2015年 06月 25日
2015年6月25日(木)(憲法千話) 憲法便り#897ドキュメント・朝日新聞上丸洋一編集委員への憲法研究協力とその中止について(第十回) 「憲法書出版活動十周年記念パーティ」 昨年、私は10月11日に、「憲法書出版活動十周年記念パーティ」を開催した。 私は、人生の節目において、親しい人々をお招きして、行きつけのイタリアレストランでのパーティ。 結婚15周年、20周年、25周年(銀婚式)、30周年、35周年、40周年、45周年、 その他に、妻の定年退職祝い、娘夫婦の銀婚式、私の古希の祝い、妻の古希の祝いなど。 着席の形式で、招待客は、30人前後から、多い時で50人。 今回の招待者は、24人限定。 グランドピアノが使えるパーティルームの広さ、 座席の間隔を、ゆったりと使えることを念頭においた。 「岩田ファミリーとその仲間たちの会」と題するこのパーティには、 原則として、私と妻と娘の意見が一致した人だけを招待する。 そして、いろいろと考えて、席の配置を決定する。 だから、初めての顔合わせでも、各テーブルは、すぐに十年来の友人のように話がはずむ。 今回は、私が作成したリストに、妻の意見を加えて招待状を発送した。 案内状には、『憲法書出版活動十年の歩み』を同封した。 この他に、当日、私のロシア史研究のリストを差し上げた。 以上の3点については、******線の後に、掲載する。 今回ご出席いただいたのは、次の方々。 弁護士の内藤 功先生:面識が全くない頃から、私の著作を推薦して下さっていた恩人。2014年4月から、内藤功夫著『憲法九条闘争史』をテキストに開催されていた「内藤塾」に、私も参加していた。 堀内寛雄さん:国立国会図書館牽制資料室での、私の資料探しの師。 石井彰君:法律専門の出版社「国際書院」社長。私と、生年月日がまったく同じの「義兄弟」。 西村仁美さん:『週刊金曜日』に紹介記事を書いてくださった、フリーライター。 市川恵美さん:8月のフォークジャンボリーで歌った『さとうきび畑』が大好評だったソプラノ歌手。 青木幹雄君:会社社長。ナウカのもと同僚で親友。もと官房長官ではない。 小倉剛さん:手書き友禅の巨匠。皇后美智子さんのお召し物を、三着手がけている。 妻の教え子と、そのお母さんで、フラメンコ教室の先生をなさっているYさん親子。 地方からお迎えした招待者は、次のお二人。 堀内寿郎さん:長野市在住。長野市「安茂里(あもり)九条の会」事務局長。もと長野県の農業技師。現在は、長野市内のキリスト協会が運営する幼稚園の理事長で、キリスト教徒。 永澤汪恭さん:仙台市在住。元高等学校の先生。「吉野作造通信を発行する会」の事務局長。彼もキリスト教徒。 というような訳で、文字通り多士済々です。 上丸氏にも、激励する意図で、招待状を送ったところ、 出席の返事があった。 国立国会図書館の堀内寛雄さんがご出席なさるので、同じテーブルを用意したことを伝えると、 「いろいろお世話になっているので、是非とも参加したいと思っていますが、 ご存知のような状況なので、なにか連絡があった場合には、すぐ抜け出すことが出来るように、 入口に近い席に」という、要望があった。 それで、入口に近い「家族席」、それも妻の姉の向かい側に、彼の席を用意した。 義姉も、早稲田大学の出身者だからである。 私の憲法研究のきっかけを作って下さった、合同出版社長の上野良治さんからもご出席の返事を頂いていた。 だが、「大阪での急な仕事が重なってしまったため、一時間程度顔を出すことは出来るが」とのご連絡があったので、「立食パーティではないので、ご無理をなさらないように」と、丁重にお断りした。 次の5人の方からメッセージをいただいた。いずれも、私が憲法講演にお招きいただいたことから、親交が続いている方々です。 【沖縄から】(この3件のメッセージは、パーティの会場で読み上げて紹介) 名護市在住の岸本清さん。メッセージは、2014年11月10日付『憲法便り#671』で公表。 西原町在住の海勢頭豊(うみせど・ゆたか)さん。メッセージは、2014年11月10日付『憲法便り#672』で公表。 那覇市在住の城間(しろま)えり子さん。メッセージは、2014年11月10日付『憲法便り#671』で公表。 【秋田県から】(この2件のメッセージは長文なので、プリントして他の資料とともにお持ち帰りいただいた) 秋田市在住の風間幸蔵さん。秋田県平和委員会前理事長。現顧問。 湯沢市在住の半田孝子さん。九条の会・ゆざわ事務局長。