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岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2013年 07月 29日

憲法便り#151 昭和19年10月以降の日本への爆撃、艦砲射撃の記録

外務省編纂『終戦史録』の「太平洋戦争日歴」より

日独伊三国軍事同盟を締結していたイタリアは、すでに1943年9月8日に無条件降伏しており、ドイツも1945年5月7日に無条件降伏しています。
この時点で、アメリカのトルーマン大統領が日本に無条件降伏を勧告しましたが、日本政府は5月9日に「戦争遂行決意不変」を声明し、戦争を続行していました。

ポツダム宣言が発表された時点で日本政府が取った態度と、「勇ましい」報道が如何にばかげたものであり、救い難い強がりであったか。
それを証明するため、昭和19年10月以降の日本への爆撃、艦砲射撃の記録を、外務省編纂『終戦史録』の「太平洋戦争日暦」に基いて示しておきます。

昭和19年(1944年)
【十月】
10日(火)米機動部隊、沖縄攻撃。

【十一月】
1日(水)マリアナ基地のB29東京上空発出現(偵察)
 5日(日)B29関東偵察。
 6日(月)B29呉偵察。
 7日(火)スターリン、日本を侵略国と看做すと演説。
      ソ連大使館の革命記念日祝賀会に、日本高官多数出席(スターリン演説後)
21日(火)B29九州西部に大挙来襲。
24日(金)B29約八〇機東京初爆撃。
27日(月)B29関東、東海に来襲。
29日(水)B29夜間関東空襲。

【十二月】
 3日(日)B29約七〇機、東京空襲。
 7日(木)東海、南海地方大震災。
18日(月)B29約七〇機、名古屋、大阪、神戸方面来襲。
22日(金)B29約一〇〇機、名古屋に来襲。
27日(水)B29約六〇機、東京来襲。

昭和20年(1945年)
【一月】
3日(水)B29約九〇機、大阪、名古屋、浜松、空襲。
6日(土)在支B29約七〇機、九州西部空襲。
9日(火)B29約六〇機、東京、名古屋に来襲。
13日(土)名古屋地方大地震。
14日(日)B29約六〇機、名古屋、伊勢を空襲。
19日(金)B29約八〇機、阪神空襲。
20日(土)大本営、本土決戦に関する作戦大綱決定。
23日(火)B29約七〇機、名古屋空襲。
27日(土)B29約七五機、東京空襲。

【二月】
4日(日)B29約九〇機、神戸、松阪に来襲。
15日(木)B29約六〇機、名古屋空襲。
16日(金)米機動部隊、関東、東海に来襲。
19日(月)B29約一〇〇機、東京空襲。
25日(日)米機動部隊再び関東に来襲。米大型機一三〇機東京空襲。

【三月】(注:東京大空襲)
4日(日)米軍大型機一五〇機東京空襲。
10日(土)B29約一三〇機、東京空襲、被害甚大(都市焼夷攻撃開始)(注:実際は前日から続いた)
12日(月)B29約一三〇機、名古屋来襲。
17日(土)硫黄島守備隊全滅。
B29約六〇機神戸空襲。
18日(日)米機動部隊九州南部、四国空襲。
19日(月)米機動部隊、阪神、呉空襲。B29名古屋空襲。
21日(水)硫黄島飛行場を米空軍使用開始。
23日(金)沖縄艦砲射撃、その後数日連続す。
25日(日)米軍沖縄慶良間列島占領、上陸泊地設定。
   B29約一三〇機、名古屋空襲。
27日(火)B29約五〇機、関門海峡に機雷投下。
28日(水)米機動部隊、南九州攻撃。
29日(木)沖縄周辺、米艦砲射撃始まる。
30日(金)B29関門海峡に機雷投下。
31日(土)B29約一七〇機、九州各地来襲。

【四月】(注:ほぼ連日の空襲を受ける)
1日(日)米軍沖縄本島上陸開始。
2日(月)B29約五〇機、東京空襲。
4日(水)関東、静岡に米大型機来襲。
5日(木)ソ連より日・ソ中立条約の不延長を通告し来る。
6日(金)日本航空部隊、沖縄方面艦隊に第一次総攻撃。
7日(土)沖縄救援の軍艦大和撃沈さる。
9日(月)米空軍、沖縄飛行場使用開始。
12日(木)沖縄米軍に対し第二次航空大攻撃。
13日(金)B29約一七〇機、東京空襲。
15日(日)吉田茂、殖田俊吉等和平派、憲兵隊に拘引さる。
南九州飛行場地区に、米空軍の来襲始まる。
   B29約二〇〇機、京浜地区来襲。
16日(月)沖縄に対する第三次航空大攻撃。
17日(火)B29約七〇機、南九州に来襲。
18日(水)B29約六〇機、南九州に来襲。
19日(木)沖縄における米軍地上攻撃本格的となる。
21日(土)木戸内府、東郷外相、終戦問題で談合。
   B29約二八〇機、九州各飛行場に来襲。
22日(日)沖縄に対する第四次航空大攻撃。
   B29約七〇機、南九州来襲。
28日(土)B29約一三〇機、九州来襲。
29日(日)沖縄に対し航空第五次大攻撃。
   B29約一〇〇機、南九州来襲。
30日(月)大型機、九州及び関東来襲。

