昭和20年10月28日(日)の「日本の民主化と憲法民主化の日歴」
昭和20年10月28日付『朝日新聞』
[社説]
「戦災地住宅急設の要」
[主な記事]
〔一面〕
知事・部長級大異動、きのう発令:百六十名に及ぶ、民間人長官は僅か四人(北海道庁長官、三重県知事、長野県知事、山口県知事:当時の知事は任命制であり、公選制ではなかった)
新人抜擢の方針、内相談 民間人交渉進まず。
知事公選を急速に、内相言明 総選挙後議会に提案。
厚生省機構改革。
異動評:官界の脱皮未だし、戦争責任は不問に付す。
〔憲法問題〕
調査方法等を決定、第一回憲法問題調査委員会開く。
食糧四百三十万トン、穀物・砂糖・コプラ・椰子油など:最高司令部へ輸入懇請。
産業の自主的経営へ 統制団体を解除、商相挨拶 生産の障碍除去。
農地改革に三目標、社会党・具体案を決定。
財閥解体大詰めへ、来月上旬に共同声明。
〔国外〕
石炭、八割引渡し:中国の対日賠償提案【重慶二十六日発中央社=同盟】
〔二面〕
弱みにつけこんで法外な闇値売り、醸す重大な社会問題。
八割まで疎開帰り、この頃の貨物 生活必需品は僅か。
簡易住宅を一万戸:壕の修理、堅牢建物のアパート化など、都の住宅冬越し案決る。
二階建も結構、建築制限を緩和。
思想検事の転身、京都弁護士会で入会を拒否。
紙の配給、政府で新機構。
新聞の自由こそ 世界平和の支柱、幣原首相声明を発す。
在外将兵の安否、こうして問い合わせて下さい。
※本書『心踊る平和憲法誕生の時代』の注文については、
こちらから
歴史的事実をもって、安部首相と石原慎太郎議員の「押し付け憲法」論のデタラメを打破するこの本が十万部普及すれば、闘いは必ず勝てると思っています。
安倍首相と石原慎太郎議員は、「ウソも百回言えば真実となる」というヒットラーばりのデマを繰り返しています。
ならば、本書の真実で、世論の千倍返しを!