岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2017年 04月 28日

憲法便り#1991:「鳥取県若者憲法集会実行委員会」への激励と連帯のメッセージ!

2017年4月28日(金)(憲法千話)

憲法便り#1991:「鳥取県若者憲法集会実行委員会」への激励と連帯のメッセージ!

「鳥取県若者憲法集会実行委員会」の皆さんへ、激励と連帯のメッセージを送ります。

3・11東日本大震災の直後、まだ大きな余震が続く中、『心踊る平和憲法誕生の時代』の出版を準備するため、当時、国立国会図書館が所蔵していない地方紙のすべてを調査するために、以下の通り、全国各地の県立図書館・県立文書館等を訪問しました。

群馬、埼玉、山梨、静岡、富山、福井、鳥取、徳島、香川の各県立図書館、広島市立図書館、そして、大震災から四か月後に図書館業務を再開した千葉県立図書館、半年後に再開した茨城県立図書館。

調査を急いだのは、地震災害、あるいは事故、病気などで、私が命を落とした場合、日本で初めてのこの研究が完成しないことを恐れたからです。

私は、2013年5月にブログによる『憲法便り』の発信を始めました。
そして、2013年5月14日付『憲法便り#9』の「憲法公布記念シリーズ(第3回)で、「当時の鳥取県では」を掲載しました。
鳥取県について、とても印象深かったからです。

以下に、その記事を再録しましたので、是非ご一読下さい。
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2013年5月14日
『憲法便り#9』「憲法公布記念シリーズ(第3回)「当時の鳥取県では」

<b>「新憲法発布祝典記念」の全面広告</b><br>
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 鳥取県も生まれて初めての訪問。国立国会図書館が所蔵していない『日本海新聞』の調査のためです。<br>
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 徳島県立図書館、香川県立図書館での調査を終えて、次は岡山を通過して、鳥取へ。岡山―鳥取間の特急は、上下線とも一日三本だけの運行なので、午前の特急に乗り、夕方の最終の特急で岡山へ、そして岡山から新幹線で次の目的地広島に向かうというかなり厳しい日程。当時は、必死の思いで資料収集を行っていたので、徳島で鳴門の渦潮も見に行かなかったし、鳥取の砂丘にも行かなかった。いま考えてみると、惜しいことをしたと思っています。<br>
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 ここで紹介するのは、昭和21年11月4日付『日本海新聞』からの二つの紙面です。<br>
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 当時の新聞は、紙不足のため例外を除いて全国的に2頁建てで朝刊のみで、教科書の用紙に充てるため、順番にタブロイド版2頁建てになることがありましたが、11月4日の『日本海新聞』は4頁プラス附録2頁の6頁建てでした。<br>
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 ひとつ目に紹介するのは、11月4日三面。「民主日本の首途を祝ふ」と題する記事と共に、鳥取市民の運動会での「女子中学生の音楽ラジオ体操」の写真が掲載されています。<br>
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 ふたつ目は、11月4日の附録二面に掲載された、30社による「新憲法発布祝典記念」の全面広告。下から二段目に、「大八車、木調車」ノ御用命ハ「福井製」へという、時代を感じさせる広告もあります。この附録の一面は「改正日本国憲法全文」で、一番下に、「昭和廿一年 世界平和へ! 我らの憲法公布の日 十一月三日」と右端から左端へぶち抜かれています。<br>
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 この全面広告を『心踊る平和憲法誕生の時代』の裏表紙に使ったところ、10冊の注文を下さった神奈川県のIさんから、「私は鳥取県出身なので、嬉しかったです」とのお手紙をいただきました。<br>
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 ところで、鳥取駅前から県庁方面に向かって北東に延びている目抜き通りを歩いていると、中ほどに石破衆議院議員(現自民党幹事長)の事務所がありました。いろいろと試みても、鳥取県内から注文を受けたことがありません。石破議員の地元で改憲勢力と闘っていらっしゃる皆さんがこのブログを参考にして下さること、『心踊る平和憲法誕生の時代』を御注文下さる方がひとりでもあることを願っています。必ず、力になりますよ。<br>
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 全国の祝賀行事と祝賀広告については、『心踊る平和憲法誕生の時代』の第四部、第五部をご覧ください。<br>
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なお、『心踊る平和憲法誕生の時代』は、完売となり、
現在は 改題・補訂第二版『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』を発売中です。


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by kenpou-dayori | 2017-04-28 10:46 | メッセージ
2017年 04月 26日

憲法便り#1989:金沢市当局による、「憲法集会の会場不許可」という憲法違反の決定に対し抗議する!

