2015年6月19日(金)(憲法千話)
憲法便り#873: 天は我らに味方した!新宿区内3コースの「戦争法反対 練り歩きアピールウオーク」成功
午後四時半、体調管理のため毎週受けている鍼(はり)治療に向かう。
玄関を出たところで、突然大粒の雨が降り出した。
だが、新宿駅に着くと、黒雲が空を覆っているが、雨はやんでいた。
鍼治療を終えて、先生から「雨が降ってきたら、途中でリタイアーして下さい」との助言を受け、集合地点へ。
天気が不安なためか、参加者が少ない感じ。
それでも、練り歩きに出発する頃には、駆けつけた妻も含めて、30人に。
出発前に各団体の代表、区議さんの挨拶。
年金者組合のOさんの話は印象に残った。
Oさんは、4回連続で国会前集会に参加してきた方。
3・11の津波によって、全てが破壊せれた光景を見て、突然、
昭和20年の山の手大空襲の直後、山手線の車窓から見た光景を思い出した。
「あの焼け野原とそっくりだ」
「(新宿の)落合一帯も、焼き尽くされ、一面焼け野原でした。」
だから、私は、どんな理由をつけても、
「戦争は、絶対に反対です。」
次に発言をした、「生活と健康を守る会」の代表の話も印象に残った。
戦争で、ふたりの兄弟が戦死したこと、
そして、「母は、どんなに辛かったことだろう」という言葉には、
戦後70年を経た今も、悲しみは消えていない現実があった。
私は、司会者に発言の意思を伝えた。
そして、四回連続で国会前集会に参加してきたが、今日は、人数が少ないこちらの行動にしたことと、
2歳の時、疎開先の小名浜で、米軍機による爆撃と艦砲射撃を受けた、戦争体験を話した。
日本共産党区議団長の沢田あゆみさんの発言も印象に残った。
国会前集会に毎回参加してきたが、今日は、この行動に参加していること、
区議会で「戦争法案反対」の意見書採択を提案したが、自民・公明の反対で否決されたこと、
しかしながら、他の会派の議員と共同行動をしていることなど。
シュプレヒコールの声を聞きつけて、
百人町団地の練り歩きでは、中層階のベランダから手を振って応えてくれる人も。
マンガ入の「宣告商工新聞」(号外)、
そして、自由法曹団が作成したリーフレットを配布しながら練り歩いたが、
よく受け取ってくれた。
このコースの締めくくりは、
JR大久保駅に近い、北新宿一丁目の交差点でのアピール。
ふたりの共産党区議のあとを受けて、
私もマイクを握り、
憲法研究者として、
また、戦争体験者としての立場から、
5分ほどの訴えを行った。
参加者は、
第1コース 41名、
第2コース 30名、
第3コース 37名。
新宿の「練り歩きアピールウオーク」を伝える『しんぶん赤旗』