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岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2017年 01月 07日

憲法便り#1904:年頭20話(その16)評判の映画『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』を見ました!

2017年1月7日(土)

憲法便り#1904:年頭20話(その16)評判の映画『トランボ ー ハリウッドに最も嫌われた男』を見ました!

年末の12月29日に、映画『トランボ ― ハリウッドに最も嫌われた男』を見ました!

12月28日に、豊洲新市場問題に関する資料を小池都知事と日本共産党都議大山とも子さんに届けて、一段落したので、年末にも関わらず、妻の了解を得て、翌12月29日に休息のため、映画館に行きました。
疲れていて、居眠りをしてしまったため、もう一度観て、話が完全につながったという次第。

ダルトン・トランボについては、以前から知っていましたが、うかつにも、彼の伝記が映画化され、日本でも上映されていたことは知りませんでした、たまたま散歩の時に早稲田松竹の前を通って上映中であることに気が付き、観てきました。

第二次世界大戦後、ソ連との間に冷戦が始まった時代のアメリカで、マッカーシー上院議員を中心に吹き荒れた、「赤狩り」に対して、いかなる攻撃にも屈せず、投獄にも耐えて、偽名で脚本を書き続け、遂には反共攻撃に打ち勝ったという、感動的な実話です。

宣伝文句には、「『ローマの休日』を生み出した脚本家の真実の物語」と書かれていました。
しかし、彼はそれのみならず、オットー・プレミンジャー監督による『栄光への脱出』、カーク・ダグラス主演の『スパルタカス』の脚本をほぼ同時期に完成するという、離れ業をやって遂げます。

この映画で知ったことがいくつかあります。
ドナルド・レーガンが俳優組合の中で、赤狩りに積極的だったことは知っていましたが、ジョン・ウエインが映画人の赤狩りの先頭に立っていたこと、ロバート・テイラーも赤狩りに積極的に協力していたことは、初めて知りました。
独特な存在感のあるエドワード・G・ロビンソンが仲間を売ったことも衝撃的でした。

それとは反対に、グレゴリー・ペックや喜劇俳優ダニー・ケイが、赤狩りに反対する運動をしていたことも知りました。
グレゴリー・ペックがアカデミー賞の候補にならなかったこともうなずけます。

まだ、これから上映する映画館もありますので、是非とも、おすすめしたい映画です。

なお、映画『トランボ ー ハリウッドに最も嫌われた男』公式サイトにはリンクが出来ませんので、映画の題名を入力してアクセスしてください。さまざまな情報が掲載されています。


by kenpou-dayori | 2017-01-07 21:36 | 音楽・舞台芸術・芸能・映画


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