場で開かれる。
[佐原町]佐原国民学校の祝賀式につづき、関東一といわれる山車を繰り出し、華やかに国家新生の日を祝う。/【毎日(千葉版)】佐原町は憲法公布を祝して二日から四日まで全町二十六の屋台中、十九台が引き回しを行い大賑いを呈している。
[小見川町]
【毎日(千葉版)】全町六の花車が二、三の両日総曳きされ花車のない区は奉祝演芸会を開いている。
[大原町]
三日午前九時より憲法発布記念式典を国民学校において挙行し、終って素人演芸大会を開催し、飛入りは歓迎する。
[白浜町]
午前八時から国民学校で新憲法発布記念祝賀式を執行後、国民学校の部落対抗競技会に呼応、紅白に分け町民の体育大会を挙行する。
[松戸]
【毎日(千葉版)】松戸市の新憲法記念祝賀式は今三日午前十時五十分から警防会館で挙行。なお、主な行事は次の通り。△市民強歩大会=SPアルパイン倶楽部主催(市及び毎日新聞社後援)市周辺三十キロコースにより男女中等学校、一般市民等約五百名参加、△千葉農専秋季大会=二、三、四の三日間に亘る各種展示、展覧会及び即売会並びに競技会。

(以下、千葉新聞十一月五日付二面より)
[四街道]
「妙技を競う熱演」四街道素人芸能協賛会主催・千葉新聞後援の「記念祝典素人演芸競技大会」は、三日午後一時から招魂神社境内で挙行され、参加演芸団自慢の妙技を熱演。観衆数千、流石の大広場を埋め尽くし、四街道始まって以来の人出であった。当日の参加演芸団は近接十三部落から集まったもので、演芸は深更十二時まで続けられた。団体優勝は千代田町四街道劇団、個人優勝は旭村中台部落の篠崎正徳君。

【施行記念】(昭和22年5月3日)

(以下『讀賣新聞』昭和22年5月8日千葉版)

△四日県下青年芸能大会
△七日‐九日新憲法祝賀県下中等学校房総一周継走
(一班)県庁→五井→木更津→館山→鴨川→勝浦→大網→県庁
(二班)県庁→船橋→松戸→成田→佐原→銚子→八日市場→成東→佐倉→県庁」

昭和21年11月3日付『千葉新聞』
「国家再建の誓い 各地で多彩な記念行事」の見出し。
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(画像の典拠は、千葉県立図書館所蔵マイクロ資料より)

*次回は、神奈川篇。

※平和憲法を守る闘いに寄与するため、昨年5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
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2015年 04月 30日

憲法便り#912:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.12: 埼玉篇』

2015年4月30日
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岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』第四部より

憲法便り#912:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.12: 埼玉篇』

【埼玉新聞】公布記念(十一月四日付四面より)