2017年4月26日(水)(憲法千話)

憲法便り#1989:金沢市当局による、「憲法集会の会場不許可」という憲法違反の決定に対し抗議する!

2017年4月25日付『しんぶん赤旗』14面で、「金沢市の市民団体「石川県憲法を守る会」が、5月3日の憲法記念日に市役所前で、憲法施行70周年集会を行うため、金沢市に同広場の使用を申請したのに対し、市が不許可とする決定を通知していたことが分かりました。」と報じられた。
市総務課の山田裕課長は、「申請団体に集会内容を聞いて、政治的な批判を含むと分かり、禁止行為に当たると判断した」と述べたことも伝えられている。

この決定は、日本国憲法第三章 国民の権利及び義務のうち「憲法第21条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」の規定に違反する。
小役人が、勝手に解釈を変更することなど、許されることではない。

以下は、2013年に自費出版した拙著『心踊る平和憲法誕生の時代』の表紙表紙である。
これは日本国憲法公布を祝う、金沢市国民学校の旗行列(兼六園)、議事堂神輿(浅野町校下)、仮装行列(同)、夜の花電車を報じた『北国毎日新聞』1946年11月4日2面の写真入り記事である。

金沢市の職員たちは、ここに喜びの表情で写っているひとびとの子孫の世代であろう。

この歴史的事実を、よく考えよ!
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by kenpou-dayori | 2017-04-26 13:49 | 自著紹介
2015年 12月 20日

『心踊る平和憲法誕生の時代』の概要

2013年4月12日に緊急自費出版!                       
岩田行雄 編著
『心踊る平和憲法誕生の時代―戦後の61紙に見る憲法民主化の過程』
(B5判240頁)価格1,000円(消費税、送料別)

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 このたび憲法改悪に絶対反対の明確な意思表示として、本書を緊急自費出版しました。
『心踊る…』の書名は、1946年11月1日付『徳島民報』一面に掲載された《新憲法祝賀おどり》の広告の、次の喜び溢れる言葉に因んでいます。
「11月3日は新憲法公布の日だ、新日本の黎明だ、平和だ、友好だ、豊年じゃ、満作じゃ、みんなで祝う、阿波踊りが許された、踊りおどるなら華やかに踊ろう」(〔日時〕11月3日朝9時から夜11時まで〔会場〕市役所前〔主催者〕徳島商工会議所と徳島民報)。これが真の国民の姿です。
 敗戦後、焦土から復興する力は民主主義、文化国家、平和国家を目指す理想の中から生まれました。現実に合わせて平和の理想を棄てるのではなく、世界平和の理想を高く掲げて進むことを訴えます。

≪本書の構成と特徴≫
主として戦後の新聞61紙の報道に基く、全く新しい視点からの実証的研究。

【はじめに】安倍首相が捏造した「押し付け憲法」論への実証的反論ほか。

【プロローグ①】「押し付け憲法」論に対する吉田茂元首相の反論(『回想十年』第一巻より)

【プロローグ②】 吉田首相がラジオ放送で強調した「ポツダム宣言」受諾による改憲の必然性!

