2018年2月6日(火)(憲法千話)
憲法便り#2427:映画『ヒトラーに屈しなかった国王』を観て!(2月7日加筆)
私は、2014年6月に『ヒットラー来たり、ヒットラー去る』と題する、2時間にわたる一人芝居を上演したことがある。ナチス政権の時代に、ベルリン特派員だった『朝日新聞』の守山義雄さんの著作を基にして、私が台本を作っている。
その中で、ずっと気になっていた国々のひとつにノルウェーがあった。
今回、不足していた情報を補うために、今回の映画鑑賞となった。
私は、5歳の時から、映画を見て育った。
だから、映画鑑賞歴は、およそ70年になる。
今日観た映画は、私の人生の中で、10指に入る名作といえる。
ノルウェイの映画は、初めてだが、戦争映画なのに、人が死ぬ場面がなかった映画も初めてである。
日本では、映画でも、テレビでも、毎日多数の人間が殺される場面がある。
だが、この映画には、ない。
ただし、ドイツ空軍機が、低空を飛び、爆弾投下や、機銃掃射をしてくる場面では、
私は、疎開先の福島県小名浜で、米軍の爆撃を受けたことを昨日のことのように思いだした。
そして、激しい動悸がした。
ストーリーは、これから観る予定の方のために、詳しくはふれない。
日本には、いま、大国主義、軍国主義が台頭してきている。
小国は、大国の言うことに従えという風潮が蔽い始めている。
だが、この映画のノルウェイ国王は、ヒトラーに屈しなかった。
祖国の民主主義を守り、プライドを守った。
是非、ご覧になることをお勧めしたい!