【五月】(注:ドイツ七日に無条件降伏)
3日(木)B29、九州及び阪神来襲。
4日(金)B29、九州各地来襲。
5日(土)B29、大挙中国、九州に来襲。瀬戸内海各航路に対する機雷投下始まる
7日(月)ドイツ無条件降伏
8日(火) 米大統領トルーマン、日本に無条件降伏勧告。
硫黄島よりの米小型機、関東来襲。
9日(水)ドイツの降伏に拘らず日本の戦争遂行決意不変を政府声明。
10日(木)B29約三五〇機、岩国、徳山に来襲。
11日(金)沖縄に対する第六次航空大攻撃。
13日(日)米機動部隊、南九州来襲。
14日(月)B29約四〇〇機、名古屋来襲(米軍の日本本土空襲再興)。
17日(木)B29約一〇〇機、名古屋来襲。米小型機、京浜来襲。
19日(土)関東、静岡に米大型機約九〇機来襲。下関海峡機雷のため殆ど恒久的に通峡不能となり始める。
24日(木)沖縄飛行場に空挺隊を強行着陸(義烈空挺隊の挺身攻撃)。
沖縄に対する第七次航空大攻撃。
B29約二五〇機、東京空襲。
25日(金)宮城(きゅうじょう)、空襲で炎上。
B29約二五〇機、東京空襲。各所被害甚大。
27日(日)沖縄に対する第八次航空大攻撃。
28日(月)南九州へ沖縄より小型機約七〇機来襲。
29日(火)米軍、那覇市に突入。
横浜大空襲(大小合せて六〇〇機)。

【六月】(注:沖縄守備隊全滅)
1日(金)B29約四〇〇機、大阪空襲。被害甚大。 
2日(土)沖縄に対する第九次航空大攻撃(不成功)。
   沖縄より小型機約一七〇機、九州来襲。
3日(日)沖縄に対する第十次航空大攻撃。
沖縄より約一三〇機九州来襲。
5日(火)B29約三五〇機、阪神に来襲。
7日(木)沖縄に対する第十一次航空大攻撃
B29約二五〇機、大阪来襲。被害甚大。
8日(金)米機動部隊約二〇〇機、南九州来襲。
9日(土)B29約一三〇機、尼崎、明石に来襲。
10日(日)米空軍約三七〇機、関東来襲。
12日(火)沖縄守備軍よりの通信絶ゆ。
15日(金)B29約三〇〇機、大阪来襲。
18日(月)鹿児島、大牟田、浜松、四日市空襲を受く(中小都市焼夷攻撃本格化)。
20日(水)静岡、豊橋空襲。
21日(木)沖縄守備隊全滅。
22日(金)呉軍港大空襲。
23日(土)茨城方面空襲。
26日(火)名古屋に大型機三五〇機来襲。
29日(金)門司、岡山、佐世保空襲。

【七月】(注:空襲、さらに大規模化)
1日(日)中国、九州、小都市空襲。
2日(月)B29一六〇機九州各地に来襲。
3日(火)南九州各地空襲。
4日(水)四国(徳島、高松、高知、姫路)、関東各地空襲。
5日(木)関東、九州各地空襲。
6日(金)大本営は航空兵力を決戦時迄温存方針採用。
関東、九州各地空襲。
7日(土)大型機、甲府、千葉、清水、明石、海南空襲。
8日(日)小型機一五〇機、関東来襲。
9日(月)中部、東海、東北、京阪神各地空襲。
10日(火)米機動部隊関東空襲(本土攻撃作戦開始)。
大型機、阪神、九州来襲(B29約六〇〇機、岐阜、堺、和歌山、四日市、仙台)。
11日(水)沖縄よりの九州に対する小型機攻撃殆ど毎日のこととなる。
13日(金)B29約三三〇機関東、東海来襲。
14日(土)米機動部隊、東北、北海道を攻撃。
釜石艦砲射撃、以後各地への砲撃始まる。
15日(日)米機動部隊、東北、北海道攻撃。青函連絡に対する被害甚大(室蘭艦砲射撃)。
16日(月)東海地区空襲。
17日(火)米機動部隊、北関東攻撃、日立、久慈に艦砲射撃。平塚、沼津、桑名に大型機空襲。
18日(水)米機動部隊南関東攻撃。房総半島に艦砲射撃。
19日(木)B29、東海、近畿、関東来襲。
20日(金)豊橋、岡崎へ小型機多数来襲。
24日(火)米機動部隊浜松以西各地攻撃。
B29名古屋、阪神、中国に来襲。
25日(水)米機動部隊、中国、四国、九州攻撃。
串本を艦砲射撃
27日(金)ポツダム宣言受信。政府は沈黙を守る旨決定。
   大牟田、松山、徳山にB29来襲。
28日(土)鈴木首相記者団に対しポ宣言黙殺、戦争邁進を声明。
   米機動部隊西日本攻撃。P51約二五〇機関東、約五〇〇機九州来襲。
B29、青森、焼津、宇和島、名古屋来襲。

以上は、外務省編『終戦史録』に基く大まかな記録であって、都市名には詳しくふれていません。

なお、この続きは、明日以降の「太平洋戦争日歴」をご覧下さい。


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by kenpou-dayori | 2013-07-29 07:30 | 太平洋戦争日歴


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