2015年10月17日(土)(憲法千話)
憲法便り#1446:戦時中の米軍ビラとされる『マリヤナ時報 昭和20年7月23日号』を入手しました!太平洋戦争末期に、米軍は、日本に対してさまざまなビラを空中からまきました。
その中のひとつとされる印刷物に、『マリヤナ時報』があります。
サイズはほぼA4に近い、新聞の体裁を整えた2頁建てのもので、ビラという印象とは違った、大きいものです。
日本の軍部がいかに情報を統制しようとも、日本の敗北が決定的であることは、米軍ビラによって、明らかにされていました。
日本国内の情報を統制し、国民を支配する構造は、昔も今も変わりません。
いや、現在の安倍政権が、戦前の支配構造そのものを模倣していることを強く感じます。
論文執筆終了の時点で、国立国会図書館憲政資料室に寄贈することを考えております。
「私蔵」は、「死蔵」に通ずる、との考え方からです。
戦争が如何に無謀で、残酷で、非人間的なものであったかを伝え、多くの方々に利用していただくためです。