2015年12月13日(日)(憲法千話)
憲法便り#1467:早稲田大学同期の友人からの喪中はがきで知らされた戦争の悲劇毎年、11月の中旬から「喪中はがき」と届く。
誰もが、いつかはむかえる人生の終わり。
ひとそれぞれの人生がある。
いつも年賀状が届く早稲田大学時代の同期の友人N君から、
十二月上旬に、喪中はがきが届いた。
御母堂が、97歳の生涯を閉じたことの後に、
次のように綴られていた。
「戦火に引き裂かれた、初恋の夫との人生を、
いまにぎやかにやり直していることでしょう。」
「私たちも「戦争法廃止」の署名を集めています。」
私は、久しぶりに、N君に電話をかけた。
彼の母は、再婚をせずに、女手一つで、子供たちを育てた。
そして、彼を早稲田大学に進ませた。
私たち戦前生まれの「昭和世代」には、戦争の記憶は、
自分自身の人生と重なりあっています。
戦争を美化してはならない!
戦争を繰り返してはならない!
我々は、戦争を忘れない!
そして、9・19を忘れない!