2014年3月30日
昨年11月21日夜、日比谷公園野外音楽堂で開催された「秘密保護法反対11・21大集会」に参加したが、その二日後の11月23日に久しぶりに「ウクライナ研究会」に参加しました。
その時は、ウクライナに紛争の火種があることは認識していましたが、現在のような事態にまで激変することは、私のみならず、研究会に参加した皆さんも予想はしていなかったと思います。
この日発表された研究の中に、歴史的事実を丹念に調べ上げた「クリミア」に関する優れた研究がありました。その評価については、研究会終了後の懇親会の席で、感想を述べさせてもらっていますが、この「憲法便り#565」で、改めて紹介する。
昨年末までには紹介するつもりで、発表者である佐藤圭史さんの了解を得ていましたが、私の視力障害により、手間取っていたことで、結果的には、国際的緊急事態の最中に、タイミングを合わせて紹介するようなことになりました。
現在、テレビ、新聞、ツイッタ―などで、いわば「にわか勉強」による、クリミア問題についての発言や解説を多く見かけますが、より正確な認識のために、是非、参考にして欲しいと思います。
第30回ウクライナ研究会定例会
2013年11月23日(土)
発表者
佐藤圭史さん
北海道スラブ研究センター研究員
在ユジノサハリンスク日本国総領事館専門調査員
テーマ
ソ連末期におけるクリミア・ソヴィエト社会主義自治共和国の『再建』
~ 積極的再建が、消極的再建か? ~
以下、研究会で配布されたレジュメ全四頁をそのままコピーで紹介します。
なお、私は、昨年12月末に、研究会の運営委員の方に、早ければ今年の春の研究発表会、遅くとも秋の研究発表会で、研究発表をしたいとの意向を表明しています。
テーマは、1912年にモスクワで刊行された「クリミアのガイドブック」の実物を示しながらの紹介です。
だが、現在の情勢が少し落ち着いてからの方が良いかも知れないので、秋の研究発表会にしたいと考えています。
その研究発表の助走のために、「憲法便り」で、ガイドブックをほんの少しだけ紹介しておきたいと思っています。
※本書『心踊る平和憲法誕生の時代』の注文については、
こちらから
歴史的事実をもって、安部首相と石原慎太郎議員の「押し付け憲法」論のデタラメを打破するこの本が十万部普及すれば、闘いは必ず勝てると思っています。
安倍政権とその補完者である維新の会の暴走を食い止め、憲法改悪を阻止しましょう!