岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2017年 04月 30日

憲法便り#1993:9・11直後のアメリカを振り返り、現在と比較してみました!

2017年4月30日(日)(憲法千話)

憲法便り#1993:9・11直後のアメリカを振り返り、現在と比較してみました!

去る4月20日(金)に国立国会図書館内で、偶然、弁護士の河内謙策さんに会いました。およそ20年ぶりです。
その時、すぐに思い出したことがあります。
あの忌まわしい9・11の当時、彼がアメリカに滞在していたこと、そして、彼が書いた手紙が当時所属していた城北法律事務所の新年の挨拶のニュースに載っていたことです。

憲法便り#318(2013年9月21日)、
憲法便り#324(2013年9月24日)、
憲法便り#328(2013年9月25日)、
憲法便り#330(2013年9月26日)に収録した文章を手がかりに、現在のアメリカと日本を考えてみました。
状況があまりにも酷似しており、さらに悪化しています。

【2013年9月21日付 憲法便り#318の再録】
今日は、12年前の9・11の直後に書いた、私の誌を掲載します。
正式なタイトルは、「『アメリカの友へ』―二〇〇一年十一月十八日の手紙」。
同人誌『ひろば 190号』(2002年2月)に掲載されたものです。
当時は、イラク戦争の前夜でした。
現在は、シリアへのアメリカの軍事行動が当面は阻止された状況ですが、予断は許しません。
こういう時こそ、世論の力が戦争をくいとめる、そう信じます。
イギリスでは、世論がイギリス政府の手を縛りました。

いま、改めてこの詩を読んでみると、日本は本当に変わってきていると思います。
しかしながら、私は諦めません。
いかなる戦争も反対です。

9・11事件当時、私は、「来日ロシア人研究会」がその研究活動の一環として、2001年10月6日に、早稲田大学において開催を予定していた国際会議「日本におけるロシア文化の受容<過去から未来へ>」で研究発表をするために、原稿の仕上げの段階にありました。テーマは、「エマヌイル・シュテインの亡命ロシア人詩集コレクションについて」。
エマヌイル・シュテインは1934年ポーランド生まれのユダヤ人で、5歳のときに第二次世界大戦が勃発して以降、数奇な運命を辿り、1968年に不本意ながらアメリカに亡命している。彼は、残念ながら1999年にこの世を去っており、アメリカで刊行された「シュテイン・コレクション目録」および彼の経歴については、オリガ夫人と手紙のやりとりで、情報を提供していただいていました。ところが9・11以降、アメリカでは手紙が果たして届くかどうか判らない、高い警戒レベルになり、友人の協力を得てメールのやり取りをしました。エマヌイル・シュテインの運命については、改めて紹介したいと思います。

前段が長くなりましたが、詩とともに投稿した文章がありますので、その中から詩を書いた経緯についての部分をここに再録します。

「『アメリカの友へ』は、「高校生の平和のつどい」、「世界の子どもの平和像を東京に」、「報復戦争反対、平和を求める高校生一万人署名」などの運動を続けている高校生たちへの激励の気持ちを込めて書いた散文詩です。
 最近の世界情勢と私の戦争体験、ベトナム戦争後に南北が統一する前の北ベトナムを訪問して来た体験、そしてユーゴスラヴィア空爆の時にはNATO軍に基地を提供しているイタリアに滞在していた経験を重ねあわせました。
 私の中にはもっと書きたいこと、もっと大きな怒りがありますが、いろいろな人に読んでもらうために表現を抑え、問いかける手紙の形式をとりました。
 昨年(2001年)十月六日に早稲田大学を会場にして来日ロシア人研究会が開催した国際シンポジウムで『エマヌイル・シュテインの亡命ロシア人詩集コレクションについて』と題する研究発表をするために、アメリカ在住のオリガ・シュテインさんと昨年(2001年)の九月末から十月にかけてメールのやりとりをしたこともきっかけになっています。
 「高校生の平和の集い」の実行委員宛てに激励の手紙とこの詩を送ったところ、顧問の先生からお礼の手紙が届きました。「平和の集い」実行委員の反省会で顧問の先生が私の手紙を読み上げ、高校生の皆さんでこの詩を輪読して下さったそうです。そして、歴史について改めて話し合うきっかけにして下さったとのことでした。
 『アメリカの友へ』は(二〇〇二年)一月十八日に新宿平和委員会をはじめとする新宿区内の平和五団体により開催される「アフガンは今―パキスタン現状報告・二〇〇二年新春平和の集い」でも朗読されることになりました。」