現日本共産党湯沢市議会議員。 当日は、開会の挨拶のあと、私の研究生活を振り返る内容のスライドを作成し、 もともとの研究テーマは1980年代から、「16ー18世紀ロシアの書籍文化史」であったこと、 その後の、憲法研究を紹介した。 そして、主賓お二人の挨拶のあと、乾杯。 前菜から食事をはじめ、しばらくの歓談の後、 出席者全員の簡単な紹介。 「岩田ファミリーとその仲間たちの会」のパーティでは、毎回、お客様にお願いするスピーチの他に、ピアノ演奏その他で、お楽しみ頂くことにしており、紙切りの林家小正楽さんにもおいでいただいたことがある。 今回は、滝澤愛子さんのピアノ伴奏で、市川恵美さんの「さとうきび畑」と、「乾杯の歌」 私も、一曲披露し、好評の「九条マジック」を楽しんでいただいた。 上丸氏は、開会の時刻前に到着した。 だが、会を時間通りに開会し、私がスライドの説明を始めると、 席を立って、誰にも断ることなしに、さかんに写真撮影を行った。 私たちのパーティでは、いつも写真係は、予め決めているので、 なにかパーティ出席ではなく、取材のために来ているようで、違和感があった。 宴たけなわになって、私は、一言スピーチをと促したが、彼は固辞した。 だが、せっかくだからと説得し、「早稲田九条の会」での上丸氏との出会いについて簡単にふれ、彼を改めて紹介した。 私は、間違って、朝日新聞の「論説委員」と紹介したところ、彼は「編集委員です」と、言い直した。 その違いについては、出席者の誰も分からなかったことと思う。 彼のスピーチは、私との関係には触れず、朝日新聞を代表してのお詫びが続いて終わった。 出席者は、大きな拍手をして、彼を激励した。 彼は、この日も『新聞と9条』については、一言も触れなかった。 午前11時半に始まったパーティは、レストラン側の人手不足が響いて、料理が出来るまでに時間がかかり、度々進行を伸ばしたため、3時半近くまでかかってしまった。 しかしながら、皆さんは、最後まで楽しんで下さった。 そして、上丸氏も最後まで参加していた。 その後、彼からの連絡は、途絶えた。 私は、さまざまな問題のあと処理に追われて忙しいのだとばかり思っていた。 (第十一回へと続く) 不整脈と胸の痛みに耐えながら、ようやく、ここまで辿り着きました。 明日、6月26日には、第十一回、第十二回を掲載します。 そして、朝日新聞編集委員の背信行為を明らかにします。 そのために、ここまでの前段が必要でした。 ******************************************** 『憲法書出版活動十周年記念パーティのご案内』(現物は、縦書き) いま、安倍内閣の「閣議決定による憲法解釈の変更」という暴挙により、憲法第九条が危機に曝されています。しかし、これは憲法違反であり、国民の総意ではありません。 私の本来の研究テーマは「十六世紀―十八世紀ロシアの書籍文化史」でしたが、二〇〇三年十二月に、合同出版の上野社長から『全国お郷ことば憲法9条』に収録する第九条のロシア語訳の依頼を受けて、そのために国立国会図書館に通い始めたのが、憲法研究のきっかけでした。 二〇〇四年六月三十日に『検証・憲法第九条の誕生』初版を刊行してから、今年で満十年を迎えましたが、この「初版への序文」において、私は次の見解を記しています。 「自衛隊の存在は明白な憲法違反である。その自衛隊の海外派兵、さらに多国籍軍への参加は、二重、三重の憲法違反である。小泉首相は、憲法解釈を捻じ曲げ、アメリカに追随し、米軍への軍事的支援を「国際貢献」と言い逃れをして、自衛隊派兵を強行した。だが、アメリカが強行したイラクへの侵攻が「大義なき戦争」であり、石油利権の独占を狙っての侵略行為であることは、白日の下に晒されている。 いま小泉政権が「国際貢献」と称して行なっているのは、イラク人に対する無差別の殺戮を続けている米軍への「殺人」幇助、市民生活の大規模な破壊と「捕虜」への虐待行為への支援にほかならない。彼らがどのように宣伝しようが、自衛隊派兵の根拠は、この現実からも、論理的にも、破綻している。」(中略) 「私は憲法学者でも、法学者でもない。だが、戦後の溌剌(はつらつ)とした民主教育を受けて育った主権者の一人として、憲法改悪の企みを黙って見過すことは出来ない。いま、ここで傍観者的な態度を取ることは、一生の悔いを残すことになる。事態は急を要するので、本書を自費出版(初版五千冊)することから私なりの行動を開始した。 