2016年11月28日(月)
憲法便り#1862:むのたけじさんの言葉「始めに戦え 終わり笑え」
ジャーナリスト・むのたけじさんは、2016年8月21日、101歳で逝去された。
9月24日に、早稲田大学大隈記念講堂大講堂で、シンポジウム「ジャーナリスト・むのたけじの魂を継承する~むのたけじさんをしのぶ」が、早稲田大学 大学院政治学研究科 ジャーナリズムコースの主催で開催された。共催は、「むのたけじさんを偲ぶ会」実行委員会。
新聞報道で、「葬儀をやるくらいなら、自分の書いたものでも読んで勉強してくれ」という、むのさんの言葉を知り、出席するつもりはなかった。
しかしながら、むのさんの姪にあたる知人が親族として参加することを聞いて、会場まで足を運んで、記帳を済ませ、会場入口に展示されていた、色紙や著書、そして車椅子をしばらくのあいだ見ていた。
色紙の中で、一番気に入った言葉は、「始めに戦え 終わり笑え」であった。
そして、読んでみたいと思った著書は、『99歳一日一言』。
わたしは、会場には入らず、高田馬場駅前の向かい、『99歳一日一言』(岩波新書)を購入した。
はじめに、「著者の願い」が、つぎの書き出し始まっていた。
「この本を受けとめて下さったあなたは、もちろん私の友です。この本をあなたの親友にして下さい。この本の居場所に本棚はふさわしくありません。普段着のポケット、労働着や学生服のポケット、生活現場のどこかの一隅などがふさわしい居場所です。著者の私が敢えて言いますが、この本の中には、これこそ人生の真実、歴史の証言と言える言葉があると確信します。」
このあとは、ご自分で、書店か図書館で、確かめて下さい。
素晴らしい言葉がぎっしりと詰まっていますので、それらの中から、
今後、少しずつ紹介をしたいと思っています。