2018年1月9日(火)(憲法千話)
憲法便り#2301:明日から、「神社と憲法」の連載を始めます!
「憲法便り#2239:東京新聞の「改憲に異 異端の宮司」という記事を読んで!」で紹介した二人の宮司さんのうち、愛知県清須市清州日吉神社の宮司三輪隆裕さんからお手紙をいただいたことは、すでに『憲法便り#2244』で、紹介している。
そして、昨年暮れには、三重県伊賀市新道の神明神社から、神明神社社務所名で、質問を含む、鄭重な礼状をいただいた。
文面には、次のようにあった。
「神社の古い書類を整理しておりましたところ、五月三日を憲法記念日としてお祭りをしていました(いつ亡くなったかは不明)、たぶん、神社本庁が憲法記念日用の祝詞(しゅくし)を全国の神社に送っているはずです。当神社にそのは祝詞は保存されていません。何かの機会があれば調べていただければ、幸いです。」
手紙を受け取った時点では、国立国会図書館はすでに年末年始の休業期間に入っていたので、取りあえず、インターネットで確認出来たことを、FAXでお知らせした。
私は質問を受けるとすぐに答えることにしている。何かの機会などと考えていると、いつになるか分からないからである。
だから、年明けを待って、1月6日(土)と、今日、1月9日に、国立国会図書館の新聞資料室、および憲政資料室で調査を行った。
私の著書『世論と新聞報道が平和憲法を誕生させた!』の中で、すでにふれていたこともあったが、当時の神社本庁は、現在と違って、仏教やキリスト教を始め、他の宗派とともに、日本国憲法を普及する活動に参加していたことも分かった。
神社本庁のみならず、私が調査した身近な神社の話題も含めて、何回かにわたって、「神社と日本国憲法」と題して、原資料に基づいて、連載記事を書くことにします。