【プロローグ③】 記事の見出しや報じ方によって、生じる差異の実例について

【第一部】新聞報道により昭和20年末まで形成されていた「憲法民主化」の世論
 解釈の引用ではなく、事実を提示。敗戦直後の四カ月間に光をあて、従来の研究の概念を覆す! 
9月の「平和国家論」に始まり、10月から「憲法の民主化」を報じた各紙の社説と記事。全国の23紙による「憲法研究会案」に関する報道。これらの新聞報道が新憲法の条件を作り出した。

【第二部】GHQによってではなく、新聞報道により追いつめられた松本国務相と幣原内閣
 毎日新聞による「大スクープ」(2/1)、21紙による「松本案、民間案に対立」報道(2/2~3)。
スクープの結果、GHQは動き出す。GHQ草案は高野岩三郎・鈴木安蔵ら日本人研究者の「憲法研究会案」を基礎に作成され、日本政府に提示された。そして、2月13日の極秘会談の真相。

【第三部】3月6日発表の政府案についての国民的論議
 戦争放棄と主権在民を歓迎する全国各紙の政府案全文報道。4月17日、政府の「ひらがな口語体草案」発表と法制局長による「法の民主化」の表明。国民各階層による政府案の積極的論議。

【第四部】新憲法記念行事…全国各地で繰り広げられた郷土色豊かで、多彩な行事
 昭和21年11月3日の北海道から鹿児島までを一気に縦断。市町村のレベルまで各地の祝賀行事を伝える80頁超。北海道新聞、河北新報を始め市内の表情を生き生きと伝える記事。熊本日日新聞を始め各社の記者の導入部の文章も力作が多い。また、新聞各社は全国各地で、さまざまな祝賀行事の主催者、後援者となり、積極的な役割を果たした。第五部と並ぶ、新たな発掘資料!

【第五部】各紙が掲載した新憲法祝賀広告…大企業からキャバレーまで、そして露天商の組合も!
 祝賀広告の主体は地元企業、諸団体を始めとする1万2千件、人名は1万人をこえる。地方裁判所長、検事正、警察署長、消防署長、税務署長、駅長なども含む、平和への壮大な意思表示。

【第六部】「憲法普及会」による多様な普及活動(昭和21年12月~昭和22年11月)

【結びにかえて・・・吉田内閣の答弁より】

※本書『心踊る平和憲法誕生の時代』の注文については、こちらから
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by kenpou-dayori | 2015-12-20 10:25
2014年 05月 11日

憲法便り#585都道府県立図書館、東京23区の区立中央図書館、同市立中央図書館に寄贈を開始します

5月11日
昨年来、課題として検討していた、都道府県立図書館、東京23区の区立中央図書館、同市立中央図書館への寄贈申入れを開始します都道府県立図書館、東京23区の区立中央図書館、同市立中央図書館に寄贈を開始します。
今回寄贈予定の著作は、『心踊る平和憲法誕生の時代』です。

2007年にも、都道府県立図書館、東京23区の区立中央図書館、同市立中央図書館への寄贈申入れを開始します都道府県立図書館、東京23区の区立中央図書館、同市立中央図書館に寄贈をしたことがあります。
この時は、第九十回帝國議会衆議院本会議、憲法改正案委員会、憲法改正案委員小委員会の議事録から、憲法第九条に関する論議をまとめた『検証・憲法第九条の誕生―「押し付け」ではなく、自ら平和条項を豊富化した論議の全経過』(第四版第一刷、B5判)を贈りました。一冊500円の本を、エクスパック500(500円)で送りましたので、約10万円の出費でした。
ところが、後に検索して見ると、全体の約半数しか受け入れられていませんでした。
残りの半数は、受け入れられることなく、廃棄処分とされていました。
平和憲法を守るために、年金と蓄えの中から費用を捻出し、ヴォランティア活動のつもりで廉価な自費出版を続け、すでに21,000冊を刊行しており、内容についても高い評価を受けていましたので、公共図書館、それも自治体の中心的な図書館のこのような取扱いには、図書館員のレベルの低さに驚くと同時に、平和憲法と約五万円がドブに捨てられてしまったような、かなりのショックを受けました。

従いまして、今回は、前回受け入れて下さった図書館に対してFAXにより、先方に受入れの意思があることを確認してから、寄贈することにします。

基本的には、前回の受入れ記録のない図書館には、寄贈申し入れはしません。
1冊1,000円とレターパック360円の代金、および通信費ががかかりますので、無理はしません。

