人気ブログランキング | 話題のタグを見る

岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

kenpouq.exblog.jp
ブログトップ
2015年 12月 25日

憲法便り#467 琉球王国は、鹿児島の侵略を受ける前は、中国貿易で、平和的に巨利を得ていた

2013年12月6日
2015年5月14日(木):本の画像追加

琉球は、薩摩の侵略を受ける前は、中国貿易で、平和的に巨額の利益を得ていた。
そのことを、次の文献で示しておこう。
「一六〇九年(慶長十四年)琉球は薩摩の侵略で大島五島を割き、支那貿易の巨利は壟断(ろうだん=ひとりじめ)された。歳毎に決裁するかれこれ一万石の貢賦(こうふ=みつぎのもと賦税)は、王朝政府の主題目とあって、琉球は全く薩摩の附庸(ふよう=従属国)としてその実を挙げなければならなかった。それ以来は、上下虚脱の状態から抜け切れず、進取の気象は地を払って退廃し「大和の御手打に相成候てより五十余年、いかやうに候らへばかほどまでに衰退し候や」と国司(くにのつかさ)向象賢(しょうじょうけん)は慨嘆した。」(2頁より)

比嘉宇太郎著『名護六百年史』(1985年、第二版)【第一章 王国時代】より
憲法便り#467 琉球王国は、鹿児島の侵略を受ける前は、中国貿易で、平和的に巨利を得ていた_c0295254_1440496.jpg


※本書『心踊る平和憲法誕生の時代』の注文については、こちらから
歴史的事実をもって、安部首相と石原慎太郎議員の「押し付け憲法」論のデタラメを打破するこの本が十万部普及すれば、闘いは必ず勝てると思っています。
安倍首相と石原慎太郎議員は、「ウソも百回言えば真実となる」というヒットラーばりのデマを繰り返しています。
ならば、本書の真実で、世論の千倍返しを!

by kenpou-dayori | 2015-12-25 20:10


<< 憲法便り#1499:北海道江丹...      憲法便り#1498:沖縄県によ... >>