「式場に溢る県民の感激 再生日本の誓いも新た」
[浦和]
新装なった浦和市埼玉会館は新憲法公布のこのよき日、午前十時には紅白のアーチの下を三々五々祝典をことほぐ人々が見える。モーニング、国民服、さすが簡素、厳粛のお達し通り、平常服の人も多い。招待された者は、政界、官界、教育界、市町村代表、各種団体代表である。定刻十一時五千百名の県民の代表者が新生日本の誓いを抱いて、場内に整列した。壇上に飾られた国旗が目新しく、ライアン中佐が会場に姿を現すと、満場われるばかりの拍手がおくられた。司会者側には、知事を始め県会議長、内務、民生等各部長の顔も見える。やがて、ベルが鳴る。いよいよ厳かに式典は挙行され、進行係りのマイクにより開式が宣せられると、この会場にも天皇陛下の勅語が朗々と伝えられたのち、国家斉唱があり、終って知事は壇上に進み、
「民主日本の黎明は、この憲法の実践如何にかかっている。」と力強く挨拶。
続いて鈴木県会議長は、「我々がこの日に、□に響く二つの問題がある。」と前提して、「神の国が人間の国になり、武の国が良心と正義の国に変わった」と言い、「我々が世界の平和人となるためには、新憲法の実践が第一だ」との意味を含めて熱誠あふるる挨拶を行った(以下の式次第は、省略)。祝典のあと祝賀に入り祝杯をあげた。
なお、浦和駅では三日夕刻より記念大相撲大会が開かれ、市民の人気を呼んだ。
以上のほかに、埼玉新聞社主催の「芸能大会」(十一月三日)、同じく埼玉新聞社の記念事業として「新憲法公布記念事業 埼玉世論調査会創設」が十一月四日付三面で報道されている。 
「川口」
川口市では新憲法祝賀記念行事として、三日午前九時より芝川運動場で第八回市民体育大会を開催、各区会より多数参加があり、盛会であった。
[川越]
「揃いの衣裳に山車・神輿 記念日に慶祝一色の川越」川越市の新憲法公布祝賀会は午前十時から第二国民学校で開催。祝賀会ののち祝賀宴をして散会。市民の慶祝は、まずお囃子の太鼓の音にあけ、江戸町のおかめ、南町三番叟、鍛冶町金山様、上松江町浦島、志多町弁慶など各町の自慢の山車、囃子屋台、神輿も担ぎ出し、全市は祭りを追う人の群れで埋め尽くされた。
[秩父]
「十日夜とかち合って大賑い」戸毎に国旗を掲げた三日の秩父町は、いつになく明朗だ。在町各官公署では九時に全員登庁、簡素厳粛な記念式を挙行。街々を行く娘の着飾った姿も晴々しく、町内二軒の映画館は何れも超満員。秩父公園では郡下産業人の体育大会、秩父中学グランドでは野球試合が開催された。きょうの三日は旧暦の十月十日で秩父名物『十日夜』。戦時中はすっかり怯えきっていた学童たちも、今夜は大威張りで新高(?)ハタキを作り、おいしい手製のうどんを食べて戸毎に「トウカンヤトウカンヤ 朝ボタモチに昼ダンゴ 夜ソバ食ったらひっぱたけ」と歓声をあげハタキを振っていた。
[寄居]
寄居町では三日午前十時より全町各種団体を始め、青年学校、実践女学校、国民学校の各生徒の他毎戸一名宛の代表が国民学校校庭に集合、盛大な記念式典を挙げた。この日新生日本の門出を祝う国旗は、全町に掲揚された。国民学校児童二千余名が手製の国旗を手に、引率されて旗行列、全町内をくまなく行進すれば、これに和した町民も手に国旗を振り、町は旗の波と化した。
[熊谷]
「全市挙って慶祝 沸き立つ熊谷市民」記念すべきこの日熊谷、市内各所に商店の記念売出し、活花を陳列するところなどもあり、きらびやかに着飾った娘らの往来する和やかな風景が見られた。午前九時半に新憲法公布に祝意を表しサイレンの一斉吹鳴を行い、有数の連合町内会では、町内会長、隣組をはじめ各所の広場に集合、祝憲法公布の幟旗を先頭に市内を行進。なお、祝典は午前九時に市立高女校庭で行われ、青年団ほか各団体二千余名が参加。式後、講堂において、熊谷市出身の東大助教授内田氏により『新憲法の精神』と題する講演が行われ、午前十時散会。熊谷市内九国民校では、高等科生全員が記念式と講演会に参加した後、市長と共に市内を行進した。
[白岡]
東北本線白岡駅前の□□日勝(?)、篠津村では新憲法記念日に久しぶりで各戸に日の丸を掲げ、青年団は神輿、山車や□□を作り朝から担ぎまわり、夜は駅前に素人演芸大会を盛大に催した。
[杉戸]
三日午後一時から国民学校校庭で憲法公布記念町民体育大会を開催、町内対抗リレー、その他盛り沢山の体操競技が展開され、夜は町内ごとに祝賀の小宴が開かれた。」

