岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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カテゴリ:安倍首相への抗議・反論( 16 )


2017年 05月 26日

憲法便り#2027:オリンピックの政治利用批判(その2)5月26日付『東京新聞』朝刊「こちら特報部」の場合!

2017年5月26日(金)(憲法千話)

憲法便り#2027:オリンピックの政治利用批判(その2)5月26日付『東京新聞』朝刊「こちら特報部」の場合!

「こちら報道部」は、定評のある特集記事の見開きページ。」
2017年5月26日付『東京新聞』朝刊の26頁と27頁。
その魅力を伝えるために、記事そのままを借用して、紹介します。

今回も期待にたがわず、優れた内容です。
昨日の『しんぶん赤旗』(ここをクリック)の記事と併せて読むことをお勧めします。

際立つ類似点

五輪の政治利用 ヒトラー世界 にプロパガンダ
国威発揚の空気 歴史の教訓どこへ

ベルリン 景気浮揚 治安を強化 再軍備
東 京  改憲・共謀愛 根拠に 復興演出 追われる野宿者  
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by kenpou-dayori | 2017-05-26 16:26 | 安倍首相への抗議・反論
2017年 05月 26日

憲法便り#2026:オリンピックの政治利用批判(その1)『しんぶん赤旗』2017年5月25日付日刊紙の場合!

2017年5月26日(金)(憲法千話)

憲法便り#2026:オリンピックの政治利用批判(その1)『しんぶん赤旗』2017年5月25日付日刊紙の場合!

昨5月25日と、今日、5月26日に相次いで、オリンピックの政治利用批判の企画記事が掲載された。
ひとつは、ここに紹介する『しんぶん赤旗』の記事、もうひとつは、2017年5月26日付『東京新聞』朝刊の「こちら特報部」に掲載された記事だ。
どちらも、ヒトラー・オリンピックとの対比、類似性に分析を加え、強く警告をしている。

記事の借用であることをお断りして、まず、『しんぶん赤旗』に記事を紹介し、憲法便り#2027』(ここをクリック)で、東京新聞の記事を紹介する。

2017年5月25日付『しんぶん赤旗』日刊紙3面の「とくほう・特報」は、最初にオリンピック憲章の次のことば掲げている。
五輪憲章「スポーツと選手を政治的または商業的に不適切に利用することに反対する」

そして、記事の後半の中見出しに、次のことばをあてている。
9条と重なる五輪精神

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*岩田からのひと言
 このところ、政治状況が余りにも異常で、思考と文章を書くことが追いつかないため、
『しんぶん赤旗』と『東京新聞』両紙の紙面からのそのまま借用が多く、心苦しく思っています。
現在行っている形でのツイートは、著作権の問題がありますので、そう長くは続けられません。
可能な方には、両紙のご購読をお勧めします。


  





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by kenpou-dayori | 2017-05-26 11:02 | 安倍首相への抗議・反論
2017年 05月 10日

憲法便り#2002:自民党「隠し砦」の三悪人!

2017年5月10日(水)

憲法便り#2002:自民党「隠し砦」の三悪人!

「隠し砦?」、何でもかんでも隠してしまう陰謀集団の隠れ家、
それは永田町にある!

「三悪人とは誰か?」
事実を隠し、資料を隠し、嘘を隠し、失言大臣を隠し、昭恵夫人を隠し、
国民を愚弄し続ける、安倍首相、菅官房長官、二階幹事長、あなたたちのことだ!

石川五右衛門の辞世の句にちなんで、ひとこと。
「安倍川や 浜の真砂は尽きるとも 世に悪政の種は尽きまじ」

むかし、「隠し砦の三悪人」という黒澤明監督の映画があった。主演は言わず知れた三船敏郎。
ただし、映画の主人公たちは、悪人ではなかった。
この映画の舞台になった、秋月城に行ったことがある。

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by kenpou-dayori | 2017-05-10 13:21 | 安倍首相への抗議・反論
2017年 05月 09日

憲法便り#2001: 憲法第九十九条違反の「改憲発言」を続ける 安倍首相暴走の起点は、石原慎太郎議員との共同謀議、密談であった!

2017年5月9日(憲法千話)

憲法便り#2001: 憲法第九十九条違反の「改憲発言」を続ける 安倍首相暴走の起点は、石原慎太郎議員との共同謀議、密談であった!


安倍首相の暴走は、とどまるところを知らない。

国会での発言は、言を左右にする言い逃れの連続で、真面目さがなく、一国の首相としての品格がない。

この暴走の起点となった、2013年年2月12日の予算委員会で代表質問に立った日本維新の会石原慎太郎議員が、前置きのあと改憲について最初に質問し、安倍晋三首相が答えた場面である。

この場面を報じたマスコミ各社の記事を、国立国会図書館新聞資料室で調べたが、その危険性の気づいているものはなく、「石原節(ぶし)復活!」と、冷やかしているような、面白がっているような書き方をしていた。

私は、この危険性を知らせるために、同年3月31日付けで自費出版した『心躍る平和憲法誕生の時代ー戦後の新聞61紙に見る「憲法民主化の過程』の冒頭に、この実録を取り上げた。

この実録は、同書の改題・補訂第二版である『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!ー押し付け憲法論への、戦後の61紙に基づく実証的反論』の冒頭に、そのまま収録した。

