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岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2013年 10月 21日

憲法便り#391 昭和20年10月19日付『佐賀新聞』「新憲法と民間の意見 欲求上がる”自由権”」

昭和20年10月19日の「日本の民主化と憲法民主化の日歴」
『佐賀新聞』と『朝日新聞』の比較。


『佐賀新聞』昭和20年10月19日(金)一面の主な記事

[社説]「目覚めぬ国民」

民主化す“地方行政” 知事級の異動は約半数。
在外朝鮮人の帰国を許可。
帝都復興の鍬入れ式。
食糧、被服、薬品類など軍需品の保存、引渡し。月末までに措置完了。
全輸出入に許可制。
松村農相の告示:米穀価格に伸縮性、主食一割縮減は継続か。
剥奪される戦時利得、世論化す巨大財閥解体。
金銀三百五十万トン 造幣廠から日本銀行へ、武装した進駐軍が搬送。
〔憲法〕
新憲法と民間の意見 欲求上がる“自由権” 皇室典範にも修正検討。
〔選挙法改正〕
満二十五歳説が台頭、大選挙区制にも再検討、廿三日正式閣議。

〔国外〕
本年中に(米)海軍百十万を復員。
広がるジャワ騒擾:独立派、英航空隊を監禁。
スカルノ側でも宣戦を否定。
蘭軍の撤退を要求。
オランダの婦女五万を包囲。
満州のソ連進駐軍 来月末までに撤退完了。
“米国政府に準備あり” 比島の政治的独立 ト大統領、政策を闡明。
日本軍八十五万 支那で武装解除終了【重慶十七日発BBC=同盟】

*なお、『佐賀新聞』の紙面は、すでに6月11日付『憲法便り#49』「昭和20年の憲法民主化世論 新聞記事編(第9回)」に掲載していますので、そちらを参照して下さい。


『朝日新聞』昭和20年10月19日(金)の主な記事

[社説]「満州北鮮の同胞」

[主なニュース]
〔一面〕
「憲法の改正研究に準備調査会設く」、松本国務相 方針を闡明。
貴(族)院は消極的 憲法改正問題。

「旧日政系」結党へ、世話人に百九議員委嘱。
社会党の財政経済策。
志賀氏(日本共産党の志賀義男)社会党訪問。

来年は七十数万トン、硫安等生産の目算立つ。
警察の増強拒否、マ司令部回答。
二十五歳から非選挙権、残余改正案 廿三日に決定。

李承晩氏帰朝。日本官憲により故国を追われて流謫(るたく=罪によって遠方に流されること:岩田注)の三十三年を終えた前朝鮮臨時政府大統領李承晩氏は、十六日ワシントンから帰国した。彼は米占領軍当局の招請によって帰国したと語った【京城特電十六日発=AP特約】
ジャワの騒擾激化、英印軍と革命軍交戦。
英印軍が欧州人保護。
自治政府を許容。蘭政府、妥協を示唆。
英は不関与、だが治安に責任。

自由は贈り物に非ず。米上院議員、日本国民へ示唆【ワシントン十六日発SF=同盟】
英産業国営化へ、まづ英蘭銀行と炭鉱。

〔二面〕
証拠品の砂糖を換価、部内だけで分配。遠藤検事長(大阪)退職処分。
「換価処分」の手で法網を潜る。検事五十斤、書記は三十斤。
断乎処分、岩田法相の談。
押収金銀を日銀へ、まづ造幣廠の分から。
引渡し軍需品を一般配給。戦災者・引揚者の越冬対策に。
杜撰な机上計画 北海道開拓:寒冷地に家なき人々、大地につかぬ理想主義。
自立的な映画界へ、なくなる数々の束縛干渉:マ司令部発表。


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by kenpou-dayori | 2013-10-21 14:00


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