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岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2014年 12月 30日

憲法便り#690メディア幹部の安倍首相との癒着の実態に怒りを表明する!

今日、2014年12月30日付『しんぶん 赤旗』は、一面トップで「安倍政権のメディア戦略」「幹部とは会食、現場には恫喝」、そして三面に続く特集記事、「首相とメディア幹部 会食ざんまい」「問われる“権力の監視役”」を報じている。
メディア幹部の癒着は、以前から目に余るものがあったが、これだけまとめて知らされると、改めて怒りを覚える。
ここで、黙っていることは、彼ら無節操な行状を黙認、あるいは追認したことになる。
だから、はっきりと、強い怒りを表明しておく。

私は、去る12月11日付の手紙で、長野県のある方に、中馬清福著『考 混迷の時代と新聞』(第一冊)をいただいたお礼と共に、率直な感想を伝えています。
(中馬清福さんは、朝日新聞社専務を経て、信濃毎日新聞社の主筆に迎えられたが、残念ながら、去る12月1日に逝去された。)

手紙はA4サイズで16頁におよぶ長い論評ですが、その中からジャーナリストのありようを論じた、「(6)権力者と近づきすぎている点」を引用します。
「桐生悠々と中馬さんの大きな違いは、中馬さんが権力者と近づき過ぎていることです。そのため、一見して、批判的な記事を書いているようだが、記述の始めで、本題に関係なく、人物像としていわば「褒め言葉」のようなことを書いているので、本題の鋭さは、減殺されてしまいます。これは、最近、特に大手新聞社、テレビ局などの幹部に見受けられることです。
権力者の側は、マスコミを抱き込むために、審議会、私的諮問機関、懇談会、食事会など、様々な名目で誘いをかけ、それが効を奏しています。桐生悠々には、そのようなことはなかった。勿論、取材のために会うことは否定しませんが、一定の距離を保つことが原則です。
桐生悠々ジュニアには心して欲しい。ジャーナリストは「雲上人」になってはなりません。」

以下に、『しんぶん 赤旗』の記事のコピーを、そのまま紹介する。
台紙の赤は、怒りの色である。
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※平和憲法を守る闘いに寄与するため、2014年5月に下記の新著を緊急出版しました。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』
―押し付け憲法論への、戦後の61紙等に基づく実証的反論―
(これは『心踊る平和憲法誕生の時代』の改題・補訂第二版です)

「アベノミクス」のみを前面に打ち出していた今回の衆院選で国民の信任を得たとして、安倍首相は、早くも憲法改悪を「自民党結党以来の目標」「歴史的チャレンジ」として強調し始めました。
彼らの論拠は、「押し付け憲法」論です。
『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』は、実証的反論です。
是非とも本書を活用していただきたい。
ご注文は、下記の書店へ
美和書店 電 話03-3402-4146
FAX 03-3402-4147

by kenpou-dayori | 2014-12-30 14:00 | 今日の話題


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