しかしながら、わずか2,000部の自費出版では、多くの人々に伝わらないもどかしさを感じ、出版直後から、インターネットを活用して、『憲法便り・日刊憲法新聞』の発行を考え始めた。

以下は、その『憲法便り』の第1号である。

*********************************************
【再録】
2013年5月4日

憲法便り#1:安倍政権暴走の起点「安倍首相が歴史を捏造した予算委員会の答弁について」

今日は、『心踊る平和憲法誕生の時代』の「はじめに」(刊行の言葉)の冒頭を紹介します。

 はじめに
 私は第九条を変え、戦争を出来る国にする憲法改悪には、絶対に反対である。その明確な意思表示として、ここに、本書を緊急自費出版する。
 まず、嘘も含めた派手な言動と演出で、国民に真実を考える暇を与えない安倍首相の手法について述べる。

【第一…「押し付け憲法」論のでたらめ】
 二〇一三年二月十二日の予算委員会で代表質問に立った日本維新の会石原慎太郎議員が、前置きのあと改憲について最初に質問し、安倍晋三首相が答えた場面。

石原慎太郎議員「さてね、総理が、その、総選挙に、総裁選に出られる前にですね、ある人の仲立ちで一晩、会食致しましたが、その時、私いろんなことあなたにお聞きして確かめました。非常にその、心強いですね、期待しておりました。で、まずですね、この国のですね、今日の混乱、或いは退廃にですね、導いたひとつ大きな大きな原因である、現行の憲法についてですね、お聞きしたいと思いますけれども、人間の社会に存在するですね、色々な規範というものは結局は、まぁ人工的なものもあるでしょうけれども、或いはですね、人間の歴史というものの原理っていうものはこれを規制して、これに則ってると思いますね。で、この、戦争の勝利者が敗戦国を統治するために強引に作った即製の、えー、基本法というものが、えー、国破れ統治されてた国が独立した後ですね、数十年に亘って存続しているという事例を私は歴史の中で見たことがない。で、もしですね、因みに、日本という独立国のね、主権者である、つまり最高指導者、総理大臣が、この歴史の原理に則って、かつて勝者が作って押し付けた憲法というのもを、「認めない」と、「これを廃棄する」ということをですね、宣言した時にこれを拒む法律的見解は果してあるんでしょうかね? そういうものを含めてね、あなたが今、日本の憲法について、いかにお考えかお聞きしたい」
安倍首相「確かに今、石原先生がおっしゃったように、現行憲法は、えー、昭和、あー、二十一年に、ま、日本がまだ占領時代にある中に於いて作られ、そして『マッカーサー試案』が、えー、毎日新聞によってこれがスクープをされる訳でありますが、スクープを見た、えー、マッカーサーが怒り狂い、えー、これはもう日本に、えー、任せておく訳にはいかないということで、えー、ホイットニーに命じて、そしてホイットニーが二月の四日に、えー、民政局の次長でありますケーディスに命じて、二月の四日だったんですが、えー、二月の十二日までに作れと言って、ほぼ八日間、一週間ちょっとで、えー、作り上げた、あー、それが原案、ま、現憲法の原案で、えー、あった訳でございますが、それが、あー、現在の現行憲法の、えー、もとであると、このように認識をしております」
石原議員「ですからね、その憲法をね、もし、今の日本の最高指導者であるあなたがね、これを廃棄すると、仮に言われた時にですね、これをですね、法的に阻害するその根拠ってのは、実際は無いんですよ、どこにもね」

 自信のない答弁だから「えー」「あー」「ま」が多い。
不勉強な官僚が作った答弁書に基き、さらに不勉強な安倍首相が行った答弁は、歴史の捏造と言うべきものである。彼が言う「マッカーサー試案」は存在しないし、マッカーサーが怒り狂った事実もない。
『毎日新聞』が報じたのは、憲法問題調査委員会(通称松本委員会)の試案とされるものである。このスクープ報道は、実は誤報であったが、その真相については本書第二部で詳述する。
 国立国会図書館で翌十三日の四十五紙を調査したが、答弁の誤りを指摘した新聞は、記事を誤用された『毎日新聞』を含めて一紙もない。私は新聞報道のこの現実に危機感を覚える。したがって、インターネット審議中継の録画から音声を文字におこして、ここに収録した。

 それにしても、石原議員の発言は単なる「暴走」ではなく、クーデターをそそのかす憲法違反の暴言である。
 日本国憲法は、第十章「最高法規」で次のように定めている。「第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し、擁護する義務を負ふ。」
 憲法改正の経緯については本論で詳しく述べるが、ここで表にして要点を示しておく。占領下にあったことは紛れもない事実であるが、石原議員の主張と安倍首相の答弁は、前段の経緯をすべて無視し、*印を付けた三つの時点を、でたらめに強調しているに過ぎない。