最初に意向を打診して寄贈した秋田県立図書館から礼状が届きましたので、紹介しておきます。
なお、受け入れて下さった図書館については、順次、『岩田行雄の憲法便り』で公表します。
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※本書『心踊る平和憲法誕生の時代』の注文については、こちらから
歴史的事実をもって、安部首相と石原慎太郎議員の「押し付け憲法」論のデタラメを打破するこの本が十万部普及すれば、闘いは必ず勝てると、本気で思っています。
安倍政権とその補完者である維新の会の暴走を食い止め、憲法改悪を阻止しましょう!
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by kenpou-dayori | 2014-05-11 21:39 | お知らせ
2014年 04月 01日

憲法便り#578 あの田嶋陽子さんからも『心踊る平和憲法誕生の時代』2冊のご注文をいただきました

2014年4月1日

これは、「エイプリルフール」ではありません。本当の話です。
彼女からは、以前にも『検証・憲法第九条の誕生』10冊のご注文をいただいています。
「たけしのテレビタックル」にレギュラー出演なさっていたころ、番組内で「憲法改正」の是非を論議するビデオ撮りの予定があり、その前夜に秘書の方が新幹線の中から電話で注文を受けたのです。
新宿区立中央図書館に寄贈していたものが、コンピューターによる検索で目にとまり、貸し出しを受けてお読みになったところ、「これはなかなか良い」ということになってのご注文です。
郵送でも、宅急便でも間に合いそうにはありません。事務所の所在地を訪ねると、最寄りの駅は「四谷三丁目」ということなので、私の方から出向いて駅で待ち合わせをしてお届けした次第。

本を届けたのが金曜日の夜九時半、ビデオ撮りは土曜日午後、放送は月曜日夜です。
放送を見ると、田嶋さんは、たくさんの付箋がついた『検証・憲法第九条の誕生』を掲げて、「憲法制定過程で、国会において行われた論議について詳しく述べた、こんなに良い本がある」と発言しました。多忙な中で、それほど時間がなかったにも拘らず、かなり読み込んでいたことが判ります。さすが、もと法政大学教授です。
ところが、彼女の大真面目な発言に対して、御用評論家の三宅久之氏は、内容ではかなわないと見るや「何だそのビラビラは」と言って、話を混ぜっ返して、本質的な問題とは全く違う論議にすり替えました。
この番組を見ていた何人かから電話や、直接の会話で「あの本が紹介されていましたね」と声をかけられました。一番遠方は、富山県からです。

そんなことがあってから、田嶋陽子さんの女性学研究所からお知らせを送っていただくようになり、彼女の歌手活動を知ることになりました。

3年前、四谷にある「蟻ん子」というシャンソンのライブハウスでのコンサートに伺ったことがありますが、かなりの力量と声量のある歌手です。
そのコンサートで、かつて美空ひばりさんが歌っていた「津軽のふるさと」(米山正夫作詞・作曲)(りんごのふるさとは 北国の果て うらうらと 山肌に 抱(いだ)かれて 夢を見た あの頃の思い出 あゝ今いずこに りんごのふるさとは 北国の果て・・・)を歌ったのですが、秀逸でした。私は、伊東四朗さんが歌ったのを聞いた時にも涙が出ましたが、田嶋陽子さんの歌でも、思わず涙を流しました。まったく予想をしなかったことでした。
中休みのあとで、「憲法研究者の岩田さんがお出でになっています」と紹介され、私の著作を紹介する時間をいただいたのですが、本の話に先立ち、正直に私の感想を述べましたところ、とても喜んで下さいました。

一昨年は、八月に銀座で予定されていたシャンソンフェスティバルに行きたいと思っていましたが、私が聴きたいと思っていた芦野宏さんがお亡くなりになったので、行きませんでした。
そして、昨年は、『心踊る平和憲法誕生の時代』を出版したあと、ブログ『憲法便り』の作成に全精力を傾けていましたから、やはり、行けませんでした。
ようやく、今年は、少し余裕が出て来たので、久しぶりにライブに行く予約をしたところです。

