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岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2017年 11月 24日

憲法便り#2229:11月20日(月)、「生活と憲法研究会」(早大生有志)主催の「憲法カフェ」に始めて参加しました!

2017年11月24日(金)(憲法千話)

憲法便り#2229:11月20日(月)、「生活と憲法研究会」(早大生有志)主催の「憲法カフェ」に始めて参加しました!

弁護士の藤原家康さん(あすわか、東京1区市民連合)からのお誘いを受けて、「憲法カフェ」に初めて参加した。

主催は、「生活と憲法研究会」(早大生有志)
共催は、「明日の自由を守る若手弁護士の会」(あすわか)

スピーカーは、チラシに書かれている、海江田万里さん、黒田朝陽(女性)さん、藤原家康さんの三氏。
この3人の話のうち、最も印象に残ったのは、現在の若者の会話を反映した黒田朝陽さんの話しです。

疲れていたので、充分なメモは取れていませんが、記憶に基づいて大まかに述べます。

「生活と憲法研究会」では、活動の一環として「新宿街角アンケート」も行っています。

憲法改正についてのアンケート結果は次の通りです。(合計126人)
変えた方が良い  16人
急ぐ必要はない  44人
変えない方が良い 66人

こうした活動の一方で、日常的には、政治的な会話がなかなか成立しません。
今回の総選挙で、投票に行かなかった友人もいます。
「いまの生活が良ければ、それでいいじゃない」とい傾向が強く、それ以外には、あまり考えない。

ところが、ある友人との会話で、次のようなことがあった。
友人の同意を得て、名前を伏せて、実際のスマホの画面を写しながらの話は、まさに、日本の政治、経済のありようを鋭く写しだすものであった。
ある日、友人がアルバイトをしている店の店長から、急に休みをとるアルバイト店員が出たために、短時間でも出勤してくれないかと頼まれたという。写しだされた勤務のシフトの表は、空欄がほとんどで、埋まらないところは、すべて店長が自分でカバーしなければならない。
友人は、予定があるので、店長が気の毒とは思ったが、出勤を断った。
この実情の背景には、近くの同業他社が、アルバイトの時給を50円上げたため、アルバイトの店員が、つぎつぎとそちらに移ってしまったという。
この状態が続けば、店長が「過労死」してしまう。
「これって、まさに、人権問題、憲法が定めたことに反しているのではないか?」という問いかけであった。

会場からの若い女性の発言にも、衝撃的なものがあった。
彼女は、アルバイト先で、10人ほどが集まっているところの会話で、まるで「ヘイトスピーチ」と変わらない発言をする人がいたので、それを諌める発言をしたのだが、誰一人として彼女に同調して発言する人はなく、彼女は孤立無援の状態になってしまったという。

「ヘイトスピーチ」が日常生活の中で幅を利かす、これはまさにファシズムの始まりである。

今回は、初めての参加だったが、若者たちの置かれている、政治的、社会的、文化的状況が、かなり深刻であることが判った。
これからも機会を見て参加したいと思う。

以上の他にも発言があったが、今日はここまでにしておきたい。


チラシの写真は、海江田万里さんです。FAXで送ってもらったので、不鮮明ですみません。
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by kenpou-dayori | 2017-11-24 11:58 | 集会参加


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