断言するが、二月十三日にGHQが提示した草案は、高野岩三郎、鈴木安蔵らの「憲法研究会」案を基礎に作成された、当時の日本国民の世論を反映したものである。

一九四五年(昭和二十年)
 八月一四日 ポツダム宣言受諾(憲法改正の必然性)。
 八月一七日 東久邇宮内閣発足。 
 九月二一日 『朝日新聞』で「国家基本法」(注・憲法)の再検討が論じられる。
 十月二日 『北日本新聞』がいち早く「憲法改正と国民の自覚」と題する論説を掲げる
 十月四日 マッカーサー・近衛会談/マッカーサーが近衛国務相に、民主主義的要素を十分に盛り込んだ改憲の必要性を言明。
 十月五日 東久邇宮内閣総辞職。
 十月七日 『福井新聞』、『静岡新聞』が憲法改正について論じたのを皮切りに、年末までに全国各紙で憲法改正の世論形成が進む。
 十月九日 幣原内閣発足
 十月十一日 マッカーサー・幣原会談/マッカーサーが幣原首相に、憲法の自由主義化を示唆
 十月二五日 憲法問題調査委員会(通称松本委員会)が設置される。幣原首相は松本国務相に丸投げし、松本は単に時間稼ぎをする。
 十二月六日 GHQ民政局法務班長ラウエルが『日本の憲法についての準備的な研究と勧告の報告書』(明治憲法の緻密な研究)を提出。
 十二月二六日 憲法研究会が『憲法草案要綱』を発表
 十二月二八~三〇日 全国二十二紙が同案を報道。
 十二月二九日『讀賣報知』が一面で、「憲法改革を人民の手に」の社説を掲げる。年末までに「憲法民主化」の世論が形成されていた。
 十二月三一日 連合国翻訳・通訳部が憲法研究会案の翻訳を発表。
一九四六年(昭和二十一年)
 一月二日 米国務長官宛の政治顧問書簡第一五三号に憲法研究会案の別個の翻訳が添付される。
 一月十一日 二つの翻訳を参考に、ラウエルが報告書『民間研究団体による憲法改正案に関する註解』を作成。憲法研究会案を高く評価し、同案が後に、GHQ草案の原型となる。
*二月一日  毎日新聞の「スクープ」報道。(実は誤報)
*二月四日  GHQ民政局が草案作りを始める。
*二月十三日 外務大臣官邸で行われた「オフレコ」の会談で、GHQ草案を日本側に手渡す。

      (注:本書で「官邸」を、入力ミスにより「公邸」としたところは、「官邸」と訂正します)

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〔まとめのひと言〕歴史の捏造と、不正確な歴史認識に基くキャンペーンによる憲法改悪を、絶対に許してはならないと思います。

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by kenpou-dayori | 2017-05-09 21:59 | 安倍首相への抗議・反論
2017年 01月 09日

憲法便り#1910:年頭20話(その19)謝罪なくして、反省なし!オバマのハイロシマ(広島のこと)訪問と安倍首相の真珠湾訪問について(第二版)

2017年1月9日(月)
(一覧しストに戻るのは、ここをクリック)

憲法便り#1910:年頭20話(その19)謝罪なくして、反省なし!オバマのハイロシマ(広島のこと)訪問と安倍首相の真珠湾訪問について(第二版)

オバマは、広島で演説をした際、広島のことを繰り返し、「ハイロシマ」と発音していた。
失礼なことだ!

原爆投下の犠牲者についても、約十万人と言っていた。
失礼なことだ。

献花はしたが、謝罪はしなかった。
傲慢であった!

謝罪がなくても、来てくれたことだけで、
十分という人たちがいた。

大統領退任後の活動に
期待する人たちもいた。

だが、オバマは、「核先制不使用」に反対し、
国連が進めていた核廃絶の提案についても反対した。

最大の力が発揮できる現職の大統領として、こんな重要なことに反対した人物が、
大統領の任期が切れたあとで出来ることなど、たかが知れている。

安倍首相もこれに追随した。
被爆国の首相として恥ずかしいことだ。

戦争屋のふたりが、平和を口にしても、
それはまやかしであり、白々しい限りだ。

このふたりのハワイでの会談とスピーチを、大々的に取り上げ、
「歴史にひと区切り」と報じるマスコミは、あまりにも勉強不足だ。

敗戦直後に東久邇宮首相が言っていたこととどこが違う?
本質的には、全く変わり無い、進歩もしていない!

私が、以前、『憲法便り#625』に掲載した記事を、以下に、そのまま再録しておこう。

2014年8月5日<div><br>
</div>
<div>憲法便り#625:東久邇宮首相の手紙:米国民よ、真珠湾を忘れては下さらないか、我々日本人も原子爆弾による惨禍を忘れよう、そして全く新しい、平和的国家として出発しよう<br>
c0295254_10254160.jpg<br clear="all"><br>
今年も、原水爆禁止世界大会が開催されている。<br>
世の中には、忘れて良いことと、決して忘れてはならないことがある。<br>
広島、長崎への原爆投下による惨禍は、決して、忘れてはならないことである。<br>
<br>
だが、昭和20年9月16日付けの『朝日新聞』一面で報道された、米人記者からの質問に応えた東久邇宮首相の手紙は、無責任極まりないものであった。<br>
ここに、紙面そのものを紹介する。<br>
赤で傍線を記した9行は次の通り。<br>
「米国民よ、どうか真珠湾を忘れて下さらないか、われわれ日本人も原子爆弾による惨禍をわすれよう、そして全く新しい、平和的国家として出発しよう、米国は勝ち日本は敗けた、戦争は終った、互いににくしみを去ろう、これは私の組閣当初からの主張である」<br>


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by kenpou-dayori | 2017-01-09 21:40 | 安倍首相への抗議・反論
2016年 07月 26日

憲法便り#1788:【実録】 安倍首相暴走の起点となった、石原慎太郎議員との質疑

2016年7月26日(憲法千話)