以下に、「田嶋陽子♪ 歌とトークの出演日程」および「田嶋陽子バースデーコンサート」を紹介します。
なお、田嶋さんは、地震で大きな被害に遭った長野県栄村を支援するため、大賀ホールでのコンサートの収益を贈ったことがあり、テレビで作られた「悪女」のイメージとは、全く違った活動をなさっていることを付記しておきます。
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※本書『心踊る平和憲法誕生の時代』の注文については、こちらから
歴史的事実をもって、安部首相と石原慎太郎議員の「押し付け憲法」論のデタラメを打破するこの本が十万部普及すれば、闘いは必ず勝てると思っています。
安倍政権とその補完者である維新の会の暴走を食い止め、憲法改悪を阻止しましょう!
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by kenpou-dayori | 2014-04-01 14:36 | 今日の話題
2014年 03月 31日

憲法便り#571 司法改革は喫緊(きっきん)の課題―静岡地裁による袴田巌さんの再審決定に思う

2014年3月31日

「これ以上、拘置を続けるのは、耐え難いほど正義に反する状況にある」。
これは、捜査機関の証拠捏造を認定して、再審の決定を読み上げた静岡地裁裁判長が最後に述べた言葉である。
戦前からの「化石」のような静岡地検は、再審決定を不服として、東京高裁に即時抗告をすると伝えられているが、彼等に正義はない。
再審を直ちに開始し、袴田さんの無罪を決定すべきである。

日本国憲法の制定過程では、昭和20年10月の段階から、司法の民主化と司法改革について、様々な提案が行われている。
私は、以前からこの問題に注目し、執筆途上にある論文でも詳しく取上げている。
その中から、『心踊る平和憲法誕生の時代』でも、103頁から104頁にかけて、要点を簡潔に示してあるので、ここで、紹介しておこう。
これを見ると、先人が問題点を網羅して改革案を述べていること、それに反して日本の司法が如何に旧い体質のままで存在し続けているか、その原因はどこにあるのかが良く判る。

岩田行雄編著『心踊る平和憲法誕生の時代』より
【司法の民主化及び司法改革】
戦時下の法体系から、戦後の社会改革、経済復興に合わせた法律の改廃が進められたが、それに止まらず、「司法の民主化」の問題提起が数多く行われた。憲法学者は保守的な意見の人物が多かったが、他の分野の法学者、弁護士、さらには新聞が積極的な提言を行っている。
当時の裁判所は、司法省の管轄下に置かれており、三権分立は特に大きな課題であった。
政府の三月六日草案発表以前の新聞報道に見る司法改革の提言には、次のようなものがある。 
『讀賣報知』一九四五年十月十九日「社説」「司法制度を改革せよ」
『毎日新聞』一九四五年十一月十四日「社説」「司法権の確立を望む」
 『朝日新聞』一九四六年一月一日一面記事「司法制度を根本改革」
①「裁判所と検事局分離 判検事に弁護士任用」
②「予審を廃止」
③「三権分立を推進」
『東京新聞』一九四六年一月五日「検事至上主義脱皮」
『毎日新聞』一九四六年二月十四日社説「徹底せる司法制度改革を」
『朝日新聞』一九四六年二月二十四日「声」欄「司法の民主化」・今村力三郎の投稿
また、政府案発表後、『法律時報』が司法制度に関する論文を、次のように積極的に掲載している。
①末弘嚴太郎著『憲法改正案の司法規定について』(『法律時報』一九四六年四月号三頁)
②中村宗雄著『司法制度の民主化』(『法律時報』一九四六年六月号三頁)
③鈴木義男著『司法制度の改革』(『法律時報』一九四六年六月号七頁)
④岡林辰雄著『司法制度の民主化』(『法律時報』一九四六年六月号十頁)
さらに法曹界からは、政府案に対して、司法に関する条文の修正提案が行われている。
一つは、司法改革同士会の『改正憲法改正草案に対する修正案』。「同志会」という名称を見た瞬間は右翼的な感じを受けたが、この修正案は一九四六年五月十七日付で作成され、前文と六項目から成る司法の民主的改革を目指す具体的提案である。例えば、
「最高裁判所長官は、弁護士又は判事の中から任命する」こと、「最高裁判所の裁判官」及び「下級裁判所の裁判官は、弁護士の中から任命する」ことを提案している。
これは、学生生活から社会経験がないままに裁判官になり、化石と評されるほど一般社会とかけ離れた非常識な官僚集団と化した裁判官の現実を変革するためである。
第七十九条では陪審制、いまの裁判員制度より、もっとハッキリした、アメリカ映画でよく見るような陪審制を提案している。これは、「裁判も国民のためのものでなければならない」という立場からの提案である。この制度は、被告人または弁護人から要求があった場合には、第一審の裁判所は事件を陪審に付さなければならない。陪審員の審議で「無罪」の評決が出た場合には裁判は終結する。
もう一つは、日本弁護士協会と東京弁護士会が共同で一九四六年六月に発表した『政府の憲法改正案に対する修正案とその理由』(文献③の一一七)
この提案は、司法改革同士会の提案より二項目多いが、内容はほとんど同じで、文章も全く同じ箇所があることから、起草する段階で同じ人物が関わっていたと考えることが出来る。