なお当時、私は、「報復戦争反対、平和を求める高校生一万人署名」に協力するため、友人・知人に署名用紙を郵送して、五百筆を大きく超える署名を届けたことを付記しておきます。
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※本書『心踊る平和憲法誕生の時代』の注文については、こちらから


憲法便り#324 『9・11直後のアメリカ論(1):アメリカは狂っている?』

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9月21日付の『憲法便り#318』で、『「国際平和デー」に寄せて:9・11直後に書いた散文詩「アメリカの友へ」』と題して、12年前の9・11の直後に書いた、私の誌を掲載しました。正式なタイトルは、「『アメリカの友へ』―二〇〇一年十一月十八日の手紙」。
同人誌『ひろば 190号』(2002年2月)に掲載されたものです。

私は、この詩の投稿をした際に、9・11の直後に書いた「アメリカ」論も同時に寄稿しています。
いま読み返して見ても、当時の問題点だけではなく、現在の問題にも踏み込んで書いています。
『アメリカの友へ』と同時に、是非読んでいただきたい文章なので、全3回に亘って掲載します。
「戦争の世紀」と呼ばれた20世紀に別れを告げ、戦争のない平和な世紀が期待された21世紀への希望と夢は、9・11によって打ち砕かれました。
 あれから12年。通信技術や軍事技術は進歩したが、歴史に進歩はあったのか、人類に進歩はあったのかを改めて問いかけたいと思います。


同人誌『ひろば 190号』(2002年2月)より

新年(2002年)に届いた池袋の城北法律事務所ニュース第四十六号の中に、私も以前からよく存じ上げている河内謙策弁護士が書いた「今、アメリカで……」という文章がありました。アメリカの現状が非常によく表されているので、その全文を紹介します。
「二〇〇二年明けましておめでとうございます。
 私は昨年の四月に渡米し、現在、ハーバード大学ライシャワー研究所の客員研究員としてボストンで暮らしています。皆様に十分連絡もとらずにアメリカに来てしまった失礼をお許し下さい。
 最近のアメリカの状況を一言でいえば、アメリカは狂い始めているのではないかと思っています。アメリカの支配的なエリートの言動は、我々の常識をはるかに超えています。九月十一日事件直後にブッシュが先頭に立って戦争を言い始めた時にもぞっとしましたが、現在は、アフガニスタンの後はイラクだとかソマリアだとかいう議論が盛んです。信じられない感覚です。ハーバード大学の学長は、クリントンの時に財務長官だったサマーズですが、彼は、大学は死を覚悟している軍人たちを支持する義務があるなどと言い始めました。気が狂っているとしか言いようが有りません。
 狂い始めているのは支配的エリートだけではなく、アメリカ国民もそうです。九月十一日以後、多くのリベラルと言われている人たちが転向しました。ブッシュを85%とか90%が支持しているというのは、異常としか言いようがありません。
 アメリカ国民はだまされていると言う見方もあるかも知れませんが、私はアメリカに来て、そのような見方は、あまりにも素朴だと思うようになりました。根は深いのです。
 この様な中で今回の戦争に異議を唱えた人たちには、救われる思いがします。愛国青年だけでなく、反戦青年も増えています。ボストンで今回の戦争に反対している最も有力な集団の一つが、キリスト教の一分派とも言えるクエーカー教徒たちです。クエーカーは、十七世紀以来、平和のために闘い、弾圧に耐えてきた徹底した非暴力の平和主義者で、リーダーのジョセフ・ガーソンは本当に尊敬出来る人です。」
(第2回:「キューバ危機とケネディ」に続く)

《追加のひと言》
1956年製作、1957年に公開されたアメリカ映画『友情ある説得』は、南北戦争時代のクエーカー教の牧師一家の愛と喜びと悲しみを描いた名作です。
製作・監督は、ウイリアム・ワイラー。『ローマの休日』、『大いなる西部』、『ベン・ハー』など数々の名作を残した名監督です。
主演は、名優ゲイリー・クーパー。『真昼の決闘』はあまりにも有名です。
牧師の妻役は、ドロシー・マクガイア。