憲法便り#1788:【実録】 安倍首相暴走の起点となった、石原慎太郎議員との質疑


(注)この記事は、『憲法便り#1787』と、同文です。
こうした措置をとった理由は、ひとりでも多くの方に事実を知らせるため、二つの見出しを考えたことによります。

安倍首相の暴走は、とどまるところを知らない。

この暴走の起点となった、2013年年2月12日の予算委員会で代表質問に立った日本維新の会石原慎太郎議員が、前置きのあと改憲について最初に質問し、安倍晋三首相が答えた場面である。

この場面を報じたマスコミ各社の記事を、国立国会図書館新聞資料室で調べたが、その危険性の気づいているものはなく、「石原節(ぶし)復活!」と、冷やかしているような、面白がっているような書き方をしていた。

私は、この危険性を知らせるために、同年3月31日付けで自費出版した『心躍る平和憲法誕生の時代ー戦後の新聞61紙に見る「憲法民主化の過程』の冒頭に、この実録を取り上げた。

この実録は、同書の改題・補訂第二版である『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!ー押し付け憲法論への、戦後の61紙に基づく実証的反論』の冒頭に、そのまま収録した。

しかしながら、わずか2,000部の自費出版では、多くの人々に伝わらないもどかしさを感じ、出版直後から、インターネットを活用して、『憲法便り・日刊憲法新聞』の発行を考え始めた。

以下は、その『憲法便り』の第1号である。

*********************************************
【再録】
2013年5月4日

憲法便り#1:安倍政権暴走の起点「安倍首相が歴史を捏造した予算委員会の答弁について」

今日は、『心踊る平和憲法誕生の時代』の「はじめに」(刊行の言葉)の冒頭を紹介します。

 はじめに
 私は第九条を変え、戦争を出来る国にする憲法改悪には、絶対に反対である。その明確な意思表示として、ここに、本書を緊急自費出版する。
 まず、嘘も含めた派手な言動と演出で、国民に真実を考える暇を与えない安倍首相の手法について述べる。

【第一…「押し付け憲法」論のでたらめ】
 二〇一三年二月十二日の予算委員会で代表質問に立った日本維新の会石原慎太郎議員が、前置きのあと改憲について最初に質問し、安倍晋三首相が答えた場面。

石原慎太郎議員「さてね、総理が、その、総選挙に、総裁選に出られる前にですね、ある人の仲立ちで一晩、会食致しましたが、その時、私いろんなことあなたにお聞きして確かめました。非常にその、心強いですね、期待しておりました。で、まずですね、この国のですね、今日の混乱、或いは退廃にですね、導いたひとつ大きな大きな原因である、現行の憲法についてですね、お聞きしたいと思いますけれども、人間の社会に存在するですね、色々な規範というものは結局は、まぁ人工的なものもあるでしょうけれども、或いはですね、人間の歴史というものの原理っていうものはこれを規制して、これに則ってると思いますね。で、この、戦争の勝利者が敗戦国を統治するために強引に作った即製の、えー、基本法というものが、えー、国破れ統治されてた国が独立した後ですね、数十年に亘って存続しているという事例を私は歴史の中で見たことがない。で、もしですね、因みに、日本という独立国のね、主権者である、つまり最高指導者、総理大臣が、この歴史の原理に則って、かつて勝者が作って押し付けた憲法というのもを、「認めない」と、「これを廃棄する」ということをですね、宣言した時にこれを拒む法律的見解は果してあるんでしょうかね? そういうものを含めてね、あなたが今、日本の憲法について、いかにお考えかお聞きしたい」
安倍首相「確かに今、石原先生がおっしゃったように、現行憲法は、えー、昭和、あー、二十一年に、ま、日本がまだ占領時代にある中に於いて作られ、そして『マッカーサー試案』が、えー、毎日新聞によってこれがスクープをされる訳でありますが、スクープを見た、えー、マッカーサーが怒り狂い、えー、これはもう日本に、えー、任せておく訳にはいかないということで、えー、ホイットニーに命じて、そしてホイットニーが二月の四日に、えー、民政局の次長でありますケーディスに命じて、二月の四日だったんですが、えー、二月の十二日までに作れと言って、ほぼ八日間、一週間ちょっとで、えー、作り上げた、あー、それが原案、ま、現憲法の原案で、えー、あった訳でございますが、それが、あー、現在の現行憲法の、えー、もとであると、このように認識をしております」
石原議員「ですからね、その憲法をね、もし、今の日本の最高指導者であるあなたがね、これを廃棄すると、仮に言われた時にですね、これをですね、法的に阻害するその根拠ってのは、実際は無いんですよ、どこにもね」

 自信のない答弁だから「えー」「あー」「ま」が多い。
不勉強な官僚が作った答弁書に基き、さらに不勉強な安倍首相が行った答弁は、歴史の捏造と言うべきものである。彼が言う「マッカーサー試案」は存在しないし、マッカーサーが怒り狂った事実もない。
『毎日新聞』が報じたのは、憲法問題調査委員会(通称松本委員会)の試案とされるものである。このスクープ報道は、実は誤報であったが、その真相については本書第二部で詳述する。
 国立国会図書館で翌十三日の四十五紙を調査したが、答弁の誤りを指摘した新聞は、記事を誤用された『毎日新聞』を含めて一紙もない。私は新聞報道のこの現実に危機感を覚える。したがって、インターネット審議中継の録画から音声を文字におこして、ここに収録した。