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by kenpou-dayori | 2014-03-31 10:13 | 司法改革
2014年 03月 30日

憲法便り#567『心踊る平和憲法誕生の時代』が視覚障害者のための「サピエ図書館」に収録されます

2014年3月30日

日本点字図書館理事長からのご要望により、『心踊る平和憲法誕生の時代』が視覚障害者のための「サピエ図書館」に、五月以降に収録されます。
サピエ蔵書には、次の二種類があります。
①合成音声により「耳で読める」本。自宅のパソコンに取り込んで、再生することができます。
②弱視の方が読める、拡大文字による本。これも、パソコンで読めます。

収録される予定は、まず次の三冊です。
①『心踊る平和憲法誕生の時代』
②『検証・憲法第九条の誕生』(第五版)
③『憲法第九条はどのように誕生したか』(「名大九条の会」&「東山・見付九条の会」での講演記録)

視覚障害者の方をご存知でしたら、教えてあげて下さるようお願いします。

※本書『心踊る平和憲法誕生の時代』の注文については、こちらから
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by kenpou-dayori | 2014-03-30 20:13 | サピエ図書館・点字・視覚障害
2014年 03月 30日

憲法便り#566ご存知ですか?視覚障害者のための「サピエ図書館」のこと 

2014年3月30日
憲法便り#566ご存知ですか?視覚障害者のための「サピエ図書館」のこと 

ピエとは
サピエとは?
「サピエ」は、視覚障害者及び視覚による表現の認識に障害のある方々に対して点字、デイジーデータをはじめ、暮らしに密着した地域・生活情報などさまざまな情報を提供するネットワークです。「サピエ」は、日本点字図書館がシステムを管理し、全国視覚障害者情報提供施設協会が運営を行っています。
「サピエ」は、視覚障害者等の個人会員12,000人以上が直接利用しています。
また、全国の視覚障害者情報提供施設(点字図書館)や公共図書館、ボランティア団体、大学図書館など270を超える施設や団体が加盟して、5万人以上の視覚障害者、そして、情報を必要とする多くの方々への情報サービスを行っています。
サピエ図書館では、音声などでもわかりやすいホームページから、点字データ15万タイトル以上、音声デイジーデータ5万タイトル以上がパソコンや携帯電話によってダウンロードできます。しかも、各館が所蔵する62万タイトル以上の膨大な資料が、オンラインリクエストなどによって利用できます。また、必要なデータの集積を順次進めている「地域・生活情報」の利用やお役立ちリンク集などによって、さまざまな情報が得られるほか、図書の製作に関する支援も行っています。
直接利用の個人会員の利用は無料です。施設・団体の会員については、年間4万円ですが、書誌データのアップロード・ダウンロードのみの場合は、年間2万円。ボランティア団体は年間1万円で利用できます。
サピエ図書館
点字・録音図書の書誌情報は全国最大!
「サピエ図書館」は、全国のサピエ会員施設・団体が製作または所蔵する資料の目録ならびに点字・音声図書出版目録からなる、点字図書や録音図書の全国最大の書誌データベース(約62万件)として、広く活用されています。
書誌データの宝庫、視覚障害者等も読書の自由
デイジーデータのダウンロードやストリーミングができます。
15万タイトルに及ぶ点字データを保有しており、その数は毎年9000タイトル以上も増加し続けています。
個人会員になると、この点字・デイジーデータを、全国どこからでもダウンロードでき、多様な資料を手にすることができます。読みたい本を自由に選んで、直接点字・デイジーデータを得られますので、視覚障害者等の読書の自由が広がりました。