憲法便り#328 『9・11直後のアメリカ論(2):キューバ危機とケネディ、二大政党制の危険性』

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「河内氏の文中で使われている「気が狂う」という表現は妥当ではなく、好きではありません。しかし、その点を除けば全体として肯んぜられるもので、彼が日頃感じていることがひしひしと伝わってきます。
私は河内氏がふれている「根の深さ」は、言い換えればアメリカにおける民主主義の「根の浅さ」、脆弱性に起因していると考えています。
 九月十一日に引き起こされた同時多発テロのショッキングな映像を見ながら、世界経済の先行き不安と同時に、私の脳裏をよぎったのは河内氏が書いているようなアメリカ社会の急激な変化の予見でした。その根拠となったのは、まだ早稲田大学の一年生だった一九六七年に聴いた服部辨之助先生の「政治学」の鮮明な記憶です。彼はソ連がキューバにミサイルを持ち込もうとして一触即発の事態となった一九六二年の「キューバ危機」の時、アメリカに留学中でした。当時のアメリカ大統領はケネディで、彼が一九六〇年の大統領選挙で獲得した選挙人の数こそ共和党のニクソン候補を三〇三票対二一九票と引き離しましたが、全米の一般投票総数では六八〇〇万票のうちわずか十一万八千票の僅差でした。彼は「キューバ危機」の時まで必ずしも評判はよくなく、論敵や政敵も多数存在していました。しかしながら、「キューバ危機」で核戦争も辞さない構えを取り、キューバを海上封鎖したケネディの支持率は急上昇し、アメリカ全体が戦争モードに一変しました。服部先生の友人で、前日までケネディを批判していたインテリ達も一斉にケネディ支持者に変わりました。
 なぜ、アメリカ社会ではこのように歯止めが利かない事態が簡単に起きてしまうのだろうか? それには、基本的政策の九〇パーセントが共通している民主、共和両党しか選択肢がない、二大政党制によるアメリカの政治構造の「根の浅さ」が指摘できると思います。
 ひるがえって日本の政治状況を見ると、元自民党員の鳩山由紀夫氏が民主党と自民党による二大政党制を盛んに主張しています。これが現実のものとなった場合には、日本でも同根の政党間での地滑り的移動が簡単に起こり得ると思います。現に、改憲論議において鳩山氏は「鷹派」の本性を表しています。」
(第3回『アメリカ民主主義の「根の浅さ」と問題の「根の深さ」』に続く)

〔追加のひと言〕日本の国民が目の当たりにしている通り、マスコミも加わって二大政党制、内容抜きの政権交代が煽られ、私の予見は不幸にも現実のものとなりました。

憲法便り#330 『9・11直後のアメリカ論(3):「根の浅さ」と「根の深さ」』

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「アメリカ民主主義の「根の浅さ」、そして問題の「根の深さ」は戦後のアメリカ社会史を見ても明瞭です。
 一九四九年秋から五年間にわたって政府活動特別委員会を舞台にして共和党上院議員マッカーシーのイニシアチブにより吹き荒れた、いわゆる、「マッカーシー旋風」は、赤狩りと思想弾圧でアメリカの真の民主主義を思想の自由を根底から覆しました。
 一九五五年からキング牧師を指導者として始められた人種差別バス・ボイコット運動を契機に南部各地に広がった黒人の運動は、一九六五年に新公民権法を制定させました。しかし、実際に差別撤廃を克ち取るまでには、キング牧師暗殺を含む多くの犠牲を伴い、長い苦難な道のりを経なければなりませんでした。キュー・クラックス・クランと名乗る人種差別主義者の秘密結社による暴力のみならず、白人の差別意識が厳然たる壁として立ちはだかっていました。今も人種差別は存在しています。
 アメリカはもうひとつ根深い問題を抱えています。「銃規制」を今も解決出来ないでいることは、アメリカ民主主義の限界であり、銃の力でアメリカ原住民から奪い取って作り上げられたアメリカ社会が内包している根本的な問題です。これは暴力によって他を支配するという発想の温床になっており、「力の論理」「強者の論理」「殺す側の論理」に連なっています。
 テキサス州の石油産業と軍事産業をバックに登場したブッシュ大統領は、アメリカ社会の行き詰まりを打開するためにテロ事件を最大限に利用し、軍事行動をつづけています。その有効性が疑問視されているミサイル防衛網構想にも、テロ事件直後に大幅な予算が承認されました。テキサス州一州だけでフランス一国と同量の炭酸ガスを排出しているアメリカは、ブッシュ大統領の登場後にいち早く「京都議定書」批准を拒否しました。アフガニスタン空爆による市民の死者の数は、すでにテロ事件の犠牲者の数を上回っています。本当の「ならず者国家」は、やりたい放題を続けているアメリカだと断言できます。
 国際世論はこの状態をながくは容認しないでしょう。声をあげ続けることが必す力になると思います。
 私は理性の勝利を信じて、これからもペンによる闘いを続けます。」

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by kenpou-dayori | 2017-04-30 22:30 | 今日の話題
2017年 04月 29日

憲法便り#1992:憲法普及会編『新しい憲法 明るい生活』(あの中学生教科書ではない)の本文を一挙掲載!

