岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞

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2017年 11月 25日

憲法便り#2228:11月21日午後、東大駒場で、小森陽一さんに初めてお目にかかりました!

2017年11月25日(土)(憲法千話)

憲法便り#2228:11月21日(火)午後、東大駒場で、小森陽一さんに初めてお目にかかりました!

11月20日(月)に、東大駒場の事務室に電話をかけ、小森先生に私の著作をお届けしたいこと、そして出来ることならば、お目にかかりたい旨を、事務室の方に伝えました。

お目にかかりたい理由は三つありました。
ひとつは、以前、読みたいとおっしゃっていたと聞いた、拙著『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』をお届けすること。
二つ目は、私が1997年末まで、30年間働いたナウカ株式会社が、後に倒産した際に、「あの会社は大切な会社だから、支援しなければならない」とおっしゃっていたことを聞いて、いつかお目にかかって、直接お礼を申し上げたいと思っていたこと。

この二つのことは、昨年、Y君から聞いた話しです。Y君は、10年ほど前に、韓国からの留学生を集めた「岩田ゼミ」で、まとめ役をしてくれた青年で、現在は、東大の大学院生で、いまは井原西鶴の研究者として、国際的な研究会にも参加して、研究発表を行っている。

ナウカについては、私が退職してから7年ほど経ってのことで、現在営業を続けている「ナウカJapan」は、まったく別の法人ですが、そのお気持ちがとても嬉しい話でしたから、一度お目にかかって、直接心からの感謝をお伝えしたいと思っていた。

三つ目の理由は、本日、11月25日午後6時から、千葉県佐倉市の佐倉市志津コミュニティセンターで開催される講演会において、出来ることならば、会場で販売されている拙著2点、『検証・憲法第九条の誕生』(第六版)および『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』をご紹介いただきたいというお願いをすることでした。

これは、『憲法便り#2234〉ですでに紹介した、私の妻が『しんぶん赤旗』に投稿した記事を読んだIさんが、上述の拙著を10冊づつ注文して下さったのですが、講演会当日に、入り口の受付の机の上に並べて販売したいとのこと。そして、「もしも、小森先生からご紹介いただければ、売れ行きも違うかもしれませんね」と、電話の向こうでつぶやくようにおっしゃった言葉が、耳に残りましたので、今回の行動に移った次第です。

11月21日(火)午後2時半から授業があると聞いていましたので、午後2時少し前に事務室を訪ねた。
前日、電話を受け、FAXも先生に取り次いで下さった女性職員の方が、迎えて下さった。
彼女は、「FAXは確かに、小森先生にお渡ししました。今日は、先生はまだお見えになっていません。お忙しいので、こちらに寄らずに、授業に向かわれるかも知れません。」
私は、そうしたことも予想していたので、事務室の机をお借りして、あらかじめ用意をしていた便箋に手紙を書きはじめた。
2時半少し前に、便箋3枚の手紙を書き終え、『検証・憲法第九条の誕生』(第六版)および『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』と共にお渡しいただきたいとお願いして退室しようとしたが、彼女が用事で席をはずしていたので待っていた。

そこへ、「小森です、間に合って良かった!」と、いつも新聞やチラシで写真を見慣れた先生が!

何という幸運!

私は、慌てて挨拶をし、先生に手紙と本を手渡した。
そして、なによりも、まず、ナウカを気にかけていただいたことへのお礼を申し上げた。
すると先生は、「当たり前のことですよ」「私の先輩の、佐藤さんのこともあるしね」とおっしゃった。
佐藤さんとは、ロシア語の佐藤純一先生のことだ。

そして、「この本はどうすればいいの」と質問なさったので、
私は、「これは先生に差し上げます」と答えた。

ついで、先生は「これを宣伝すればいいの?」とおっしゃったので、
私は、「宜しくお願いします」と答えた。
先生は、即座に「分かりました」。

私は、最後に、
「先生には、来年1月15日にまたお目にかかります」と言った。
すると、先生が「何だっけ」と、おっしゃったので、
「俳優座の公演『いつもいつも君を憶(おも)ふ』で、先生のスピーチ(アフタートークのこと)がある日です」「もう切符を買ってあります」と答えると、「ホッ」という表情で、私の顔をご覧になった。
『いつもいつも君を憶(おも)ふ』は、女優・有馬理恵さんが制作・出演する作品で、小森先生は「女優・有馬理恵を応援する会」の会長をなさっている。

小森先生の話し方は、とても気さくだった。
時間にすれば、わずか2分ほどだが、私にとっては、濃密な会話だった。

先生が事務室を出て行かれた後、私は職員の方に挨拶をしてから退出するために待っていた。しばらくして彼女が戻ってきたので、手紙を書いているときから気になっていた、机の上にある『漱石辞典』をちょっと見せてもらうことにした。

ちょっとだけのつもりだったが、面白いので、20分ほど読ませていただいた。
辞典というと「引く」という言葉が浮かぶが、この辞典は「読む」本である。
小森先生の本業にも、少しはふれてみてはいかがか?
かく言う私も、正直なところ、初めてである。

面白いので、昨日、新宿区立鶴巻図書館で借りてきた。
下の画像は、その現物をスキャンしたものである。

執筆者は、298人。
人が多くなればなるほど、文体や、研究のレベル、原稿執筆の早い人、遅い人など様々な問題があって、それはそれは、大変な仕事なのである。

平和憲法を守る闘いをなさっている皆さんにも、一度は手にとって見て欲しい大作です。
ここでは、評価ではなく、概要についてふれておきます。

『漱石辞典』翰林書房)について

2017年5月24日初版第一刷
定価=本体7,800+税
829頁

編集
小森陽一
飯田祐子
五味渕典嗣
佐藤泉
佐藤裕子
野網摩利子

執筆者298人

目次
時代
生活空間
土地
性愛
身体感覚・情緒
思想・思潮
メディア
作品
よむ・みる
文学用語
付録
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by kenpou-dayori | 2017-11-25 16:35 | 新たな出会い


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