 それにしても、石原議員の発言は単なる「暴走」ではなく、クーデターをそそのかす憲法違反の暴言である。
 日本国憲法は、第十章「最高法規」で次のように定めている。「第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し、擁護する義務を負ふ。」
 憲法改正の経緯については本論で詳しく述べるが、ここで表にして要点を示しておく。占領下にあったことは紛れもない事実であるが、石原議員の主張と安倍首相の答弁は、前段の経緯をすべて無視し、*印を付けた三つの時点を、でたらめに強調しているに過ぎない。

断言するが、二月十三日にGHQが提示した草案は、高野岩三郎、鈴木安蔵らの「憲法研究会」案を基礎に作成された、当時の日本国民の世論を反映したものである。

一九四五年(昭和二十年)
 八月一四日 ポツダム宣言受諾(憲法改正の必然性)。
 八月一七日 東久邇宮内閣発足。 
 九月二一日 『朝日新聞』で「国家基本法」(注・憲法)の再検討が論じられる。
 十月二日 『北日本新聞』がいち早く「憲法改正と国民の自覚」と題する論説を掲げる
 十月四日 マッカーサー・近衛会談/マッカーサーが近衛国務相に、民主主義的要素を十分に盛り込んだ改憲の必要性を言明。
 十月五日 東久邇宮内閣総辞職。
 十月七日 『福井新聞』、『静岡新聞』が憲法改正について論じたのを皮切りに、年末までに全国各紙で憲法改正の世論形成が進む。
 十月九日 幣原内閣発足
 十月十一日 マッカーサー・幣原会談/マッカーサーが幣原首相に、憲法の自由主義化を示唆
 十月二五日 憲法問題調査委員会(通称松本委員会)が設置される。幣原首相は松本国務相に丸投げし、松本は単に時間稼ぎをする。
 十二月六日 GHQ民政局法務班長ラウエルが『日本の憲法についての準備的な研究と勧告の報告書』(明治憲法の緻密な研究)を提出。
 十二月二六日 憲法研究会が『憲法草案要綱』を発表
 十二月二八~三〇日 全国二十二紙が同案を報道。
 十二月二九日『讀賣報知』が一面で、「憲法改革を人民の手に」の社説を掲げる。年末までに「憲法民主化」の世論が形成されていた。
 十二月三一日 連合国翻訳・通訳部が憲法研究会案の翻訳を発表。
一九四六年(昭和二十一年)
 一月二日 米国務長官宛の政治顧問書簡第一五三号に憲法研究会案の別個の翻訳が添付される。
 一月十一日 二つの翻訳を参考に、ラウエルが報告書『民間研究団体による憲法改正案に関する註解』を作成。憲法研究会案を高く評価し、同案が後に、GHQ草案の原型となる。
*二月一日  毎日新聞の「スクープ」報道。(実は誤報)
*二月四日  GHQ民政局が草案作りを始める。
*二月十三日 外務大臣官邸で行われた「オフレコ」の会談で、GHQ草案を日本側に手渡す。

      (注:本書で「官邸」を、入力ミスにより「公邸」としたところは、「官邸」と訂正します)

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〔まとめのひと言〕歴史の捏造と、不正確な歴史認識に基くキャンペーンによる憲法改悪を、絶対に許してはならないと思います。

外務大臣官邸で行われた「オフレコ」の会談については後日、紹介します。

※本書『心踊る平和憲法誕生の時代』の注文については、こちらから
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by kenpou-dayori | 2016-07-26 09:48 | 安倍首相への抗議・反論
2016年 07月 26日

憲法便り#1787:【実録】 安倍政権暴走の起点「安倍首相が歴史を捏造した予算委員会の答弁」

2016年7月26日(憲法千話)

憲法便り#1787:【実録】 安倍政権暴走の起点「安倍首相が歴史を捏造した予算委員会の答弁」


安倍首相の暴走は、とどまるところを知らない。

この暴走の起点となった、2013年年2月12日の予算委員会で代表質問に立った日本維新の会石原慎太郎議員が、前置きのあと改憲について最初に質問し、安倍晋三首相が答えた場面である。

この場面を報じたマスコミ各社の記事を、国立国会図書館新聞資料室で調べたが、その危険性の気づいているものはなく、「石原節(ぶし)復活!」と、冷やかしているような、面白がっているような書き方をしていた。

私は、この危険性を知らせるために、同年3月31日付けで自費出版した『心躍る平和憲法誕生の時代ー戦後の新聞61紙に見る「憲法民主化の過程』の冒頭に、この実録を取り上げた。

この実録は、同書の改題・補訂第二版である『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!ー押し付け憲法論への、戦後の61紙に基づく実証的反論』の冒頭に、そのまま収録した。

しかしながら、わずか2,000部の自費出版では、多くの人々に伝わらないもどかしさを感じ、出版直後から、インターネットを活用して、『憲法便り・日刊憲法新聞』の発行を考え始めた。

以下は、その『憲法便り』の第1号である。

*********************************************
【再録】
2013年5月4日

憲法便り#1:安倍政権暴走の起点「安倍首相が歴史を捏造した予算委員会の答弁について」

今日は、『心踊る平和憲法誕生の時代』の「はじめに」(刊行の言葉)の冒頭を紹介します。

 はじめに
 私は第九条を変え、戦争を出来る国にする憲法改悪には、絶対に反対である。その明確な意思表示として、ここに、本書を緊急自費出版する。
 まず、嘘も含めた派手な言動と演出で、国民に真実を考える暇を与えない安倍首相の手法について述べる。

