2018年2月25日(日)(憲法千話)
憲法便り#2459:特定機能病院の、医師の長時間労働について考える!(特定機能病院一覧表その他、加筆版)
安倍内閣は、データねつ造で、根拠が崩れた「働き方改革」法案の国会提出を断念し、
以下に示す、国民の命にかかわる特定機能病院の医師たちの長時間労働問題を早急に解決すべきである。
2018年2月24日付『東京新聞』朝刊は、一面トップで、共同通信が入手・配信した関係資料をもとに、
「医師の長時間労働」「特定機能病院7割に勧告」「13~17年 違法残業で労基署」と報じた。
インターネット上では、ロイター通信、沖縄タイムスも、すでにこの問題を取り上げている。
日本全国の医療の中枢をになっている大学病院等の現状がこれでは、由々しき事態である。
東京新聞の記事では、関東の21特定機能病院の名前が公表されている。
すべて、その名を知っている有名病院ばかりだ。
そこで私は、まず、厚労省のホームページで、「特定機能病院」について、どのように定義されているのかを調べてみた。
特定機能病院制度の概要に、趣旨、役割、承認要件が簡潔にまとめられているので、下記をクリックして見ていただきたい。
そして、次に、全国にある、特定機能病院のリストを調べてみた。そして、東京新聞の報道を参照して、リストに書き込みを行った。
書き込みをしたリストは、この記事の末尾に掲載するが、厚労省のホームページにリンクするようにもしてある。
報道によっては、現在の特定機能病院は、82となっているが、
2017年4月1日現在では、85だった。
東京女子医大は、この指定から外されているが、他の病院については、分からない。
今年の4月1日時点で、新たなリストが公表されると考えている。
医師が長時間労働で、研究の時間も取れないようでは、
特定機能病院としての水銃は、維持できないと思う。
医師を人として扱わない病院が、患者をどのように扱うのかを考えてみただけでも、
ぞっとするような話だ。
早急な改善を要望したい。
【厚労省作製の特定機能病院一覧】
『東京新聞』の記事をもとに、リストに次の加筆をした。
●印は、是正勧告を受けた関東の、21特定機能病院
●④は、勧告が4回繰り返された、5特定機能病院。
勧告後の具体的な改善について、一部報じられていることもあるが、
全体については、まだ情報を把握していない。