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岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2015年 10月 21日

憲法便り#1450:「山口8県議が「『立憲主義』を考える山口県議会議員連盟」の8議員皆さんへの手紙

2015年10月21日(水)(憲法千話)

憲法便り#1450:「山口8県議が「『立憲主義』を考える山口県議会議員連盟」の8議員皆さんへの手紙

去る10月15日に以下の手紙を出しました。すでにお手元に届いたことと思いますので、公表いたします。


2015年10月15日
          様
拝 啓 
2015年10月10日付『しんぶん赤旗』一面で、山口8県議が「『立憲主義』を考える山口県議会議員連盟」設立の報に接し、大きな喜びとしております。
そこで、議員連盟の皆様に敬意を表し、初めての手紙を差し上げることに致しました。東京在住の憲法研究者・岩田行雄(いわた・ゆきお)と申します。

私は、30年来、「16-18世紀ロシアの書籍文化史」を研究テーマとしておりましたが、2003年12月に、合同出版上野良治社長から『全国お郷ことば憲法9条』に収録する第9条のロシア語訳の依頼を受けたことがきっかけとなり、本来の研究とは別に、憲法研究を今日まで続けてまいりました。
そして、研究成果を皆さんに安価で提供するため、自費出版を続けて来ました。
その結果、別紙の通り、自費出版の憲法書刊行は8タイトル約4万5千冊にのぼりました。
それと同時に講演も、北海道から沖縄まで、そして韓国5都市での講演を含め、139回に及んでいます。
現在は、史実に基づいて「押し付け憲法」論を打破し、明文改憲を阻止するため、『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』の普及に取り組んでいます。

本書は、戦後刊行されていた65紙等に基づいた実証的な研究です。
この執筆のため、北は宮城県図書館から、南は鳥取、香川、徳島各県立図書館、広島市立図書館まで調査に出向いています。
残念ながら、山口県に関する情報が乏しかったのですが、当時の日本国民が、平和国家、文化国家、民主国家を目指して、戦後の復興を図りながら、日本国憲法の誕生を心から歓迎していたことが良く判ります。

カタログ、表紙、「はじめに」の4頁から7頁を同封致しました。
「はじめに」は、安倍首相の暴走を煽った石原慎太郎議員の代表質問と、全く不勉強な安倍首相の答弁を再現したものです。皆様の研究会、また支持者の方々に広めていただければ、幸いに存じます。
ちなみに、以前、山口県内から15冊のご注文をいただいた葉書に、「私たち浄土真宗の僧侶・門徒の有志で『念仏者九条の会・山口』を結成し、第九条を守りたいと活動しています」とありました。

ご参考までに、国立国会図書館ホームページの『日本国憲法の誕生』のリーフレットを同封致しました。殆どの原資料を見ることが出来ます。
また、私の著作について、及び研究の一部は、ブログ『岩田行雄の憲法便り』でご覧いただくことが出来ます。   
文末になりましたが、皆様のご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。敬 具

岩田行雄(いわた・ゆきお

住所及び電話番号とFAX番号

by kenpou-dayori | 2015-10-21 22:22 | 今日の話題


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