2015年5月16日(土)(憲法千話)
同日ブログ向けにもうひとつの題名を付ける:私の憲法書自費出版の始まりとそれ以前の『ロシア書籍文化史』研究について
憲法便り#999記念号: 『検証・憲法第九条の誕生』が初めて報道された新聞記事は、11年前の『赤旗』
憲法便り#999記念号:
2004年6月11日付『赤旗』5面に掲載された、岩田行雄編・著『検証・憲法第九条の誕生』紹介の記事。
前日の6月10日に「九条の会」が結成され、この日の『赤旗』の紙面は、一面から社会面まで覆い尽くされていました。
そのため。、残念ながら、この紹介記事は、ほとんど気づかれなかったが、200冊ほどの注文をいただきました。
私は、5月1日、すなわちメーデーの朝から入力を始め、その傍ら、編集、宣伝のためのカタログの発送、電話かけを行いました。その結果、刊行時点での注文数は1,750冊ほどに及び、わずか3ヶ月で、5,000冊が完売となりました。
この時の過労がたたり、視力に大きな障害を抱えましたが、心配する妻の制止を振り切って、その後も、自費出版で、第5版までワンコインの出版を続けました。
他の著作も含めると、10年間で約45,000冊に及ぶ、下記の出版を行っています。
ところで、上述の『赤旗』による紹介記事では、私の経歴について、次のように紹介されています。
「1997年まで30年間、洋書店に勤務。退職後は、「ロシアにおける書籍文化史」を中心に幅広い研究に専念し、2002年4月から2004年3月まで、早稲田大学現代政治経済研究所の特別研究員としての研究活動も行ってきました。現在は本来の研究を中断し、(『検証・・・Iの)執筆に取り組んでいます。」
私がそれまでに行ってきた「ロシアにおける書籍文化史」についても、ここで紹介しておきたいと思います。
『日本18世紀ロシア研究会年報 No.8』(2012)より
「16世紀ー18世紀ロシアの書籍文化史』研究は、以上のところまでで中断していますが、学位論文『日本国憲法成立史の実証的再検討』の完成を急ぐ傍ら、ロシア研究の方も、来年には発表にこぎつけたいテーマを決めてあります。