2017年4月29日(土)(憲法千話)

憲法便り#1992:憲法普及会編『新しい憲法 明るい生活』(あの中学生教科書ではない)の本文を一挙掲載!

昨4月28日夜、奈良県の女性から電話をいただきました。

2004年11月9日に、「ならコープ平和の会」のお招きにより、奈良県立婦人会館で行った講演を、お聞き下さった方
です。
以前、私が復刻版を作成した『新しい憲法 明るい生活』を最近読んでみて、憲法カフェで使いたいとのこと。

私は、この版を12,000部出版しましたが、完売になっていること、最近出版した『検証・憲法第九条の誕生』(第六版)に収録してあることを伝えました。

この拠りとりの中で、驚いたことがありました。

すでに活動をやめてしまったと伝えられていた「ならコープ平和の会」がいまも活動を続けているということでした。

その40年におよぶ活動をまとめた出版物をお送り下さることになる、楽しみに待っているところです。

以下に、2015年6月27日(土)(憲法千話)の憲法便り#1027に収録した、憲法普及会編『新しい憲法 明るい生活』(1947年5月3日)を紹介します。
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本書は、文部省が発行した中学生教科書『あたらしい憲法のはなし』よりも、四ヶ月前に刊行されたものです。

 『新しい憲法 明るい生活』は、新憲法が施行された1947年(昭和22年)5月3日付で「憲法普及会」が非売品として刊行したもの。

 同書は、A6判30頁で、活字版二千万部が全世帯に配布されたほか、約十万人の視覚障害者のために点字版も刊行、配布されました。構成は、発刊のことば、解説部分(1―13頁)、憲法前文及び条文(14―30頁)からなり、表紙には「大切に保存して多くの人人で回読して下さい」と書かれています。
 
 小冊子とは言え、敗戦後の紙不足を考えれば、大変な事業であり、同書の刊行、全世帯配布は、憲法普及会が行った活動の中で最も大規模な取り組みでした。

 内容は大人向きの解説で、挿絵は端的かつユーモラスに満ちています。戦争放棄の挿絵は、同書の刊行から5ヶ月後の8月2日に文部省から中学生教科書として出版された『あたらしい憲法のはなし』で有名な「るつぼ」の絵の原型です。

 当時の点字版が公的機関に残っていないため、岩田が2008年に解説部分の点字版を自費出版して、国立国会図書館及び全国に約八〇館ある点字図書館と、『点字毎日』で知った希望者に贈呈しましたが、その後も希望があり次第、贈呈を行っています。

 憲法普及会は衆議院、貴族院、政府により創設されました。1946年12月1日に発足し、「新憲法の精神を普及徹底し、これを国民生活の実際に浸透するよう啓蒙活動を行うことを目的として」一年間全国的な活動を行いました。本部は帝国議会内に置かれ、会長には芦田均が就任しました。

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 <b>この後は、日本国憲法の前文及び条文が続きますが、省略します。</b><br>
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 なお、憲法普及会の活動全般については、<a href="http://kenpouq.exblog.jp/19992897/" target="_blank">『心踊る平和憲法誕生の時代』</a>の第六部(220―232頁)をご覧ください。<br>
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by kenpou-dayori | 2017-04-29 21:27 | 新しい憲法 明るい生活
2017年 04月 28日

憲法便り#1991:「鳥取県若者憲法集会実行委員会」への激励と連帯のメッセージ!

2017年4月28日(金)(憲法千話)

憲法便り#1991:「鳥取県若者憲法集会実行委員会」への激励と連帯のメッセージ!