【第一…「押し付け憲法」論のでたらめ】
 二〇一三年二月十二日の予算委員会で代表質問に立った日本維新の会石原慎太郎議員が、前置きのあと改憲について最初に質問し、安倍晋三首相が答えた場面。

石原慎太郎議員「さてね、総理が、その、総選挙に、総裁選に出られる前にですね、ある人の仲立ちで一晩、会食致しましたが、その時、私いろんなことあなたにお聞きして確かめました。非常にその、心強いですね、期待しておりました。で、まずですね、この国のですね、今日の混乱、或いは退廃にですね、導いたひとつ大きな大きな原因である、現行の憲法についてですね、お聞きしたいと思いますけれども、人間の社会に存在するですね、色々な規範というものは結局は、まぁ人工的なものもあるでしょうけれども、或いはですね、人間の歴史というものの原理っていうものはこれを規制して、これに則ってると思いますね。で、この、戦争の勝利者が敗戦国を統治するために強引に作った即製の、えー、基本法というものが、えー、国破れ統治されてた国が独立した後ですね、数十年に亘って存続しているという事例を私は歴史の中で見たことがない。で、もしですね、因みに、日本という独立国のね、主権者である、つまり最高指導者、総理大臣が、この歴史の原理に則って、かつて勝者が作って押し付けた憲法というのもを、「認めない」と、「これを廃棄する」ということをですね、宣言した時にこれを拒む法律的見解は果してあるんでしょうかね? そういうものを含めてね、あなたが今、日本の憲法について、いかにお考えかお聞きしたい」
安倍首相「確かに今、石原先生がおっしゃったように、現行憲法は、えー、昭和、あー、二十一年に、ま、日本がまだ占領時代にある中に於いて作られ、そして『マッカーサー試案』が、えー、毎日新聞によってこれがスクープをされる訳でありますが、スクープを見た、えー、マッカーサーが怒り狂い、えー、これはもう日本に、えー、任せておく訳にはいかないということで、えー、ホイットニーに命じて、そしてホイットニーが二月の四日に、えー、民政局の次長でありますケーディスに命じて、二月の四日だったんですが、えー、二月の十二日までに作れと言って、ほぼ八日間、一週間ちょっとで、えー、作り上げた、あー、それが原案、ま、現憲法の原案で、えー、あった訳でございますが、それが、あー、現在の現行憲法の、えー、もとであると、このように認識をしております」
石原議員「ですからね、その憲法をね、もし、今の日本の最高指導者であるあなたがね、これを廃棄すると、仮に言われた時にですね、これをですね、法的に阻害するその根拠ってのは、実際は無いんですよ、どこにもね」

 自信のない答弁だから「えー」「あー」「ま」が多い。
不勉強な官僚が作った答弁書に基き、さらに不勉強な安倍首相が行った答弁は、歴史の捏造と言うべきものである。彼が言う「マッカーサー試案」は存在しないし、マッカーサーが怒り狂った事実もない。
『毎日新聞』が報じたのは、憲法問題調査委員会(通称松本委員会)の試案とされるものである。このスクープ報道は、実は誤報であったが、その真相については本書第二部で詳述する。
 国立国会図書館で翌十三日の四十五紙を調査したが、答弁の誤りを指摘した新聞は、記事を誤用された『毎日新聞』を含めて一紙もない。私は新聞報道のこの現実に危機感を覚える。したがって、インターネット審議中継の録画から音声を文字におこして、ここに収録した。

 それにしても、石原議員の発言は単なる「暴走」ではなく、クーデターをそそのかす憲法違反の暴言である。
 日本国憲法は、第十章「最高法規」で次のように定めている。「第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し、擁護する義務を負ふ。」
 憲法改正の経緯については本論で詳しく述べるが、ここで表にして要点を示しておく。占領下にあったことは紛れもない事実であるが、石原議員の主張と安倍首相の答弁は、前段の経緯をすべて無視し、*印を付けた三つの時点を、でたらめに強調しているに過ぎない。

