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岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2014年 03月 31日

憲法便り#573 私のウクライナ研究:1912年にペテルブルグで刊行されたクリミア旅行案内書

2014年3月31日

私は、昨年12月末に、研究会の運営委員の方に、早ければ今年の春の研究発表会、遅くとも秋の研究発表会で、研究発表をしたいとの意向を表明していた。
テーマは、1912年にペテルブルグで刊行された「クリミアのガイドブック」の実物を示しながらの紹介である。
その時点では、以前からウクライナ国内に、EU指向と、ロシア指向の二つの大きな政治的動きがあり、問題が起きていることは多少なりとも理解していたが、今回のような世界を揺るがす激変は予想していなかった。

したがって、これまでの私の研究発表とは違った、少し軽いテーマでの研究発表を考えた次第である。
だが、次回の研究発表会は、現在の情勢に関する論議が中心になると思うので、情勢が少し落ち着いてからの(落ち着いていて欲しい!)、秋の研究発表会での発表を希望したいと考えている。
その研究発表の助走のつもりで、ガイドブックをほんの少しだけ紹介しておきたい。

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この本を入手したのは、25年ほど前のこと。いつかゆっくりと読んで見ようと思い買って置いたもの。
第24版とあるので、かなり人気があったものと考えられる。
価格は15,000円。
本文312頁、辞典25頁、時刻表ほか7頁。
縦16,5cm×横10,5cm

刊年 1912年6月
出版地 ペテルブルグ ネーフスキー通り
著者 グリゴーリイ・モスクヴィッチ
出版社 1888年創立のガイドブック出版社
価格 1ルーブリ50カぺイカ
言語 ロシア語版
ホテルの広告、写真、都市の地図が多数収録されている。
ロシア語・タタール語小辞典(クリミアの方言)が、簡単な会話の例文を含めて収録されているので、タタール人が多数住んでいたことが判る。
その他に船舶の時刻表(オデッサーバトゥーミ間)等が付いている。

※本書『心踊る平和憲法誕生の時代』の注文については、こちらから
歴史的事実をもって、安部首相と石原慎太郎議員の「押し付け憲法」論のデタラメを打破するこの本が十万部普及すれば、闘いは必ず勝てると思っています。
安倍政権とその補完者である維新の会の暴走を食い止め、憲法改悪を阻止しましょう!

by kenpou-dayori | 2014-03-31 17:02 | ウクライナ・クリミア


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