「鳥取県若者憲法集会実行委員会」の皆さんへ、激励と連帯のメッセージを送ります。

3・11東日本大震災の直後、まだ大きな余震が続く中、『心踊る平和憲法誕生の時代』の出版を準備するため、当時、国立国会図書館が所蔵していない地方紙のすべてを調査するために、以下の通り、全国各地の県立図書館・県立文書館等を訪問しました。

群馬、埼玉、山梨、静岡、富山、福井、鳥取、徳島、香川の各県立図書館、広島市立図書館、そして、大震災から四か月後に図書館業務を再開した千葉県立図書館、半年後に再開した茨城県立図書館。

調査を急いだのは、地震災害、あるいは事故、病気などで、私が命を落とした場合、日本で初めてのこの研究が完成しないことを恐れたからです。

私は、2013年5月にブログによる『憲法便り』の発信を始めました。
そして、2013年5月14日付『憲法便り#9』の「憲法公布記念シリーズ(第3回)で、「当時の鳥取県では」を掲載しました。
鳥取県について、とても印象深かったからです。

以下に、その記事を再録しましたので、是非ご一読下さい。
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2013年5月14日
『憲法便り#9』「憲法公布記念シリーズ(第3回)「当時の鳥取県では」

<b>「新憲法発布祝典記念」の全面広告</b><br>
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 鳥取県も生まれて初めての訪問。国立国会図書館が所蔵していない『日本海新聞』の調査のためです。<br>
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 徳島県立図書館、香川県立図書館での調査を終えて、次は岡山を通過して、鳥取へ。岡山―鳥取間の特急は、上下線とも一日三本だけの運行なので、午前の特急に乗り、夕方の最終の特急で岡山へ、そして岡山から新幹線で次の目的地広島に向かうというかなり厳しい日程。当時は、必死の思いで資料収集を行っていたので、徳島で鳴門の渦潮も見に行かなかったし、鳥取の砂丘にも行かなかった。いま考えてみると、惜しいことをしたと思っています。<br>
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 ここで紹介するのは、昭和21年11月4日付『日本海新聞』からの二つの紙面です。<br>
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 当時の新聞は、紙不足のため例外を除いて全国的に2頁建てで朝刊のみで、教科書の用紙に充てるため、順番にタブロイド版2頁建てになることがありましたが、11月4日の『日本海新聞』は4頁プラス附録2頁の6頁建てでした。<br>
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 ひとつ目に紹介するのは、11月4日三面。「民主日本の首途を祝ふ」と題する記事と共に、鳥取市民の運動会での「女子中学生の音楽ラジオ体操」の写真が掲載されています。<br>
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 ふたつ目は、11月4日の附録二面に掲載された、30社による「新憲法発布祝典記念」の全面広告。下から二段目に、「大八車、木調車」ノ御用命ハ「福井製」へという、時代を感じさせる広告もあります。この附録の一面は「改正日本国憲法全文」で、一番下に、「昭和廿一年 世界平和へ! 我らの憲法公布の日 十一月三日」と右端から左端へぶち抜かれています。<br>
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 この全面広告を『心踊る平和憲法誕生の時代』の裏表紙に使ったところ、10冊の注文を下さった神奈川県のIさんから、「私は鳥取県出身なので、嬉しかったです」とのお手紙をいただきました。<br>
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 ところで、鳥取駅前から県庁方面に向かって北東に延びている目抜き通りを歩いていると、中ほどに石破衆議院議員(現自民党幹事長)の事務所がありました。いろいろと試みても、鳥取県内から注文を受けたことがありません。石破議員の地元で改憲勢力と闘っていらっしゃる皆さんがこのブログを参考にして下さること、『心踊る平和憲法誕生の時代』を御注文下さる方がひとりでもあることを願っています。必ず、力になりますよ。<br>
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 全国の祝賀行事と祝賀広告については、『心踊る平和憲法誕生の時代』の第四部、第五部をご覧ください。<br>
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なお、『心踊る平和憲法誕生の時代』は、完売となり、
現在は 改題・補訂第二版『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』を発売中です。


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by kenpou-dayori | 2017-04-28 10:46 | メッセージ
2017年 04月 27日

憲法便り#1990:連合通信隔日版で、拙著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』をご紹介いただきました!

2017年4月27日(木)(憲法千話)

憲法便り#1990:『連合通信』隔日版で、拙著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』をご紹介いただきました!

去る4月13日に、連合通信社編集長伊藤篤さんのインタビューを受けましたが、同社の『連合通信』(隔日版)2017年4月22日号に、拙著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』の紹介記事が掲載されました。

北海道から九州まで、各地の表情を丁寧にご紹介いただきましたので、ご了解のもとに、表紙、目次、1-5ページを掲載致します。
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by kenpou-dayori | 2017-04-27 20:14 | 掲載紙・掲載誌
2017年 04月 26日

憲法便り#1989:金沢市当局による、「憲法集会の会場不許可」という憲法違反の決定に対し抗議する!

