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岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2013年 12月 15日

憲法便り#496 来年2月9日「九条の会さかど」での憲法講演の概要をお知らせします

12日15日
「九条の会さかど」が主催する「2014年早春の会」での憲法講演のチラシの原案が出来ましたので、お知らせします。
「早春の会」は朝十時からなので、私にとっては「早朝の会」です。おそらく、前夜に坂戸で一泊して、講演に備えることになると考えています。
5分間の主催者挨拶のあと、1時間半の講演、そして30分程の質疑応答。
このあと、例年通り、昼食をとりながら午後3時までフリートーキングとのこと。
このような例は経験しておりませんが、私も体力が続く限り参加する予定です。
ただし、私の講演は資料が多く、フルマラソンと同じ体力勝負なので、最後まで参加出来るかどうかは、その日の体調によります。
これまでは、講演のあとに「憲法マジック」を披露して、難しい話を聞いた気分をほぐしてもらうようにしていましたが、これは多分無理だろうと思っています。

九条の会さかど「2014年早春の会」憲法講演のお知らせ
論題『史実をもって安倍・石原両氏の「押し付け憲法」論を打ち破る!』
講演の主な内容
1.昭和20年末までに「憲法民主化」の世論は形成されていた。
2.「憲法研究会」案は、「憲法民主化」及び「社会の民主化」の世論を背景に作成された。
3.「GHQ草案」は、「憲法研究会」案を基礎に作成された。
4.「GHQ草案」は、素人集団ではなく、「制服を着た法律家集団」の主導で作成された。
5.GHQ民政局の草案作業は、「やっつけ仕事」ではなく、周到な準備に基づいている。
6.日本国憲法は、GHQ草案の単なる翻訳ではなく、国会での3段階(本会議、改正案委員会、改正案委員小委員会)の詳細かつ徹底した論議に基づいている。
7.様々な憲法草案の中から、四つの具体例紹介
内閣法制局入江俊郎『終戦と憲法』、外務省文書、『憲法研究会』案、松本国務相私案。

安倍首相は改憲を掲げ、石原議員は首相に対し「現行憲法廃棄」を迫っています。
しかし、廃棄すべきは、憲法違反の「秘密保護法」です。
情勢が緊迫した今、「九条の会さかど」は、『2014年早春の会』に、
憲法研究者の岩田行雄氏をお招きし、確信に満ちた新たな第一歩を踏み出します。
岩田氏の研究は、国立国会図書館、国立公文書館、外務省外交史料館、全国各地の
県立図書館および公文書館に足を運び、徹底した原資料の調査に基づいています。
したがって、その実証的な「日本国憲法制定史」研究は高い評価を得ていますが、
今回の講演も、最新の研究成果に基づいてのお話です。
多くの方々のご参加をお待ちしています。

講 師 憲法研究者・岩田行雄さん
(元早稲田大学現代政治経済研究所特別研究員)
日 時 2014年2月9日午前10時~12時
会 場 坂戸市駅前集会施設(東武東上線坂戸駅下車北口徒歩3分)
参加費 

【岩田行雄さんの略歴と憲法に関する主な著作】
1942年東京生れ。早稲田大学第二文学部露文専修卒業
『検証・憲法第九条の誕生』(2004~2008)
『平和憲法誕生の真実』(2008)
『外務省と憲法第九条』(2009)
『憲法第九条はどのように誕生したか』(2011)
『心踊る平和憲法誕生の時代』(2013)

主 催 九条の会さかど
連絡先 Tel & FAX 049-283-4181
Eメールアドレス toshihide ohkubo@yahoo.co.jp


※本書『心踊る平和憲法誕生の時代』の注文については、こちらから
歴史的事実をもって、安部首相と石原慎太郎議員の「押し付け憲法」論のデタラメを打破するこの本が十万部普及すれば、闘いは必ず勝てると思っています。
自公政権とその補完者である維新の会の暴走を食い止め、憲法改悪を阻止しましょう。

by kenpou-dayori | 2013-12-15 21:03 | 憲法関係の活動


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