国の内外に多くの犠牲者を出した侵略戦争の反省に立ち、現憲法に込められた平和への願いと、先人の論議を無にしてはならないし、二度と戦争はしてはならないのである。イラクとパレスチナでの武力の行使は憎しみと暴力の連鎖を生み、止まるところを知らない状況を作り出している。現実に合わせるために平和の理念を捨てるのではなく、今こそ現実を理想に近づけるための最大限の努力が必要である。」(後略)(二〇〇四年六月十二日) 初版の出版をきっかけに、講演の依頼が全国各地から相次ぎ、日本国内では、北海道から沖縄までの各地で百三十二回、韓国でもソウルを始めとする五都市での講演を行いました。 当初は全く予想も予定もしていなかった憲法書の出版活動は、別紙『憲法書出版活動十年の歩み』に示した通り四万五千冊に及び、また視覚障害者のための出版活動も行いました。 この十年間、いわば全力疾走を続け、実に様々な出会いがあり、多くの方々の善意に支えられ活動を続けて来ることが出来ました。 そして何よりも、妻・登美子、娘・紗織と良仁夫婦により支えられてきました。 このたび、日頃からの感謝の意を込めてささやかなパーティを開催することに致しました。 つきましては、ご出席を賜りたく、ここにご案内を申し上げます。 岩田 行雄 記 日 時 二〇一四年十月十一日 午前十一時半から 会 場 高田馬場フラットリア 三階 電話番号 〇三―三二〇五―九一八二 会 費 五千円 (黒沢シェフにおまかせのフルコース料理とワイン) お客様のお名前 ********************************************* 『憲法書出版活動十年の歩み』(2014年11月25日現在) ①『検証・憲法第九条の誕生―自ら平和条項を豊富化した論議の全過程』 2004年6月30日 初版 5,000冊(B5判、171頁)一冊500円(完売) 2004年11月3日 増補・改訂第二版第一刷 3,000冊(B5判、189頁) 同 (同) 2005年2月20日 増補・改訂第二版第二刷 2,000冊(B5判、189頁) 同 (同) 2005年8月15日 増補・改訂第三版第一刷 3,000冊(B5判、182頁) 同 (同) 2005年12月26日 増補・改訂第三版第二刷 2,000冊(B5判、182頁) 同 (同) 2006年5月3日 増補・改訂第三版第三刷 3,000冊(B5判、182頁) 同 (同) 2007年3月31日 増補・改訂第四版第一刷 3,000冊(B5判、175頁) 同 (同) 2007年9月2日 増補・改訂第四版第二刷 2,000冊(B5判、175頁)一冊200円 (同) 2008年10月12日 増補・改訂第五版第一刷 1,200冊(B5判、191頁)一冊300円(残30) ②『新しい憲法 明るい生活』(復刻版) 2004年12月~ 12,000冊(A5判、16頁) 一冊50円(完売) ③『新しい憲法 明るい生活』(点字版) 100冊(A4判)無料 日本点字図書館の協力を得て、2008年7月17日付けで全国80カ所の点字図書館に寄贈し、毎日新聞社が刊行する『点字毎日』で報道してもらい、希望者全員に贈呈しました。 ④『平和憲法誕生の真実―戦後の息吹を伝える物語のような資料集』 2008年4月12日 3,000冊(B5判、239頁) 一冊500円(完売・数冊保存) ⑤『外務省と憲法第九条―外務省極秘文書、内部文書を出発点に、内閣法制局、憲法問題調査委員会(通称「松本委員会」)、民間の憲法草案、GHQ文書を辿り、憲法制定過程の真相に迫る資料復元と時事解説の書』 2009年8月27日 1,700冊(B5判、287頁) 一冊200円 (完売・数冊保存) ⑥名大九条の会 東山・見付九条の会での講演記録 『憲法第九条はどのように誕生したか』(東山・見付九条の会 発行) 2011年12月20日 600冊(A4判、50頁) 一冊100円(完売・数冊保存) ⑦『心踊る平和憲法誕生の時代』 2013年3月31日 2,000冊(B5判、239頁)一冊1,000円(完売・数冊保存) ⑧『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』(『心踊る・・・』の改題・補訂第二版) 2014年5月31日 1,000冊(B5判、239頁)一冊1,000円 以上合計 44,600冊(印刷所による予備用のプラス納本数を加えると45,000冊を超える) 上記の他に日本点字図書館が運営するSAPIE(サピエ)図書館(視覚障害者のための電子図書館:機械音声による読書および拡大文字による読書が可能)に次の3点の著作を提供。 ①講演記録『憲法第九条はどのように誕生したか』(提供済み)。すでにアップされています。 ② 『心踊る平和憲法誕生の時代』(提供済み) ③『検証憲法第九条の誕生』(第五版)(提供済み) ******************************************** 憲法便り#439 2013年11月19日 ここに紹介するのは、私の本来の研究テーマである「16-18世紀ロシアの書籍文化史」に関するエッセーで、「日本18世紀ロシア研究会」からの依頼により、同会の年報No.8に寄稿したもの。 同会は、東京大学文学部スラヴ研究室に事務局を置き、現会長は、私が最も尊敬する研究者川端香男里先生。私も会員として、末席を汚している。 『私の18世紀研究』 岩田行雄 研究活動の出発点は、仕事の傍ら1978-1982年の5年間、国際労働運動セミナーを主宰したことにあります。伊、仏、スペインのユーロコミュニズム、ユーゴスラビアの自主管理、日本の労働運動、グラムシ研究を含めて、年間10回の講習会を開催。研究者のみならず、太田薫、岩井章など第一線で活躍した人々も招きましたので、責任感からこの間に、関連書籍および歴史書約500冊を読破しています。一方、仕事では、ライプニッツの初版本コレクション(大多数がラテン語)をはじめ、欧米の古書市場に出る稀覯書に関する解説書作成に重点を置いていました。この仕事上の興味から、1984年に誘われた私立大学図書館協会西洋古版本研究分科会(以下、古版本研究会)に特別会員として参加するようになります。古版本とは輪転機発明以前の、手挽き印刷機による本のこと。18世紀の世界の魅力に惹かれ、18世紀研究を始めた契機は、古版本研究会において一橋大学社会科学古典資料センターの生みの親で、社会経済思想史研究者の津田内匠先生と出会ったことにあります。このような経緯を辿っていますので、思考の根底には常に、西欧からの視点、西欧との比較があります。1985年に古版本研究会で研究発表を始めていますが、1993年10月に、一橋大学社会科学古典資料センター主催・第13回西洋社会科学古典資料講習会に招かれて講師を務めたことが、16―18世紀ロシアの書籍文化史研究の確立を目指す契機となりました。ただし、研究対象は書籍文化に限定せず、時間的には15世紀から19世紀、空間的には西欧にまで及びます。したがって、書籍文化史研究も下記のように多岐にわたります。 (1)マインツで発明された印刷術がヨーロッパ各地に伝播する過程。(2)出版地、出版年、印刷部数。著者の人物像。本のサイズとページ数。本の売れ行き。(3)印刷者の人物像、印刷所の所在地、印刷所内部での仕事の分担、働いていた人数と給料、印刷機の仕組みと印刷のスピード、使われた活字やイラスト。(4)紙と透かし模様。(5)本の装丁、製本の方法と材料。(6)本の価格と原価。販売した場所、流通ルート及び輸出入。(7)学術機関の蔵書形成。(8)「個人」の蔵書形成および蔵書票。(9)本の保管方法、盗難防止の方法。(10)書き込みの内容とその分析。 1997年に退職し、以後研究に専念。書籍文化、18世紀を起点とした研究で出版物に掲載された論文、および出版物に掲載されていない主な研究発表は次の通りです。ただし、論文が出版物に掲載された研究に関しては、掲載前後に行った口頭による研究発表の記録を省略しています。 1993.3 古版本研究会例会「18世紀ロシアにおける西洋文化の受容」(早稲田大学中央図書館、150分) 1993.10 一橋大学社会科学古典資料センター・第13回西洋社会科学古典資料講習会 「ロシアの書籍印刷-その始まりから18世紀初頭まで」(一橋大学、110分)。 1994.2 第65回日本イタリア友の会例会「イタリアとロシア-15世紀~19世紀」(御殿山コミュニティセンター、120分) 1994.3 古版本研究会例会「ロシアの書籍印刷-その始まり(16世紀)から18世紀末まで」(早稲田大学中央図書館、150分) 1994.11 「ロシアにおける書籍印刷(第1回):その始まりから16世紀末まで(第1章-第2章)」(『早稲田大学図書館紀要』第40号)。 1995.3 「ロシアにおける書籍印刷(第2回):17世紀ロシアの書籍印刷と流通(第3章章-第4章)」(『早稲田大学図書館紀要』第41号)。 