断言するが、二月十三日にGHQが提示した草案は、高野岩三郎、鈴木安蔵らの「憲法研究会」案を基礎に作成された、当時の日本国民の世論を反映したものである。

一九四五年(昭和二十年)
 八月一四日 ポツダム宣言受諾(憲法改正の必然性)。
 八月一七日 東久邇宮内閣発足。 
 九月二一日 『朝日新聞』で「国家基本法」(注・憲法)の再検討が論じられる。
 十月二日 『北日本新聞』がいち早く「憲法改正と国民の自覚」と題する論説を掲げる
 十月四日 マッカーサー・近衛会談/マッカーサーが近衛国務相に、民主主義的要素を十分に盛り込んだ改憲の必要性を言明。
 十月五日 東久邇宮内閣総辞職。
 十月七日 『福井新聞』、『静岡新聞』が憲法改正について論じたのを皮切りに、年末までに全国各紙で憲法改正の世論形成が進む。
 十月九日 幣原内閣発足
 十月十一日 マッカーサー・幣原会談/マッカーサーが幣原首相に、憲法の自由主義化を示唆
 十月二五日 憲法問題調査委員会(通称松本委員会)が設置される。幣原首相は松本国務相に丸投げし、松本は単に時間稼ぎをする。
 十二月六日 GHQ民政局法務班長ラウエルが『日本の憲法についての準備的な研究と勧告の報告書』(明治憲法の緻密な研究)を提出。
 十二月二六日 憲法研究会が『憲法草案要綱』を発表
 十二月二八~三〇日 全国二十二紙が同案を報道。
 十二月二九日『讀賣報知』が一面で、「憲法改革を人民の手に」の社説を掲げる。年末までに「憲法民主化」の世論が形成されていた。
 十二月三一日 連合国翻訳・通訳部が憲法研究会案の翻訳を発表。
一九四六年(昭和二十一年)
 一月二日 米国務長官宛の政治顧問書簡第一五三号に憲法研究会案の別個の翻訳が添付される。
 一月十一日 二つの翻訳を参考に、ラウエルが報告書『民間研究団体による憲法改正案に関する註解』を作成。憲法研究会案を高く評価し、同案が後に、GHQ草案の原型となる。
*二月一日  毎日新聞の「スクープ」報道。(実は誤報)
*二月四日  GHQ民政局が草案作りを始める。
*二月十三日 外務大臣官邸で行われた「オフレコ」の会談で、GHQ草案を日本側に手渡す。

      (注:本書で「官邸」を、入力ミスにより「公邸」としたところは、「官邸」と訂正します)

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〔まとめのひと言〕歴史の捏造と、不正確な歴史認識に基くキャンペーンによる憲法改悪を、絶対に許してはならないと思います。

外務大臣官邸で行われた「オフレコ」の会談については後日、紹介します。

※本書『心踊る平和憲法誕生の時代』の注文については、こちらから
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by kenpou-dayori | 2016-07-26 09:36 | 安倍首相への抗議・反論
2016年 04月 24日

憲法便り#1704:この緊急事態の最中、21日に経済団体代表との首相主催夕食会が行なわれていた!

2016年4月24日(日)(憲法千話)(4月24日アクセス・ベストテン一覧に戻るのは、こちらをクリック

憲法便り#1704:この緊急事態の最中、21日に経済団体代表との首相主催夕食会が行なわれていた!

4月22日に憲法講演を予定しておりましたので、「首相の一日」のチェックが遅くなりましたが
一応のチェックをして見ました。驚いたことに、この緊急事態の最中に、それも、9万人を超える人々が避難せざるを得ない状況の中で、首相主催の夕食会を行っていました。なんという感覚。

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『東京新聞』2016年4月22日 紙面から

【首相の一日】4月21日(木)
【午前】
7時52分、公邸から官邸。
8時1分、国際金融経済分析会合。
9時3分、東京・大手町の経団連会館。「B7東京サミット」に出席し、あいさつ。
 27分、官邸。
 50分、杉田和博官房副長官、西村泰彦内閣危機管理監、古谷一之官房副長官補、加藤久喜内閣府政策統括官。
10時56分、島尻安伊子内閣府特命担当相、横尾英博知的財産戦略推進事務局長。
11時26分、石原伸晃経済再生担当相、内閣府の西川正郎内閣府審議官、田和宏政策統括官。
【午後】
2時17分、岸田文雄外相。
3時4分、地震非常災害対策本部会議。
 55分、谷内正太郎国家安全保障局長、斎木昭隆外務事務次官。
4時46分、国家安全保障会議。
5時17分、月例経済報告関係閣僚会議。
  32分、稲田朋美自民党政調会長。
  56分、日・EUビジネス・ラウンドテーブルの佃和夫、ブレジエ両共同議長ら。
6時32分、公邸。
  33分、榊原定征経団連会長ら先進7カ国(G7)関係国経済団体代表から提言書受け取り。
  35分、経済団体代表との首相主催夕食会
8時20分、全員出る。
     宿泊。
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by kenpou-dayori | 2016-04-24 20:20 | 安倍首相への抗議・反論
2016年 04月 10日

憲法便り#1677:安倍首相は、前回の衆院選直後にも、こんな大嘘をついていた!

2016年4月10日(日)(憲法千話)

憲法便り#1677:安倍首相は、前回の衆院選直後にも、こんな大嘘をついていた!

「アベノミクス」のみを前面に打ち出していた前回の衆院選直後から、「今回の衆院選で国民の信任を得た」として、安倍首相は、早くも憲法改悪を「自民党結党以来の目標」「歴史的チャレンジ」として強調し始めました。

私は、選挙公報という具体的な資料をもとに、下記の批判を表明しています。
*********************************************
【再 録】
2015年1月10日(憲法千話)

憲法便り#702:安倍首相よ、このコピーを見よ! 衆院選選挙公報には、憲法の「け」の字もないぞ!