【施行記念】(昭和22年5月3日)
埼玉会館=
主催埼玉新聞社「洋舞踊」四日昼、
本社主催「記念講演会」八日昼、本社主催「芸能大会」八日夜、
△埼玉会館以外の行事
(昼)=三日浦和市・本社主催「仮装大会」(大宮市訓宮)、
将棋連盟並びに本社主催「アマチュア棋戦」(大宮将棋連盟事務所)、
四日県体育会・本社主催「自転車競走」(大成橋‐戸田橋間往復)、
七日俳句連盟・本社主催「俳句会」(大宮含翆園)

昭和21年11月3日付『埼玉新聞』一面
「民主日本の礎石・きょう新憲法公布」
「平和日本の明るい門出 歴史的式典きょう厳かに挙行」の見出し。
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(画像の典拠は、埼玉県立浦和図書館所蔵マイクロ資料より)

*次回は、千葉篇。

※平和憲法を守る闘いに寄与するため、昨年5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
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by kenpou-dayori | 2015-04-30 14:18 | 憲法千話・公布記念行事
2015年 04月 29日

憲法便り#911:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.11: 群馬篇』

2015年4月30日(木)(憲法千話)
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岩田行雄編著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』第四部より

憲法便り#911:『日本国憲法公布、その日、あなたの故郷ではNo.11: 群馬篇』

【上毛新聞】公布記念(十一月三日付一面より)

「民主日本の黎明・新憲法発布」歴史を刻む新憲法は、菊薫るきょう明治の佳節を卜し県下町々村々で意義ある催しがそれぞれ行われる。民主日本、平和日本の発足日、乱れ咲く菊花と競う上州の山野は、まず本社主催の下に繰り展げられる県都(群馬会館)の県民大会を初めとし、四市百九十三ケ町村及び三百数十校の男女中等、青年、国民、各幼稚園に至るまで学校、官署、団体のほか、いま猫の手も借り度い農民たちは働く手をしばらく休めて、「武力なき日本」の姿を世界に弘める新憲法の公布式を寿ぐ。この日県では午前十一時全国中継のラジオを聴き、続いて北野知事から意義ある新憲法の訓示を行う。かくて靑史(歴史=昔、紙のない時代に、青竹をあぶってその上に書いたという中国の故事による)に誇る新憲法は、百六十万県民歓喜のコーラスの中に意義ある式典を閉じるが、県では明年五月実施の日まで六ヶ月の期間を通じ趣旨徹底の教育を行うため、金森国務相(予定)又は中央名士を招き、県下百余名を県公民館(一ノ宮)に招集、講習ののち各地に講演、座談会を開いて、新憲法の「遵法運動」を順次展開することとなっている。
「新しき歴史の出発 三山、秋陽に照り映う 県下の祝典」

[前橋市]
前橋市役所では、新憲法発布の三日午前十時三十分から同庁内で記念祝賀を挙行する。

[高崎市]
輝かしき新憲法公布の日、高崎市役所では三日午前十一時より厳かなる式典を挙げ、午後二時より宇喜代会館で祝賀式を挙行する。市内各国民学校でも式典のほか、次の如き催しを行い、この嘉き日を寿ぐこととなった。
△佐野校=童話劇と民主教育研究発表会
△片岡校=学年対抗リレー
△中央校=通学区域町内対抗軟式野球
△南校=十七、八日頃作品展覧会
△第一校=二十日記念展覧会。

[多野郡新町]
多野郡新町新憲法発布記念祝賀式は、三日午前九時町役場楼上に、官公署、町議、その他名誉職等出席、厳粛に行う。

(三日付三面より)「体育の祝典 憲法発布記念」
[各地の催し]
民主日本の出発を表徴する新憲法発布の歴史的の三日を記念する県下各地の運動競技は、本山の県庁員体育大会をはじめ、各種競技に亘って次の如く展開される。
△第一回県庁員体育大会=午前八時前橋公園 △前橋商工学校運動会=午前八時同校
△前橋工業学校運動会=午前八時同校
△前橋競馬大会=午前九時前橋競馬場
△前橋市田町合同運動会=午前八時城南校
△桐生市内各学校対抗陸上競技大会=午前十時新川球場
△全桐生対全前橋野球戦=午後三時桐生新川球場
△全高崎対全高鉄野球戦=午前十時高上城南球場
△伊勢崎市内少年野球大会=午前八時北、南校、佐農校庭
△伊勢崎産業人野球大会=午前七時華蔵寺公園
△県下拳闘大会=午後一時富岡国民校