1995.8 「ヴェネツィア人が見た15世紀のロシア ― バルバロとコンタリーニの旅行記より」(『南欧文化 第16号』)(*15世紀ヴェネト方言からの翻訳と解説) 1996.8 「ロシアにおける書籍印刷(第3回):第5章16-17世紀リトワおよびベラルーシ」(『早稲田大学図書館紀要』第43号)。 1996.11 西洋古版本研究会例会「レーニン図書館・本の博物館での研究報告」(早稲田大学中央図書館、150分)(*レーニン図書館からの招待による調査報告) 1997.5 日本ウクライナ研究会第6回研究報告会「ウクライナにおけるイワン・フョードロフの書籍印刷-出版物の内容と国外への伝播について」(東京大学教養学部(以下、東大教養)、45分&質疑15分) 同 大東文化大学地中海研究会「15世紀ヴェネツィア人によるドン河下流域のクルガーン(古墳)盗掘について」(ナウカ本社会議室、120分) 1998.9 「蔵書に見るヤコブ・ブリュース ― あるピョートル大帝側近の実像」 (ユーラシア研究所編『ユーラシア研究第19号』)。 1999.3 「ロシアにおける書籍印刷(第4回):第6章16-17世紀ウクライナにおけるキリル文字による書籍印刷」(『早稲田大学図書館紀要』第46号)。(*次号より予算削減のため年2回刊から年1回刊になるので、連載を辞退) 2000.3『「ピョートル大帝蔵書」とロシアの書籍文化』(一橋大学社会科学古典資料センター Study Series No.43)。(*上記連載第5回以降の基礎的資料を含める) 2000.10「1581年刊『オストローク聖書』出版の経緯と天理図書館所蔵本について」(『ロシア史研究』第67号) 2001.3「フランス革命とロシア」(『専修大学人文科学年報』第31号) 2001.5「ロモノーソフ蔵書の運命」(『ロシア史研究』第68号) 2001.10 ロシア思想史研究会「パーヴェル・アレクサンドローヴィチ・ストローガノフの生涯と思想」(早稲田大学文学部、報告90分&質疑30分) 2001.11 早稲田大学現代政治経済研究所・ロシアと西欧関係史研究部会「パーヴェル・アレクサンドローヴィチ・ストローガノフ伯爵の生涯と思想より―フランス革命下のパリ滞在記を中心に」(早大現政研、報告90分&質疑40分) 2002.11 日本ウクライナ研究会第17回研究報告会「キリッル・グリゴーリエヴィチ・ラズモーフスキーの生涯:その功績と限界」(東大教養、60分) 2002.12 書物史研究会「ゲオルギ著『ロシア帝国内に居住するすべての民族の生活様式、信仰、風習、住居、衣服、その他の特色のある事柄の記述』について」(明治大学図書館、報告120分&質疑30分) 2004.3「ロシアの法典編纂事業とバルギヤンスキー ― ウィーン大学出身法学者が果たした役割」(鈴木健夫編『ロシアとヨーロッパ:早大現政研研究叢書19』) 2004.9 ロシア思想史研究会「18世紀ペテルブルグ科学アカデミーの外国人支配からの脱却について―シュマーヘルとロモノーソフを中心に」(河口湖、報告40分&質疑20分) 2005.5「読書と“書籍収集”に見るエカテリーナ2世」(東京外国語大学スラブ系言語文化研究会『SLAVONIC STUDIES СЛОВИАНА 20号』) 2005.9 日本18世紀ロシア研究会「18世紀ロシアの国民学校開設 ― その教科と時間割について」(一橋大学、報告40分&質疑20分) 2005.11 日本ウクライナ研究会第20回研究報告会「幻に終ったフランス人亡命者軍事コロニー建設計画―フランス革命とロシアの関係史秘話」(東大教養、60分) 2006.10 日本ロシア史研究会大会「試論・ピョートル1世《大使節団》の構成と行程の検証」(明治大学,報告25分&コメント・質疑25分) 18世紀ロシアの研究は現在中断しています。それは2004年1月以来、日本国憲法成立史の実証的研究にとりかかり、憲法書3冊(合計29,000冊)、パンフレット1点(12,000部)を自費出版し、韓国講演もふくめ130回を超える講演を行っていたためです。しかし、2012年にはロシア研究を再開したいと考えているところです。 *以上は、2011年末までに書いたものです。今年になって、憲法に関するブログに力を注いでいたため、ロシア研究に戻れなかったので、来年には日本国憲法制定過程に関する論文執筆の傍ら、徐々にロシア研究にも取り組まなければならないと思っています。
by kenpou-dayori
| 2015-06-25 16:30
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