2014年4月1日
2015年6月10日加筆
2015年12月7日(月)加筆:2015年 10月 10日憲法便り#1435:「戦争とワイン:私が訪問した、ドイツと日本のワイナリーの戦争体験の物語です。一番下に掲載しました。
「岩田行雄の憲法便り」へようこそ
私のブログの中で、最もアクセスが多いのは、このコーナーです。
なかばジョークのつもりで掲載したのですから、意外でした。
「皆さん、憲法よりも、お酒の方に興味があるんだなあ」と思います。
でも、飲みすぎには、くれぐれも、ご注意を!
それに、飲酒運転は、絶対ダメですよ。
私は、昨年11月に酒をやめましたので、このコーナーを削除しようかと考えましたが、
せっかくですから、削除せすに、このまま残したいと思います。
そして、皆さんに、平和や、憲法のことにも興味を持っていただくために、
次のような記事の掲載を考えています。
*ドイツ訪問の旅で知ったこと・・・「第二次世界大戦中のドイツのワイン作りについて、ワイナリーで聞いたこと」
2015年 10月 10日憲法便り#1435:「戦争とワイン:私が訪問した、ドイツと日本のワイナリーの戦争体験の物語です。この記事の一番下に加筆しました。
*イタリア・ワイン初級講座・・・「イタリア・ワインの楽しみ」(これは、『アルク地球人ムック
イタリア語をモノにするためのカタログ』に執筆したもの)
私は、新宿区内に住んでいますので、小田急や京王デパート、そして表参道にある新潟館に立ち寄ります。
そこでは、常に、今まで知らなかった酒蔵の、試飲つき出張特別販売が行われています。
いつもカタログを貰い、贈答用に買ったりもしますが、ここではその情報は、追加しません。
おそらく、情報掲載を続ければ、他の人には真似の出来ないコーナーになるとはおもいますが・・・。
この文章のしめくくりに、私の著書『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』の中から
お酒にまつわる話題をひとつ。
「第五部 新憲法祝賀広告…大企業からキャバレーまで、そして露天商の組合も!」より
最後に、庶民のユーモアを込めた祝賀広告を示しておこう。十一月四日付『秋田魁新報』三面に掲載された居酒屋の広告である。
「
祝新憲法発布 民酒主義・左党本部 川反 佐の佐」
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憲法便り#579「2014年春季全国酒類コンクール一般公開テイスティング」についての紹介
2014年4月1日
これも「エイプリルフール」ではありません。本当の話です。
2014年3月23日(日)、東京大学教養学部内「東大大学院フィカルティハウス」一階セミナー室において、「2014年春季全国酒類コンクール一般公開テイスティング」が開催されました。
時間は、正午から午後三時
主催は、全日本国際酒類振興会
参加費 一人1,000円
東大駒場を、仕事や、「ウクライナ研究会」などで訪れたことはありますが、白昼堂々と行われる「酒の品評会」で訪れるのは初めてのことです。
この日、私よりも感覚が勝れている妻と共に参加しました。
以下に、当日会場入り口で渡されたリストを紹介します。
出品されたのは、
(A)本醸造部門14酒
(B)純米酒部門23酒
(C)純米吟醸・純米大吟醸酒部門37酒
(D)吟醸・大吟醸酒部門19酒
(E)古酒・新開発部門4酒
(F)本格焼酎部門52酒
(G)泡盛部門2酒
(H)地ビール部門9酒
(J)リキュール部門10酒
このうち、私がテイスティングしたのは、(A)~(E)及び(J)の全品と、(F)の3種です。
「そんなに飲めるのか」という疑問の声が聞こえてくるようですが、「テイスティング」には、コツがあります。そのテクニックについては、別の機会に述べることにして、リスト全体を紹介します。
このブログを見たことを書き添えて主催者に手紙を出しておけば、秋のフェスティバルの案内狀が送られてくることと思います。日本酒ファンは、是非お試し下さい。
※本書『心踊る平和憲法誕生の時代』の注文については、
こちらから
歴史的事実をもって、安部首相と石原慎太郎議員の「押し付け憲法」論のデタラメを打破するこの本が十万部普及すれば、闘いは必ず勝てると思っています。
安倍政権とその補完者である維新の会の暴走を食い止め、憲法改悪を阻止しましょう!
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【2015年12月7日(月)加筆】
2015年 10月 10日
憲法便り#1435:「戦争とワイン:私が訪問した、ドイツと日本のワイナリーの戦争体験の物語です。
2015年10月10日(土)(憲法千話)
憲法便り#1435:「戦争とワイン:私が訪問した、ドイツと日本のワイナリーの戦争体験の物語です。
今日は、「戦争とワイン」について書く予定です。私自身が訪れたワイナリーの戦争体験です。
最初は、1989年10月に訪れたドイツのワイナリーの話し。
仕事で、フランクフルトのブックフェアーに出かけた時のこと。
日曜日に、取引先のDr.Zが、フランクフルト郊外にある、修道院と、レストランに案内してくれました。
その帰りがけ、彼はなだらかな丘陵地帯にあるに、小さなワイナリーに立ち寄ってくれました。
店に入ると、主人が笑顔で迎えてくれました。
私が日本からきたことを告げると、彼は、地下の貯蔵庫に案内をしてくれました。
貯蔵庫には横穴のような通路が掘ってあって、その先に特別の小部屋がありました。
そして、壁の穴には、20世紀初めからの、毎年のワインが1本づつ保存されていました。
私が、自分の生年である、1942年産のワインがあるかと尋ねると、主人は残念そうに首を横に振って、
1942年、1943年、1944年は、戦争に巻き込まれて、ワイン生産は出来なかったと答えました。
確かに、その三年分の丸い穴は、その下に年度を示す数字だけが書き込まれたまま、空洞になっていました。
美しいぶどう畑が続く丘陵地帯にも、戦争は無遠慮に、容赦なくやってきました。
妻への土産に、主人が薦める白ワインを1本買い求めて、どんな理由があっても、戦争はしてはならないと思いながら店をあとにしました。
次は、昨日、10月9日に、山梨県立美術館で開催中の「ピカソ展」を見た帰りがけに、妻と娘夫婦と共に訪れた「SADOYA」というワイナリの話しです。
甲府駅から歩いて7分ほどのところにある「SADOYA」は、2年後に創立100周年を迎えるという。
このワイナリーの見学を予め申し込んで、案内を受けた最後に、意外な事実を教えられました。
テレビドラマ「花子とアン」の中で、太平湯戦争中に、ワインの軍事利用、具体的には、潜水艦や魚雷の音波を捉える音波探知機の材料に使われる話がありましたが、日本中のワイナリーから、ワインが「さどや」に集めれ、軍への協力をしたという話でした。
1944年に「さどや」を軍服姿で訪問した、三笠宮の写真も残っています。
しかし、この「さどや」も、1945年に、戦火に巻き込まれ醸造場が全焼したとのこと。
戦争は、人命を奪い、街を破壊し、農村を破壊し、生活も文化も破壊してしまうことを改めて実感した次第です。
戦争は絶対に反対です!
戦争法をなくしましょう!