また、「オンラインリクエスト」を利用すると、簡単な操作で自宅から点字図書や録音図書の貸し出しを図書館に依頼でき、図書館側の処理も簡単にできます。
地域・生活情報
地域に密着した種々の情報を提供します。地元の情報だけでなく、全国から地域やジャンルを選ぶことができ、居ながらにして、全国各地の情報が得られます。
施設・団体は、地元の企業やボランティアの協力を得て、視覚障害者等への地域の情報発信源として、情報提供の幅を広げることができます。
図書製作支援
点字図書・音声図書等の製作の効率化を図るため、インターネットでのデータのやりとりをはじめ、製作者同士が連携しやすいシステム提供します。また読み方などの下調べに有効なサイトを紹介します。
点訳・音訳のボランティアは誰でも読み方調べの機能を利用できます。
ポータルサイト・ゲストページも充実
お気に入り情報やリンク集など、インターネットの利用がより楽しくなるような機能も備えています。
どなたでも、サピエ図書館の書誌を検索したり、地域情報の見出しをのぞくことができます。インターネットから得た情報を地域の情報提供施設に確認できます。「サピエ」は、インターネットを通して、全国の視覚障害者等、ボランティア、情報提供施設・団体をつなぐ「知識」(Sapientia サピエンティア = ラテン語)の広場です。

※本書『心踊る平和憲法誕生の時代』の注文については、こちらから
歴史的事実をもって、安部首相と石原慎太郎議員の「押し付け憲法」論のデタラメを打破するこの本が十万部普及すれば、闘いは必ず勝てると思っています。
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by kenpou-dayori | 2014-03-30 17:01 | ご存知ですか?シリーズ
2014年 03月 29日

憲法便り#563 東京から、京都府知事選の尾崎望候補を応援しています。

2014年3月29日

東京から、京都府知事選の尾崎望候補を応援しています。
私は、かつて、蜷川虎三さんの6期目の選挙応援のため、ナウカ労組の代表として3泊4日で京都の町を走り回って活動したことがあります。ほかに名乗りでる希望者がいなかったので、新婚早々の妻を東京に残しての、今から思うと「無謀」ともいえる、勢いによる活動でした。

京都府庁舎の正面玄関には、「憲法を暮らしの中に生かそう」の大きな垂れ幕が掲げられていたことを、今でも鮮明に憶えています。
尾崎望候補が、「憲法を暮らしの中に生かそう」を新たに実現することに大きな期待をしています。

以前のように京都まで応援に往くことは出来ませんので、私が東京から出来る応援を考えました。
選挙期間中の、拙著『心踊る平和憲法誕生の時代』の売上金の二割を尾崎望候補にカンパします。
そして、応援の情報をりツイートします。

京都府知事選挙の闘いと、平和憲法を守る闘いは結び合っています。
東京から、「憲法の風」を送ります。
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by kenpou-dayori | 2014-03-29 08:35 | ご挨拶
2014年 03月 29日

憲法便り#561 代々木の「美和書店」で、『心踊る平和憲法誕生の時代』を販売しています

2014年3月29日
代々木の「美和書店」では、昨年4月以来ずっと『心踊る平和憲法誕生の時代』を発売元として販売していただいています。

京都府知事選尾崎望候補応援のため、府知事選期間中の「美和書店」での売上金額の2割を、尾崎望さんのためにカンパすることにします。

東京からも京都へ”憲法の風”をお届けします。

京都府知事選と平和憲法を守る闘いは、大きく結び合っています。

代々木の「美和書店」の電話番号およびFAXは、
電話03-3402-4146
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by kenpou-dayori | 2014-03-29 07:56 | 今日の話題