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この選挙公報は、昨年末の衆院選投票日前に、『東京新聞』朝刊に折り込まれていたものである。これは、全有権者に配布するために執られた方策であった。
東京都選挙管理委員会が作製したもので、各ページ下の欄外に、次の文言が印刷されている。
(この選挙公報は、公職選挙法第169条第2項の規定により、名簿届出政党等から提出された原稿を、そのまま写真製版のうえ掲載したものです。)と、カッコにいれて表示されている。
自民党の選挙公約と思われる訴えは、「景気回復、この道しかない。」から始まって、
「史上最高のオリンピック・パラリンピックの実現へ!」で終っていて、憲法という文字はどこにも見当たらない。
これで、どうして、「憲法改正」についても、「公約として国民の皆様にお示した」ことになるのか。
まるで、問題点を隠して客を騙す、悪徳不動産屋の広告ばりである。
もっと言えば、「安い」からと客を誘って、法外な料金を吹っ掛ける「ぼったくりバー」の手口に似ている。
だが、「ぼったくりバー」の場合は、「運が悪い」少数の市民が騙されるに過ぎないが、衆議院選挙で国民全体を騙すのは、極めて悪質である。
「国民が、いつまでも、このような詐欺師的な手口を許すと思っていたら大間違いである。」と、声を大にして言っておこう。
「ここで言わねばならぬ。だから言わせてもらう」

※平和憲法を守る闘いに寄与するため、2014年5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―
(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)

「アベノミクス」のみを前面に打ち出していた今回の衆院選で国民の信任を得たとして、安倍首相は、早くも憲法改悪を「自民党結党以来の目標」「歴史的チャレンジ」として強調し始めました。

彼らの論拠は、「押し付け憲法」論です。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』は、実証的反論です。
是非とも本書を活用していただきたい。
ご注文は、下記の書店へ
美和書店 電 話03-3402-4146
FAX 03-3402-4147
*地図は、こちらへ
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by kenpou-dayori | 2016-04-10 08:36 | 安倍首相への抗議・反論
2016年 04月 06日

憲法便り#1674:3月22日に閣議決定した、安倍首相の反共答弁に強く抗議する!

2016年4月6日(水)(憲法千話)

憲法便り#1674:3月22日に閣議決定した、安倍首相の反共答弁に強く抗議する!

以下に引用するのは、衆議院ホームページに掲載された文書である。(→衆議院ホームページはこちらへ

時代錯誤も甚だしい、首相答弁に対して、強い怒りをもって抗議する!

「答弁本文情報
平成二十八年三月二十二日受領
答弁第一八九号

  内閣衆質一九〇第一八九号
  平成二十八年三月二十二日
内閣総理大臣 安倍晋三

       衆議院議長 大島理森 殿
衆議院議員鈴木貴子君提出日本共産党と「破壊活動防止法」に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。

衆議院議員鈴木貴子君提出日本共産党と「破壊活動防止法」に関する質問に対する答弁書

一について
 暴力主義的破壊活動とは、破壊活動防止法(昭和二十七年法律第二百四十号)第四条第一項各号に掲げる行為をいう。具体的には、刑法上の内乱、内乱の予備又は陰謀、外患誘致等の行為をなすこと、政治上の主義若しくは施策を推進し、支持し、又はこれに反対する目的をもって刑法上の騒乱、現住建造物等放火、殺人等の行為をなすこと等である。

二及び三について
 御指摘の昭和五十七年四月一日の参議院法務委員会において、鎌田好夫公安調査庁長官(当時)が、破壊活動防止法に基づく当時の調査対象団体の数について「いわゆる左翼系統といたしまして七団体、右翼系統といたしまして八団体程度」と答弁し、当該調査対象団体の名称について「左翼関係としましては日本共産党・・・等でございます」と答弁している。
 日本共産党は、現在においても、破壊活動防止法に基づく調査対象団体である。

四について
 警察庁としては、現在においても、御指摘の日本共産党の「いわゆる敵の出方論」に立った「暴力革命の方針」に変更はないものと認識している。

五について
 お尋ねのうち、「関連団体」については、その具体的な範囲が必ずしも明らかではないため、お答えすることは困難であるが、政府としては、日本共産党が、昭和二十年八月十五日以降、日本国内において暴力主義的破壊活動を行った疑いがあるものと認識している。
六について
 お尋ねについては、御指摘の平成元年二月十八日の衆議院予算委員会において、石山陽公安調査庁長官(当時)が、御指摘の不破哲三委員の発言を踏まえて、「昭和三十六年のいわゆる綱領発表以降、共産党は議会制民主主義のもとで党勢の拡大を図るという方向で着々と党勢拡大を遂げられつつあることはお示しのとおりでございます。ただ問題は、それは政治的な最終目標であるのかあるいは戦略または戦術の手段であるのかということの問題でございます。私どもはそれらに対しまして、今冷静な立場でもって敵の出方論何かにつきましても調査研究を進めておる段階でございまして、今のところその結果として直ちに公党である共産党に対し規制請求すべき段階に立ち入っているとは思わないから請求もしていないということであります。なお、敵の出方論について今御教示を賜りましたが、一つだけ私からも申し上げておきたいことがございます。御存じのとおり、政権確立した後に不穏分子が反乱的な行動に出て、これを鎮圧するというのは、たとえどなたの政権であろうとも当然に行われるべき治安維持活動でございます。ところが敵の出方論という中には、党の文献等を拝見しておりますると、簡単に申しますと、三つの出方がございます。一つは、民主主義の政権ができる前にこれを抑えようという形で、不穏分子をたたきつけてやろうという問題であります。それから第二には、民主主義政権は一応確立された後に、その不満分子が反乱を起こす場合。三番目は、委員御指摘のような事態であります。ですから、それらにつきまして一部をおっしゃっておりますけれども、その全部について敵の出方論があり得る」と答弁しているとおりである。
(→鈴木貴子議員の質問書は、こちらへ)
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by kenpou-dayori | 2016-04-06 19:47 | 安倍首相への抗議・反論