2017年4月26日(水)(憲法千話)

憲法便り#1989:金沢市当局による、「憲法集会の会場不許可」という憲法違反の決定に対し抗議する!

2017年4月25日付『しんぶん赤旗』14面で、「金沢市の市民団体「石川県憲法を守る会」が、5月3日の憲法記念日に市役所前で、憲法施行70周年集会を行うため、金沢市に同広場の使用を申請したのに対し、市が不許可とする決定を通知していたことが分かりました。」と報じられた。
市総務課の山田裕課長は、「申請団体に集会内容を聞いて、政治的な批判を含むと分かり、禁止行為に当たると判断した」と述べたことも伝えられている。

この決定は、日本国憲法第三章 国民の権利及び義務のうち「憲法第21条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」の規定に違反する。
小役人が、勝手に解釈を変更することなど、許されることではない。

以下は、2013年に自費出版した拙著『心踊る平和憲法誕生の時代』の表紙表紙である。
これは日本国憲法公布を祝う、金沢市国民学校の旗行列(兼六園)、議事堂神輿(浅野町校下)、仮装行列(同)、夜の花電車を報じた『北国毎日新聞』1946年11月4日2面の写真入り記事である。

金沢市の職員たちは、ここに喜びの表情で写っているひとびとの子孫の世代であろう。

この歴史的事実を、よく考えよ!
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by kenpou-dayori | 2017-04-26 13:49 | 自著紹介
2017年 04月 25日

憲法便り#1988:国立公文書館『平成29年春の特別展 誕生 日本国憲法誕生』


2017年4月25日(火)(憲法千話)

憲法便り#1988:国立公文書館『平成29年春の特別展 誕生 日本国憲法誕生』

再開第2回目は、地下鉄東西線竹橋駅から徒歩5分のところにある、国立公文書館で開催中の『平成29年春の特別展 誕生 日本国憲法誕生』の紹介です。

日本国憲法に関連した展示は、これまでいくつか見たことがありますが、今回の展示は出色です。

日本国憲法の原本を初めとして、展示されている60点は、すべて原資料です。
これだけまとまった形で展示されることは、今後、またあるかどうか判りませんので、是非とも閲覧なさることをお勧めします。

入場は、無料です!

5月7日(日)まで、土日、祝日も含めて無休で開館していますので、連休中に訪問することも可能です。

また、展示品の写真と解説をまとめた資料集が素晴らしい。第一級の資料集です。
A4判、本篇70ページ、主要人物紹介・用語解説、関係年表、展示資料一覧7ページ、主要文献等一覧1ページの構成で、カラー印刷。

これが500円で販売されているいので、是非ともご購入なさることをお勧めします。

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by kenpou-dayori | 2017-04-25 09:08 | 国立公文書館
2017年 04月 24日

憲法便り#1987:防衛省からの『行政文書開示決定通知書』

2017年4月24日(月)(憲法千話)

憲法便り#1987:防衛省からの『行政文書開示決定通知書』

再開第1回は、南スーダン派遣施設隊の、平成28年7月7日から7月12日までの日報とモーニングレポートに関する開示請求に対する通知書そのもののコピーを公開します。
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by kenpou-dayori | 2017-04-24 20:19 | 防衛省の行政文書開示決定
2017年 04月 23日

憲法便り#1986:ブログ再開のご挨拶

2017年4月23日(日)

憲法便り#1986:ブログ再開のご挨拶

体調不良のため、2月11日を最後に、『憲法便り』の発信を長期にわたり中断しておりました。
体に負担が多いので、ブログの掲載を中止することも考えましたが、現在の悪政に立ち向かうために、無理をせず、出来る範囲で、続けることにしました。

再開を決めたきっかけは、去る4月13日に、拙著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』を紹介してして下さるということで、連合通信社編集長伊藤篤さんのインタビューを受けたことでした。

実は、過去に朝日新聞上丸洋一による研究の無断盗用や、昨年10月には、毎日新聞大阪本社社会部記者の取材を受けた際の無礼な態度に、辟易としており、あまり乗り気ではありませんでした。

しかしながら、ジャーナリストとして誠実な伊藤さんの人柄に触れ、そのことをきっかけに再開することに致しました。

明日は、防衛省に情報公開を求めていた結果について、お知らせしたいと思っています。



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by kenpou-dayori | 2017-04-23 22:03 | ご挨拶