△安中町々民体育大会=午前八時安中国民校
△松井田町々民体育祭=午前八時松井田国民校
△鬼石町運動会=午前八時鬼石国民校
△境町体育大会=午前八時同国民校
△藤岡町内対抗野球大会=午前八時藤岡国民校
△新田郡青年団陸上競技大会=午前八時太田四校
△馬淵村民体育大会=午前九時同村国民校
△利根郡新治村卓球大会=同村国民校
△板鼻町町民体育大会=午前九時同村国民校。

(四日付二面より)
「新憲法発布日 多彩なスポーツ絵巻」新憲法発布の三日は曇天、前橋市内の何処にもこの佳き日を喜ぶ感激の様子は見えず、天候同様ぱっとしなかった。掲揚許可の国旗もぽつんぽつんと思い出したように立っている淋しさだ。僅かに本社主催の「新憲法発布遵法県民大会」と官民合同の記念祝賀会が新憲法発布を思わせるにすぎなかった。しかし、こうした街の感激のなさに反して、スポーツだけはいとも盛んに展開された。まず前橋公園で県庁職員大運動会が開催されたのを初めとし、△敷島国民学校は萩町々内運動会、△医専校庭は岩神町町内運動会、△勢(?)農校庭は市内選抜優勝野球大会 △前中グランドでは学童野球戦、△前工運動会等々が、それぞれ趣向をこらして挙行、さらに浮世離れした前橋刑務所内でも祝賀の相撲大会が開催されるなど、多彩なスポーツ絵巻が繰り展げられた。

[県]
「県の記念式 官公署学校等」新憲法公布の三日、県では午前十一時中央からのラジオ放送を聴き、県正庁で庁員全員の記念式典を挙げた。北野知事から新憲法に関する訓示があり、終って午前に引続き第一回庁員運動会を行い意義ある記念日を終った。県下各市町村及び学校、官署、団体ではそれぞれ意義ある記念の式典を挙げ、また思い思いの記念行事を多彩に展開、栄ある歴史の発足の日を祝った。 
[前橋市役所]
前橋市役所では三日午前十時から、市議並びに市長以下全吏員参集して新憲法発布記念式を挙行した。
[桐生市]
桐生市の新憲法発布記念式典は、三日午前十一時から市会議場で挙行。
[富岡町]
富岡町では三日午前十一時から同町国民学校で、細谷町長以下全町民参列して憲法発布記念式を挙行した。なお、国民校会場で県下拳闘大会、諏訪神社で子供相撲、富中で少年野球など記念の祝賀行事があり盛会を極めた。」

昭和21年11月3日付『上毛新聞』一面
「民主日本の黎明・新憲法発布」。この見出しを、群馬県の保守的な人々にも見て欲しい。
社説は、「新憲法発布」
下段には、上毛新聞社主催 で、「新憲法発布 遵法県民大会」
および「官民合同 記念大祝賀会」のお知らせが掲載されている。
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昭和21年11月3日付『上毛新聞』四面
様々な団体、企業の祝賀広告、これも当時の社会の勢いである。
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(画像の典拠は、群馬県立図書館所蔵マイクロ資料による)
【研究メモ】私が地方紙を集中的に調査した時点では、国立国会図書館所蔵資料は、必要とする部分が欠落していた。したがって、群馬県立図書館に出向いて調査を行った。

*次回は、埼玉篇。

※平和憲法を守る闘いに寄与するため、昨年5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―

(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)
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闘いは、まだこれからも続きます。「押し付け憲法」論、自主憲法制定論に対する闘いに、是非とも本書を活用していただきたい。
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by kenpou-dayori | 2015-04-29 22:55 | 憲法千話・公布記念行事